2019年より提供を開始した「Throttle(スロットル)」は、新規事業開発プロジェクト、新規事業創出プログラムや社内ベンチャー制度、オープンイノベーションやアクセラレーションプログラム等を含む、すべての新規事業開発やイノベーション創出のための活動に最適化された国内シェアNo.1のSaaS型イノベーションマネジメント・プラットフォームです。
今の時代、企業規模に関わらず、どこの企業でも「なにか新規事業をやらなければいけない」という意見や、それに伴う動き自体は活発に行われています。
しかし、その新規事業の募集の仕方は果たして適性なのか、新規事業プロジェクトが問題なく動いているか、一体誰をアサインしたらいいのか……特に大企業では、既存のビジネスモデルやアセットの上で事業が動いていることも多く、新規事業立ち上げのノウハウがないことが多い。そんな企業が突然取り組みを始めようとしても、暗闇の中を手探りで進むようなものです。ただでさえ乗るか反るかの新規事業、しかし社内のだれも「正しい事業の立ち上げ方」を知らないーーー
その課題を解決するため、Relicでは新規事業のアイデア創出から事業化に至るまでの一連のプロセスを一元的に管理・運用するサービスである「Throttle」を提供しています。2021年3月の時点で1,400社、3.5万人が利用しており、国内シェアNo.1となるサービスです。
京セラ株式会社様、東京地下鉄株式会社様、株式会社電通様など、名だたる有名企業のアイデアコンテストやアクセラレータープログラムの実行をサポートしています。23,000人の応募に対して、担当者はわずか2名ということもありましたが、Thlottleを使って管理することで負担も少なくプログラムを遂行することができたという事例が示すように、企業の中で限られたリソースを使って新規事業を立ち上げていくサポートをするためにはThlottleのようなサービスが必要だと考えています。
ここまで紹介すると、Thlottleとは「社内ビジコン向けの管理ツール」と思われてしまうかもしれません。しかしThlottleの唯一性を担保しているのは、Relicならではの新規事業立ち上げノウハウをしっかりと詰め込んでいる点です。
例えば、フレームワーク機能。市場分析やKPIツリーの作成、カスタマージャーニーマップの作成などの雛形が数多く提供されています。これらのフレームワークは、一度体系的に学んだことがある人であればやり方はわかるかもしれませんが、新規事業の設計を一度もやったことがない方だとフレームワークをイチから思いつくことは不可能に近く、短期間で成功に近づくための効率的な近道ができると考えれば、管理側だけでなく、新規事業の事業担当者も日々の事業検討やプロジェクト推進にこのサービスを使う理由が生まれてくるところに、Throttleの面白さがあります。
今後は、従来の新規事業創出プログラム等で利用する、主に「プログラム運営者向けシステム」としてのThlottle利用を拡大させていくことはもちろん、前段で語った「ノウハウ提供」の部分を広く普及させていきたいと考えています。Relicは「イノベーションの民主化」によって日本全体を活性化することを目指しています。その実現のためには、事例で取り上げたような大手企業だけではなく、日本の全企業数のうち99.7%を占め、まさに日本の産業を支えているといえる全国350万社以上の中小企業の中からも次々にイノベーションが生まれる状況を作っていくことが欠かせません。
日本の中小企業を応援したいという思い入れがある方や、イノベーション・新規事業といったキーワードに心躍る方。私たちと一緒に、Thlottleというサービス、ひいてはRelicという会社を成長させていきましょう。