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社内ベンチャー制度の作り方。目的設定から評価・撤退まで設計の要点

2026/7/13

社内ベンチャー制度を立ち上げたい、あるいは形だけある制度を機能させたい担当者に向けて、設計と運用の要点を順に整理します。経営から新規事業の号令が出て制度づくりを任されたものの、何をどの順で決めればよいか迷う場面は多いはずです。この記事では、目的の決め方から公募・選考・予算と権限・評価・撤退ルールまでを手順に沿って解説し、最後にアイデア募集だけで終わらせず制度を形骸化させない運用の設計を扱います。読み終えると、貴社の制度設計で最初に固めるべき論点と、つまずきやすい場所が見えてきます。なお社内ベンチャーそのものの意味や子会社との違いは、『社内ベンチャーとは何かを解説した記事』で確認してください。

社内ベンチャー制度の作り方。設計の全体像と決める順番

社内ベンチャー制度の作り方は、目的設定を起点に、応募設計、選考基準、予算と権限、評価制度、撤退ルールの順で固めていくのが基本です。やみくもに公募を始めるのではなく、何のための制度かを先に決めることが出発点になります。順番を誤ると、集めたアイデアを評価する軸が定まらず、関係者の期待もずれてしまいます。

全体像を一覧にすると、設計はおおむね次の6ステップに整理できます。各ステップの詳細はこのあと順に見ていきましょう。

ステップ決めること主な成果物
1 目的の設定収益化・人材育成・文化づくりのどれを主目的にするか制度の目的と達成イメージ
2 応募の設計募集の対象範囲・制度類型・募集の頻度募集要項、制度類型の選択
3 選考基準事業性と推進体制をどう審査するか選考基準、審査体制
4 予算と権限いくら渡すか・どこまで現場に決裁を委ねるか予算枠、決裁権限の規程
5 評価と報酬新規事業の進捗をどう評価し何で報いるか評価軸、報酬・処遇の設計
6 撤退ルールどの条件で見直し・撤退を判断するか投資判断の基準、撤退ライン

この順番には理由があります。目的が決まらなければ選考基準も評価軸も定められず、予算や権限の渡し方も判断できません。逆に目的さえ固まれば、後続の設計は一貫した考え方で決められます。まず取りかかるのは目的の言語化です。

設計に入る前に、社内ベンチャー制度がどんな仕組みで、社内起業や子会社と何が違うのかを押さえておくと議論がぶれません。用語の整理は『社内ベンチャーとは何かを解説した記事』『新規事業としての社内起業を扱った記事』に譲り、本記事は制度の設計と運用に絞って進めます。

ステップ1 制度の目的を一つに定める

社内ベンチャー制度の設計で最初に決めるのは、制度の目的を一つに絞ることです。新規事業による収益化が主目的なのか、起業家人材の育成が主目的なのか、挑戦する組織風土づくりが主目的なのかで、求める成果も投じる資源も評価の基準もすべて変わります。目的があいまいなまま走り出すと、成果の判断軸が定まらず、制度が宙に浮きます。

社内ベンチャー制度の目的は、大きく三つに整理できます。それぞれで設計の重心が変わる点に注意してください。

  • 新規事業による収益化: 既存事業とは別の収益の柱をつくることが狙いです。事業性の審査を厳しめにし、投資判断と撤退の基準を明確にする設計が必要になります。
  • 起業家人材の育成: 事業を立ち上げる経験を通じて経営人材を育てることが狙いです。成功した事業数だけでなく、挑戦した人数や習得した力も評価対象に含めます。
  • 挑戦する組織風土づくり: 新規事業に挑むチームの存在で既存部署に刺激を与えることが狙いです。応募のしやすさや参加体験の質を重視します。

これらは完全に切り離せるものではなく、収益化を主目的にしつつ人材育成を副次的な成果と位置づける、といった重み付けで考えるのが現実的です。重要なのは、主目的を一つに決めて関係者で合意することです。経営層・人事・新規事業部門で目的の認識がずれていると、選考の段階で「事業性で選ぶのか、人の熱量で選ぶのか」といった対立が起き、制度が前に進みません。

