事業を創れる人になりたい。メガベンチャーからRelicを選んだ理由
Relicの新規事業開発では「想定している課題を顧客が本当に抱えているのか」「その課題は本当に事業で解決できるのか」というビジネスの本質に迫った問いに向き合っていきます。メガベンチャーからRelicに参画し、現在マネージャーを務めるビジネスクリエイション事業部の荒木和枝(あらき かずえ)は「これまでにないくらい事業の本質的な部分に関われている」と語ります。本記事では、Relicの業務内容や魅力、入社後のキャリアをご紹介します。
まず最初に、荒木さんの経歴を教えてください。
新卒でメガベンチャーに入社し、主に営業・マーケティング・事業開発を担当していました。最初はEC事業部に配属になり、営業を担当しました。他ECモールへ出店している企業へ架電して出店獲得を行い、出店後は売上を伸ばすためにどんな広告が必要か、コンサルティングをしていました。
その後はスポーツ事業のイベント・商品企画設計や、新規事業として立ち上げたアプリのユーザーインタビューやコンセプト設計、マーケティング施策の検討など、営業から入って徐々に事業開発系の業務にシフトするキャリアを歩んできました。
Relicに入った理由や、背景を教えてください。
理由は2つあります。
より本質的にビジネスを考えられる環境で働きたかったのが1つ目の理由です。前職で働いてから6~7年ほど経過した頃、ビジネスパーソンとしての力がついてきた感覚がありました。営業成績で1位を取ったり、自分が企画したプロモーションがヒットしたり、確かな成果を出せるようになりました。
一方で、「それだけで良いのか?」と感じることも増えました。営業・マーケティングのような部門の数値目標を達成する力はついたと思いますが、事業が掲げているミッションやビジョンに向けて前進しているのか、私が提供しているサービスで、顧客は本当に喜んでくれるのか、顧客の課題を解決するもっと良い方法はないのかなど、より課題解決のために本質的なことを考えて実行できる環境に身を置きたいと思っていました。
また、派遣社員のキャリア課題を解決したいと思っていて、解決のためにもっと力をつけたかったのがもう1つの理由です。
前職でとてもお世話になった派遣の方がいて、私が担っていた業務をほとんど引き継いだのですが、問題なく回せていました。私は彼女が正社員として働けると思っていて、本人もそれを望んでいたのですが、話を聞くと「正社員としての経験が乏しいので、難しい」とハードルを感じているようでした。
私とほぼ同じ業務をこなせて能力的にも申し分のない人でも、正社員経験の有無のみでキャリアの選択肢が決まってしまうとしたらとてももったいないし、しっかりと成果を出せる人が正しく評価されない現状に対して違和感をもっていました。
自分が問題意識を持った課題を解決するために、日常的に事業の本質を考え、実行できる環境で働きたいと思っていた時に出会ったのがRelicでした。
実際の業務内容を教えてください。
Relicでは新規事業開発の事業構想フェーズ(0→1)、事業創出・事業化フェーズ(1→10)、成長・拡大~完成フェーズ(10→100)すべてをカバーしています。私は主に1→10に関わることが多く、プロジェクトマネージャーとして主に大企業の新規事業開発プロジェクトで生まれた事業を支援しています。アイデアを世の中に出して仮説検証をして、ビジネスとしての確からしさを高めていくことが私のミッションです。
新規事業では、顧客が抱えている課題が本当に存在するのか、課題をどうやって解決するのか、事業モデルに実現性があるのかを検証していくことがポイントになります。クライアントのアイデアを、Relic内の新規事業のフレームワークに当てはめて、何のために、何をどうやって検証していくのかを整え、実行していきます。
実際に顧客に課題検証のためにインタビューをして、いつ、どれくらいの頻度で、どれほど困っているのか、解決するためにどれくらいならお金を払おうと感じるかなどを検証したり、事業計画も作成して、いつ頃黒字化が見込めるのか、プライシングは適切かなど、事業の根幹となる部分を推進していきます。
業務内容からもわかるかと思いますが、戦略や計画を作成して終わるのではなく、クライアントと一緒に施策を考えて実行しながら、事業を大きくするために何が最適か?を提案していきます。時には意見がぶつかることもありますが、反対意見も踏まえてベストな答えを出していくことは、事業成長には不可欠なことだと思っています。
