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2018.6.5

クラウドファンディングを使用して、資金調達に成功した新規事業の事例集!

クラウドファンディングを使用して、資金調達に成功した新規事業の事例集!

ソニーが開発したハイブリッド型スマートウォッチ「wena wrist」や、東芝の学習型アルコールガジェット「TISPY」など、大手メーカーが手がけたさまざまな新規事業が、クラウドファンディングで巨額な資金調達に成功しています。このように、最近では中小・大手問わず、多くの企業が新規事業の立ち上げにクラウドファンディングを活用しているのです。では、「wena wrist」や「TISPY」のほかに、一体どのような事例があるのでしょうか。早速見ていきましょう。

HUIS REMOTE CONTROLLER

ソニーが開発した学習型リモコン「HUIS REMOTE CONTROLLER」(以下「HUIS」)は、クラウドファンディングとEコマースのサービスを兼ね備えたサイト「First Flight」を通じて商品化されました。「HUIS」は、家中にあるたくさんのリモコンの中で、実際に使用している数少ない“ボタン”だけを凝縮し、まとめることのできる新型リモコンです。 普段使っている複数のリモコンおよびボタンをひとつにまとめられるので、生活空間をスッキリさせることができます。

「HUIS」にはあらかじめ各種家電および製造メーカーの情報がインプットされています。使っている家電の種類とメーカーが一致すれば、設定はとても簡単です。もし一致していない場合には、「HUIS」にその家電のリモコンから信号を学習させることができます。

2015年7月にクラウドファンディングを実施し、開始から25時間後に目標額に到達。重さは約130gで、スマホとほぼ同じサイズ感となっています。また、画面は液晶ディスプレイではなく、電子ペーパーが使用されているため、バッテリーの消費量が低く、少ない電力だけで動かすことができます。

「HUIS」は、あらゆるリモコンから、使うボタンだけを選択し、かつ自由に配置できるというのが最大の特徴です複数の機器を1台で操作できるリモコンというのは、これまでにもいくつかありましたが、“使用するボタンだけを選べる”という点においては、初めての機器となっています。こうした、消費者の要望に応えてた利便性の高さや製品の斬新さがうけ、プロジェクトはスピード達成を成し遂げたと言われています。

プロジェクトURL:https://first-flight.sony.com/pj/huis
HUIS公式サイト:http://huis.jp/

山田孝之×山口友敬の新ブランド【FORIEDGE】第1弾は江戸ガラス

俳優・山田孝之と、腕時計ブランド「BRILLAMICO(ブリラミコ)」を手がける山口友敬が、共同で立ち上げた株式会社FORIEDGE(フォリエッジ)が、2017年にクラウドファンディングサイト・Makuakeにて、傾奇者(かぶきもの)PROJECTを実施。その第一弾として、伝統工芸品である江戸ガラスを使ったグラスの製作・販売を行いました。

本物と組まないと面白くないという考えから、第一弾は日本の伝統工芸である江戸ガラスを選択。どれだけ日常的に使用でき、どこまでデザインを昇華できるかを念頭に、ゼロから生み出すことが好きだという二人が、工場探しからモノづくりをスタートしています。

今回のプロジェクトで製作された製品は全部で6種類あり、上記写真の左から、コンポート、日本酒グラス、ゴブレット、シャンパングラス、白ワイングラス、赤ワイングラスとなっています。全商品とも、足が曲がった面白い形をしており、ユニークなデザイン性と安定して置ける実用性を兼ね備えています。ジャパングラス、白ワイングラス、赤ワイングラスは、足が曲がっているだけでなく、器の底が歪んでるのも大きな特徴です。

なお、本製品は、独特な形をしたグラスの面白みだけでなく、俳優・山田孝之の知名度やブランドの影響力もあり、見事6,078,240円もの資金調達に成功しています。デザイン性や実用性に加え、タレントパワーも活かしたプロジェクトと言えるでしょう。

