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2017.12.26

【2017年まとめ】国内のクラウドファンディング市場は去年からどれくらい拡大したのか比較してみた

2017年も残りわずか。今年もあっという間だったという声を至る所で耳にします。さて、そんな2017年は、クラウドファンディング業界にとって、一体どのような年となったのでしょうか。そこで今回は、2017年の国内クラウドファンディング市場が去年からどれくらい拡大したのかについて考察していきます。

国内クラウドファンディングの変化

まず、2017年の国内クラウドファンディングにおける主な変化について見てみましょう。

  1. 国内クラウドファンディングは、購入型、寄付型、金融型が一般的であり、金融型の中でも融資型、ファンド型の2種類が採用されていました。しかし、2015年5月の改正金融商品取引法施行などの影響から、2017年より新たに「株式投資型」のクラウドファンディングが解禁され、未上場企業による1年間1億円未満の資金の募集がインターネット上で可能となりました。2017年3月より、国内初の株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」が正式にサービスを開始し、リリースから8ヶ月ほどでおよそ2億8,000万円ほどの支援金を集めています。また、2017年9月から国内で2つ目となる株式投資型クラウドファンディング「GoAngel」も運営を行なっております。
  2. 世界最大のクラウドファンディング「Kickstarter(キックスターター)」。これまでENjiNE blogでも何度か紹介してきましたが、実は2017年9月13日から、日本版Kickstarterが正式ローンチされ、これまで支援が難しかったアメリカのクラウドファンディングサイトを、より身近に感じられるようになりました。
  3. 2017年10月2日から、東京都は、主婦・学生・高齢者など様々な層による創業や新製品の開発、ソーシャルビジネスなどへの挑戦を促進するため、新たにクラウドファンディングを活用した資金調達支援を開始しました。併せて、この事業を通じ、クラウドファンディングの普及も目指しています。

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今年は1000億円規模!? クラウドファンディング市場規模の拡大

国内におけるクラウドファンディングの市場規模は、2011年3月のサービス開始以降、年々上昇し続けており、「矢野経済研究所の調査」によると、2013年は124億円、2014年は221億円、2015年は379億円、2016年は745億円と成長しています。なお、2016年は当初477億円の見込みと予想されていましたが、実際のところ745億5,100万円の市場規模を誇っており、また、2017年はそれも遥かに上回る前年度比46.2%増である1,019億400万円の市場規模となる見込みです。

また、2017年度の国内クラウドファンディングの内訳は、購入型が約80億円、寄付型が約6億円、ファンド型が約4億円、融資型が約987億円、そして新たに解禁された株式型が約12億円と予想されています。購入型においては、認知度の高まりや共感性の高いプロジェクト起案の増加などから、成立件数も増加しています。加えて、Makuakeで1億円超の大型プロジェクトの成立も話題となっています。

各プラットフォームにおいて

上記の通り、2017年のクラウドファンディング業界全体は、前年と比べて新たに導入されたことが多く、また市場規模もたしかに拡大していることが分かります。また、国内にある人気の各プラットフォームにおいても、2017年はかなり成長を見せているのです。

たとえば、CAMPFIREは、2016年1月-3月の流通金額が35,783,115円だったのに対し、2017年1月-3月では435,049,526円と、約12倍に成長していることが分かります。また、同じく1月-3月の業績を見てみると、フードカテゴリは60倍、プロダクトカテゴリは131倍、スポーツカテゴリは300倍へとアップしています。

クラウドファンディング・Readyforは、サービス開始当時の2011年には累計支援額が1,000万円でしたが、2012年は9,300万円、2013年は2億3,700万円、2014年は5億8,700万円、2015年は10億3,000万円、2016年は15億1,500万円と、毎年右肩上がりに成長し続けています。サイト上で2017年のデータは未だ発表されていないため、正確な累計支援額は分かりませんが、2017年1月-6月の上半期の間で8億以上の支援額を集めていることは明らかとなっており、2017年全体で言えば、これまで通り前年を上回るのではないかと予想されています。

Makuakeは、現在までに資金調達額が1,000万円を超えるプロジェクトが68件あり、2017年に実施されたプロジェクトは44件でした。さらに2017年は、glafitバイク(1億2,800万円)、GPD Pocket(9,719万円)、Air by crazybaby(9,447万円)など、高額な資金集めに成功しています。

まとめ – 来年2018年のクラウドファンディングもさらなる成長の見込み

2017年の国内クラウドファンディングは、株式投資型の導入や、Kickstarterの日本版リリース、都政によるクラウドファンディング支援など、新たに導入されたものが多く、また、クラウドファンディングの認知によって高額な資金を集めたプロジェクトが多く実施されたり、前年と比べて各サイトでの業績もアップしたりしています。また、2017年の国内クラウドファンディング市場規模は、前年度比36%増の1019億円と予想されており、6年連続でつねに右肩上がりに成長しています。来年2018年のクラウドファンディングも、さらなる成長が伺えそうです。みなさんもぜひ注目してみてください。


<参考にしたサイト>
https://www.tsukubabank.co.jp/

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