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2018.1.24

人気の商品とは?購入型クラウドファンディングの最新動向まとめ

さまざまな出資方法をもとに資金を調達するクラウドファンディング。なかでも成長が著しいのが、出資者が見返りとして商品を受け取ることができる「購入型」です。今回はそんな購入型クラウドファンディングの最新動向について考察していきます。

市場規模

クラウドファンディング業界における国内の市場規模のほとんどは投資型であり、融資型(貸与型)をメインに全体の約90%を占めています。しかし、購入型クラウドファンディングも着実と成長しており、毎年凄まじい勢いで市場規模を拡大しているのです。

2015年の国内クラウドファンディング市場の全体は363億円で、そのうち投資型が328億円と90%以上のシェアを誇っており、購入型はそれに次ぐ32億円でした。また、2016年の国内市場においても、全体が477億円なのに対し、投資型は404億円と規模の大きさを見せていましたが、購入型は前年と同じく2番手となる58億円でした。未だ投資型のような規模の大きさには達していませんが、2015年から2016年にかけ、購入型は81.3%の成長を遂げているため、今後もクラウドファンディング全体の市場が拡大するにしたがい、購入型もますます上昇することでしょう。

特化型プラットフォーム

日本で有名なクラウドファンディングサイトのほとんどは購入型であり、ReadyforやCAMPFIREなどは、特定のジャンルに限定したプラットフォームではなく、幅広く総合分野を扱っていますが、近年ではひとつのジャンルに特化した専門的な購入型クラウドファンディングが増えているのです。

上から音楽/エンタメ、アイドル、地域の順でジャンルに特化した購入型クラウドファンディングを紹介しました。上記の図からも分かるように、こうした特化型クラウドファンディングは2015年頃から増えており、手厚い支援を行なうサポーターも多くなっています。また、この他にも政治に特化したZIPANGOや、グルメに限定したKitchenstarter、また女性向けのクラウドファンディングサイトのBYNAL WOMANなど、専門分野を扱ったクラウドファンディングは数多く存在しています。

 

2018年最新!日本のクラウドファンディング比較/まとめ[解説付き]

アニメやガジェットは売れる!

ReadyforやCAMPFIRE, Makuakeなど、購入型クラウドファンディングで大成功を収めたプロジェクトは多く、今後もますます規模を拡大していくと期待されています。そんな中、アニメやガジェットをテーマにしたプロジェクトは特に人気が高く、多額の資金調達に成功する確率も高い傾向にあります。以下、いくつかの事例をご覧ください。

クラウドファンディングのアニメ関連プロジェクト事例/成功例まとめ

Dies Irae

2007年にPC用ゲームソフトとして制作された『Dies irae -Also sprach Zarathustra-』は、かねてより高評価を受け、発売から10年ほど経った今年 「Dies irae アニメ化プロジェクト」を立ち上げることとなり、クラウドファンディングで制作費の3,000万円を募りました。

『Dies irae』は、架空の都市・諏訪原市を舞台にした伝奇バトルアクションであり、同市で人が首を斬り落とされて殺される無差別連続通り魔事件が発生する中、ごく普通の学生・藤井蓮は、ある日“ツァラトゥストラ”を名乗る騎士団からの襲撃を受け、絶大な力を秘めた“聖遺物”とナチス・ドイツの残党にまつわる壮絶な戦いに巻き込まれていく、というストーリーです。

アニメ化を待ち望んでいたファンは多く、募集開始から23時間で目標金額に達し、最終的には9656万円の資金調達に成功しました。およそ1億円を集めたこのプロジェクトは、2017年8月現在、国内クラウドファンディング史上2番目の支援額を記録しています。なお、『Dies irae』のアニメ放送は2017年10月より、TOKYO MX、BS11にて放送される予定です。

この世界の片隅に

2016年11月に公開された片渕須直監督の『この世界の片隅に』は、企画から6年以上費やして完成されたアニメーション映画です。原作のファンは多く、舞台となっている広島を中心にアニメ化を希望する声が多かったものの、制作費の資金調達の目処は立ちませんでした。そこで、Makuakeを活用して、パイロットフィルムの制作を目的にこのプロジェクトが開始されました。

目標額は2,000万円でしたが、最終的にはおよそ2倍に当たる3,912万円を募ることができ、支援者は3,774名という結果になりました。公開当時は63館のみの上映でしたが、年明けには公開館数がおよそ200館と、ミニシアター系映画としては異例とも言えるヒットを記録しています。興行収入は15億(2017年1月時点)で、制作費の6倍の業績を誇り、ブルーリボン賞をはじめ数多くの賞を受賞しました。

wena wrist

2016年3月、ソニーが運営しているプラットフォーム「First Flight」を通じて、ハイブリッドスマートウォッチ・wena wristが開発されました。wena wristは時計部分をアナログ式のままに保ちながらも、電子マネーや歩数計、スマホからの通知を搭載した新機軸のスマートウォッチです。高質で高級感があるため、従来通りビジネスシーンでの愛用や、いち機械として楽しむこともできます。

本プロジェクトは2,000人以上のサポーターから、なんと1億円以上の支援金が集まりました。予想を大いに超えるほどの成功事例となり、翌2016年の夏から正式に発売されています。1億円を超える資金調達を実現した事例は初であり、2017年8月現在、国内クラウドファンディングのなかでは最高支援額を記録しています。

 

ソニーのwena wristから新機種「pro」が登場!その機能とは?

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