プロジェクトURL:https://www.makuake.com/project/foriedge/

ラジオ局が本気で作る、今までにないラジオ【Hint(ヒント)】

ニッポン放送の人気アナウンサー・よっぴーこと吉田尚記による「かっこいいラジオが欲しい」という一言をきっかけに、ラジオプレーヤー「Hint(ヒント)」の開発が、2016年にCAMPFIREを通じて行われました。「Hint」は、ニッポン放送、Cerevo、グッドスマイルカンパニーと、分野の異なる3社のコラボレーションにより、まったく新しいラジオの形として誕生。プロジェクトが実施された2016年9月当時、CAMPFIRE史上最高支援額の30,455,500円を集めることに成功しています。

「Hint」は、ラジオプレーヤーとは思えないほどのスタイリッシュなデザインとなっています。ラジオから情報を受信するとLEDが点灯し、情報を受信したことを教えてくれます。カラーは通常ブラックとシルバーの2種類ですが、CAMPFIRE限定でシャンパンゴールドも提供されています。また、無指向性スピーカーで360℃どこにいてもクリアなサウンドを聴き取ることができるのも特徴です。

一般価格は22,000円(税別)と、ラジオプレーヤーとしては少々値が張りますが、これまでの“ラジオ”という既成概念を一蹴するような機能性やデザイン性が伴われています。ラジオ離れが深刻化している昨今、おしゃれでスタイリッシュな「Hint」の影響により、ラジオムーブメントを起こすのではないでしょうか。

プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/view/8696
Hint 製品サイト:http://www.yoppy.tokyo/hintradio/

気体になったアルコール?!
新感覚のアルコール気化グッズ「AIRCPHOLIC」

食品テックを中心とした技術を開発する台湾のベンチャー企業・NatureGift Technology Inc.は、2017年に新製品「AIRCPHOLIC」(エアクフォリック)を発表し、台湾のクラウドファンディングで4,400万円を集め、日本でもMotionGalleryにて先行販売プロジェクトが行われ、14,532,400円の資金調達に成功しています。

「AIRCPHOLIC」は、加熱でアルコールを気化させ、アルコールの蒸気を楽しめるお酒グッズです。35度以上のお酒を入れると、官能検査指数に基づいて、さらに気持ち良さを感じられる気体酒を作ることができます。気化したお酒の風味をストローで味わうことで、葉巻のような感覚を得られ、ストレス発散・リラックス感へとつながります。

摂取したアルコール成分は30分以内に分解されるため、二日酔いの心配はありません。誰でも家で簡単に作ることができる「AIRCPHOLIC」、今までにないアルコールの新しい楽しみ方を覚えたいという方は、ぜひお試しください。

プロジェクトURL:https://motion-gallery.net/projects/aircpholic

-2℃で味わう新しい日本酒体験。雪がとけるように味わいが変わる「雪どけ酒」冬単衣

Makuakeと、シャープ株式会社の社内ベンチャー「TEKION LAB(テキオンラボ)」と、日本酒業界で新しい試みに挑戦し続ける「石井酒造」の3社共同で実施された「-2℃で味わう新しい日本酒体験。雪がとけるように味わいが変わる『雪どけ酒』冬単衣(ふゆひとえ)」。シャープは、電機メーカーであるため、本来“日本酒”とは無関係な企業ですが、シャープの液晶技術から生まれた蓄冷材料を保冷バッグに応用し、日本酒とともに独自開発したことで、口の中でキリッとした冷たさから、徐々に香りや甘みが華ひらく「冬単衣」が完成しました。

日本酒は冬に飲む印象が強いため、夏の売り上げは冬の1/10以下。温度帯は5℃〜55℃あたりに設定されており、それ以下のものはこれまでありませんでした。冷たい状態では味が感じにくいと、一部の否定的な意見もある中、日本酒業界の概念に逆らう「夏の新酒」として話題となりました。

