Case #9
大企業のイノベーションを共に。ビジネスクリエイション事業部が築く価値の設計図と新規事業開発
事業共創カンパニーRelicでは、クライアントの新規事業開発に”自らの手で”直接携わることができます。なかでもビジネスクリエイション事業部(以下、BC事業部)は、クライアントの新規事業の組織・機能構築から具体的な事業案の企画・構想、立ち上げ・運営フェーズまで全ての工程に関わることができます。単に企画書を書くだけでなく、組織戦略や組織作りから始まり、仮説検証やPoC、ローンチ後のグロースまで直接携わることで新規事業開発の総合力を身につけられる部署です。新しい価値をカタチにする全ての過程を一気通貫で経験できることが、BC事業部の最大の魅力です。
今回お話を聞いたのは、BC事業部で事業部長を務める 丹野 渉 と、シニアマネージャーの 吉野 崇史 の二人。半導体商社やコンサルティングファームでキャリアを積んだ丹野と、総合商社・ディープテックベンチャー・スタートアップCOOと多彩な経験を持つ吉野の異なる背景を持つ二人が、RelicのBC事業部でどのような価値を見出し、自分のキャリアを築いているのかを語ってもらいました。
登場人物プロフィール

丹野 渉 | 事業部長
大学で工学を専攻後、半導体商社に入社。技術営業として自動車部品メーカーや家電メーカー向けに半導体製品の提案・開発を担当。その後、新規事業開発部門にて0→1フェーズの事業立ち上げに従事。さらなる成長を求めて外資系コンサルティングファームへ転職し、通信・製造業を中心に技術戦略策定や新規事業開発支援を担当。戦略立案にとどまらず「描いた戦略のその先」を実現したいという想いからRelicに参画。現在は事業部長として、大企業の新規事業支援から自社新規事業開発まで幅広いプロジェクトを統括している。岩手大学地域協創教育コーディネーターとしても活動中。
吉野 崇史 | シニアマネージャー
三菱商事のライフサイエンス領域でトレーディングや投資先のビジネス拡大に携わり、インド合弁会社や国内JVに出向して営業・事業投資・事業経営業務を経験。AIやWebGIS等を活用したリモートセンシング事業を展開するディープテックベンチャーのスカイマティクスでは複数のプロダクトマネジメントや新規プロダクトの立ち上げを担い、地方での教育事業の起業も行う。その後、京都の新規事業開発支援スタートアップ80&Company(資金調達しRelicグループに参画)の取締役COOとして、多数の新規事業開発支援PJのPMや経営実務全般を管掌。2024年にRelicへ転身し、BC事業部のシニアマネージャーとして大企業やスタートアップの事業共創PJを担当している。
「より手触り感のある事業開発を求めて」——入社のきっかけ
描いた戦略のその先へ
半導体商社で技術営業として6年間働き、新規事業部門では自ら事業アイデアを考えては事業化に挑んできた丹野。しかし「自分たちが描いた事業戦略が本当に世の中に受け入れられているのかを確かめたい」という思いが強くなり、外資系コンサルティングファームに移ります。そこで複数の新規事業案件に携わったものの、あくまで“作戦参謀”という立場にとどまり、事業の推進者として手触り感のある経験が得られないことに葛藤を抱えていました。
丹野:
「自身の描いた戦略のその先を知りたい。作った仮説を顧客に当てはめてどんな結果になるのか知りたい。そんな気持ちが高まっていた頃にRelicと出会いました。」
Relicなら、顧客企業と一緒に事業の企画から検証、実行までを担える。そう感じた丹野はRelicへ入社しました。「顧客が本当に求めているものをつくり、届けたい」という原点から、現在はBC事業部長として数多くの大企業の新規事業支援や自社事業開発をリードしています。
多様な経験を活かせるフィールドを求めて
一方の吉野は、三菱商事でのトレーディング・投資先経営、新規事業立ち上げの経験に加え、ディープテックベンチャーや教育事業の起業、スタートアップCOOと、多彩なキャリアを歩んできました。その原動力は「新しくてワクワクすることに挑戦し、人や企業のポテンシャルを開花させていく」ことへの情熱です。
吉野:
「大企業とスタートアップ、事業主体と支援側、さまざまな立場で事業づくりに関わってきましたが、より自分が求められ大きく貢献できる仕事がしたいと考えていました。Relicは企業が本気で新規事業を成功させるための「全て」に向き合い、地に足をつけた実行が求められる環境。これまでの経験を総合的に活かせると思いました。」