「事業開発にもっと関わりたい」が入社前の希望とのことでしたが、実際に入社してみてどうでしたか。
本当に深く事業開発に関われているなと思います。業務内容からも伝わるかと思いますが、事業の根幹となる部分を推進できていることは大きいです。加えて、「本当に顧客が困っているのか」や、「自分が関わっている事業が本当に顧客の課題を解決できるのか」を考える機会が圧倒的に多く、「事業を通じて誰かの困りごとを解決する仕組みを創るためにはどうしたらよいか?」を日常的に考える環境にいられることはとても良い経験だと思っています。
もちろん、支援をしていく中で難しい問題に直面することもありますが、困ったときに相談できる体制は整っています。プロジェクトは3名前後でチームを組んで進めていくので、何かあればチームメンバーで時間を取って話し合っています。
また、Relicは業種・業界、事業フェーズを問わずあらゆる領域の新規事業の支援をしているので、様々な企業様の新規事業支援のノウハウが揃っているので、過去の資料を参考にすることも多いです。相談しながらノウハウも学び、クライアントごとに異なる事業開発の課題を解決していくことで、自分のスキルアップにもつながっていると感じます。
1月にはマネージャーに就任したと聞きました。背景と、やりがいについて教えてください。
実は、Relicに入るまではそこまでマネージャーに対して積極的ではありませんでした。しかし、事業開発をする中で「事業を成功させるためには組織や人の成長が必要不可欠」と感じるようになりました。資金力はもちろん大事ですが、どうやって人を育てていくか、事業が成長できる組織をどうやって創るかもとても重要になります。事業を創る人になるために、組織・ヒト観点でのマネジメント力も磨いていきたいと思っています。
まだ就任してから日は浅いですが、メンバーの成長を見れるのは、やりがいになっています。これまでのマネジメント経験だと、1on1で目の前の業務でどうやって成果を出すかであったり、体調面がどうかを確認することが多かったですが、Relicだとそれに合わせて本人の意向を聞きつつ「将来どうなりたいか?」を未来志向で一緒に考えていくことが多いと思います。マネージャーとしては技量を求められますが、メンバーが将来の理想に向かって自分の課題を解決できたときの話を聞いたり、同じプロジェクトに入って仕事をする姿を見て成長を実感できたときは嬉しいですね。こうした「人の成長を促す立ち回り」も事業を創る上では重要になってくるので、スキルとして磨いていきたいと思っています。
最後に、今後の目標を教えてください。
今、私含め複数人でクライアントの支援とは別にRelic内で新規事業立ち上げを推進しているので、成功させたいです。Relicは社員による事業創出を全面的に支援していて、社員が立ち上げた子会社の数は10近くになります。
約2年間Relicで働いてきて、たくさんの企業様の支援をさせていただく中で培ったノウハウをフルに活かして、実際に自分で事業を創ることができているのは本当に貴重な経験だと思っています。まだ立ち上げたばかりなので壁にぶつかることも多いですが、事業開発経験の豊富な社員が多いのと、みんな応援してくれているので、Relicでなければ他ではできないとすら思います(笑)。もともと関心があった領域での事業立ち上げになるので、大きくできるように思いっきり挑戦していきたいです。
社員の声
Relic新卒トップ2に聞く。入社直後から活躍できる人材の心構えや姿勢とは?
脇:ビジネスイノベーション事業本部 XTech事業部 松田:ビジネスイノベーション事業本部 ビジネスクリエイション事業部
Relicの地方拠点で働く魅力。福岡にIターンした東京出身エンジニアがRelicを選んだ理由とは?
プロダクトイノベーション事業本部 プロダクトディベロップメント事業部
取締役CROに聞いた、新規事業を産み出す”事業プロデューサー”の仕事の魅力
株式会社Relic 取締役CRO 兼 ストラテジックイノベーション事業部長
描いた戦略のその先へ。コンサル出身者が語る、手触り感のある事業開発とは?
ビジネスイノベーション事業本部ビジネスクリエイション事業部シニアマネージャー
事業を創れる人になりたい。メガベンチャーからRelicを選んだ理由
ビジネスクリエイション事業部 マネージャー