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2020.1.21

【徹底解説】イノベーションマネジメントとは?

【徹底解説】イノベーションマネジメントとは?

新規事業に普段から関わっているような方であれば、「イノベーションマネジメント」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、実際それがどんなマネジメント手法であるのかは不明瞭なことが多いかと思います。そこで今回は、イノベーションマネジメントの成功パターンや実際に上手くいっている企業の紹介をしていきます。他の企業をモデリングして成功させるのも手です。

イノベーションマネジメントの定義

イノベーションマネジメントは、「継続したイノベーションの創出に必要な、不確実性を前提として「実験」「学習」のサイクルを基本とするマネジメント手法」のことです。

既存事業にはライフサイクルがあり、いつかは衰退期に入ってしまうことから、企業は常にイノベーションを生み出し続けなければ存続することはできません。そこで、新規事業を生み出しやすいマネジメントを確立することで、イノベーションを起こすのに適した状況を作ろうという狙いが、イノベーションマネジメントにはあります。

イノベーション創出のための主な2軸

イノベーションマネジメントでは、主に2つの軸で活動が展開されます。

1,イノベーション創出のための仕組みの導入・進捗の管理・改善

2,イノベーションを遂行しているチームに対する指導・支援

 

今回は、主にトップダウンで行われるべき1に関して詳細にお話していきます。

2に関しては、社内や外部などからメンタリングをうけることが重要になります。新規事業・イノベーション推進のためのメンタリングに関しては、こちらの記事にて紹介しています。

・新規事業開発におけるメンタリングの重要性

・新規事業開発におけるメンターの役割とは?

イノベーションマネジメント創出のための3ステップ

では、上記1「イノベーション創出のための仕組みの導入・進捗の管理・改善」について3つのステップに分けて説明していきます。

1、目的・テーマの設定する

イノベーションとはいえ、「なんでも好きなことをやってください」と社員が言われたら、何をやっていいかわからなくなったり、方向性を見失ってしまうこともあるでしょう。

そこで、イノベーションマネジメントを行う上ではこの「目的・テーマの設定」は必要不可欠であるといえます。

ここでは、以下のようなことを定めると良いでしょう。

  • 当社でイノベーション開発を行う目的
  • どんな事業ドメインでのイノベーション開発を行うか
  • 既存事業とのシナジーを考慮する必要があるかどうか etc…

イノベーション開発に際して、明確に目的・テーマ・要件が決まっていれば、アイデア出しの段階などで社員が右往左往することはなくなるでしょう。

2、要素を設計する

イノベーション開発には、アイデアや事業そのものだけでなく、組織面からの整備も必要になってきます。

  • スキル・ノウハウの提供
  • 事業化プロセス
  • 人事考課
  • 予算配分の決定 etc…

新規事業部署などに在籍している社員だけではスキルが足らない場合があったりします。その場合は、社内や社外から迅速に必要な人材をアサインできる環境があることが重要です。

新規事業と競合になるのは、市場にいるスタートアップである場合もあります。資本力やブランド力でまさっているとしても、スピードで遅れたことが致命傷になる場合があります。特にIT関連のサービスでは、先行者利益で一番がほぼ全てを持っていきます。そのことを肝に命じておきましょう。

事業化プロセスに関しては、例えば社内で新規事業を募集する場合、「応募〜審査〜メンタリング〜事業化〜効果測定〜出口戦略」のような先の見えるプロセスをはっきりしておきましょう。これにより、安心感を持ってアイデアを応募できたり、全体における自分の立ち位置をはっきりと認識できます。

また、人事考課や予算配分も大事です。

新規事業に回された社員は、前例が無いことからも自分の人事評価に不安を覚えていることが多いです。そのため、今後のキャリアプランを明確にしたり、減給・降格させないことを約束したりすることによって心理的な安心を高めるべきです。予算配分に関しては、一応定めはあるものの、柔軟に対応すべきと言えるでしょう。未知の事業に取り組むには、思わぬ出費が嵩んでしまうことも考えられます。予算を守ろうとして売り上げ目標を達成できなければ意味がないので、お互いによく相談しながら決めましょう。

3、継続して行い文化を醸成する

このようなイノベーション開発の試みは、単発的なものであってはなりません。毎年くらいの単位で行うことによって、社内での認知は増し、やがてそれは社内文化へと成長していきます。上手く継続して行っていれば、積極的に新規アイデアを創出する風土が醸成されることになります。

イノベーションマネジメントに強い企業3選

・リクルート

https://ring.recruit.co.jp/

リクルート社が社内向けに運営している「Ring」という新規事業提案制度です。これまで『ゼクシィ』や『スタディサプリ』などの有名サービスを数多く立ち上げてきました。

30年にもおよぶ新規事業開発に関するノウハウが、イノベーションマネジメントに組み込まれており、大変参考になります。

・三井物産

https://www.mitsui.com/jp/ja/innovation/business/moon/index.html

三井物産では、経営トップ層がイノベーション開発にコミットしている点が特徴的です。年間予算200億円を有し、それを元手に未開拓領域に踏み込もうとしています。ホームページにも出口までのロードマップがしっかり載っており、スピンアウトするのか、三井物産の子会社になるのか、など一目で理解することができます。

・コニカミノルタ

https://bic.konicaminolta.jp/

コニカミノルタでは、世界5箇所にビジネスイノベーションセンターなるものを立ち上げ、外部人材を中心に内部改革を推進しています。プロジェクト一覧を見るとわかりますが、医療製品の開発を中心に行っていて、そこではコニカミノルタが有する先端技術が使われています。

実施に至らないイノベーションに価値はない

ここまでイノベーションマネジメントにおける様々なステップを見てきました。しかし、知っていても実際に運用しなければ、何も意味はありません。実行してみなければ、何が良いのか悪いのかのフィードバックをうけることもできずに終わってしまうのです。

初めてイノベーションマネジメントに取り組むのは、正直かなり大変です。我々Relicは、日頃から大企業のお客様を中心に、新規事業開発・イノベーションマネジメントの整備ご支援を行っています。お困りの方はぜひ当社までお問い合わせください。

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