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2018.9.26

アート業界にも活用されるブロックチェーン

アート業界にも活用されるブロックチェーン

仮想通貨を支える技術として一躍注目を浴びているブロックチェーン。以前、『不動産業界における、ブロックチェーンの活用事例』について紹介させていただきましたが、最近では”アート業界”でもしばしば活用されているようです。

今回は、アート業界におけるブロックチェーンについて、用途/事例を紹介しながら解説していきたいと思います。

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アート業界×ブロックチェーン

ブロックチェーンの導入が進み、最近ではアート側のビジネスモデルにも大きな変化を与えていると言われています。昨年はブロックチェーン上のデジタルアートである「デジタルクリプト・アート」が取引されたことが大きな話題となり、これまで無限に複製することが可能で市場の確立が困難だったデジタルアート産業から、デジタルコンテンツがコレクターズアイテムとして成立する土台をクリプト・アートが築いたとして、今後のアート市場の流れを大きく変える第一歩となったと捉えられています。

ブロックチェーン上のデジタルアート

ここでは、先に触れたブロックチェーン上のデジタルアートについて2つほど紹介します。

Maecenas

Maecenas」は、トークン「ART」を用いて、印象派、近代・現代アートといったアート作品の取引を行うことができるプラットフォームです。アート作品と結びついた改ざん不可能なデジタル証明書をブロックチェーン上で作成し、証明書をMaecenas上の取引所で売買することができます。Maecenasは、今年の6月にアートのブロックチェーンプラットフォームが、世界で初めて仮想通貨アートオークション開催したとして話題となりました。

Dada.nyc

ニューヨークのソフトウェア企業である「Dada.nyc」では、サイト上でアーティストがクリプトアートの販売を行っています。コレクターは購入ができるだけでなく、所有作品を売ることもできるのが特徴であり、ブロックチェーンテクノロジーを使ってデジタルアートを収集&作成できる分散型ソーシャルネットワークとして、現在注目を集めています。

クリプト・アニメ

デジタルアート作品販売による「クリプト・アニメ」は、日本アニメ『ずんだホライずん』および『東北ずん子』の希少なアニメ&キャラクターアート作品を使用し、最新のブロックチェーン技術を使用した「デジタルクリプト・アート」を世界で初めて販売しました。

今回のプロジェクトでは、史上初となる世界中のアニメファンと仮想通貨保有者たちが、「イーサリアム」のブロックチェーン技術によるデジタル通貨「イーサ」を通じて、デジタルアニメのアート作品を売買することができ、「クリプト・アニメ」の収益の一部を東北復興支援として寄付します。

「クリプト・アート」はブロックチェーンに記録された希少なデジタルアート作品であり、現実の商品のように売買することが可能です。各作品には、アーティストやクリエイターの制作によるものであるという証明と所有者の記録が刻印され、スタジオの公式サイト上で所有者の名前が掲載されるオプションもあり、正式に「クリプト・アート」の所有者として認められます。

参照: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

スタートバーンの事例

アート×テクノロジーを軸にいくつかのアート事業を展開している「スタートバーン」は、今年7月5日、UTECを引受先とする第三者割当増資により、およそ1億円の調達を行ったことを明らかにしました。同社では今後以下の3つの新事業に取り組む予定です。

  • 文化・芸術品の管理に特化したアート×ブロックチェーンネットワークの構築
  • ネットワークと連動する自社サービス「Startbahn BCM(仮称)」の開発
  • アート領域以外の事業者も含めたブロックチェーン事業の共同開発

スタートバーンは、アート・ブロックチェーンネットワークの試験運用を9月末より開始し、アートの製作者情報や真贋情報を載せていき、2019年から正式にサービスを始めていく予定です。

アート・ブロックチェーンネットワークを通じて、多岐に渡る情報が含まれる美術品の来歴や作者情報などの情報を保存していきます。制作年や作者の情報、本物か偽物かの情報などのデータを、改ざんが困難なブロックチェーン上に保存しておくことで、芸術家やアートサロンなどでの活動をサポートしていくのが、スタートバーンが理想とする未来予想図です。

ブロックチェーン技術を活用することで、アート作品が他のサービスで転売されても作者に資金が届くようになるといいます。

参照: https://jp.techcrunch.com/2018/07/05/

海外での動き

実は海外ではすでにアート市場の問題解決にブロックチェーンを活用したスタートアップが増えてきており、特にアート作品の真贋鑑定や来歴管理などはブロックチェーンの対象としてよく扱われ、「Codex」や「Verisart」などのサービスが注目を集めています。アート業界ではトレーサビリティだけでなく、国際送金やエスクローの仕組みなど、ブロックチェーンへの関心度や期待値は高いそうです。

ブロックチェーンを通じて芸術家たちの仕事を保護するだけでなく、アート業界全体に革命を起こすことを目指しています。GoogleやMicrosoftなどの大企業がブロックチェーンをベースにした取り組みを行ったように、アート業界自体が収益性の高い業界に成長していくことが期待されているようです。

参照: https://jp.techcrunch.com/2018/07/05/

まとめ

アート業界はかねてから贋作が多く、作品の値段に関しても所持者によって大きく左右されることから、真贋鑑定や来歴管理の分野においてブロックチェーンととても相性が良いと言われています。先に述べたように、海外ではアート業界の課題解決を目的にさまざまなブロックチェーンスタートアップが増えてきており、今後国内でもアート業界全体における民主的な運営に期待の声が寄せられています。

ブロックチェーンについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください!

ブロックチェーンとは何か? その起源や仕組みを解説します

ブロックチェーンとは?仕組みやメリット・デメリットを解説します

不動産業界における、ブロックチェーンの活用事例

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