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2017.3.11

クラウドファンディングの歴史を紐解いてみた

クラウドファンディングの歴史を紐解いてみた

近年、クラウドファンディングという言葉自体が認知度を高め、さらに活用する人口数も上昇しています。国内でサービスが開始されたのは2011年からであるため、まだまだ新しいものとして知られていますが、国外ではもっと前からクラウドファンディングは存在しているのです。
また、クラウドファンディングという言葉になる以前からも、人々からお金を集め何かを実現化させる動きはあり、その歴史は案外古いものであります。
今回はそんな「クラウドファンディングの歴史」について考察していきます。

17世紀の時代

クラウドファンディングの歴史は17世紀から始まっていたと言われています。
当時、書籍の印刷代を寄付により集めていた「寄付ビジネスモデル」が原型とされており、実際には寄付支援者の名前がその書籍に載せられたというエピソードがあります。
また、モーツァルトやベートーヴェンなど同時代の有名音楽家たちも、権力者らの支援だけでなく市民からの小口の支援を受けながら活動を行っていたといいます。その見返りとして、楽譜や作品の初版が提供されたそうです。
当時はクラウドファンディングという名前自体も、そうした仕組みもありませんでしたが、実質の内容は現在でいう購入型クラウドファンディングと類似しています。

 自由の女神像

1886年、アメリカ合衆国の独立100周年を記念し、ニューヨーク州に自由の女神像が完成しましたが、建設当時アメリカの製作委員会は台座用の資金を切らしてしまい、新聞出版者のジョーゼフ・ピューリツァー氏が自身の新聞でアメリカ大衆に向け寄付金が必要であることをアピールしました。
すると半年間で12万人以上の人々から総額10万ドル(約1130万円)の出資金が集まり、1人1ドル以下という小口での出資で事業が成功を収めたといいます。

マリリオン全米ツアー

イングランド出身のロックバンド・マリリオンは、1982年にメジャーデビューを果たした人気グループであり、過去何度か来日公演を行っています。
彼らは1997年に全米ツアーを引き受けた際、ファン主催によるインターネット上キャンペーンという手段で寄付金6万ドル集め、ライブを敢行しました。本人たち自らがクラウドファンディングを活用したわけではなく、ファンが主体となって出資金を募り、ライブを完成させたパイオニア的存在ともいえます。
ちなみに、マリリオンは2001年から現在にかけ、全米ツアーの時と同様にファンの出資金によってアルバムのレコーディングやマーケティングを行っており、いずれも成功を収めているバンドです。

21世紀の改革

21世紀以降、アメリカを中心にクラウドファンディングサービスは本格的にリリースされるようになり、現在に至るまで数多くの会社が運営を行っております。
2001年に音楽のための最初のクラウドファンディングプラットフォームとして、ArtistShareがサービスを開始しました。それを皮切りに、2006年にはen:Pledgieやen:Sellabandなどの音楽ウェブサイトが誕生し、さらにその後はクリエイティブなプロジェクト向けのクラウドファンディングサービスが次々と設立されており、特に2008年のIndiegogoや2009年のKickstarterは、世界最大のクラウドファンディングと呼ばれるまでに発展しています。

日本国内の動き

国内でクラウドファンディングが”サービス”として開始されたのは、冒頭の通り2011年からです。国内初でありながら国内最大のクラウドファンディング・Readyforは、これまで5,000件以上のプロジェクトの資金調達を行い、延べ23万人から33億円の出資金を集めています。海外、とりわけアメリカと比べると小規模ですが、現在も毎年成長し続けています。
2017年現在、国内で運営しているクラウドファンディングサイトは購入型などの分類を考慮しない場合、実に100以上ものサイト/PFが存在しています。また、毎年の資金調達額としても、2012年の時点で71億円だったのが2014年には216億円、2016年には477億円と、確実にそして急速な発展を遂げています。

まとめ

今回はクラウドファンディングの歴史について紹介しました。
クラウドファンディングという言葉を用いたプロジェクトが行われるようになったのは21世紀以降のため、まだ20年も経っていない最近の話ですが、「特定の目的のもと人々からお金を集める」といった考え方自体は17世紀の時代からすでに始まっており、現在と比較すると大規模なものばかりでした。
クラウドファンディングとしての歴史は浅いですが、それに至るまでの過程はとても深く長いのです。

 

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