吉野は2024年にRelicに参画。現在はBC事業部のシニアマネージャーとして、飲料・ヘルスケア・自動車領域を中心に大企業やスタートアップの新規事業を伴走支援しながら、メンバーの育成と採用にも力を入れています。
BC事業部だからこそ得られるキャリア
多様なフェーズを経験し総合力を獲得できる希少な場
BC事業部の最大の特徴は、組織構築や戦略から始まり、アイデアの創出から検証・PoC、事業計画策定、プロダクト立ち上げ、グロース支援まで、新規事業の全フェーズを自らの手で経験できる点です。他の事業部では支援領域やサービスが明確に定義されている場合もありますが、BC事業部ではクライアントにカスタマイズしてどのフェーズでも対応しますし、端から端まで一貫して支援することもあります。社員目線では幅広く経験値を詰めますし、クライアント目線でも、戦略から実行まで滑らかに接続して同じメンバーが支援することは安心感に繋がります。
吉野:
「外部としての支援/クライアントワークを前提に、プロジェクトマネジメント(QCD管理)とプロダクトマネジメント(事業として成功させる)の両方が求められるのがBCです。走り始めた事業を伸ばすPJもあれば、事業案を考えるPJもあれば、新規事業組織の機能構築をするPJもあれば、オープンイノベーションを前提にビジネスモデルを組みにいく様なPJもあります。それら全てにおいて、限られた人的・金銭的・時間的リソースを駆使して推進し、事業としての成功を導くことも求められます。同時に、クライアントと1チームになり推進することが求められ、実行を担う伴走者であることが求められます。端から端まで携わるので、自分の総合力や判断力が磨かれます。」
また、業界やテーマの幅広さもBCならでは。飲料、製造、電力、教育、金融、ペットやヘルスケアなど、業界を限定せず、広い分野で多くの大企業の課題解決に挑みます。
吉野は「ひとつの領域・会社・事業に深くコミットし成功に向け試行錯誤する」経験と、「複数領域・会社・事業の知見を活用しオープンイノベーションを推進する」経験の両方ができると語ります。
パートナーとして“共に挑む”スタンス
BC事業部が目指すのは、単なる外部支援者ではなく、顧客企業と“共創パートナー”として新規事業や組織を成功に導くこと。そのため、「受発注の関係を超えて、本気で共創し、挑戦し、やり切る」姿勢を徹底しています。

