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2018.11.28

新規事業アイデアには価値はない?アイデアより大切な事(2020年1月6日更新)

新規事業アイデアには価値はない?アイデアより大切な事(2020年1月6日更新)

「世の中を変えるインパクトのある新規事業を創るには、誰も思いついていないような斬新なアイデアが必要」、新規事業立ち上げや支援に携わっている方なら、誰もが一度はこのように考えたことがあるのではないでしょうか。

しかし、新規事業においてアイデア自体の良し悪しが成功確率に与える影響は思っているよりもずっと小さいのです。
極端な話ではありますが、アイデアや構想を語ることは誰でもできるので、それだけでは世の中に何の価値も生まれません(アイデアが重要ではない、という意味ではありません)。
本記事では、新規事業立ち上げにおいて、「実行」が「アイデア」よりも大切な理由を事例を用いて説明していきます。

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実行にこそ価値がある

新規事業を創るには何が大切なのでしょうか。
結論から言うと、それは
「実行/執行=エグゼキューション」です。
ベンチャー・キャピタリストのデービッド・ローズが、起業家のデレク・シヴァーズのブログを引用し”実行”について興味深い事をブログに書いています。

【アイデアの価値】

Awful idea(どうしようもないアイデア) -100円
Weak idea(イマイチなアイデア) 100円
So-so idea(まずまずなアイデア) 500円
Good idea(良いアイデア) 1,000円
Great idea(すごく良いアイデア) 1,500円
Brilliant idea(素晴らしいアイデア) 2,000円

【執行/実行=エグゼキューションの価値】

No execution(実行していない) 100円
Weak execution(イマイチな実行) 100,000円
So-so execution(まずまずな実行) 1,000,000円
Good execution(良い実行) 10,000,000円
Great execution(凄く良い実行) 100,000,000円
Brilliant execution(素晴らしい実行) 1,000,000,000円

(参照:Ideas are just a multiplier of execution (https://sivers.org/multiply))

実行されない素晴らしいアイデアを思いつくよりも、今あるアイデアで高いレベルの実行する方が、良い事業創出につながることを示しています。
ここを勘違いしてしまい、実行せずにアイデア出しを続けるだけになることで、新規事業立ち上げが進まないケースが多く見受けられます。

斬新なアイデア創出に固執しない

当然ではありますが、どんなに革新的なアイデアを思いついても、それが実行されなければ成功する確率は0%です。
また、たとえそのような革新的なアイデアを思いついたとしても、世の中ではすでに100人以上が同じようなアイデアを思いついていると言われています。

実行すれば必ず成功するとは限りませんが、たとえ失敗したとしても、その失敗から学び・改善し次のアイデアへ活かしていくサイクルを回していくことで、事業の成功率は上がっていきます。
1つのアイデアで成功させようと考えていると、失敗を恐れて完璧なアイデアが出てくるまで動けないものです。
失敗をある程度許容し、実行し続けながら事業の成功を目指す中長期的な視点をもつことで、実行のハードルを下げることができます。

また、素晴らしいアイデアを思いついたとしても、そのアイデアが1つの修正もなく新規事業が立ち上がることはなく、必ずと言っていいほど何らか変更が発生します。
ポイントは、最初から完全なアイデア出すことではなく、実行し続けながら、質の高い課題を抽出し、適切な手法で対策を講じるサイクルを効率よく回すことなのです。
だからこそ実行の重要性が高いのです。

 

すぐに実行に移し成功した例

Googleの例

Google創業者ラリー・ペイジは「素晴らしいことを思いついたら、とにかくやってみること」が重要だと母校ミシガン大学の卒業式で行ったスピーチで語っています。
実際にGoogleが誕生したきっかけも思いついたアイデアをすぐに実行したことから来ています。
ラリー・ペイジは23歳のときに、夢の中で「もしもウェブのすべてをダウンロードできたとしたら・・・?」というアイデアが浮かびました。
そして、すぐにそのアイデアを実行に移し、改善を重ねた結果、ウェブページをランクつけする方法を考案したのです。
それが今のGoogleのサーチエンジンとなっているのです。

 

プラスチックゴミ回収の例

オランダの高校生ボイヤン・スラットは、海に巨大な「浮き」を設置し、プラスチックゴミをかき集めるシステムを考え出しました。
そのシステムで年間約725万トンものゴミを回収できる上、回収したゴミをリサイクルすることでメンテナンス費を賄うこともできます。
浮きにはエンジンが搭載されていないため、生態系への影響もほとんどありません。この素晴らしいシステムは、今もたくさんの企業を巻き込むプロジェクトになり環境保全に貢献しています。
このシステムを考案するきっかけは、
旅行で考えたことをすぐ実行に移したことにありました。
ボイヤン・スラットが旅行でギリシャを訪れた際、青々として澄んだ海がプラスチックのゴミに覆われている光景に大きなショックを受け、これらのプラスチックごみをどのように回収できるかすぐに実験に取りかかったそうです。
そして、実行する中で改良を重ねプラスチックゴミをかき集めるシステムを構築したのです。思いついたら実行する重要性を伺うことができます。

エグゼキューション時の3つポイント

ここまでは「実行/執行=エグゼキューション」の大切さをお伝えしました。ここからは、実際にエグゼキューションする際のポイントをお伝えします。

KPIの設計

1つ目は、事業プランを実行する上での指針となるKPIが適切に設計・設定するということです。KPIを適切に設計するためには、新規事業開発に取り組む目的やゴールを定義し、その達成に向けたプロセスを測る指標を追っていくことが重要です。しかし新規事業において、目的やゴール自体が定量化しづらいケースは多いです。その場合、まず定性的な目的やゴールに基づいた形で定量化したKGIに落とし込み、その上で因数分解を進めていくことをお勧めします。

KPIの可視化

2つ目は、適切なKPIが設計でいた後、それらを正しく計測・可視化して事業リーダーやプロジェクトメンバーが把握することができる状態にすることです。このケースにおいては、KPI毎に計測・可視化するための方法を設計し、技術/ツールの活用やシステム化/オペレーションを徹底することで、適切な計測環境を整えることが必要になります。

KPIに対して仮説検証

3つ目は、仮説や検証するためのアプローチを検討したり、それを適切に実施したりするためのノウハウやリソースを揃えることです。適切にKPIを設定し、正しく計測・可視化できた後、設定したKPIの向上を阻害する要因の仮説を立て、影響の大きそうな要因から改善に着手していくアプローチをしていかなければなりません。改善するための施策を検討・実施する際、求められるスキルや経験などの要件を定義しておくとチーム全体として効率的にマネジメントしていくことが可能です。

 

まとめ-アイデアを実行することに価値がある-

新規事業の立ち上げにおいて、革新的なアイデアが思いつくまで考え続けるよりも、思いついたアイデアをすぐに実行する大切さをお伝えしました。
今あなたが考えているアイデアや構想を小さくリーンに実行してみてはいかがでしょうか。
具体例の1つにも挙げましたが、Googleのサーチエンジンも、最初は小さなアイデアでしたが、それをすぐに実行へ移し・改善を繰り返すこと生まれています。
このように
実行して初めて得られる気づきにこそ事業成功のヒントがあるはずです。

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