保冷バッグの中に取り付ける蓄冷材料は、−24℃〜+28℃の温度領域で蓄冷できる優れもの。テレビ東京のドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(2015年6月9日放送)でも取り上げられました。シャープはかつて2,223億円と巨額な赤字を背負った経験がありましたが、現在は4年ぶりとなる黒字も見込まれています。渦中における冬単衣の存在は、世間にとってもシャープにとっても大いにプラスの働きをしたと考えられています。

Makuakeに登場した冬単衣は、限定3,000本がすぐに完売となり、アルコール飲料ジャンルでは、国内クラウドファンディング史上最高額となる18,695,400円もの資金調達に成功。−2℃というこれまでになかった新しい日本酒を、皆さんもぜひお口にしてみてはいかがでしょうか。

プロジェクトURL:https://www.makuake.com/project/fuyuhitoe/

Opal Nugget Ice Maker

カフェやファストフード店などのコールドドリンクに入っている“ナゲットアイス”。お店で味わうことはできても、自宅ではなかなか口にすることはできませんでしたが、アメリカの大手電機メーカーであるGE社(General Electric Company)が開発した家庭用のナゲット・アイス製氷機「Opal」がIndiegogoに登場し、爆発的人気を博しています。

「Opal」は、もともとGE社内のインキュベーション企画から生まれたアイデアで、テストマーケティングも兼ねて、クラウドファンディングを利用して先行販売を行っています。製氷力は、1時間あたり450g(1日約10kg)、最大1.3kgを内部で保冷できます。ウィスキーやジュースなど、どんな液体でもナゲットアイスにすることが可能です。

Indiegogoでは、一台399ドル(約4.3万円)で手にすることができ、予定市場価格より100ドル安く入手できます。本プロジェクトは募集開始からわずか数時間で目標額の倍となる30万ドルを集め、最終的に1,698%達成の2,768,650ドル(約3.0億円)を調達しました。

プロジェクトURL:https://www.indiegogo.com/projects/
Opal Nugget Ice Maker 公式サイト:https://firstbuild.com/products/opal/

自転車+バイク=glafitバイク スマートな折り畳み式電動ハイブリッドバイク

自動車用品の企画・製造を手がける株式会社ファイントレーディングジャパンは、2017年5月、Makuakeにて自転車と電動バイクを組み合わせた「glafitバイク・GFR-01」の先行販売をスタート。募集開始から3時間で目標額の300万円に到達し、Makuake史上最速の資金調達に成功しています。さらに、開始から2ヵ月半後の時点では、1億2,800万円を集め、それまで1位だった「wena wrist」を上回り、国内クラウドファンディングにおいて最高額を集めたプロジェクトとなりました。

「glafitバイク・GFR-01」は、“人々の移動をもっと便利で、快適で、楽しいものにする”というコンセプトので開発された、自転車機能+電動バイク機能のハイブリッドバイクです。ペダルを活用することで、自転車、バイク、両者を掛け合わせたアシスト走行と、1台で3台分の用途を果たすことができます。

100%電動エネルギーを動力としていることによる静音性や環境への配慮や、車体折りたたみによるコンパクトな持ち運び、最先端技術を活用した指紋認証システム搭載など、乗る人のことを考えた機能を持ち合わせています。

プロジェクトURL:https://www.makuake.com/project/glafit/
glafitバイク・GFR-01 公式サイト:https://glafit.com/product/glafit-bike/

さて、今回は「クラウドファンディングを使用して、資金調達に成功した新規事業の事例集」について、6つのプロジェクトを紹介しました。

新規事業を成功させるための絶対的な秘訣というのは、正直なところありません。さまざまな知識を身につけたり、運営ノウハウを活かしたりしても、失敗する可能性は十分にあり得ます。クラウドファンディングを活用すれば、多くの人からサポートを受け、巨額の資金調達だけでなく、世間から高い共感をもらえる可能性が高いです。新規事業を立ち上げる際の資金調達方法およびPR方法として、今後クラウドファンディングが主要手段になると予想されます。

wena wristから新商品「wena wrist active」が登場!その特徴を紹介します。

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