イノベーションマネジメントによって組織のパフォーマンスを高める方法

2020/5/13
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2019年7月にイノベーションマネジメントシステムが国際規格「ISO 56002」として標準化されて以来、国内においてもイノベーションマネジメントに取り組む企業が徐々に増えてきました。

 

ISO 56002ではイノベーション活動のために重要な多くの情報が記されています。その中にイノベーション活動のパフォーマンスを分析/評価することで、パフォーマンスを向上させることができると記載されています。

 

今回の記事では、組織がパフォーマンスを高めるために分析/評価を行う上で、準備すべきことや決めておくことについて、ISO 56002の内容と照らし合わせながらご紹介していきます。

組織のパフォーマンスを高めるためには

評価の方法 

イノベーションマネジメントに取り組む組織がパフォーマンスを高めていくために、まずはパフォーマンスを評価するための準備から始めることが重要です。

 

ISO 56002では、組織が事前に決定すべき項目について、以下のように記載があります。

  • 観察および測定が必要な対象
  • 観察、測定、分析および評価のツール/方法
  • 観察および測定の実施時期
  • 分析および評価の時期
  • 実施する上での責任者

第1ステップとして、まずはパフォーマンスを評価する方法を決定しましょう。

パフォーマンスの指標を決める 

第2ステップとして、パフォーマンスの指標を決めましょう。

パフォーマンスの指標となるものは、大きく分けて3つに分類されます。

  • インプット
  • アウトプット
  • 処理能力

 

更に上記3つの項目の詳細について、ISO 56002では下記のように記載があります。

 

  • インプット
    • アイデアの数、アイデアが価値を創出する可能性、新たな知識源など

 

  • アウトプット
    • 事業化したアイデアの数、収益/利益の成長、市場シェア、使いやすさなど

 

  • 処理能力
    • 開発速度、製品化までの時間、利益がでるまでの時間など

 

また、キーとなる指標は、各事業によって違いがあります。

 

例えば、新事業を既存事業に充てる場合は、他社と比較したときの市場シェアが重要な指標となります。また、新事業を新市場に充てる場合は、使いやすさが重要な指標となります。

 

まずは現在検討している事業において、組織のパフォーマンスを高める場合に、重要となる指標が何になるのかを策定してみましょう。

分析と評価

評価方法を決め、指標についても決定した後は、次は計画沿ってイノベーションのパフォーマンスの分析/評価を行います。

 

ISO 56002では次の2つの事項を考慮して分析する必要があると記載があります。

  • イノベーションの戦略および目標やイノベーション活動により生み出される価値
  • イノベーションマネジメント ・システムの要素

 

つまり、事業そのものと組織の二つの観点から分析する必要があります。

 

パフォーマンスの指標を分析する際には、上記二つの観点から分析しましょう。

 

また分析の頻度は、事業内容やパフォーマンスの指標によって異なるので、PDCAサイクルを最適なスピードで回せるような頻度で実施する必要があります。

 

また、分析結果は、以下の事項を評価するために活用されます。

  • 現状の理解
  • リーダーシップのコミットメント
  • リスクマネジメント
  • イノベーションの戦略
  • アプローチの有効性および効率性
  • 知識共有およびケーススタディ
  • イノベーションマネジメント ・システムを改善する必要性

 

分析/評価については、実施で終わるのではなく、情報をしっかり残して保持することが望ましいでしょう。

まとめ

今回はイノベーションマネジメントに取り組む組織がパフォーマンスを高めるために分析/評価を行う上で、準備するべきことや決めるべきこと、分析/評価についてご紹介しました。

 

イノベーションを成功させるためには、PDCAサイクルを高速で回す必要があります。そのためには正しい分析と評価が重要になります。

 

組織のパフォーマンスを高めて行きたい場合は、是非実践してみてください。

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