新卒2年目でマネージャーへ
“失敗”から始まった事業開発のリアル

JOIN
なぜRelicに入社したのですか?
学生時代、私は3社の長期インターンに参加し、その中で特に注力したのは飲食店向けのSaaSプロダクトのCS(カスタマーサクセス)の立ち上げです。立ち上げは順調に進み、売上も順調に伸びていったものの、技術的な課題を乗り越えられず、これ以上スケールが見込めなくなってしまいました。スタートアップとしては致命的な課題で、担当していた事業はクローズすることになりました。この経験を通じて、1部署/1機能の担い手となるのではなく、1事業の担い手として責任を追いたいと考えるようになりました。そのため、就活では新規事業の立ち上げという軸を持ちながら活動をしていました。
Relicに惹かれた理由は、単に「新規事業を立ち上げる」機会が得られるだけでなく、私自身が成長できる環境が整っていると感じたからです。面接では、一次面接でリラックスした会話から始まり、最終面接では自分の事業案をピッチする機会が与えられました。この過程で、面接官や面接のフェーズごとに異なるアプローチがあり、地頭の良さだけでなく、人柄や成長性も柔軟に評価していることが伝わりました。面接を通じて、Relicでは多様なバックグラウンドを持つ仲間と共に働けるという期待感が高まりました。自由な発想で事業開発に取り組みながら、さまざまな仲間と刺激を受けて成長できると確信しています。
最終的に、自由度と責任を持って事業に取り組める環境としてRelicが最適だと確信し、入社を決意しました。

FRIENDLY
Relicで若手が事業開発に挑戦できる環境とは?
Relicでは、若手が事業開発に挑戦できる環境が整っています。私が関わったプロジェクトは少人数で進められることが多く、同時に2〜3個の新規事業開発プロジェクトが進行します。そのため、短期間で多くの経験を積むことができ、関わる事業領域も非常に幅広いのが特徴。
また、少人数制だからこそ、メンバーの意見が重要視されます。PMやクライアントに対して自分の考えを積極的に提言することが求められ、それが合理的で納得感のあるものであれば、スムーズに採用されます。逆に、意見が通らない場合は、自分の考え方や伝え方に課題があると認識できるため、「自身の力量を客観的に測る環境が社内外にある」と感じています。
さらに、Relicには過去の新規事業開発プロジェクトで培われた知見が蓄積されており、それを活かしながらスピーディーに事業を推進できます。加えて、ご一緒する大企業のアセットを活用できるケースも多く、一般的なベンチャー企業では経験できないようなスケールの事業開発を担うことが可能です。事業開発を進める上で必要な人的リソースも、Relic内部で多くを賄えるため、外部のリソース調達に頼らず、スムーズなコミュニケーションのもと効率的に進行できます。これにより、スピード感を持ってPDCAを回しながら事業の成長に繋げられる環境が整っています。
もちろん、事業が思うように進まないことは日常茶飯事です。しかし、Relicではそれを「失敗」ではなく、次の成功につなげるための貴重な学びの機会と捉えています。私自身、試行錯誤を重ねる中で、事業開発における重要なポイントを常にアップデートし続けています。こうした環境で挑戦し続けられることこそが、Relicの魅力の一つです。
マネージャーになっての心境の変化は?

新卒2年目でRelic最年少のマネージャーになった時、素直に「思ったより早かった」と感じました。もともと3年目くらいにはマネージャーになりたいという漠然とした想いはありましたが、実際には1年半ほどでその機会を得ることができました。もちろん嬉しさもありましたが、同時に「ここからが本当の勝負だな」と身が引き締まる思いでした。
マネージャーになる前は、プロジェクトの成果を出すことが主な役割でした。しかし、今は部署や会社全体の成果を出すために試行錯誤する時間が増え(管理業務・組織開発・所属する部署が提供する新商材開発等)、視野の広さや意思決定の難しさを実感しています。プロジェクトを推進するだけでなく、メンバーのケアや組織課題解決にも向き合わなければならず、求められる役割が大きく変わりました。特に、年上のメンバーと接することには最初緊張しました。しかし、自分の考えに信念を持ち、まっすぐ向き合うことを大切にしています。自分が間違えたときは素直に謝る、わからないことは先輩に聞くといった姿勢を貫くことで、次第にスムーズにコミュニケーションが取れるようになりました。
もともとマネージャーを目指す上で上長にはその意志を伝えており、必要なこととして以下の2点を意識してきました。
1つ目は、与えられたミッションをこなすだけでなく、それ以上の価値を生み出すこと。2つ目は、とにかく利他的になること。つまり、自分の成果を追うだけでなく、組織としての成果を最大化する視点を持つことです。マネージャーの役割は想像以上に難しく、組織の課題をどう整理し、どこから解決していくかの意思決定に悩むことが多いです。ただ、ありがたいことに直属の上長に相談できる環境が整っているため、一人で抱え込むことなく前向きに挑戦できています。今やるべきことにしっかり向き合いながら、引き続き成長していきたいと考えています。
今後のキャリアと新規事業開発に興味がある学生へのアドバイス
新規事業開発は「総合格闘技」とも言われるほど、求められるスキルセットが幅広い領域です。そのため、ジェネラリスト的な動きが求められることが多いですが、同時にスペシャリストの力なしでは成り立たない場面も多々あります。事業開発に関わる中で、各分野のスペシャリストと協働することで知見を深め、自分自身も専門性を磨いていくことが可能です。特に新規事業は不確実性が高く、正解がない状態の中で手を動かし続けることが求められます。「何から手をつければいいのか」「どの方向に進めばいいのか」と悩む場面は多いですが、その中で思考力が鍛えられ、実行力が身についていきます。事業が成功するかどうかはコントロールできない部分もありますが、試行錯誤しながら前進する姿勢が何より重要です。
また、多くの事業に携わることで、成功・失敗の経験を転用し、学びをアップデートし続けることができます。実際、新規事業に関わるメンバーの多くが、うまくいかなかった経験を次に活かすことで成長しています。正直なところ苦しいことも多々ありますが、うまくいったときの喜びは格別であり、その積み重ねが自身の市場価値を高めていくのだと感じています。
個人的なキャリアの展望としては、今はとにかく多くの経験を積みたいと考えています。ただ、将来的には特定のドメインにフォーカスし、より深く事業創りに向き合いたいという想いもあります。
新規事業開発に興味がある方へのアドバイスとしては、「わからないことから逃げない」ことが何よりも大切だと思います。未経験/未開拓の領域に飛び込むことが多いため、最初からすべてを理解することはできません。しかし、わからないことがあっても手を止めずに考え抜き、周りを巻き込みながら前に進むことが重要です。自分で考え抜かないと前に進めない場面は多く、そこでどれだけめげずに思考/施行し続けられるかが成長の鍵になります。事業開発は決して楽な道ではありませんが、挑戦し続けることで得られるものは大きいです。興味のある方は、ぜひ「シコウ力」(※思考/試行/志向)を意識しながらチャレンジしてみてください。