目的を文書として残し、達成したい状態を具体的な言葉にしておきましょう。「3年で黒字化する事業を1件育てる」のか「毎年10人の起案者を生む」のかで、後続の設計はまったく違うものになります。目的を具体的に書けるほど、選考基準も評価軸も予算配分も一貫して決めやすくなります。

ステップ2 応募の設計と制度の類型を選ぶ

目的が決まったら、誰からどう募るか、そしてどの制度類型を採るかを設計します。社内ベンチャー制度の応募設計は、募集の対象範囲・制度の類型・募集の頻度の三つを決めることが中心です。ここで間口を広げるほど応募数は増えやすい一方、顧客課題の検証や推進体制が薄い案も混ざりやすくなります。目的に応じた調整が必要です。

応募設計で決めるべき論点を整理します。

  • 募集の対象範囲: 全社員を対象にするか、特定部門や一定の役職以上に絞るか。人材育成が目的なら間口を広げ、収益化が目的なら関連事業の知見を持つ層に絞る、といった判断が考えられます。
  • 募集の頻度と期限: 通年でいつでも応募できる形にするか、年に一度のコンテスト形式にするか。コンテスト形式は機運を高めやすい一方、選に漏れたアイデアが翌年まで眠る点に注意してください。
  • 応募の単位: 個人で応募させるか、チームでの応募を必須にするか。事業はひとりでは進まないため、選考の段階でチーム組成まで求める設計もあります。

公募型・スピンオフ型・アクセラレーター型の使い分け

制度の類型は、大きく公募型・スピンオフ型・アクセラレーター型の三つに分けられます。どれが優れているという話ではなく、目的と社内の成熟度によって向き不向きが分かれます。

  • 公募型(社内起業家の公募制度): 社員からアイデアを広く募り、選考を経て事業化を支援する形です。挑戦の裾野を広げやすく、人材育成や風土づくりと相性がよい一方、応募の質と量が年によってぶれます。
  • スピンオフ型(独立分社型): 有望な事業を別会社として切り出し、独立性を高めて推進する形です。意思決定が速くなり事業に集中できる反面、母体の資産との連携が薄れ、立ち上げの負荷も大きくなります。
  • アクセラレーター型: 一定期間のプログラムを組み、外部の知見やメンターを入れて短期間で事業を磨く形です。検証を加速できますが、プログラム終了後に誰が事業を担い続けるかの設計が欠かせません。

目的が人材育成や風土づくりなら公募型、事業化のスピードを重視するならアクセラレーター型、有望な事業の独立性を高めたいならスピンオフ型が候補になります。貴社の段階に合わせて選び、最初は公募型で裾野を広げ、有望な事業をスピンオフ型に移すといった組み合わせも有効です。類型を決めたら、それに合わせて次の選考基準を設計します。

ステップ3 選考基準を決める

選考基準は、事業性と推進体制の両面で設計するのが基本です。アイデアの新しさだけで選ぶと、誰もやりきれずに止まる事業を量産しかねません。社内ベンチャー制度の選考では「何をやるか」と同じくらい「誰がどうやりきるか」を見る必要があります。

選考で確認したい主な観点を、確認の狙いとあわせて整理します。

  • 市場と顧客の確からしさ: 解決する顧客の課題が実在し、対価を払う相手がいるか。思いつきの段階か、すでに顧客の声を聞いて確かめているかを区別します。
  • 事業性の見込み: 収益の構造が描けているか、想定する市場に一定の広がりがあるか。初期段階で精緻な数字は求めず、考え方の筋道を見ます。
  • 推進する人とチーム: 起案者にやりきる意志があり、必要な力を持つ仲間を集められるか。事業は人に紐づくため、推進体制は事業性と並ぶ重要な軸です。
  • 自社が取り組む意味: 貴社の技術・顧客基盤・販路を生かせるか。母体の資産と無関係な事業は、社内ベンチャーで行う必然性が問われます。

