2023.11.21

With/Afterコロナで進む事業のオンライン化

With/Afterコロナで進む事業のオンライン化

新型コロナウイルス以前から、お店→HP、小売り→ネットショップ、広報→SNS、というように「事業のオンライン化」が進められていました。今回は、新型コロナウイルスによるリモートワークの拡大、それに伴う行政の支援により加速している「事業のオンライン化」の中で特に成長が期待されている4つの分野についてご紹介していきます。

動画の配信・制作技術

動画配信

動画配信サービスは、皆さんが日々の生活で身をもって感じていると思います。この件についてサイバーエージェント子会社のAJA(アジャ)が「動画配信サービスの利用状況」に関するアンケート調査を行いました。全国2万人以上を対象として、2019年12月と2020年4月を比較しました。結果、2020年4月の動画配信サービスの利用率は、全体の84%となっており、2019年12月の78%から6ポイント増加していました。(引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20200519-00179248/

今後も成長していくとともに、現在多く存在する動画配信サービスの淘汰が行われていくかもしれません。

動画制作技術

動画制作は感染リスクを伴う広告の映像や制作が行いにくくなるため、ウィズコロナ・アフターコロナでは全てをリモートに近い形態で完了させるサービスの需要が伸びていくと考えられます。

事例:STUDIO DISTANCE

「STUDIO DISTANCE」は、映像制作のノウハウが豊富な東北新社と、ロンドン・東京拠点を中心にグローバルにリモートでのクリエイティブ企画・制作サービスを展開するmonopoの両社で、リモート映像制作専門チームを発足し、クオリティが高い映像制作をお客様に提供することを目的として始まったサービスです。

新型コロナウィルスの影響で多くの企業やブランドが感染のリスクを伴う広告映像の撮影・制作を断念する状況において、より多くの広告主がリスクを最小に抑えた、完全リモートでの映像制作が可能になります。さらに、創業以来、国境を超えたリモートでのクリエイティブ開発を行い、この領域においてナレッジのあるmonopoと、「クリエイティブ・エンジニアリング」を掲げ、ひとつひとつのクラフトにこだわったクリエイティブ制作を行っている東北新社が共同事業を展開することによって、ウィズコロナ 、アフターコロナ時代の新しいクリエイティブの在り方を提示することができると考えられています。
(引用:https://www.youtube.com/channel/UCrNTIzi4Uvc1FgFI879oPPg

スマートオフィス

ウィズコロナ・アフターコロナでは、物理的なオフィスを最小限にしつつ、オンラインでいかに効率的に働くかという課題に取り組むサービスの提供が進んで行くと考えられています。そこで需要が伸びると考えられているのがスマートオフィスです。スマートオフィスとは、会社全体でスマート化をすすめ、スマートデバイスと高速通信を利用し、業務効率と利便性を高めたオフィスです。

スマートオフィスにおける新たなツール

1.スティックPC
スティックPCとはUSBのメモリのような大きさのスティック端末の事です。持ち歩くことの出来る超小型のPCで液晶モニターやTVなどにHDMI端子経由でつなぐことで使用出来ます。ただ、PCとしてのスペックは良いとは言えないので、状況や用途に応じて使い分ける必要があると思います。

2.クラウドストレージサービス
上記のスティックPCやタブレットなどのハードで情報を持ち運ぶには限界がある中で必要になるのがクラウドストレージサービスです。クラウドストレージサービスは、Web上にデータ保存のスペースを提供するサービスです。情報共有時には使いやすさの面でもセキュリティーの面でも大変役にたちます。さらに、Web上でデータを管理していることから、トラブルが起きてデータを失ってしまっても簡単に復旧することが出来ます。代表的なものにDropbox, Google Drive, One Drive, Sugarsyncなどがあります

次世代ディスプレイ

次世代ディスプレイの有力候補は「マイクロLED」です。
マイクロLEDパネルの特長は高いコントラストと高い画素密度、高い応答速度にあります。コントラスト比は100万対1で、OLEDパネルの100倍、液晶パネルの300倍と極めて高いです。また消費電力が少ない、視野角が広い(180度近い)といった特長も備えています。

次世代デジタルサイネージ

次世代デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイやLED、有機ELなどの電子ディスプレイ上へのデジタルデータやデジタルコンテンツの表示を意味します。気象案内、駅や空港での案内板だけでなく最近では町の空間アートなどへと広がりつつあります。
デジタルサイネージの仕組みは大きくスタンドアローン型とネットワーク配信型に分けられます。スタンドアローン型では作製したデジタルコンテンツをUSBメモリなどに書き込み、USBメモリなどをディスプレイに接続して、コンテンツを表示します。ネットワーク配信型では、作製したデジタルコンテンツをサーバにアップロードしてサーバからサイネージへ一括配信します。
(引用:https://career-scope.jp/contents/growth-market/next-generation-digital-signage/

まとめ

事業のオンライン化は進んでいるように見えて実際に紹介しているレベルまで進んでいるのはごく一部です。しかしいずれ来ると考えられていたことが、新型コロナウイルスの影響で早まっているだけなので、今後も不測の事態に備えて常に先を見ながら事業を考えていく必要があります。

【参考文献】

・クラウドとFaxの得する話「スマートオフィスとは?働き方が変わる未来のオフィスについて考えてみよう」
https://www.be-cloud-office.com/about-smart-office/

・SCOPE Lab「次世代デジタルサイネージ」
https://career-scope.jp/contents/growth-market/next-generation-digital-signage/

・EE Times Japan「次世代ディスプレイの有力候補」
https://eetimes.jp/ee/articles/1910/23/news020_2.html

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