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Interview 社員の声

家族と自分の幸せのために。「永遠に求められるスキル」のための大胆キャリアチェンジ

Relicには、ユニークなキャリアを持ったメンバーが集まっています。今回紹介するENjiNEの責任者、安立剛弘(あだち・たけひろ)も、以前はITやWebとは縁遠い、レガシーな業界から転職してきたメンバーのひとりです。

前職で、新規事業に「挫折」。それが転職のきっかけに

ーまずは、Relicに転職するまでの経歴を教えて下さい。

新卒で人材紹介営業を2年、その後新聞販売店向けの産業機器やCRMの営業を経験しました。みなさんの家の近くにも1店はあるであろう、あの「新聞販売店」がお客さんとなる、かなりレガシーな業界です。

そこで営業成績を残し、たった5名の「新規事業開発本部」に配置換えされます。新聞業界は御存知の通り厳しい環境の中にありますので、社内にはなにか新しい事業を立ち上げないとという焦りがありました。そこで立ち上げた事業は、「宅配のラストワンマイルを新聞配達店が請け負う」というビジネス。当時、配達員の過重労働が報道されるなど、宅配クライシスが叫ばれていたこともあり事業はうまく立ち上がり、年商1億5000万程度まで成長しました。ただ、当時の自分にはITの知見もなく効率化の提案ができず、加えて、配達の質にも課題があるなど、ビジネスがスケールせず、クローズに至りました。

その他でもいくつか事業立ち上げに挑戦しましたが、大きな成果は残せず、挫折を味わうことになります。

いままで出来上がった販売網の上で商売してきた社内には新規事業のノウハウもなく、果たしてこれでやり方は合っているのか、判断は間違っていないのか、とても不安な毎日を過ごしていました。まさに、いまRelicがサポートすべき方々と同じ状況に陥っていたのです。

不安な日々のなか、新規事業の立ち上げ方を体系的に理解する必要性を感じ、新規事業をドメインと標榜するRelicに出会ったことで、転職を決めました。

ーまったく異なる業種からの転職。ギャップを感じたこと、大変だったことはありますか。

まず、すべての異業種転職の人が感じると思うのですが、IT業界のスピードの速さに驚きました。また、Relicならではの点として、新規事業の立ち上げ方の思考ロジックを短期で身につける必要があったこと。さらには理論を実践に落とし込む難易度は想像以上で、自分にとってはかなりチャレンジングでした。

ただ、自分が新規事業、ITスキル、ともに全く足りないということは転職してすぐにわかりましたので、そのギャップを埋めるための努力を「苦労」とは感じませんでした。

前職の経験が無駄だったとは思っていません。あの時培った義理人情、礼儀を大事にする姿勢は新規事業にも大事ですし、先方が同様に長い歴史のある企業さんだったりすると、一緒になって社内で新規事業に難色を示す諸先輩方の巻き込みの方法を考えたりできる。それは、IT業界に新卒で入っていたら身につかなかった能力です。「相手の状況が手にとるように想像できる」というのは、みなさんが想像する以上の強みになるんですよ。

「新規事業の立ち上げ」は、今後30年食べていけるスキルだと思った。

ー現在は、ENjiNEの事業責任者ですね。若くして、かつ転職から日も浅いながら会社を代表するサービスの責任者を任せてもらえた秘訣は?

ENjiNEというネットワーク型クラウドファンディングSaaSは、コロナもあって注目が高まり、2020年12月には、昨年同月比の流通額が1,000%まで伸びました。外出自粛でEコマースの需要が高まったこと、打撃を受けている生産者やアーティストを支えようという社会的な流れが追い風になっています。

流通額が短期間で急激に伸びるということは、毎日毎週サービスのフェーズが変わっていくことを意味します。自分に責任者を任せてもらえたことは素直にうれしく、ありがたく思いますが、能力が足りているのか不安に思ったり、プレッシャーを感じることはもちろんあります。

自分も営業をやってきた期間が長かったため、つい個別の事象に気持ちが入ってしまい、サービスのグロースには直結しない対応を優先させたい気持ちが湧いてくることもあります。そこをぐっとこらえ、事業全体を見る冷静な目線を養うことが今の自分に大切なことだと思っています。自分がそこで迷った時、判断を間違えそうになったときは役員陣に頼る事が多いです。Relicの役員陣は、ひとりひとり視点は違いながらも的確な指摘・アドバイスを与えてくれるので、自分の視座を上げるには充分な環境だと思います。

ー責任感も強く、成長意欲も人一倍の安立さん。その行動のモチベーションの源泉は?

端的に言えば、家族がモチベーションの源泉です。最愛の娘が二人いるのですが、自分が仕事を通じて社会の役に立っている後ろ姿をみせていたいですし、できることなら将来はお金のことで苦労させたくないと思っています。
終身雇用が保証される世の中では無くなっていますし、自分の目指す姿であり続けるためには、今後30年通用するスキルが必要です。そのために、自分自身が「新規事業を立ち上げられる」と言える状態になること、またそれをアップデートし続けられることは重要な意味を持つと考えています。変革が求められる日本の市場では、新規事業の需要はさらに高まっていくはずですし、Relicで得られる知識や技術は、将来の日本全体にとっても大変貴重なのではないでしょうか。

ただ、冒頭でお話したとおり、変化の激しい業界で、スピード感も並大抵のものではありません。毎日新しいことにチャレンジする意欲があり、それを継続出来る人こそ、この会社で自分の市場価値を上げる挑戦をしてみてほしいと思います。

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安立 剛弘

プラットフォーム事業部 マネージャー

広告業界にCRMツールや産業機械を提供するメーカーで法人営業に従事し、6年連続でトップクラスの営業成績を上げた後、新規事業開発本部に異動し複数の事業立ち上げを行う。歯科領域など多数業界をターゲットとした事業責任者として事業を展開しつつ、宅配クライシスで注目される物流業界に向けて物流コンサルティング企業と共同出資で新聞販売店を活用した新たな宅配インフラを構築する会社を設立。プロジェクトマネージャーとして事業企画から大手物流企業及びEC企業への営業、経理を含むバックオフィスの組織作りを行い、売上数億円規模まで成長させた後、2019年にRelicに参画。グロースマネジメント事業部のマネージャーとして、大企業やスタートアップの新規事業におけるグロース支援や、インキュベーションテック事業の「ENjiNE」における営業やCSを統括する責任者として、急速な成長を牽引。2021年より、現職。

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