新規事業とイノベーションを共創する原動力。Battery(バッテリー)

2018.1.23

自治体がクラウドファンディングを行う時の課題とは?

クラウドファンディングは、「誰でもプロジェクトを立ち上げることができ、サイトで支援を募ることが可能」です。そのため、民間人や一般企業だけではなく、最近では地方自治体もクラウドファンディングを活用する事例が増えています。しかし、自治体がクラウドファンディングを活用する上で考慮しなければならない点がいくつかあり、また、プロジェクトを長期的に成功させるために行なわなければならないことがあるのです。そこで今回は自治体がクラウドファンディングを行なう時の課題について説明します。

スキームの策定

自治体が行なうクラウドファンディングには、地域活性化を目的としたプロジェクトが多く、その中には「復興支援」をテーマに掲げたプロジェクトも多いです。たとえば2016年に熊本地震が発生した際、ReadyforFAAVOをはじめ、多くのプラットフォームでプロジェクトが立ち上げられました。

そうした地域での災害が発生した際、いかに速やかに義援金を集めるスキームを策定するか、また、システム利用料などの実費負担に対しどのように対応するかが今後のカギとなってきます。そのためには、地方公共団体と仲介業者との間に良好な関係を築き、円滑な状態でプロジェクトを進める必要があるため、平常時からの関係づくりが重要と言えます。

プロジェクトの継続

上記のような復興支援などの緊急支援活動には、一回きりのプロジェクトではなく、中長期に渡る継続的な支援を行なう必要があります。目標額に達する支援金が集まり、無事にプロジェクトを達成させた後も、ボランティア活動や寄付などを通じた支援を続けていかなければなりません。

また、クラウドファンディングをその後もさらに活用し、補助金や助成金に頼らず地域活性化を自らの手で行なうことで、より多くの人々に地域に対する意識や関心を持ってもらうことができます。

観光整備

2013年の「かまくら想いプロジェクト」の成功をきっかけに、鎌倉市ではクラウドファンディングのような新しいことを取り入れながら、文化を継承発展していき、具体的には、年間延べ1,900万人の観光客を迎えるにあたり、公衆トイレの新設や観光案内版の新設、ハイキングコースの整備など、観光施設整備としての取り組みを実行しています。

この鎌倉市のプロジェクトのように、クラウドファンディングに取り組む他の自治体も、地元地域の観光に役立つものや観光客を迎えるための施設整備、ハイキングコースの整備などを実施し、地元の伝統をより積極的に発信する動きが必要となってきます。

高齢者への対応

クラウドファンディングはネットを通じて資金提供を行なうため、少子高齢化が目立っている現代において、高齢者、とりわけインターネットが不得意な方々への対応も実践する必要が生じます。特に働き世代の少ない地域でプロジェクトを実行する際には、自治体が協力して高齢者やインターネットが不得意な方々への対応を積極的にしていかなければなりません。これは、2015年に開かれた「第1回 クラウドファンディングを活用したまちづくりに関する検討会」において、重要施策として取り上げられており、今後も主要課題となることでしょう。

メディアの活用

自治体に限ったことではありませんが、クラウドファンディングが広まっていく一方で、競合他社に模倣されるリスクも高まっていきます。実際、過去にとある団体が発案したアイデアが、全く別のところで新サービスとして広められていたケースもありました。そのため、起案者はメディアやSNSの活用などにより、自らがそのアイデアの第一人者であることをアピールしましょう。


さて、今回は自治体がクラウドファンディングを行なう時の課題について紹介しました。

自治体が主体となってクラウドファンディングを実行することで、地元民や企業にとってモチベーションを上げられるきっかけとなり、新たな仕事や雇用が増えて若者や家族が暮らしていくことで、地域の再生するきっかけになることでしょう。そのため、今後も自治体が起案者となったプロジェクトは増えていくと予想されます。

関連記事

https://www.en-jine.com/blog/articles/980

Relicで一緒に働きませんか?

Relicでは現在、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。

お陰様でパートナーやクライアントからご支持を頂き、営業せずとも紹介ベースで案件が増えています。しかしながら、一定のITリテラシーと事業開発に関わるスキルや経験を持った人材が不足しているため、新規事業開発やスタートアップの創出支援を主導していただけるメンバーを募集しています。

私たちと一緒に日本から世界に誇れるサービスを作りませんか?

採用サイトを見る
Related article

関連記事

Category archive

クラウドファンディングの記事

資料請求、お問い合わせはフォームからお気軽にご連絡ください。

お問い合わせ