Case #2
得られるのは圧倒的な事業の“手触り感”。DUALiiによるクライアントとの多様な事業共創
Relicでは新規事業開発にかかわる様々なソリューション・プロダクトを提供しています。そのうちのひとつ、大企業の新規事業創出を劇的に加速するインキュベーションパートナー・プラットフォーム「DUALii」は柔軟な関与スキームと多様な出口戦略を提供している分、業務模様も多様です。本記事では、大手通信事業者の最新技術を活用したメタコミュニケーションサービスの共創事例をもとにRelicの仕事を紹介していきます。
事業を生み出す仕組み「DUALii」とは?
「DUALii(デュアリー)」は大企業における課題や困り事を、柔軟な関与スキームと多様な出口戦略で各社に最適な共創体制を構築できる業界初のインキュベーションパートナー・プラットフォームです。
Relicがサービス主体として運営することによって、ステイクホルダーとのの契約ないしは支払い調整をします。また、カスタマーだったり、顧客から頂く問い合わせをRelicが一時受付することによって、 既存事業のブランド毀損リスクを回避することができます。
その他様々な最適な関与スキームを提供しており、Relicが主体で事業を検証することや事業運営をしていくことも可能です。
売上の一部を、レベニューシェアという形で販売し、事業化を進めていくケースもあれば、事業化に伴いお客様の既存部署にお戻しするケースもあります。
その他の手段も提供しており、新たに子会社を設立する、ないしは、ジョイントベンチャーを設立し、そこで事業運営をしていく形を取ることも可能です。またRelicホールディングスの子会社として事業運営をしていくこともできます。
お客様から頂くご要望の一例として、若手のメンバーを育成していきたいというようなご要望もあります。
その場合、お客様の企業からCXOという形で経営メンバーに入ってもらう「出向起業」という制度を取り入れています。その他にも、昨今話題になっているEIRの活用だったり、様々な形で関与スキームを提供し、会社運営体制を構築しています。
このように、事業の入口から出口まで柔軟且つ多様な関与スキームを提供しているので、ひとえに「DUALiiの仕事」と言っても、プロジェクトにより関与の仕方は多岐に渡ります。Relicはこれまで20,000件以上の新規事業開発にかかわってきた知見があるからこそ提供できる支援の幅と言えます。
クライアントとどのように共創していく?
各プロジェクトで求められているフェーズや役割に合わせて、事業開発の0から100まで広く関わり、クライアントを支援します。事業戦略やアイデアを練る0→1のフェーズ、顧客から声を拾って改善を行い、より魅力的なサービスを創る1→10のフェーズから、より多くの人々に事業を届けるために営業/マーケティング施策を考え抜き、実行する10→100のフェーズまで支援します。事業開発経験を積んだプロフェッショナルが体系化したノウハウを活かし、情熱を持ってクライアントと事業を創っていきます。
大手通信事業者の最新技術を活用したメタコミュニケーションサービスのプロジェクトでは、事業の局面によって求められる役割が変化していくので、事業プロデューサーだけでなく、デザイナーやエンジニアも含め最適な人員でチームを組んでいます。
メタコミュニケーションサービスのプロジェクトでは、研究開発を軸にしたサービスなどの企画等はクライアント主体で動いています。
一方で、不確実性がとても高い初期のフェーズのため、高速に仮説検証を進める必要があり、 そこはクライアントとRelicがそれぞれ仮設検証結果だったり、これまでのデータを用いてお互いに提案し、事業のグロースを目指しています。
DUALiiに寄せられる相談は本当に多種多様で、ビジネス/テクノロジー/クリエイティブいずれかのピースが欠けていて、ピースを埋めながら一緒に事業を作っていくケースや、会社の意思決定スピードと新規事業開発のスピードがなかなか合わず、とにかくスピード感を持って事業を進めていきたいという課題感をご相談いただくケースもあります。
他にも、若手社員の方の育成の場として、責任を持って1つのプロジェクトを推進してほしいといった形でお声がけいただくケースも。その場合、社員の方にCXOで入っていただいて、実際にRelicでファンクションをしながら進めていく、そんなケースもあるので、働いている私たちも幅の広い事業開発経験を積むことができています。
最大の魅力は「クライアントと同じ温度で、事業の大きな変化点を肌身で感じられること」
現在、メタコミュニケーションサービスのプロジェクトではひとつの大きな目標に向け、クライアントとRelicが一体となりイベント企画・運営に取り組んでいます。有名なアニメキャラクターやモータースポーツとのコラボレーションや、リアル会場とメタバース空間のハイブリッド形式でのイベント開催など、開催手法も内容も挑戦の連続です。
各イベントでの大きな反響を体感しつつ、次の仕掛けをチームで検討していく過程は大変ですが楽しさも大きいです。
またイベントに限らず、まだ実装できていないユーザーがわくわくする魅力や機能を新たに考えていくこともできるなど、クライアントと同じ温度で、事業の大きな変化点を肌身で感じることができます。
「新規事業を世に送り出すために、挑戦する⼈と企業の共創パートナーとして、挑戦者より挑戦する」という理念から生まれたDUALii。今回ご紹介したメタコミュニケーションサービスもスピーディな事業検証のためRelic名義でサービスを一般リリースし、事業検証や改善に伴走しています。
クライアントの挑戦を後押しするのではなく、私たちRelicもリスクをとりながら共に挑戦するパートナーとして伴走支援をしている分、肌身で感じる事業の温度感はひとしお高いはずです。
“事業の手触り感”を感じたい、そんな人にはぴったりの仕事だと胸を張って言えます。