選考の段階で見落とされがちなのが、審査する側の責任です。選考に漏れたアイデアを一蹴するのではなく、どこを磨けば事業になるかをフィードバックする姿勢があると、起案者の次の挑戦につながります。審査は選抜であると同時に、アイデアを育てる場でもあると捉えてください。複数回の審査を設け、書類選考の後に面談や事業計画の発表を挟む段階設計にすると、人と事業の両面を見極めやすくなります。

審査体制も決めておきましょう。誰が審査するか、経営層がどの段階で関与するかを定めないと、選考の基準が審査員によってぶれます。事業性を見る視点と人を見る視点の両方を、審査メンバーの構成に織り込むことが望ましいでしょう。

ステップ4 予算と権限を設計する

社内ベンチャー制度を機能させるうえで難所になるのが、予算と権限の設計です。予算は段階に応じて配分し、権限は現場にどこまで委ねるかを明確に決めることが要点になります。ここを曖昧にすると、決裁のたびに通常事業と同じ稟議に差し戻され、社内ベンチャーの利点の一つであるスピードが失われます。

予算の設計では、一度に大きな金額を渡すのではなく、検証の進み具合に応じて段階的に投資する考え方が現実的です。

  • 初期の検証費用: アイデアの検証やMVP開発など、初期の小さな検証に使う予算です。少額から始め、顧客の反応という手応えを見てから次の投資を判断します。
  • 段階的な追加投資: 検証で見込みが立った事業に、成長フェーズに応じて追加の資源を投じます。あらかじめ投資の判断時点を設けておくと、ずるずると資源を注ぎ続ける事態を避けられます。
  • 判断のタイミング: いつ投資の継続や増額を判断するかを設計に組み込みます。この判断の節目こそ、後述する撤退ルールと表裏一体の関係です。

予算の具体的な金額は、目的・事業の領域・社内の体力によって大きく変わるため、一律の相場を示すのは適切ではありません。貴社で枠を決める際は、初期検証にいくらまで失っても許容できるか、追加投資の上限をどこに置くかを、経営層と合意した数字として規程に落とすことをおすすめします。他社の公表事例や支援会社への相談で水準感を確かめたうえで、自社の判断基準として固めてください。

権限の設計では、決裁権限を担当役員など特定の個人に降ろし、現場が自分で意思決定できる範囲を広げることが鍵になります。母体の各部門の合議に委ねると意思決定が遅くなり、結局は通常の社内プロジェクトと変わらなくなります。一方で権限をすべて現場に渡すとガバナンスが効かなくなるため、金額の上限や報告の義務といった枠の中で裁量を最大化する設計が落としどころです。採用・人事の権限をどこまで渡すかも、ここで決めておきましょう。

ステップ5 評価制度と報酬を設計する

新規事業の評価は、既存事業の評価軸とは切り離して設計するのが原則です。社内ベンチャーの評価制度では、短期の売上ではなく、検証の進み具合や学びの量を評価対象に据えることが要点になります。立ち上げ初期の事業に既存事業と同じ売上目標を当てると、挑戦する社員は割に合わないと感じ、制度そのものが機能しなくなります。

評価軸として検討したい観点を整理します。

  • 検証の進捗: 顧客の声をどれだけ聞き、仮説をどれだけ確かめたか。事業がまだ売上を生まない段階では、検証を前に進めたこと自体を評価します。
  • 学びの蓄積: 撤退した事業からも、次に生かせる知見が得られます。失敗を学びとして文書に残し、それを評価の対象に含めると、挑戦のハードルが下がります。
  • 既存評価との分離: 短期の業績評価と、新規事業の挑戦に対する評価を分けましょう。挑戦が通常の人事評価でマイナスになる仕組みでは、意欲の高い社員ほど応募をためらいます。

