Relicにいると、なぜ「成長」できるのか?どのレイヤーでも成長できる、この会社ならではの環境とは。
若くして、Relicに参画したメンバーに話を聞くと、入社後の成長角度が圧倒的だという声がよく聞かれます。Relicのどのような環境が社員の力を伸ばすのか、池本圭吾(いけもと・けいご)のインタビューを通して、紐解いていきましょう。
新卒で調査会社大手のマクロミルに入社、リサーチディレクターや営業の経験を積んでこられたそうですね。マクロミルからRelic、ちょっと意外なキャリアです。
自分の指向性を決定づけたのは、もう少し遡って大学の単位外活動。「起業家精神育成ゼミ」といって、神戸大学出身の起業家が集まり、後輩のアントレプレナーシップを培う目的で結成された勉強会。
そこでたくさんの起業家と時間をともにしたこと、そのゼミ自体の集客や収益化支援を担当するなかで、ゼロイチで事業を形作っていくベンチャー企業が自分の気質にあっているのではないかと感じるようになりました。
そこで、”リサーチの牛丼化(早い・安い・品質が高い)”を掲げ、調査業界内で破壊と創造を成し遂げて注目を集めていて、「新規事業開発」と「グローバル」をキーワードに次世代の人材を募集していたマクロミルに就職を決めました。
実際、マクロミルでは「M-Bump」という名称の社内新規事業プログラムが行われ、企業として新しい事業を見出そうとする姿勢がありました。私も、在職時はすべての回に事業アイディアを応募しましたが、残念ながら実施には至りませんでした。
また、自分が提案したもの以外でも、在職4年間中で「事業性検討フェーズ」に移行した事業アイディアは数えるほどしかなく、ボトムアップで新規事業を生み出す難しさを痛感するとともに、自身のキャリアにも悩みを感じるようになります。
新規事業立ち上げに憧れる気持ちはあったものの、空回りの4年間だったのですね。
かといって、他の会社の新規事業創出ポジションに転職するにも踏み切れずにいました。
「新規」といえども、事業会社である以上、既存事業とのシナジーが求められますし、新規というのは名ばかりで、単に「カイゼン」レベルでしか挑戦できないのではと感じていたためです。
そんな折、たまたまRelicが1週間だけリクナビに出稿した際に、求人票と出会いました。
「事業領域に囚われず、新規事業というドメインで挑戦を続けられる会社がある!」
これだ!と思った私は、その場でエントリーボタンを押しました。
飲み会の前に入った喫茶店で、たった30分しか時間がなかったのを覚えています。
普通だったら、ブックマークしてあとでエントリーしようと思いますよね。しかし、どうしてもこの会社に入りたいという気持ちが強くて……「翌朝、ポジションがクローズしていたら絶対に後悔する!」そんな一心で、スマホからポチポチと履歴書を入力したんですよ。
入社したい気持ちが溢れて、面接の前に当時の会社があったビルを下見に行き……面接の日程調整メールに「この白い外観の素敵な建物(※当時)でみなさんと働きたいです」なんて追伸を書いたりしました。とにかくインパクトを残さなくては!と必死だったんです。(笑)
“自分は考えている”と思っていた。しかし、それは思い上がりだった。
念願叶って面接を突破し、Relicに参画。マクロミルでも新規事業のための調査業務に就くことがあったそうですが、同じ「新規事業」でも、やはり違いを感じますか?
入社当初は「インキュベーション事業部(※現インキュベーション事業本部)」に配属されたので、顧客の新規事業をサポートする仕事なわけですが、クライアントをサポートするためには「Relicが持っている新規事業立ち上げノウハウ」を完璧に理解しないといけないですから、入社したての時期は知識の吸収で手一杯でしたね。事業を創るためには非常に広範かつ深いノウハウが必要だということは、恥ずかしながら入社して初めて身を持って理解できました。
また、新規事業立ち上げのプロセスを通じ、特にCEOの北嶋から大きく影響を受けたのが「徹底的に考え抜く」という習慣です。例えばRelicの経営陣は、打ち合わせが終わって、会社に帰ってきた時点で次回の提案骨子が頭の中で出来上がっているんですよ。そのあとの時間はより思考を深めることに使うから、自然と提案の精度は上がっていく……どこにも無駄な時間がないんです。もちろん、以前から自分は”考えている方”だと思っていましたが、この会社に入社して以降、考える量・質、どちらも圧倒的に増やさなければならないと意識しながら仕事をしています。
現在は、インキュベーション事業部ビジネスディベロップメント事業部のマネージャーとして、業務内容は相変わらず顧客の新規事業立ち上げのサポートながら、ここ数年で人数も急拡大していますし、10名を超すメンバーを部下に持つ立場になりました。
正直なところ、マネジメントも手探りではありますが、じっくりとメンバーと向き合う中で、いまの組織サイズでもやりたいこと、モチベーションを高める理由が十人十色だということに気付かされました。さらに、私はもともと自分ひとりで仕事を抱えてしまうタチで、なんでも自分でやるほうが早いと思ってしまうタイプ。ですが、マネージャーとして目指すべきなのは「メンバーを信じ、最も難易度が高くて”面白い”部分を任せる」という姿だと考え、仕事に向き合う姿勢を改める良いきっかけになりました。
マネージャーになってなお、日々勉強。
むしろ、マネジメントレイヤーになったからこそ経営陣と話す機会も増え、ますます自分の考え方が洗練されてきているように感じています。
自分が成長しても、それ以上のスピードで会社のサイズや事業の難易度が成長しているRelicでの仕事は、毎日が非常に刺激的。いまの状況から大きく踏み出したい方に、おすすめしたい会社です。
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株式会社Relic 取締役CRO 兼 ストラテジックイノベーション事業部長
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