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2017.10.24

クラウドファンディングでリターン(お返し)を設定する場合の相場はどのくらい?

クラウドファンディングを成功させるためのポイントとなるのがリターンです。リターンが魅力的なコンテンツであれば、協力したいと思う支援者の数も増え、プロジェクトの成功率が一気に上がるなんてこともあります。では、そんなリターンの相場はだいたいどのくらいなのでしょうか。

今回は『クラウドファンディングでリターン(お返し)を設定する場合の相場はどれくらい?』について考察していきます。

支援が集まりやすい価格帯

下記の図は、地域特化型クラウドファンディングでおなじみのFAAVOが、資金調達に成功した20個のプロジェクトを無作為に選び、「リターンの単価ごと」(x軸)と「集まった支援総額」(y軸)を集計したものです。たとえばx軸が5,000円のとき、y軸は800,000円であるため、5,000円のリターンは総額800,000円を集めたということになります。

図を見て一目瞭然だと思いますが、3,000円、5,000円、10,000円、30,000円の支援が集まりやすいという傾向が分かります。これはFAAVOをはじめ、ReadyforCAMPFIREMakuakeなど、他のクラウドファンディングサイトでも同じ傾向にあり、3,000円から30,000円が最も人気の高いリターンとなっています。よってリターンを設ける際には、3,000円、5,000円、10,000円、30,000円の組み合わせを入れておくことをおすすめします。ただし、成立確率をアップさせるために、50,000円や100,000円など少し高めのリターンもプラスしておくとよりプロジェクトの成功に近づくことが出来ると思います。

目標金額が高い場合

国内よりも海外のクラウドファンディングの方が多いですが、目標金額が100万円や1,000万円と高額なプロジェクトである場合、リターンの額も上記とは異なり20万円、30万円、50万円と高めにしておく必要があります。というのも、100万円を集めたいのにリターンの額が低ければ目標金額に達しにくい可能性があり、プロジェクトの成功率も下がってしまうからです。実際、これまで目標金額を100万円〜1,000万円と高額にしたプロジェクトでは、高額なリターンを設けています。

たとえば、MotionGalleryで行なわれたプロジェクト『クジラを巡る世界的論争描く、日本人監督初の本格ドキュメンタリー映画』では、映画製作ということもあり目標金額を1,500万円に設定していました。最終的に2,325万円が集まり資金調達に成功を収めた本プロジェクトのリターン最高額は100万円であり、内容は映画のチケットやDVDのプレゼントに加え、上映会やパーティへの招待など多岐に渡ったものでした。実際にこの100万円のリターンを支援したサポーターは2人いたため、設定した需要は十分にあったようです。

低価格のリターン

国内クラウドファンディングでは、500円ほどの低価格なリターンを設けているプロジェクトがいくつか存在しています。たった500円で何が出来るのかと疑問を抱く人もいると思いますが、実は案外こうした低価格のリターンを設定することに大きな意味があるのです。それは「低価格のリターンを設けると支援を検討してくれる人が増える」という点です。500円から支援ができるとなると、気軽さと親しみやすさから前向きに検討してくれる人が多くなります。ここで【低価格×大人数】という構図が生まれれば、塵も積もれば山となる方式で最終的に多額の支援金を集めることができるのです。

事実、500円ほどの低価格のリターンの中身はお礼メールや画像データなど、簡易的なものばかりです。そのため、500円のリターンだけだと味が少ないから3,000円、5,000円も入れてみようと考える支援者は多くなります。すなわち、500円のリターンを”エサ”にして、支援者により多くのお金を出資してもらうという作戦のもと、低価格なリターンがあるといっても過言ではありません。最初から高額なリターンばかりだと支援者に興味を持ってもらうことが難しいですが、低価格なリターンを設定することで興味をそそることが出来ます。

原価がかかる場合

最後に、リターンに原価がかかる場合、きちんと原価を考慮した上で目標金額を設定することも忘れてはいけません。またリターンを郵送で支援者に届ける場合は配送費のことも考え、プロジェクトが終わって原価や手数料を引いたら全然お金が残っていないなんてことにならないように注意しましょう。

まとめ

さて、今回は『クラウドファンディングでリターン(お返し)を設定する場合の相場はどれくらい?』について紹介しました。

先に述べた通り、一般的なリターンの設定金額は3,000円から50,000円あたりが最も多く、支援者も気軽に協力しやすい価格帯です。しかし、目標金額が高額である場合はそれに伴ってリターンも値段をあげたり、逆に低額な目標金額であればリターンも低めに見積もるなど、その都度設定していくリターンの価格は変動していきます。今後、クラウドファンディングを実行される方は、目標金額に見合ったリターン価格をきちんと考えて行なうことをオススメします。

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