「イノベーション創出サイクルを沖縄県内で活性化したい」沖縄支社長インタビュー

仲本佳世
株式会社Relic ビジネスクリエイション事業部 兼 沖縄支社長
#ビジネス #地方拠点 #沖縄

事業共創カンパニーRelicは2023年7月、沖縄県の那覇市と名護市に「Innovation Link」を2拠点同時設立しました。拠点開設の立ち上げ責任者へ自ら手を挙げたのは、沖縄出身の事業プロデューサー・仲本佳世。本記事では、仲本が拠点開設へ抱く想い、そして沖縄拠点の役割と現在をご紹介します。


Relicの12・13拠点目となった沖縄。Innovation Linkはどんなところ?

今回新たに設立された那覇市「Okinawa Innovation Link」と名護市「Nago Innovation Link」では、Relicの開発基盤ならびに発展基盤として、県内の教育機関や企業と連携し、沖縄エリアにおけるイノベーター人材の発掘・育成及び地域発のイノベーション創出を加速することで地域の発展を目指します。

これまでRelicが様々な新規事業やイノベーションの共創に取り組んできたスタートアップ企業のアントレプレナーや大企業の企業内新規事業やオープンイノベーションを牽引するイントレプレナーだけでなく、日本経済と地域を根底から支える中堅・中小企業の次世代を担う経営者であるネクストプレナーも含め、あらゆる挑戦者と共創するための拠点です。

<発表プレスリリースURL>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000180.000016318.html




拠点名は“ゆいまーる”の精神から。故郷への拠点立ち上げへ抱く想い


仲本さんは沖縄支社運営の他にはどんな仕事を普段されていますか?

私は普段は事業プロデューサーとして、大企業をはじめとしたお客様の新規事業開発の伴走支援をしています。
戦略設計からサービス企画、システム開発、営業/マーケティングと一貫した活動をお客様と密に連携しながら行っています。
具体的に現在は、心の健康をサポートする家電事業の開発や食のイノベーション事業の推進など、BtoC事業の伴走に取り組んでいます。

物件の調整から拠点名の決定も仲本さんが担ったと聞きました。拠点名はどのように決めましたか?

拠点名に入れた”Link”は、つながり、絆という意味を持ちますが、そこには沖縄のゆいまーるの精神を反映させました。ゆいまーるの持つ「共同作業」「助け合う」「一緒にがんばろう」といった意味を込め、仲間となって共に、沖縄の地からイノベーションの創出をしてきたいという、沖縄を取り巻く人や企業への呼び掛けの想いを表しています。


沖縄の2拠点のビジョンを教えてください。

故郷に貢献したいという想いから始まった沖縄拠点開設ですが、これから2つのことに挑戦していきます。1つ目にRelicの活動を通じて沖縄の人材流出を減少させること、そして2つ目は、イノベーション創出サイクルを沖縄県内で活性化することです。

日本の人口の東京一極集中が叫ばれて久しいですが、なかでも特に若い女性や次世代リーダー人材などの東京圏への流出が増え続けています。好条件の職を探して地元を離れる人が多いことは私の周りでも体感することです。Relicでは各地方拠点と東京本社間で採用条件や待遇、給与や評価基準に差異はありません。エンジニア職だけでなく、ビジネス職にも一切差異はないので、職を理由に沖縄を離れる方々のブレーキになれると考えています。

そうして沖縄に優秀な人材がとどまることで、沖縄県内で新規事業やスタートアップなどイノベーションが数多く生まれるはずです。そこからまた雇用の創出と経済の活性化を促し、新たな挑戦者によるイノベーション創出サイクルの循環を、この2つの沖縄拠点から支援していきます。

東京と地方、なかでもエンジニアだけでなくビジネス職でも条件に差異がないのは伝えたい特徴ですよね。

そうですね、エンジニア職だけでなく、ビジネス職の採用においても地域間の差異は一切ありません。待遇も評価基準もすべて同じです。居る場所が異なるだけで、やっている仕事、創出している成果は同じという認識なので、場所に問わず給与の条件も一律です。

私自身、直近まで福岡支社に所属していましたが、多くの地方拠点でもその点は魅力に感じますし、働きがいにもつながると感じています。
情熱や志や想いはあるけれど、地元を離れられないためにその能力や情熱を生かしきれないという人や、地元を出て首都圏で経験を重ねているけれど、将来的には地元へ帰って地元に貢献したいが、給与や待遇面から決断しきれずにいる、というジレンマをもつ方々の挑戦のフィールドとしてRelicを知っていただきたいと思います。


福岡支社も2022年に立ち上がったばかりです。1年を経て福岡支社はどのように変化しましたか?

2022年夏に福岡が立ち上がったとき、常駐メンバーは私1人でした。今はエンジニアも事業プロデューサーも合わせて10名以上の拠点に成長し、賑やかな雰囲気です。福岡もゼロから始まりましたので、全員同期のような感覚です。業務の傍ら、拠点を創り上げていくプロセスを通して、チームワークも最高で、チームとして形ができていくことがとても喜ばしく、面白みを感じていました。

ですので、今回の沖縄支社の立ち上げにおいても、魅力的なみなさんとチーム沖縄を創っていけたらと考えています。Relicで挑戦者を支援し、自らも挑戦したいという意思を持つ方、沖縄で立上げ初期からチームを創ってみたいという方、ぜひお話できる機会があれば嬉しく思います。



チーム沖縄、素敵です!採用も積極的に募集中とのこと、沖縄で働きたいと考えている方に最後にメッセージをお願いします。

Innovation Linkに沖縄県内そして県外からイノベーションや新規事業開発へ挑戦する沖縄の人が集まり、地元企業や学校、自治体、地域の方々と力を合わせることで、沖縄の人が沖縄の発展や経済成長に貢献し、未来を開いていく。沖縄とRelicにそんな場所を作りたいという想いで、わたしは沖縄支社を開設しました。
この想いに共感してくださる方、また、純粋に新規事業がやりたい、起業したいという、Relicのビジョンに共感してくださる方は、ぜひお話を聞かせていただければと思います。沖縄が大好きなIターンの方も大大歓迎です!

【沖縄支社 採用情報】

那覇市「Okinawa Innovation Link」と名護市「Nago Innovation Link」では、ビジネス職・開発職ともに積極採用募集中です。「少し話を聞いてみたい」「まずはカジュアル面談から」など、お気軽にご連絡ください。

仲本佳世
株式会社Relic ビジネスクリエイション事業部 兼 沖縄支社長