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2017.5.1

クラウドファンディングを活用するメリット(基礎編)

クラウドファンディングが国内でサービスを開始したのは2011年であるため、まだまだ新しいものとして見なされていますが、近年は認知度だけでなく活用率もますます上がっています。
そんなクラウドファンディングを行うことで生まれるメリットや、活用したからこそ得られるものとは一体何なのでしょうか。さまざまな観点から見てみましょう。

1. 起案者

まず、クラウドファンディングを行う起案者にとってのメリットです。

そもそもクラウドファンディングには、起案者が自ら考えた内容を具現化するために、不特定多数の人々から資金を募りプロジェクトを立ち上げていくという流れがあります。全くの見ず知らずの人でも、プロジェクト内容が面白ければ出資することがあるため、「誰がやるか」だけでなく「何をやるか」という部分にも焦点が当てられます。

そのため、優秀なアイデアを持っていながら世間的に知名度の低いクリエイターにとって、クラウドファンディングを活用すれば自らのアイデアをオープンにでき、それを実現させることも可能になるのです。たとえば顧客の目に触れる前にボツにされた企画を、最初から顧客に直接アピールできれば、ニーズがあるか否かが即座に判断できたり、またニーズの細やかな要望をキャッチできたりします。

なかなか実現できなかった夢や望みを叶えられるチャンスに繋がるため、起案者のクリエイターにとって大きなメリットとなっています。

2. 支援者

つぎに、起案者のプロジェクトをサポートする支援者にとってのメリットです。

クラウドファンディングは大きく分けて、投資型、購入型、寄付型の3種類がありますが、投資型は金銭的リターンを、購入型は商品やサービスとしてリターンを受けることができます。投資型を例に挙げると、とあるバンドを応援するために資金を提供し、後々そのバンドがブレイクしてCDが売れた時、売上金の一部が大きな収益として返ってくるというケースがあります。当初投資していた出資金を越える額として返ってくることもあり得るのです。

また、購入型の場合は金銭的リターンでないため、リワードは物やサービスです。その中でも、出資しないと手に入らないようなレアなものがあったりして、たとえばクラウドファンディングを活用して完成された映画があった場合、リターンとして主演俳優のサイン入り台本や、映画で使用された小道具が提供されることがあります。出資することで欲しいものが手に入るという点が、支援者にとってのメリットに繋がります。

3. 流通チャネル/販路の開拓

つぎに、流通チャネル側の観点でもメリットを整理してみましょう。
日々様々な商品が売り込みに来る流通チャネル(小売店/百貨店など)では、限られた店頭/店舗スペースにどのような商品を並べるかということに頭を悩ませています。大半は売れるか売れないかわからないものであり、それを目利きするのが流通チャネル側の仕入れ担当やバイヤーの腕の見せどころではありますが、クラウドファンディングで既に人気を博した等の実績は、非常に有益な訴求ポイントになります。

何の実績も無い商品よりも、既にクラウドファンディングで多くの事前予約購入者や支援者が集まっている商品の方が、実際に売れる可能性も高いと考えるのは自然な流れです。事実、クラウドファンディングで成功した商品がその実績を元にPRや営業を実施し、大手小売店や百貨店での販路を開拓するという事例は多々存在します。チャネル側からしても、リスクを抑えて良い商品を確保するという意味では、メリットが大きいと言えるでしょう。

4. 資金調達(融資や出資)

つぎに、資金調達の観点からもメリットを考えてみましょう。
3.の流通チャネルに近いですが、銀行が融資をする際や、投資家やVCが出資を検討する際にも、クラウドファンディングの実績は非常に有効に機能します。

クラウドファンディングの本場であるアメリカでは、既に多くのベンチャー企業やスタートアップが、クラウドファンディングに挑戦して、成功した実績や多くの資金を集めた実績を元に、銀行の融資やVCからの出資を募る交渉に入り、実際に調達するという一連の流れが確立しつつあり、数多くの成功例を産んでいます。

融資ないしは出資をする側からしても、何の実績もない事業・製品や顧客ニーズの有無の確認/検証ができていないプランよりも、既にクラウドファンディングを通じて多くのユーザーの支持を得ているケースのほうが、リスクを抑えて資金を提供することができます。

まとめ

今回はクラウドファンディングを活用するメリットを、プロジェクトの起案者とサポートする支援者、チャネル開拓や資金調達の観点から紹介しました。
起案者は支援者からのサポートを受け、支援者は起案者の成功を期待しています。クラウドファンディングは両者互いの協力があってこそ成り立つため、双方ともにメリットの感じられるプロジェクトが望ましいと言えますし、上手く活用することで、単なる資金集めや予約販売だけでなく経営的にインパクトの大きい活動にすることが出来ます。

 

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