2023.11.21

クラウドファンディングから生まれた大ヒットガジェットまとめ(2)

クラウドファンディングから生まれた大ヒットガジェットまとめ(2)

今回は「クラウドファンディングから生まれた大ヒットガジェットまとめ(2)」について考察します。

ENjiNEでは、これまで『クラウドファンディングから生まれた大ヒットガジェットまとめ』、『クラウドファンディングのガジェット関連プロジェクト事例/成功例まとめ』などで、
ガジェット関連の記事を発信してきましたが、改めてガジェットの定義を説明したいと思います。

ガジェットは、「目新しい道具」「面白い小物」と言った意味を持つ携帯用の電子機器類全般を指します。その中でも音楽プレイヤー、ゲーム機、デジカメなど、種類はさまざまです。では、クラウドファンディングを通じて開発され、大ヒットを収めたガジェットはどのようなものがあるのでしょうか。以下6つの事例をご覧ください。

Air Speaker 2

https://camp-fire.jp/projects/view/9222

宙に浮くBluetoothスピーカー「Air Speaker(エアスピーカー)」の発売から1年半後、進化版の「Air Speaker2」が、国内最大のクラウドファンディング『CAMPFIRE』にて資金を募り、開発されました。Air Speaker2は、磁力により空中浮遊しながらサウンドを出力し、スマホやPCと接続して、浮遊している上部のスピーカー本体から音を出します。下部の台座には電磁石が内蔵されており、電源接続することで上部のスピーカー本体と磁力の反発を起こし空中浮遊するという仕組みです。

デザイン性、インテリア性、テクノロジーにおいて優れた技能を持っているAir Speaker2は、発売前からすでに高い支持を得ており、CAMPFIREで限定150台が発売された際には、多くの応募が殺到し、即完売されたようです。

Darma

https://www.kickstarter.com/projects/junhao/darma-sit-smart-for-a-healthy-body-and-mind

世界最大のクラウドファンディング『Kickstarter』を通じて開発されたDarma(ダルマ)。一見普通のクッションのように見えますが、座っている人の体調を整えてくれるスマートクッションなのです。Darmaは、お尻の下に敷いて使い、設定時間以上座っていると、「そろそろ立ち上がってストレッチをしましょう」と知らせてくれたり、また、座っている人の姿勢が前かがみになりすぎていたり、左右どちらかに傾いていたりすると、それも感知してくれます。パソコン作業で1日中座りっぱなしの人が多いこの時代に、Darmaはデスクワーカーたちから人気が高く、目標額の5倍以上にあたる$225,574(2470万円)を集めました。

Shock Clock

https://www.indiegogo.com/projects/shock-clock-wakeup-trainer-never-hit-snooze-again-sleep#/

「朝起きられない」「なかなか目が覚めない」といった起床の悩みをもつ人のために作られたShock Clock(ショッククロック)は、自分に電気ショックを与えて、強制的に目覚めさせるといったクレイジーな目覚まし時計です。2016年に『Indiegogo』にて資金調達が行なわれ、約3700万円の支援額を集めたShock Clock。国内では『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系列)で紹介されたことで知名度が上がり、話題の商品となっています。また、”目覚まし”という役割に特化しているため、時計の機能はなく、10段階で設定できる電気ショックの機能のみ搭載されています。

bibble

https://www.makuake.com/project/biblle/

biblle(ビブル)は、スマホアプリと組み合わせて利用できるIoTタグで、大切なモノやヒトの場所を知ることができます。外出先の場所を知っておきたい高齢者の方や、子供やペットにタグを持ってもらうことで、迷子防止に使用できたり、 あるいは自分の財布や鞄につけることで、失くしもの防止にも利用できます。

bibbleは、『Makuake』を通じて、開発費である80万円の募集を行ないましたが、283名のサポーターより132万円の調達に成功しました。

DFree

https://readyfor.jp/projects/DFree

排泄予知ウェアラブルのDFree(ディーフリー)は、国内初のクラウドファンディング『Readyfor』にて資金調達が行なわれ、商品化されました。DFreeは、排泄のタイミングを自分で気が付くよりも前に検知し、スマホアプリで知らせてくれるIoTグッズであり、排泄でお悩みの女性や、トイレへの移動が困難な方々を対象に、介護分野での活用が期待されています。

DFreeは、専用ゲルパッド/専用テープ / ベルト型装着補助具を使って下腹部に装着し、内蔵された超音波センサーで排尿・排便のタイミングを予測してくれます。連携しているスマホアプリには「現在○○%溜まっています。あと○○分で出ます」という通知がいき、使用を繰り返すごとにより正確な時間を知らせてくれるのです。なお、このプロジェクトは1267万円の資金調達に成功し、2015年の国内クラウドファンディングの中でも数少ない”1000万円以上を集めたプロジェクト”として知られています。

Amabrush

https://www.kickstarter.com/projects/1071673943/amabrush-worlds-first-automatic-toothbrush

『Kickstarter』で資金募集を行なった電動歯ブラシのAmabrushは、これまでの歯ブラシの概念を覆すような画期的なアメニティグッズとして登場しました。マウスピースのような形をしたAmabrushを口の中に入れるだけで、付着している剛毛が振動により稼働し、全ての歯を同時に磨くことができます。また、自動でマウスピース内から歯磨き粉が出て、わずか10秒で歯がキレイになるといいます。

なんともユニークで画期的なAmabrushは、2万6000人を超える支援者から、およそ4億円以上の資金調達に成功しました。

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