イノベーションマネジメントに取り組む組織のリーダーは何をすべき?

2020/4/1
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そもそもリーダーとは何でしょうか?

例えば、社長は会社のリーダーです。営業部長は営業部のリーダーです。家族を支える父親を家族のリーダーと呼ぶこともできるでしょう。

つまり最前線に立って、組織を牽引する人物はリーダーと呼ばれます。

しかし、同じリーダーであっても、その役割は同じではありません。例えば社長や営業部長は、それぞれ役割や責任の範囲が異なります。

では、イノベーションを興す組織のリーダーには、どのような役割があるのでしょうか?

今回の記事では、イノベーションマネジメントに取り組んでいる組織のリーダーは、どのような役割を担っているのか、またイノベーションを成功させるために重要な役割は何なのかについてご紹介していきます。

イノベーションを興す組織のリーダーの役割

イノベーションマネジメントに取り組む組織のリーダーは、色々な責任や権限を適切に振り分けるという重要な役割があります。一般的に、組織のリーダーは権限が多い代わりに責任を伴う役職であるというイメージがあるかもしれません。

ではなぜイノベーションを興す組織のリーダーはその責任や権限を割り振るのでしょうか?

それは組織を常に最適化し続ける責任を伴うのが、リーダーの役割だからです。イノベーションに取り組む組織は、ある程度メンバーに権限や責任を振り分け、メンバーの一人一人に当事者意識を持たせる必要があります。もちろんリーダーが組織の権限や責任を全て担うことも可能です。ですが、メンバー一人一人が自走する組織の方が、よりスピーディに業務をこなすことができます。

そうすることによって、新規事業において欠かせない「PDCAサイクルを高速で回す」ことを実現でき、PDCAサイクルが高速で回り続けることで、組織は常に最適な状態を保つことができます。

そのため、イノベーションマネジメントに取り組む組織のリーダーの重要な役割は、責任や権限をメンバーに割り振ることであるとされています。

2019年にイノベーションマネジメント・システムは国際規格ISO56002として標準化されました。ISO56002の文書においても、トップマネジメントは責任や権限を割り振ることが重要であると記載があります。

では実際に責任や権限を割り振る際には、どのようなメンバーに割り振られるのでしょうか?

責任や権限は誰に振り分けられるのか

リーダーが責任や権限を割り振る際、組織内の全てのメンバーに割り振られると、ISO56002では記載があります。

全てのメンバーとは以下の通りです。

  • 営業部、管理部などの既存の部署や既存のチーム、またはチームリーダー
  • イノベーション活動に特化している部署やチーム、またはチームリーダー

イノベーションを一人で興すことはとても難しいことです。そのためイノベーションを興すためには、組織のメンバーを巻き込むことが必要です。

組織としてイノベーションに取り組むからには、イノベーションに特化した部署やチームのみならず、それ以外の既存の部署やチームに所属するメンバーも巻き込んでいかないといけません。

この周囲を巻き込む力こそが、イノベーションマネジメントに取り組む組織のリーダーが持つべきリーダーシップです。このリーダーシップを発揮した上での、リーダーの役割とは何でしょうか?

イノベーションを成功へ導くリーダーの重要な役割

イノベーションマネジメントに取り組む組織のリーダーは、リーダーシップを発揮しないといけません。

前述している通り、リーダーには組織を常に最適化し続ける義務があります。そのためにメンバーに責任や権限を振り分けることが重要です。では、その振り分けた責任や権限は誰が管理するのでしょうか?

この振り分けられた責任と権限をマネジメントすることこそが、リーダーとしての重要な役割です。

各メンバーを自走させるために、さまざまな責任や権限を振り分けています。ただし責任や権限を振り分けたからといって、必ずしもメンバーが自走できるわけではありません。

そこをリーダーのマネジメントにより、いかに全メンバーを自走させ続けられるかがとても重要です。メンバーのマネジメントに対するリーダーのコミットメントこそが、組織のイノベーションを成功に導いてくれます。

例えば、各メンバーが自走できるようになるまでは個別にサポートをしてあげたり、また自走できるようになった後も重要かつ難易度の高い意思決定に関してはサポートをするなど、各メンバーのマネジメントも必要です。

イノベーションマネジメントに取り組むリーダーの方々は、メンバーを個別にサポートすることと、全体統括を意識することが重要です。

まとめ

今回はイノベーションを興す組織のリーダーの役割と、イノベーションを成功に導くリーダーの立ち回り方についてご紹介しました。

個人でイノベーションを興すことはとても難しいことです。組織で取り組むためには、全メンバーが当事者意識を持って自走し続ける必要があります。そうすることでPDCAサイクルが高速で回り続け、組織は常に最適な状態を維持できます。

またリーダーは各責任や権限をメンバーに適宜振り分けますが、全体統括においては唯一責任や権限があります。周囲を巻き込みリーダーシップを発揮しながら、全体統括にコミットメントするリーダーのいる組織は、自ずとイノベーション創出力も伴ってきます。

メンバーの方は当事者意識を持って自走することを、リーダーの方々は振り分けた責任の権限のマネジメントを徹底してみてください。

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