広告会社出身、事業開発経験者から見るRelicとは?
事業共創カンパニーRelicでは、多様なバックグラウンドを持つ社員が活躍しています。今回は、ビジネスイノベーション事業本部ストラテジックイノベーション事業部マネージャーで事業プロデューサーを務める佐々木亜衣さんにインタビューを行いました。他社で事業開発やプロダクト運営を経験した彼女の視点から見る、Relicの姿を紐解きます。
新規事業開発の市場が成熟。プロジェクトキックオフ時の、戦略立案の重要さが増している
まずは、佐々木さんのご経歴を教えてください。
新卒で外資系広告会社に入社しました。1社のクライアントを専任で担当することが多く、予算策定・管理から事業部と宣伝部内の意見調整まで、先方の社員かのように、かなり深くまで入り込んだ支援を行っていました。
そんな日々のなかで、消費財メーカー様の新製品開発を支援させていただいた際に、新製品開発の面白さを感じました。「すでにある製品をどう売るか?と考えるだけでなく、そもそも求められる製品を作るところからやってみたい」との思いから、新規事業開発へのキャリアチェンジを考えるようになりました。
ちょうど別の広告会社で新規事業の立ち上げを計画しているという話を聞き、入社しました。広告会社が持つ資産を活かしながら、ボトムアップで新規事業を立ち上げるというのが私たちメンバーのミッション。様々な模索を経てオープンイノベーションに取り組みたい企業や新規事業を立ち上げたい企業を支援するサービスを開始し、数名しかいなかったチームが、30〜40名の規模にまでなりました。
その頃、Relicのことを知り、自らリスクをとってクライアント企業と共に事業開発をしていく姿勢に興味を持ちました。
当時所属していた組織ではクライアント企業の出島的な立場を目指して社内調整を続けていましたが、上場企業の子会社だったこともあり、迅速な意思決定が難しいことがネックになっていました。非上場を貫き、会社の意思として自らリスクをとって事業を推進するRelicの姿勢は、クライアント企業に求められているものだと感じていました。
事業開発の0→1はある程度経験をしたので、次は事業を大きくしていく上で欠かせない「顧客との関係性を構築し強固にしていく活動」に取り組みたいという気持ちが大きくなりました。以前であれば難しかった顧客との1対1の関係構築が、ビッグデータマネジメントツールやマーケティングオートメーションを活用することで実現できるようになっていると知ったことがきっかけです。また、当時自分の経験として弱かったプロダクト運営、特に継続的に製品を利用いただくためのカスタマーサクセスの活動を本格的に学び、実践する環境を求めて、SaaS企業へ転職することにしました。転職先で主に扱っているのは顧客関連データでしたので、顧客のデータを活用した事業開発にチャレンジしたいという思いもありました。
現在、ご縁があってRelicに参画するにあたり、事業開発に対するRelicメンバーの真摯な姿勢や、新規事業開発についてまわる種々の課題を、制度やプロダクトによって解決しようとしている取り組みが印象的でした。特に、個別の案件で発生する課題を都度解決していくのではなく、「仕組み」で解決できないか、と考える姿に感銘を受けました。
佐々木さんのRelicでの役割について具体的に教えてください。
現在、ストラテジックイノベーション事業部マネージャーで事業プロデューサーを務めています。具体的には、新規事業を立ち上げたいと考えているお客様に対して、その戦略立案や制度設計、新規事業プログラムの運営支援を行っています。
また、そもそも新規事業にどうして取り組むのか?という目的の明文化や合意形成、さらに、新規事業開発に取り組む環境を整備するための人事制度設計、人材育成戦略の立案や人材育成のための施策実施を担当することもあります。
これまでも事業開発を経験している佐々木さんの視点で、Relicの特徴や面白いポイントを教えてください。
Relicの事業開発の最大の特徴は、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブがわかる人材をバランスよく取り揃えているところだと思います。また新規事業の戦略、制度から0→1、1→10、さらにグロースさせていくフェーズすべてに専門性をもったプロがいて、領域・フェーズ問わずにご支援できる体制になっています。この体制が実際にワークしているのが特徴ですね。
また、自社としてもリスクをとりながら事業推進していくという会社の意思が、ポイントだと思います。この仕組みを実際にクライアントにご提供している実績は外部から見ている際にも注目していました。
最後に、佐々木さんがRelicで“実現したいこと”はなんですか?
自分の担当業務のなかでは、お客様への貢献を常に考え、売上や各種KPIといった、数値でも結果を返していきたいと思っています。
また、これまで「とりあえず会社の中で新規事業を立ち上げてみよう」「まずひとつプロダクトをリリースしてみたい」ということがゴールであった企業内新規事業についても、黎明期を経て市場が成熟し、風向きが変わってきたように感じています。
改めて新規事業に取り組む際の目的設定や、戦略作りが重視されるフェーズに移ってきており、そのサポートができるRelicのストラテジックイノベーション事業部のような存在が強く求められる時代になってきたのではないでしょうか。その市場ニーズの高まりに高いレベルで応えられるよう、しっかりと業務を進めていきたいです。
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