新卒1年目から活躍!成長の秘密はRelicでの圧倒的な「打席数」
Relicでは2020年4月入社から新卒社員の募集を開始しており、募集初年度には6名の新卒社員が入社しました。今回の記事では、そのうちの一人である大西圭佑(おおにし・けいすけ)にフォーカスし、社会人生活最初の1年間を振り返ってもらいます。
マーケティングの理論と実践を学んだ学生時代
大西さんは関西大学と神戸大学大学院でマーケティングを学んだあと、Relicに入社したのですね。
産学連携を積極的に推進していたゼミに所属していたこともあり、大学時代は10社以上の企業様と一緒に新規ビジネスの創出や販売戦略を立てる取り組みを実践的に経験し、大学院時代はそれまでに経験したノウハウや事象を先行研究や統計学を用いて、論理的に考えるアプローチを学びました。
学生時代に“企画”をする立場を経験したことで、これまではほとんど意識していなかった企業のマーケティングの戦略などにも気付くようになり、自分がいる環境や目にしているものについて深く考えるようになりました。また、自分たちが企画したもので、生活者の不安や不満を解消するやりがいを感じ、もっと世の中の仕組みや生活に対して影響を与えたいと考えるようになりました。
また、様々な企業と関わるなかで、素晴らしい商品やサービスであるにもかかわらず、リソースが不足していることで、その魅力が生活者に伝えられていないケースが多くありました。同時に、本当に価値があるものが選ばれ、生活を向上させるような世の中になるためには、資金や人材、ノウハウなど、様々な課題があることを知りました。このような経験を通じて、自分が挑戦者を支えること、そして生活者の負を解決するインパクトのある事業を生み出すことができるRelicに興味を持ち、新卒採用でのエントリーにいたりました。
もちろん、大手メーカーに企画職として就職することも考えましたが、学生時代の産学連携の取り組み時の経験から、大企業の多くは理想的なリソースが揃っている一方で、既存事業とのシナジーを求めすぎたりリスクに対して過剰に反応する傾向があると感じていました。そこから生み出される事業やサービスは、どうしても「カイゼン」レベルのものになってしまい、世界をガラッと変えてしまうような、大きな変化を起こすことは難しいのではないか、そんな考えを持つようになります。
学生時代に複数の企業とプロジェクトを推進した経験のなかで、ドラスティックに社会を変える“革新的なアイデア”は、あらゆる制約やリスクに立ち向かった新規事業から生まれるものであり、その実現はリソースが充実している大企業に分があることはわかっていました。しかし、自分は大企業の中でそれを目指すよりも、外側から、企業が直面する新規事業の不確実性を低減するような仕組みづくりや伴走を行う方が良いのではないかと考え、「新規事業」を事業ドメインとするRelicに入社を決めました。
入社から約1年。短期間でいくつもプロジェクトにアサインされているようですが、具体的にどんなポジションを担当してきましたか。
ジョイントベンチャー設立に伴う ビジネスデュー・デリジェンスには、すでに複数回関わっています。また、クライアント社内での新規事業プログラムの設計や、その事業アイデア応募者の方々に対する定期的なメンタリングなども担当しています。
中でも特にやりがいを感じているのが、プロダクト開発における、ディレクターのポジション。Relicのインキュベーション事業本部では、「プロダクト開発をリードできる事業プロデューサーを増やす」という目標の下、メンバーが積極的にプロダクト開発に従事する取り組みを行っています。私自身も、現在、ある業界のマッチングサービスの開発に携わっていますが、お客様とエンジニアの間に立つプロジェクトマネージャー(以下PM)というのは難易度が高く、板挟みになりながらも双方にとって良い結果となるよう尽力しています。
