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2020.8.28

5Gによって、国内の製造業界はどのように変化するのか

5Gによって、国内の製造業界はどのように変化するのか

「5G」とは第5世代移動通信システムの略称で、携帯電話などの通信に用いられる次世代通信規格のひとつで、「超高速」「超低遅延」「超多数接続」の特徴を持ってます。これら3つの特長を上手に組み合わせることで、4Gまでのモバイル通信では実現できなかった応用を拓きます。

今回は、5Gにより、国内の製造業界にどのような変化がおきているのか、具体的な企業例とともに解説します。

Gによって、製造業界はどう変化するのか?

5Gを活用することによって、製造業界が変化することは明白です。ここでは、どのように製造業界が変化するのかについて解説していきます。 

超高速化でデータ処理の効率アップ

超高速化によって、製造業では、生産ラインで扱われるデータの処理効率が向上します。また、より高精細な検査用画像が送信可能になる事も期待されております。その結果、作業効率やデータ分析能力、検査精度が向上します。

超低遅延で遠隔制御も精度向上

超低遅延によって、製造業では、端末や産業用ロボット、センサーなどの産業機器の通信に遅延がほとんどなくなることで、遠隔地同士の映像を通じた情報共有がスムーズになったり、遠隔制御の精度が向上する効果が期待されています。

同時多数接続による大規模なデータ収集

多数同時接続によって、製造業では、より多くの装置や設備が制御可能となり、同時に大規模なデータ収集が可能になります。例えば、倉庫に保管された在庫の位置や内容を詳細に管理できるほか、装置同士をデータ連携することで生産ラインの情報に一貫性をもたせることもでき、管理能力が大幅に向上する効果が得られます。

あらゆる場所でロボットが活躍 

現在の日本では、少子高齢化の影響から、人手不足が深刻な問題としてあげられています。その問題を解決できるロボットの開発が進められています。これらロボットも5Gによりネットワーク化されることで、より多才な動きが行えるようになり、かつ、人工知能の技術とも繋がる事が期待されています。

製造業では、ロボットには多くのサーボモーター、アクチュエーターなどが使用されている事から、それらの部品の需要が高まります。例えば、モーターの制御にはパワー半導体と呼ばれる電力の制御・供給を行う半導体も数多く使用されており、それらの需要も大きくなってきます。また、次世代型のパワー半導体には、現在使用されているシリコン素材ではなく、より電気を通しやすく電力損失の発生が少ない、SiC(炭化ケイ素)とGaN(窒化ガリウム)が有力視され研究が勧められています。

生活者が利用するスマートフォンの買い替え需要

5G対応の端末が販売される事から、5G対応のスマートフォンへの買い換え需要が高まります。その結果、使用される5G用チップセットなど新たな半導体を製造する半導体製造装置や、それらを検査する半導体検査装置の需要も高まります。そのほか、レンズやディスプレイなど含めスマートフォンに使用されるあらゆる部品の需要が高まる事が予測されています。

具体的な事例

THKNTTドコモ・シスコシステムス・伊藤忠テクノソリューションズ

2019年、THK・NTTドコモ・シスコシステムス・伊藤忠テクノソリューションズの4社が開発に携わった製造業向けIoTシステム「OMNledge(オムニエッジ)」が正式に受注を開始することが発表されました。同システムは、部品にセンサをつけて状態を見える化する機能を提供するというものです。独自のアルゴリズムと豊富なバックテータで異常予兆の検知まで対応が可能で、センサーやエッジコンピューティングルーター、通信用回線、IoT基盤構築や運用支援などの複合的な要素がパッケージングされている事が特徴としてあげられます。

現在は、5Gによる完全無線化が実現できるよう、実証実験が行われています。

オムロン・ノキアソリューションズ&ネットワークス・NTTドコモ

オムロン・ノキアソリューションズ&ネットワークス・NTTドコモの3社が発表した共同検証の一角では、オムロンの工場内において熟練者の作業を分析・活用する実証実験が行われています。

実験の目的は、5Gを使ってリアルタイムに作業の指示を出すことで、現場の作業効率を高めるというものです。具体的な実験内容は、従業員の作業風景を撮影し、AIによって従業員の熟練度の違いを分析します。また、蓄積されたノウハウをAIが伝授ことで、製造業界の課題を解決できるかもしれません。

まとめ 

今回の記事は、2020年、実用化に向けている「5G(第5世代通信)」の内容と、金融業界に与える影響と変化を具体的な事例を含めて解説しました。
5Gの特徴である「超高速」、「低遅延」、「多数同時接続」によって、大容量の情報が超高速で通信可能となります。5Gによって、超高速化でデータ処理の効率アップし、超低遅延で遠隔制御も精度向上し、同時多数接続による大規模なデータ収集が実現します。

5Gの特徴を把握しながら、製造業界でビジネスを考えている方は、今回あげた例をぜひ参考にしてみてください。

 

【参考文献】

・「5G」が普及することで需要が高まると予測される製造業の事業・研究テーマとは~技術キーワード×AIで未来予測
https://minsaku.com/articles/post478/?gkey=gb5g%20製造業&OV_REFFER=&gclid=CjwKCAjwyo36BRAXEiwA24CwGaPi-XdY58aaSSyd4d6W1fMAtuX4ccpFDpSM-gOuwcQlyjpyPu93ZRoCXIgQAvD_BwE

・5Gが製造業に与える影響とは?メリットや未来の可能性について解説
https://www.digital-transformation-real.com/blog/the-impact-on-5g-or-manufacturing

・製造業界の5G利用のポイントとは?~リアルタイムが鍵になる~
https://i-common.jp/column/corporation/5g_industry/

・5Gが製造業をどう変えるのか?メリットや業界の動向も解説
https://www.robot-befriend.com/blog/5g_manufacturing_industry/

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