※ 丸善 丸の内本店、丸善 日本橋店、八重洲ブックセンター、紀伊国屋書店新宿店、紀伊国屋書店梅田店、ブックファースト新宿、ジュンク堂書店池袋本店
はじめに
ここ数年、日本ではこれまでにないほど企業における「新規事業」や「イノベーション」の必要性が声高に叫ばれています。
当社にも日々さまざまな企業から新規事業に関するご相談をいただきますが、少なくとも現時点の筆者の結論としては、
「どの企業の、どのような状況にも当てはまる新規事業の成功法則や、手法論といったものは存在しない」と、考えており
本書はその上で「日本企業が今後の新規事業開発に向けてどう向き合っていくべきか?」を論じることに重きを置いています。
中長期的な目線で再現性の高い新規事業開発力とイノベーション創出のポテンシャルを備えた先進的企業へと変革していくことでしか、
VUCAとも言われるこれからの時代で生き残る経営を実現するのは極めて困難であり、そのために企業はどうあるべきか、どうするべきかを考察し、
提案することが本書の目的です。
そのために、我々自身の膨大な挑戦と多くの失敗、そしてわずかな成功体験から得たものを少しでも多くの方にお伝えできればと思い筆を執った次第です。
本書の内容
- 第1章
- なぜ今、日本企業に新規事業やイノベーションが必要なのか?
- 第2章
- 新規事業開発は、なぜうまくいかないのか
- 第3章
- いかにしてビジョンを描き、新規事業開発の方針や戦略を策定するか
- 第4章
- 良質な新規事業への挑戦を量産できる組織を作る
- 第5章
- 不確実性をコントロールする新規事業開発プロセスとマネジメントとは
- 第6章
- 新規事業を構造的にグロースさせるための理論と実行
- 第7章
- 先進的企業の「イノベーション・エコシステム」と「インキュベーションの民主化」が創る日本経済の未来

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読者の反響
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筆者の北嶋氏は自社で様々な企業の新規事業創出に携わられていますが、多くのコンサルティング会社と異なり、戦略立案より営業、マーケ、開発などを企業と共に行うことで新規事業支援の実績を上げてきています。
この支援から得られた新規事業立ち上げに関する様々なノウハウが本書には詰まっていると共に、多くの「新規事業本」が、「発案者」向けのノウハウに終始しているのに対して、本書は企業や組織としての成果を意識した、新規事業創出のための人材マネージメントや組織マネージメントの目線で書かれています。
発案者だけでなく、新規事業部門で何をやれば良いかわからない部門長クラスやマネージャー、事務局担当者は必読かと思います。
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前半は全社的な新規事業戦略(インキュベーション戦略と呼ばれている)のため戦略を立案する経営層やマネージャ層が読むべき内容で、後半は実践的かつ具体的な新規事業創出の過程が記されており、現場の人が読むべき内容。
それぞれ1冊の本にしてもいいテーマに思えた。
特に後半はある程度、経験の下地がある人でないと、なかなか内容が頭に入ってこないだろう。新規事業の初心者向きの内容ではなく、ある程度組織の中で新規事業を実践し、苦労してきた人へこそお勧めしたい本。その時の検討フェーズに応じて、時々リファレンス的に読み返したい。
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本書では、企業内において、成功する新規事業開発を実行するための実践的なノウハウが掲載されている。
具体的な内容としては、新規事業開発の実行にあたり、「合目的性を意識した戦略設計」「新規事業に挑戦する仕組みが実装された組織構築」「不確実性/リスクを可能な限りコントロールするための事業開発プロセス」が述べられている。新規事業開発系の書籍は、つらつらと言いたいことを述べる構成になっているものも多いが、この本は全体を俯瞰して述べた後に詳細を述べる構成になっているので、読みやすく理解しやすい。
同様に企業内にて新規事業開発を担当している人(=アントレプレナー)は必見の一冊だと思う。
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知識や理論と筆者の実体験が合わせて体系化されることで本質的かつ実践として活用可能な情報として整理されています。
私がさらに感心したこととして、非常に文章がわかりやすいということがあります。知識については書籍/論文といった出典元が示されることで安心感があります。また、無闇に難しい言葉を使わず、少し柔らかくも感じるような語り口はすんなり読むことを助ける効果があるように思います。
実体験も状況がイメージできるだけの情報量が適切に配置され、納得感を得る一助になっています。上記のような配慮に加え、事実と考えがよく分離されているため全体として安心して読めるという印象が強くすんなりと読みやすい書籍だと感じました。
- COMING SOON
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