アイデア募集・評価プロセスの効率化!Throttleを活用して創造性豊かな企業文化を推進
- 会社名
- 中京テレビ放送株式会社
- 業種
- 放送 通信
- 従業員数
- 280名(2024年現在)
- 課題
- プログラム運営の効率化
- 都道府県
- 愛知県
今回は中京テレビ放送株式会社の”アイデアの種”を集めるプログラム運営事務局を務めている、荻須様に取り組みについて話を伺いました。
未来を描く 中京テレビ55年目の挑戦
設立周年企画として、”アイデアの種”を集めるプログラムを実施
荻須様:
中京テレビは、地域密着型の地上波放送事業を主軸としながら、近年は事業の多角化にも注力しています。イベント等の周辺事業の拡大に加え、新規ビジネス創出にも積極的に取り組んでいます。
現在、設立55周年を記念し”アイデアの種”を集めるプログラムを開催しています。本プログラムは社内の創造性を最大限に引き出し、新たな成長機会を見出すことを目的としています。「未体験の感動と価値を創る」という会社のビジョンを将来に向けて実現していくためです。
社員個人、グループ会社横断、さらには独自のチームからの自由な発想に基づくアイデアを広く募集。今年からはグループ会社にも積極的に声がけをし、より多様な提案を期待しました。
”アイデアの種”を集めるプログラムは、地域に根差した放送事業の強みを活かしつつ、新たなビジネスモデル開発に挑戦する取り組みです。このプログラムを通じて、中京テレビの持続的成長とさらなる価値創造を目指しています。
Throttle導入 オペレーションの効率化
アナログで困難なプロセスをスムーズに Throttle導入のきっかけ
荻須様:
周年企画の募集は5年ごとに行なっていて、これまではアイデアの募集や管理、評価のプロセスはとてもアナログな方法で管理されていました。パワーポイント等で企画を提出してもらい、運営事務局がそれをフォルダにまとめて保存、管理します。採点のために別途点数表を作成し、点数を入力してまとめる作業も必要でした。会議のときは各自が資料を印刷して持参する、といった具合で、本当にアナログで手間のかかるプロセスでしたね。
このやり方では大量のアイデアを効率的に管理することが難しく、担当者の負担が大きかったのです。また、アイデアの共有や評価のプロセスも煩雑で時間がかかりました。さらに、過去のアイデアを簡単に参照したり、新しいアイデアの発想に活用したりすることも困難でした。
そこで担当者が最適なツールを探す中で、Throttleに出会いました。企画の募集から採点、社内へのリリースまでの一連のプロセスを効率化できると考え、導入を決めました。
Throttleがもたらす オペレーション革命
荻須様:
Throttleの導入は、企業の運営や業務のあり方に大きな変化をもたらしました。
まず、業務効率が飛躍的に向上しました。Throttleは、アイデアの募集から評価、管理までを一元的に行えるインターフェースと使いやすさが特徴で、特別な訓練なしでも簡単に利用することができました。導入に際し、事務局で簡単な説明書を用意しましたが、利用者からの使用方法に関する問い合わせはわずかでした。初めてでも直感的に使えるツールだと思います。
以前は企画の集計や整理のために専任の担当者が必要でしたが、Throttleの導入により、そうした人員配置が不要になる大幅な省力化が実現しました。今回はグループ会社からも多くの企画が集まり、合計で250以上のアイデアが提出されました。従来の方法で管理していたら、これらに対処しきれなかったと思います。
創造性の発揮と持続的成長 育むアイデアの種
Throttleが促す 全社的な創造性の発揮
荻須様:
Throttleの導入により、全社的なプログラムへの参加が大きく促進されました。
これまで審査に関わる一部の人間だけが閲覧していたアイデアを、Throttleを通じて全社的に共有することができるようになり、透明性が向上しました。今回はまだ応募資格がなかった新入社員等も、アイデアを閲覧するためにThrottleに登録し興味深く閲覧していました。これにより、これまでよりもプログラム自体に高いエンゲージメントが得られ、部署間の新たな連携が生まれる可能性が出てきました。
さらに、応募アイデアの質と量も向上しました。社員が複数のアイデアを簡単に提出できるようになり、中には1人で20近くの企画を提出する社員も現れました。また、新たなビジネスや事業に関するものだけでなく、業務効率化やDX推進、職場環境の改善など、幅広い分野の創造的なアイデアが数多く集まりました。現在これらのアイデアは審査段階にあり、運営委員会等で検討されています。多くの企画が形となっていく予定です。
以上のように、Throttle導入の効果は作業の効率化だけでなく、全社的な創造性の喚起やアイデアの共有促進など、多岐にわたる成果が見られました。
今回の周年企画では、多数、かつ幅広いアイデアが集まっており、すでに一定の成果を得ています。しかし、これで終わりではありません。Throttleを導入した当初から、企画のアーカイブとして活用していけるのではないかと考えていました。周年企画に限らず、他のプロジェクトの実現に向けた取り組みや、既存のアイデアを別の形に発展させていくことにも活用できると思います。Throttleをアイデアの貯蔵庫として活用し、継続的に新たなプロジェクトがどんどん生まれていく。そんな文化を作っていければと考えています。