報酬や処遇の設計も、目的に沿って組み立てます。金銭的な報酬だけでなく、複数の手段を組み合わせる考え方が有効です。

  • 役割や処遇での報い: 事業を率いた経験を、昇進や新しい役割の付与で評価します。
  • 挑戦そのものへの評価: 結果が出なくても、挑戦した事実と過程を評価し、次の機会を用意します。
  • 成果に応じた還元: 事業が成果を上げた際に、チームや関わった部署へ還元する仕組みを設けます。

評価と報酬の設計で外せないのは、失敗した人が不利にならない約束を制度に明記することです。一度の失敗が評価に直結すると、社員は無難なアイデアしか出さなくなります。挑戦を促す制度にしたいなら、失敗を許容し再挑戦を認める姿勢を、評価のルールとして明文化しておく必要があります。

ステップ6 撤退ルールをあらかじめ決める

撤退ルールは、事業を始める前に決めておきましょう。社内ベンチャー制度では、どの条件に達したら事業を見直し、どの段階で撤退を判断するかを、開始時に合意しておくことが要点です。撤退基準を決めずに始めると、成果の出ない事業に資源を注ぎ続け、引くに引けない状態に陥ります。

撤退ルールの設計で決めておきたい論点は次のとおりです。

  • 撤退を判断する指標: 何をもって見込みなしと判断するか。一定期間内に顧客の検証が進まない、想定した反応が得られない、といった具体的な条件を定めます。
  • 判断のタイミング: いつ撤退を判断するか。予算の段階的な投資と同じ節目に判断の場を設けると、投資と撤退の判断が連動します。
  • 判断する人: 誰が撤退を決めるか。現場が情を残して決められない場合に備え、投資判断と同じ役員などが客観的に判断する設計にします。

撤退は失敗ではなく、限られた資源を見込みのある事業に振り向けるための判断だと位置づけることが大切です。撤退した起案者が責められる空気があると、誰も大胆な挑戦をしなくなります。撤退の経験と知見を次の事業に生かす流れをつくることが、複数の挑戦を前提とした制度を支えます。

なお、社内ベンチャーは独立起業と違い、撤退してもメンバーが職を失うわけではありません。これは挑戦のハードルを下げる利点である一方、覚悟が決まりにくいという難しさにもつながります。だからこそ、撤退の基準と判断の責任を制度として明確にしておくことが、緊張感のある運用につながります。

社内ベンチャー制度を形骸化させない運用設計

制度を作っても、アイデア募集だけが続き、事業化まで進まないケースがあります。これが、いわゆる形骸化です。社内ベンチャー制度を機能させ続けるには、公募で集めたアイデアを実行段階まで運び切る運用の設計が欠かせません。公募や研修までは整えても、選ばれた事業を立ち上げきる実行の局面で失速する例は珍しくありません。

形骸化を防ぐために、運用で押さえたい論点を整理します。それぞれに、起きやすい問題と手当ての方向を添えます。

  • 経営層の本気が見えない: 制度はあっても経営が関心を示さないと、応募も社内の協力も集まりません。経営層が選考や投資判断の場に自ら関与し、本気だと行動で示すことが土台になります。告知の量を増やすことよりも、経営が時間と予算を割く事実のほうが社内に伝わります。
  • アイデア募集で止まる: 募集して終わり、選んで終わりでは事業になりません。選んだ後に誰が伴走し、どんな資源を投じるかまでを設計に含めてください。
  • 既存事業との利害対立: 新規事業が既存事業と競合すると、社内から妨害が起きることがあります。カニバリゼーションを過度に恐れず、経営として新規事業を守る姿勢を明確にする必要があります。
  • 実行を担う人手と経験の不足: 企画はできても、いざ事業を立ち上げる局面で人手や経験が足りず検証が止まります。社内の体制で足りない部分は、外部の力も含めて補う前提で設計すると現実的です。

形骸化の根っこにあるのは、企画と実行の分断です。アイデアを練る支援は手厚くても、事業を立ち上げる局面で手が足りなくなる。この溝を越えられるかどうかが、制度が成果に結びつくかを分けます。新規事業がつまずきやすい場所は共通しており、『新規事業の失敗原因を整理した記事』もあわせて運用設計の参考にしてください。