業務のなかで常に心がけているのは、「両者の情報格差を最小限に」「エンジニアが開発に集中できる環境を作る」の2点です。ビジネスサイドとエンジニアでは、日常的に使用する言葉が異なることで、理解し合うのが難しい側面もありますが、自分が勉強して理解を深め、咀嚼/翻訳して伝える気持ちで取り組んでいます。また、エンジニアに渡す資料ひとつとっても、情報が散在しないように、開発中はひとつのファイルだけを参照すればいいようにきれいに纏めておくなど、できる限り心くばりをしています。私も途中からこの案件にアサインされたのですが、逆にそれが「初見の人でもわかりやすい資料になっているか」「関連フォルダは整理されているか」という俯瞰した目線を持つきっかけにもなり、いい経験ができたと思っています。
スケジュールの調整やクライアントとのコミュニケーションなど、一見するとタスク管理表にも載らないような地味な作業も多いPMのポジションですが、学生時代には関わることのなかったITの世界では毎日発見があり、楽しんで仕事に向かうことができています。
未知の仕事に対面した際の“心得”
短期間でそこまで幅広い仕事にアサインされると、毎日が「初めての仕事」との対面ですよね。未経験な仕事に向かう際に、どんなことを心がけていますか。
私が大学院に進学した理由のひとつが、まさに「自分にはまだ知らないことが沢山ある」と気づいたことでした。新しいことを知れば知るほど、また知らないことをが出現する、という無限ループ状態ですが、知らないことが多いのは怖い部分もある一方で、それ以上に「まだ色々知れることがある」という喜びの方が大きいです。自分の無知を認められずに知ったかぶりをするのは恥ずかしいですし、せっかくの成長の機会を失うことにもなります。Relicのメンバーに共通する姿勢である「知的好奇心」に通じますが、わからないこと/知らないことは調べる。知識にするだけではなく実践で使ってみる。トライして失敗したら振り返りをし、再トライする……という姿勢は、初めての仕事に相対する時にも大変重要だと思います。
さらに、Relicは挑戦する“場”が多い会社です。
CEOの北嶋が「Relicでは、トライしないことが一番ダメ」とよく口にしています。「提案は無料だ、どんどん挑戦しろ」とも。その考え方が全社に浸透しているので、トライして失敗したことを責めるような人は誰一人としておらず、失敗してもむしろ「良い挑戦だった」と評価する土壌があります。
また、年齢や経歴に関係なく、手を上げれば希望の案件にチャレンジさせてもらえます。メンバーの現時点での知識や能力だけではなく、個人の長所や興味関心、将来のビジョンも踏まえた長期的な育成も考慮し、案件や担当ポジションを考えてくれていると感じます。トライの機会=打席数も多い上に、様々なポジションを経験できることが、短期間でビジネスパーソンとしての実力がつく秘密だと考えています。社会人として、急角度で成長したい学生にはとてもおすすめできる会社です。
最後に、Relicを目指す学生にメッセージはありますか。
「社会人最初の1年」はとても貴重なものです。4年制大学卒業後、22歳でRelicに入社した同期を横で見ていて、自分よりも2年早くその状況に身を置けていることを、羨ましいと感じることもあります。
ただ、大学院に進み、2年間学んだことは決して後悔していません。真剣に学問と向きあった期間があったからこそ、いま成長の必要性や、1年の重みを感じられているのだと思います。
「学生のうちにやっておくべきことは?」という質問もいただくのですが、とにかく自分の視野や価値観を広げる行動をしておくことをお勧めします。本を多く読むことももちろん良いのですが、本やWebサイトの情報は結局のところ「誰かの視点を通して書かれた文章」です。自分自身がリアルに体験したことに勝るものはないはずです。
たとえば自分がRelicで引っ越し業者様に提案する機会があったとして、「自分で引っ越しをした」「見積もりをとった」「引っ越し業者でバイトしたことがある」という経験は必ず生きてくる。今後、状況が許せば、国内外いろいろなところに足を伸ばしてみるのもいいですし、学生団体などで活動してみるのもいいでしょう。
とにかく、Relicに入社し、思考と試行を繰り返すことで、ビジネスの力を飛躍的に伸ばすことができます。その経験を受け止められるだけの、人としての「土台」を作っておくこと。学生時代はこれが重要ではないでしょうか。
社員の声
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