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事業立ち上げをもっとスムーズに。サービス開発の概念を覆すDigital Innovation Studio

Relicが大切にしている考え方に「仮説検証」があります。特に新規事業においては、最初の事業アイデアをそのまま形にすることが大切なのではなく、ターゲットユーザーの意見や行動、売上などのデータを見ながら、柔軟にサービスの形を変化させていくことが事業成功への近道と考えています。

新規事業における「仮説検証」の重要さをわかっているから作れた仕組み

その理想の実現のためには、戦略に基づきフットワーク軽くサービスのプロトタイプを作り、システム開発まで一気通貫で行える体制が必要です。従来、自社内にデジタル関連のデザインや開発部署を持たない会社さまにとってはこの体制を構えることは困難でしたが、Relic内の新規事業立ち上げに特化したプロフェッショナルなメンバーを「チーム」としてアサインすることで、柔軟な対応を可能にしました。それが今回紹介する「Digital Innovation Studio」です。これまで、観光庁の観光地域づくり法人の活動を活発化させるためのプロダクトの開発、大手金融会社様のオンラインコミュニティサービスの構築など、多くの企業・団体の方にご依頼いただいてきました。

 

新規事業の立ち上げの中でも、特にデジタル領域に特化したこの取り組み。事業戦略/企画の担当者から、システム開発、UI/UXデザインまで、依頼主となる会社さまで必要な部分について、Relicの各部門からメンバーが参加します。

もっとも特徴的なのは、依頼主との関係性のあり方です。一般的なシステム開発では、依頼主の決めた要件や仕様にしたがってプロダクトを開発し、要件通りのものを期日通りに納品することでプロジェクト終了となりますが、Digital Innovation Studioが目指すのは、お客様の「新規事業の成功」です。そのためには、仕様決めの前段階となるペルソナの設定やカスタマージャーニーマップの作成からプロジェクトに関わることも大切ですし、場合によっては本格的な開発に入る前に機能を絞ったプロトタイプを作成、ユーザーテストを行ってインサイトを見極めるという、通常の開発手法よりも手数がかかるご提案をすることもあります。しかし、コストをかけて開発したもののユーザーにまったく受け入れられなかった、解決した課題がそもそもズレていたなどの大きな失敗を避けることができ、結果的には新規事業の立ち上げにより近づけると考えています。

この仕組みは、新規事業開発の特殊性を鑑みて考案されました。一般に、新規事業の成功確率は5〜10%と言われており、裏を返せば失敗の確率がとても高いと言えます。不確実な仮説をひとつひとつ検証したり、「このアプローチは違った」とわかった時点で前段階まで戻って検討し直せる柔軟性が、チームにもデザインにも、システムにも求められており、それを体現したのがこのDigital Innovation Studioです。

もちろん、ここで言う「プロトタイプ」は実際に動くシステム(機能試作・ファンクショナルプロト)に限定されず、手書きのスケッチや紙に書いたペーパープロトやコンセプトムービーも広義的に含まれます。そのときに検証したいことを、最も効果的に検証できる手法を時々で選定し、提案できるのも自分たちのバリューです。

日本を代表する有名企業ともコラボレーション

冒頭に紹介した事例のほかに、誰もが名前を知っているであろう超大手のメーカーさまの新規事業においても、このDigital Innovation Studioが関わっています。今回、「映像制作の民主化」を目指して、原案から撮影・編集に至るまで、動画に関する様々なスキルを持ったクリエイター同士をマッチングするプラットフォーム立ち上げに関する新規事業を企画されており、それを社内で事業化できるかを検討するためのプロトタイプ作りを依頼されました。

映像のコンセプトに共感したクリエイター同士が協力してモノづくりをする文化を創っていく取り組みであり、映像制作の未来を担っていくプロジェクトだという起案者様の熱意も感じられましたし、「日本のクリエイターを応援する」という点がRelicの会社ビジョンとも共鳴し、Relicのメンバーも非常に士気も高く取り組むことができました。

わずか3ヶ月で、サービスの要件定義や外観デザイン、MVP(Minimun Viable Product=顧客に価値を提供できる必要最小限のプロダクト)の開発から評価まで行う短期集中のプロジェクトでしたが、プロジェクト開始時に各プロセスのKPIを細かく決めていたこともあり、スムーズに事業評価までたどり着くことができ高い評価をいただきました。

これまでRelicでは、上述のような誰もが名前を知っている大企業から起業直後のスタートアップまで、2,500社を超える企業を支援し、10,000以上の事業プランやアイデアの誕生に関与してきました。これだけの数の新規事業支援を扱っていると、自然と新しい知識や技術を試す機会も増えますので、自分の経験値の増え方が他社の比ではありません。

このDigital Innovation Studioで新規事業立ち上げのノウハウを身に着けたあとの長期的なキャリアパスとしては、新規事業の立ち上げ支援のスペシャリストとなるのも可能ですし、どこかの事業会社内で新規事業立ち上げを起案することも、サービスをグロースさせるポジションで活躍することもできるでしょう。将来的に自分でなにか0→1で事業を生み出したいと思っている方にも、Relicでの経験は糧になると思います。

事業共創型エンジニアリングサービス Digital Innovation Studio

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