ここを乗り越える一つの方法が、企画から実行までを分けずに進められる体制を持つことです。社内に専任の推進役を置く、あるいは外部の支援を入れて実行段階を補うといった選択肢があります。こうした実行段階の課題を解決するパートナーとして、Relicは、大企業からスタートアップまで5,000社以上の新規事業を支援してきた事業共創カンパニーです。新規事業の支援には、助言やメンタリングを中心にする形態もあります。一方でRelicは、常駐・ワンチームで貴社の事業を一緒に推進し、企画と実行を分断しません。社内ベンチャー制度の設計から、生まれた事業の検証・立ち上げまでを伴走する形で関わることもできます。制度づくりや実行段階の壁に課題を感じる場合は、Relicが提供する『事業プロデュース(戦略から実行までの常駐型支援)』も判断材料の一つになります。

よくある質問

社内ベンチャー制度の立ち上げにはどのくらい期間がかかりますか

制度の骨子設計だけなら数か月、事業が生まれて軌道に乗るまでを含めると年単位で見るのが現実的です。目的設定・募集要項・選考基準・評価制度といった制度設計は集中して進めれば短期間で形にできますが、応募から選考、検証、事業化までは時間がかかります。制度づくりと事業育成を分けて、それぞれの期間を見積もってください。

小さな会社でも社内ベンチャー制度を作れますか

規模を会社の体力に合わせれば設けられます。大企業のような大規模な公募やコンテストでなくても、少人数の挑戦を後押しする仕組みから始められます。重要なのは、目的を絞り、初期の検証に回せる予算と、挑戦を評価する仕組みを小さくても用意することです。形から入るより、まず一件の挑戦を実行段階まで支える設計を優先しましょう。

評価制度は既存の人事制度と同じでよいですか

同じにしないことをおすすめします。新規事業は立ち上げ初期に売上が立たないため、既存事業と同じ業績評価を当てると、挑戦した社員が報われません。検証の進捗や学びを評価する軸を別に設け、短期の業績評価とは切り離す設計が向いています。挑戦が通常の評価でマイナスになる仕組みでは、応募そのものが集まりません。

撤退基準は最初から決めておくべきですか

始める前に決めておくことを強くおすすめします。撤退の条件を後から決めようとすると、すでに資源を投じた事業ほど判断が情に流されます。どの指標が一定の水準に届かなければ見直すか、誰がいつ判断するかを開始時に合意しておくと、撤退が個人の失敗ではなく制度上の判断として扱えます。

社内ベンチャー制度を兼任で運用しても回りますか

立ち上げの局面では専任の推進役を置くことをおすすめします。制度の運用も生まれた事業の推進も、片手間では失速しやすいためです。全社で専任を確保できない場合は、せめて選ばれた事業の実行段階に集中して人を充てる、あるいは外部の支援で補うといった形で、実行を担う体制を確保してください。

まとめ

社内ベンチャー制度の作り方は、目的設定を起点に、応募・選考・予算と権限・評価・撤退を一貫した考え方で設計していく流れです。要点を整理します。

  • 最初に制度の目的を一つに絞り、関係者で合意する。目的が後続の設計すべての基準になります。
  • 応募と選考は、事業性と「誰がやりきるか」の両面で設計する。審査はアイデアを育てる場でもあります。
  • 予算は段階的に投資し、権限は現場に委ねて意思決定のスピードを守る。評価は売上ではなく検証の進捗と学びで見ます。
  • 撤退ルールは始める前に決め、形骸化を防ぐには企画と実行を分断しない運用が要になります。

まず取りかかるべきは、貴社が社内ベンチャー制度に何を求めるのかを一つに定めることです。目的が定まれば、選考基準も評価軸も予算の渡し方も、後から一貫して決められます。制度の設計や、生まれた事業を立ち上げきる実行段階に課題を感じる場合は、外部の支援を選択肢に入れて検討してみてください。

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