ENjiNE ENjiNE

若手であっても挑戦の打席が途切れない——それがRelicの新卒にとっては、ごく自然な光景です。ENjiNEは、企業や自治体が自社ブランドでクラウドファンディングサイトを構築・運営できる、SaaS型クラウドファンディング+eコマース・プラットフォームです。これまで数多くの挑戦を支えてきたこの事業は、2025年、Relicが100%体制で担う新フェーズへと移行しました。
その節目で代表取締役に就任したのが脇 瑠冴、CTOに就任したのが山本 泰雅。いずれも23卒入社の同期です。入社からわずか2年で「事業責任」から「経営責任」へとステップアップした2人に、これまでの歩みと今見据える未来を聞きました。

インタビュイープロフィール

脇 瑠冴
脇 瑠冴 | 株式会社ENjiNE 代表取締役CEO(株式会社Relic ストラテジックイノベーション事業部 マネージャー Throttle事業責任者)

23年にRelic新卒入社後、クラウドファンディングサイト構築SaaS「ENjiNE」の法人営業を担当。大手企業・自治体を中心に導入を推進し、グループ特別賞および新卒MIPを受賞。25年に株式会社ENjiNE代表取締役CEOに就任。現在はENjiNEの経営を担うと同時に、イノベーションマネジメント・プラットフォーム「Throttle」事業の責任者として、新規事業創出支援や研修・メンタリングにも携わっている。

山本 泰雅
山本 泰雅 | 株式会社ENjiNE 取締役CTO(株式会社Relic プロダクトディベロップメント事業部 第一グループ)

23年に和歌山工業高等専門学校専攻科卒業後、新卒で株式会社Relicに入社。入社後は、クラウドファンディングサイト構築SaaS「ENjiNE」を担当し、企画段階の要件定義から設計、開発、運用までを一貫して担う。富山拠点に所属し、プロダクトの継続的な改善と安定運用をリード。24年度には年間準MIPを受賞。25年、株式会社ENjiNEの取締役CTOに就任。

scene 0 学生時代からの志向と、Relicを選んだ理由

山本は高専で電気情報工学を専攻し、VRやXRの研究に打ち込みながらも、次第にウェブの世界に惹かれていったといいます。
山本:
「もともと自分で手を動かしてものを作るのが好きでした。大企業に入って決められた範囲で動くよりも、スタートアップや新規事業の現場で試行錯誤したいと思い、Relic一択で就職活動を終えました。入社後に行われたRelicの開発研修は非常にレベルが高くて驚きましたが、終えるころには“自分も戦える”と感じられるほど成長できました」と話します。

一方、脇は高校時代から「いつか起業する」という想いを抱き続けてきました。
脇:
「高校生の頃にテレビ番組『マネーの虎』を見て、“アイデアを形にして世の中を動かす”ということに強く憧れました。大学では学生イベントの運営や人材紹介のインターンを通じて、ビジネスの難しさや社会のリアルを学びましたね」と振り返ります。

「チャンスが来たらすぐ起業したい」と面接で言い続けた結果、脇は何社も落ちたといいます。そんな私の姿勢を面白がって受け入れてくれました。「若手でも01に挑戦できる文化があると聞いて、ここでなら自分の限界を超えられると思いました」と語ります。

scene 1 配属から積み重ねた打席──ENjiNEで伸ばした力

入社後、2人のキャリアは同じ場所から始まりました。それがENjiNEチームです。

脇は営業同行からスタートし、企業リサーチの効率化に取り組みました。
脇:
「何をするにも手一杯で、『もっと学ぶには手を開けないと!』と考え試行錯誤の日々でした。試行錯誤の中で、当時は手作業で数時間かかっていた調査を、登場したばかりのChatGPTを利用して15分に短縮しました。
そして、レクチャーを受けるだけではなく、“プロダクトにとってより良いと感じたことは、どんどんやってみよう”と言ってくれる組織風土と環境だったので、挑戦を重ねるうちにできることが増えていきました。」

山本は、開発の現場で泥臭くも濃密な時間を過ごしました。
山本:
「最初はタスクを割り振られて動く、どちらかというと受動的な立場でしたが、2年目になると組織変更をきっかけに、ENjiNEの開発を横断的に見渡しながら、推進役を担う立場になりました。

開発だけでなく、運用や保守まで含めて全体を見ながら判断する必要があり、責任の重さを強く感じたことを覚えています。正直、最初は焦りもありましたが、先輩エンジニアからの引き継ぎを受けながら、プロダクト全体の構造や運用フローを深く理解するために、日々コードや仕様と向き合い続けました。

「誰かが抜けても止まらない状態」を意識して、判断や整理を自分の役割として引き受けていった感覚です。
その過程で、“自分が前に立って事業を支えている”という実感を持てるようになり、その経験が今の自信につながっています。単に手を動かすのではなく、「ENjiNEというサービスを長期的に安心して使っていただくために、今何を優先すべきか」を考える視点が、この頃から自然と身についたと思います。」

scene 2 同期で挑む、ENjiNEの第二創業

2025年、ENjiNEはRelic単独体制に移行しました。若手に経営を任せるという経営層の決断のもと、代表に脇、CTOに山本が選ばれました。
脇:
「最初に話を聞いたときは、正直、『自分でいいのか?』と思いました。でも、ENjiNEを誰より理解している同期の山本と一緒なら、絶対に面白くなると感じました。」

山本もその時のことをよく覚えていました。
山本:
「前日に突然呼ばれて、“一緒にやらないか”と言われたんです。驚きましたが、脇となら腹を割って話せるし、互いに補い合える関係だと思っていたので、前のめりに“やるしかない!”と答えました。」

