2023.11.21

クラウドファンディングを通じて実現した熊本復興支援まとめ

クラウドファンディングを通じて実現した熊本復興支援まとめ

今回はクラウドファンディングを通じて実現した熊本復興支援について考察していきます。

2016年4月14日午後9時26分ごろ、熊本県益城町で震度7を観測する地震が発生しました。九州地方で震度7を観測したのは初であり、避難所生活は長く続きました。そんな中、クラウドファンディングを通じて熊本地震の復興支援を行った事例がいくつかあります。以下、代表的な3つをご覧ください。

なんかしてやりたか!がんばれ熊本!

①概要→熊本地震発生から2日後の2016年4月16日、地域を盛り上げることに特化したクラウドファンディングサイト・FAAVOが緊急支援として『なんかしてやりたか!がんばれ熊本!応援プロジェクト』を施行しました。

②内容→本プロジェクトは熊本の隣県・長崎にある「FAAVO長崎」が、同じ九州人として少しでも熊本の力になりたいと考え、日本赤十字社長崎県支部との協力のもと、開始されたものです。

③成功→もともと本プロジェクトは緊急支援であり資金調達期間は2週間未満であったことから、支援金の目標額は10,000円でしたが、最終的に131人から56万円の支援金を集めること成功。達成率が5600%と、クラウドファンディングでは稀有な成功事例となりました。

益城町の子どもたちの「弁当給食」にご協力ください

①概要→国際NGOワールド・ビジョンは、国内最大のクラウドファンディングサイト・Readyforを通じて、被害を受けた熊本県益城町の子どもたちに弁当給食を食べてもらいたいと考え、『益城町の子どもたちの「弁当給食」にご協力ください』というプロジェクトを開始しました。

②内容→もともとワールド・ビジョンは震災が発生した4月より、物資支援と子どもの心のケアを行ってきましたが、5月の学校再開時に調査したところ、学校給食がパンと牛乳のみの簡易給食になると見通しが立てられ、充実したお昼ご飯を子どもたちが食べられるよう、6月から「弁当給食」を支援するようになりました。

③成功→寄附総額は134万円で、目標金額の100万円を上回り成功を収めました。実際に寄附金を提供した支援者からは「頑張ってください!」「子どもたちの笑顔のためによろしくお願いします!」など、あたたかいメッセージが多く寄せられ、また弁当給食も順調に届けられており、益城町の子どもたちの笑顔と栄養に貢献しています。

雄大な阿蘇・くじゅう連山を望む童心回帰農場にブランコを造りたい!

①概要→農業や飲食業など延べ13種類と幅広い事業内容を扱っているルンズ・ファームは、「共感から、未来は紡がれる」をコンセプトにしたクラウドファンディングサイト・Dream raisingを通じて、表題のプロジェクトを開始しました。

②内容→雄大な久住山を望む阿蘇くじゅう国立公園内の童心回帰農場・TAKETAに「ハイジのブランコ」みたいな「ルン爺のブランコ」を造り、訪れる人々が「生きてて良かった」と思ってもらえる農場を創りたいというルンズ・ファームの夢を叶えるためのプロジェクトです。

③成功→本プロジェクトは目標金額の35万円を遥かに上回る78万円の資金調達に成功しました。その後目標金額を200万円に再設定し、現在も支援金を募集し続けています。また、リターンの中には「くじゅう花公園」の入場券や、「久住高原温泉」の入浴券など、地元ならではの特典が満載となっています。

まとめ

今回はクラウドファンディングを通じて実現した熊本復興支援に関する事例を紹介しました。

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