丹野:
「誠実さこそ、すべての出発点だと思っています。期日を守り、価値を届け、感謝を伝える一見地味な積み重ねが、やがて確かな信頼を生み、『Relicがそこまでやるなら自分たちも本気で向き合おう』という覚悟を引き出す。泥臭く、真正面から向き合う。それがパートナーとして新規事業を成功に導くための最もシンプルで、最も強い力だと思います。」
吉野:
「不確実性の高い新規事業は計画通りに進まないことの方が多い。だからこそ、腹を割って不確実性や社内外の課題に共に向き合い、議論し、、状況に応じて柔軟に動くことが求められます。リードしつつもクライアントと同じ目線で悩み、共に解決策を探る姿勢がBCの存在価値だと思います。」
BC事業部では、顧客企業の担当者とほぼ毎日コミュニケーションを取りながら、仮説検証やユーザーインタビュー、PoC、パートナー企業との調整などを進めます。時には社内プレゼン資料や事業計画書の作成まで担い、関係者を巻き込みながら意思決定を促します。この “泥臭さ” こそがBC事業部の真骨頂です。
大企業における新規事業の「変革」に挑む
Relicが掲げるビジョンのひとつが「大企業が本気でイノベーションに挑戦できる社会をつくること」。BC事業部はその旗振り役を担っています。
大企業の新規事業創出が企業文化を変革し、結果として日本経済に目に見えるインパクトを与えるはず。巨大な資本と人材を抱える大企業が元気になれば、日本全体の成長に大きな波及効果が生まれる――BC事業部はまさにその変化を引き起こすポジションにあります。だからこそ、単なるコンサルティングにとどまらず、顧客と同じ目線で泥臭く伴走し、事業の芽を社会的インパクトへと育て上げる使命感を持って仕事に取り組んでいます。
吉野が手掛ける大手製造業の支援では、立ち上がったばかりの新規事業部門と1チームで事業の種を仕込みつつ、投資機能の立ち上げや新しい形のビジネスコンテストの設計など、組織変革と事業創りを同時に進めています。顧客企業と二人三脚で議論と試行錯誤を重ねる中で、事業検証を進めながら実行フェーズまで一貫して関わることができます。

成長する人材に共通する姿
BC事業部では、新規事業開発やコンサルティング、マーケティング、法人営業など多様なバックグラウンドを持つメンバーが活躍しています。共通しているのは、クライアントや事業に向き合う姿勢と学び続ける意欲です。
BCのメンバーに求められる能力や姿勢は何かと尋ねると、吉野はこう答えます。「まずは、クライアントワークを担う者として、人間的に魅力的であること。そして、誠実さを貫きクライアントや事業にコミットし続け、不確実性が高い中でも根本的な課題を捉えて仮説を検証しながら最善解を見出し続ける思考力と胆力、柔軟に学習し続ける姿勢が重要です。採用においても、過去の新規事業の経験値は重視し過ぎない様にしています。」
新規事業開発は不確実性が高く、正解がない世界です。BC事業部では、事業を成功させるプロダクトマネジメントと、様々な制約の中で成果を出すプロジェクトマネジメントの両方を求められます。戦略立案・マーケティング・営業・ファイナンス・組織設計などを横断しながら、メンバーひとりひとりが事業を総合的に見る力を養っています。
丹野は若手の育成について「現場の最前線で責任ある役割を担いながら経験を積むことが大切」と語ります。BC事業部では、チャレンジングな課題に取り組む若手メンバーに対しても、経験豊富なPMが伴走し、安心して挑戦できる環境を整えています。また、メンバーが継続的にチャレンジしながら互いに成長していくことを大切にしています。
吉野自身もまた、多様な業界で培った知見を武器に複数のプロジェクトを牽引しています。総合商社時代に磨いた折衝力、スタートアップCOOとして鍛えた推進力、教育事業で培った顧客目線を生かし、戦略策定から事業創出、そして実行まで伴走しています。
終わりに——共に事業を創る仲間を求めて
BC事業部は、新規事業開発のあらゆるフェーズに深く関わり、顧客企業とリスクと喜びを共にする“共創パートナー”として挑戦を続けています。戦略を描くだけでなく、手触り感のある事業開発を通じて顧客の成功を自分の成功として喜べる人。本質的な課題に向き合い、失敗を恐れず前に進み続けられる人。そんなあなたをBC事業部は待っています。
丹野:
「戦略と実行の両方を担いながら、大企業の変革と新しい価値づくりに貢献できるのがRelicのBC事業部です。迷ったら、まずは話を聞きに来てください。一緒に価値の設計図を描き、カタチにしていきましょう」

リクルート情報や募集要項の詳細は、下記をご確認ください。共に挑戦し、未来のイノベーションを創り出す仲間をお待ちしています。
ビジネスクリエイション事業部 募集要項
事業プロデューサー(マネージャー候補)
https://herp.careers/v1/relic/Ve4PqDtAGA5D
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