この就任は、単なる人事異動ではなく、若手が事業責任を超えて「経営責任」を担うという、Relicのカルチャーそのものを体現する出来事でした。「任せてもらえるということは信頼されているということ。だからこそ結果で返したい」と脇は力を込めます。

scene 3 ネクストプレナーとして、“継いで伸ばす”挑戦

入社当初の脇は、「いつかは自分の事業をゼロから立ち上げたい」という想いを強く持っていました。

一方で、Relicで新規事業の現場に身を置く中で、01を一人で立ち上げ、事業として成立させ続けることの難しさも、想像以上にリアルに突きつけられたといいます。

脇:
「アイデアを出すことと、事業を継続させることはまったく別物でした。Relicで事業責任を担う先輩たちの背中を見て、事業を“伸ばし続ける”ことの重みを初めて理解した気がします。

起業はゼロからじゃないと意味がないと思っていたけれど、今は違います。

ENjiNEを引き継いで感じるのは、“10を100にする”挑戦の奥深さです。既存事業にはアセットも、顧客も、ブランドもあります。だからこそ、それをどうアップデートしていくかが経営者の腕の見せどころだと思っています。」

ENjiNEは、企業や自治体が自社サイト上でクラウドファンディングを運営できるプラットフォームとして、200社以上が導入し、国内シェアNo.1を誇っています。累計流通金額は100億円を突破するほどに利用が広がっています。資金調達の仕組みを民主化し、挑戦の裾野を広げてきました。
「守るための代表就任ではなく、業界全体をもう一度前に進めるための第二創業です」と脇は言い切ります。

山本もその言葉に頷きます。
山本:
「ご利用中のお客様がたくさんいらっしゃる分、大胆な変更は難しいですが、だからこそ“現実の制約下で成果を出す”ことが求められます。新しい機能やUXを積み重ねて、ENjiNE“だから使いたい”と感じてもらえるプロダクトにしていきたいです。」

scene 4 同期だからこそできる、“経営の現場”

週に一度の定例ミーティングに加え、2人は日常的にチャットで密にやり取りをしています。 「同期だから遠慮がいらないんです。いいと思えば即行動、違うと思えば率直に言える。信頼関係があるからスピード感が出せる」と脇はいいます。

意思決定のルールを問うと、脇は笑顔で答えます。「いいと思ったら、とりあえずやってみる。失敗しても自分でリスクを取れる範囲なら、まず動いて学ぶ。それが自分のスタイルです。」
対して山本は、「脇のアイデアを否定から入らないようにしています。まずは受け止めて、どうすれば実現できるかを考える。それがエンジニアとしての責任だと思っています」と語ります。
経営の現場での意思決定は、速く、そしてシンプルです。
「完璧な計画よりも、動きながら学ぶ方が多い。失敗したら次に活かせばいい。そういう空気がRelic全体にあります」と脇は笑います。
互いに本音で語り合いながら、役職や肩書を越えて“共創”していく姿勢こそ、ENjiNE経営チームの最大の強みです。

scene 5 これからのENjiNE──新しい挑戦の地平

脇は今期のテーマを「兆しをつくる」と語ります。
脇:
「まずは売上の芽を出すことです。クラウドファンディング事業だけでなく、応援広告など新しいマネタイズモデルにも挑戦しています。ENjiNEの仕組みを、資金調達のツールから事業創出の“起点”にしたいと思っています。」

山本は「ENjiNEをより優れたプロダクトにしていくために、やるべきことは山ほどあります。AIによるプロジェクトページ生成、UIの刷新、管理画面の利便性向上など、一つずつ改善を積み重ねています」と続けます。

ENjiNEが目指すのは、単なるクラウドファンディングの再成長ではありません。挑戦する企業や個人が「資金を集める場」から「共感を集める場」へと進化できるよう、仕組みそのものを再設計していくことです。

「自分たちの挑戦が業界を変える。その自覚を持ってやり切りたいと思っています」と脇は言葉に力を込めます。

scene 6 若手が“経営責任”に踏み出すということ

新卒配属後の奮闘からマネジメント、そして経営へ。2人のキャリアは、Relicが掲げる「やりたい人に任せる文化」の象徴です。
「23卒から代表やCTOを任せてもらえる環境なんて、他ではなかなかありません。Relicでは“やりたい”と手を挙げれば、必ず誰かが支えてくれます。だからこそ、僕らも次に続く人の挑戦を支えたいと思っています」と脇はいいます。

山本も頷きながら、「裁量があるということは責任も大きいですが、それが楽しいんです。失敗しても次に繋げられる文化がある。挑戦が止まらない環境にいられることが、何よりの幸せだと思います」と語ります。

Message 最後に──これから挑む人へ

脇は、これからRelicを目指す学生に向けてこう語ります。
「スタートラインは案外フラットです。自分の得意なことを言語化して、伸ばし続けていけば、必ずチャンスは来ます。Relicはその打席が無限にある会社です。起業や経営を志す人にとって、ここほど自由で実践的な環境はないと思います。」

山本も穏やかに続けます。「実力不足を理由に挑戦を諦めないでほしいです。挑戦した先にしか、成長も成功もありません。Relicは挑戦する人を本気で応援してくれる会社です。僕たちがその証明になります。」

ENjiNEの再出発は、単なる事業継承ではなく、“継いで伸ばす”という新しい経営のかたちを体現しています。事業責任から経営責任へ。その変化を楽しみながら突き進む2人の姿は、Relicが掲げる「ネクストプレナー」の理念そのものです。
彼らの挑戦は、これからの若手たちに「いつか」ではなく「今」挑む勇気を与えてくれます。

VARIOUS CAREERS 社外でも活躍する新卒社員インタビュー

メイン業務の枠を越え、自ら主体となってさまざまなキャリアを歩むことができます。

新しい自分に、挑戦しよう
JOIN US!