【経営者必見】イノベーションをおこすためにリーダーがすべきこととは

2020/3/26
イノベーションのリーダー
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イノベーションを組織でに行うには、やはり経営者やマネージャーなどのリーダーが筆頭になってイノベーションの推進をする必要があります。

そこで、イノベーションマネジメントの国際規格であるISO56002を元に、イノベーションをおこしたい企業のリーダーがどんなことをすればいいのかを解説します。

「新規事業を生み出せなくて困っている」「組織内のイノベーションマネジメントが難しい」このようにお考えの方はぜひ参考にしてください。

イノベーションマネジメントシステムにおいてリーダーがすべきこと

イノベーションマネジメントシステムとは、組織においてイノベーションを効率的に進めるための仕組みのことです。具体的にどういったものなのかはこちらの記事をご覧ください。

https://relic.co.jp/throttle/20817/

組織におけるリーダーは、イノベーションマネジメントシステムを効率的に機能させ、イノベーションを実行していくにあたって、ISO56002では以下のことを実践するべきとされています。

  • イノベーションマネジメントシステムの有効性及び効率性に責任を負う
  • イノベーションのビジョン、 戦略、方針及び目標を確立し、それらが組織の状況及び戦略的な方向性と一貫性があり、両立することを確実にする
  • イノベーション活動を支援する組織文化を育成する
  • 組織のイノベーションマネジメントシステム要求事項を既存の組織構造及びビジネスプロセスに、 必要に応じて、採用及び統合することを確実にする
  • 全ての階層のリーダー及びその他の関連する経営陣が、 イノベーションに関して、 その責任の領城においてリーダーシップ、及びリーダーシップの開発へのコミットメントを実証するよう支援する
  • イノベーションマネジメントシステムに必要な組織構造、 支援 (経営資源及びプロセスを含む)が利用可能であることを確実にする
  • 効果的なイノベーション・マネジメント、 及びイノベーションマネジメントシステムの手引を採用することの重要性の認識を高め、それを伝達する
  • イノベーションマネジメントシステムがその意図した成果を達成することを確実にする
  • イノベーションマネジメントシステムの有効性に寄与するよう人々を積極的に参加させ、 指揮し、 支援する
  • 良い実例の実証、積極的な参加の確保、並びに成功及び失敗の両方からの学習の円滑化のために、 イノベーターを励まし評価する
  • あらかじめ定めた開隔でのパフォーマンス評価、及びイノベーションマネジメントシステムの継続的改善を促進する

簡単にまとめると、リーダーは、自社のイノベーション創出に責任を負った上で、ビジョン・戦略・組織のマネジメント・組織文化の醸成を主体的に行うべきとしたものです。

これらの中でも特に重要なのは、①イノベーションのビジョン確立・実施・維持、②イノベーション戦略の確立・実施・維持、③価値実現の重視です。

1つずつみていきましょう。

①イノベーションのビジョン確立・実施・維持

イノベーションにおいてビジョンの確立は事業の大方針の策定、他者を牽引することがにつながるため、非常に重要な事項となります。

以下では、イノベーションを成功に導くためのビジョンの策定の仕方と運用法についてリーダーがすべきことを述べています。

  • 組織の将来の役割及び組織のイノベーションの望ましい影響を含め、 イノベーション活動の点から、 組織が望む将来の状態を規定している
  • 意識的に向上心をもち、 現状に挑戦し、 組織の現在の能力によって制約されていない
  • 戦略的な選択の手引としての役割を果たし、 イノベーションの戦略、方針及び目標を設定するための枠組みを提供する
  • 人々がビジョンに向けてコミット及び仕事する意欲を高めるために、 組織内部に伝達及び理解され得る
  • 組織の評判を高め、密接に関連する利害関係者を惹き付けるために、外部に伝達され得る
  • 文書化した情報として利用可能である

イノベーションはあくまでも手段です。イノベーションの行く末に何があるのか、それを関係者に広く伝え、実際にビジョンに基づいた運用をする必要があるということです。

②イノベーションの戦略の確立・実施・維持

会社としてのビジョンを基軸として、イノベーションにも独自のビジョンを付してあげることで、イノベーションをする目的がより具体的になります。そしてビジョンを設定した後は、それに紐づくイノベーション戦略を構築します。

具体的な戦略構築をすることにより、個々のアクションプランが明確になり、不確実性の高い新規事業の成功確度を引き上げることができます。

以下では、イノベーション戦略を構築する際の策定の仕方と運用法について述べています。

  • イノベーション活動が組織にとって重要である理由を規定している
  • 実際のイノベーション活動のフィードバック及びパフォーマンスの結果として、柔軟性及び適応性をもち、変化又は創出することが認められている
  • 密接に関連する利害開係者に伝達及び理解されている
  • 文書化した情報として維持されている

こちらもビジョンと同じく、戦略がどのようにビジョンと結びつくのかを広く関係者に伝えることが、リーダーにとって重要になってきます。

③価値実現の重視

ビジョン・戦略を決めることができたら、今度は社員や協力者たちと一緒に、実際の市場にて戦わなければなりません。ビジョン・戦略が決まったところで、何も行動を起こさなければ、机上の空論となってしまい、考えることに費やした時間・労力は水泡に帰します。

イノベーションがどのように価値を生み出すのかを仲間と協力して思案する必要があります。

そこで、リーダーがイノベーション創出・実践の現場ですべきことが以下のようなことです。

  • 明示された、若しくは明示されていない現在又は将来のニーズ及び期待に基づき、活用できる洞察を通じて、機会を特定する
  • 損失機会の結果を含め、 機会及びリスクのバランスを考慮する
  • リスクの選好度及び失敗の許容度を考慮する
  • 仮説を試し、前提条件を検証するため、利用者、顧客及びその他の利客関係者を巻き込みながら、 概念化
  • 実験及びプロトタイプ化することを認める
  • 忍耐を促し、イノベーションの適時な導入を確実にする

これには、様々なフレームワークを駆使して市場を切り分けてみることも有効です。新規事業のフレームワークに関しては、こちらの記事もどうぞ。

https://relic.co.jp/battery/articles/8046

イノベーション創出にはよきリーダーが必須

ここまでみてきたように、不確実性が高く、曖昧な部分が多い新規事業におけるイノベーションマネジメントでは、リーダーが率先して様々な方針を決定し、周りを巻き込みながらイノベーションを推進していく必要があります。

ここに書いてあることは基本ですが、全てではありません。自社の状況と鑑みながら、イノベーションを成功させるリーダーシップを発揮してください。

「Throttle」に関するお問い合わせはこちら

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