プレスリリース

Relicと三井不動産が共同で、千葉県柏市「柏の葉スマートシティ」を舞台にしたスタートアップスタジオ「ZERO1000 Ventures for Kashiwanoha」を始動

2025/11/17

同時にRelicの新拠点「Relic Innovation Hub Kashiwanoha」を柏市に設立、産学官連携によるイノベーション創出とイノベーター人材の発掘・採用・育成を推進

 事業共創カンパニーであるRelicと三井不動産株式会社が共同で、スタートアップスタジオ「ZERO1000 Ventures for Kashiwanoha」を始動することをお知らせします。

 「ZERO1000 Ventures for Kashiwanoha」は、千葉県柏市「柏の葉スマートシティ」を舞台に、これまで5,000社以上の新規事業開発を行ってきたRelicグループのアセットを活用しながら、スタートアップとしての事業開発に挑戦するプログラムを提供します。本プログラムでは幅広い事業アイデアを募集しており、ディープテック領域では同分野を専門に事業開発支援を行うディープテックイノベーションセンターのメンバーが伴走するなど、各領域ごとに伴走支援を行います。

 本プログラムの始動に合わせ、Relicは活動拠点として千葉県柏の葉エリアに新拠点「Relic Innovation Hub Kashiwanoha」を開設しました。本拠点では、上記プログラムの支援強化のほか、事業を通じた地元経済の活性化とイノベーター人材の発掘・採用・育成を行います。

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■提供・設立背景

 千葉県「柏の葉エリア」は、東京大学や千葉大学、国立がん研究センターなどの日本を代表する学術・研究機関が集積する、国内有数のエリアです。とくに、三井不動産が公民学連携で街づくりを推進している「柏の葉スマートシティ」では、最先端の知と技術、そして意欲あるスタートアップや大企業が集う、国内でも有数のイノベーション創出拠点として発展を続けています。

 Relicでは、2023年から全方位型スタートアップスタジオ「ZERO1000 Ventures」や、学生特化の全方位型スタートアップスタジオ「ZERO1000 Ventures for student」を提供しています。本プログラムでは、ゼロから千の大義ある事業と大志ある起業家・事業家を創出することを目指し、Relicグループのアセットを活用しながらスタートアップとしての事業開発に挑戦できます。各プログラムからの起業も加わり、Relicグループは現在23社へと拡大しています。

 今回始動する「ZERO1000 Ventures for Kashiwanoha」では、三井不動産が運営する「柏の葉スマートシティ」を舞台に、Relicのグループのアセットやノウハウを融合させ、アイデアや研究シーズの新規事業を同時多発的に実現するため、本プログラムを提供することにしました。事業を立ち上げる際の課題を解決するための仕組みや起業に必要な環境を提供し、新たな産業の創出を柏の葉から加速させてまいります。

 本プログラムと並行し、千葉県におけるイノベーター人材の発掘・育成及び地域発のイノベーション創出し、地域の発展に貢献していくため、柏市に新拠点「Relic Innovation Hub Kashiwanoha」を開設する運びとなりました。本拠点では、プログラムの支援強化に加え、大学発・研究開発型スタートアップや地域企業と研究機関とのオープンイノベーションを支援します。さらに、スタートアップのアントレプレナーや大企業のイントレプレナーに加え、中堅・中小企業のネクストプレナーとも共創し、千葉県からの産業創出を後押しします。

■スタートアップスタジオ「ZERO1000 Ventures for Kashiwanoha」について

プログラム全体像:

支援メニュー:

本プログラムの特徴:
事業立ち上げを目指す起業家やこれから起業家を志す方、研究成果を事業化したい研究者及び学生の方に対し以下の価値を提供します。

  • アイデアや研究シーズの事業化を加速するプロフェッショナルの伴走支援
    ビジネスのみならず技術や研究に深い知見を持つRelicの専門家がメンターとして伴走し、アイデアや研究シーズをビジネスとして迅速に具現化するための戦略策定から実行まで一気通貫で支援します。
  • 「柏の葉スマートシティ」を実証フィールドとして活用
    三井不動産が公民学連携で街づくりを推進する「柏の葉スマートシティ」を実証エリアとして活用できます。最先端の都市環境で、リアルなユーザーの反応を得ながらプロダクトやサービスの仮説検証を繰り返すことが可能です。
  • 多様なネットワークと資金調達の機会
    柏の葉エリア外の企業との連携によるオープンイノベーションの機会を創出します。また、事業の成長性や将来性が認められたチームには、Relicからの直接出資の可能性もあります。

参加資格:個人、法人を問わず、どなたでもご参加いただけます。

テーマ:事業領域やテーマについても制限はありません。

詳細・応募はこちらから

■新拠点「Relic Innovation Hub Kashiwanoha」について

拠点名:Relic Innovation Hub Kashiwanoha

所在地:〒277-0871 千葉県柏市若柴178-4 柏の葉キャンパス148街区2 ショップ&オフィス棟 6階
事業内容:千葉県を中心に、自治体や地域大学との連携および支援、地域企業の新規事業開発・イノベーション創出の支援、地域のイノベーター人材の発掘・育成、イノベーション創出のためのプロダクト開発・実装など

■関係者コメント

金子 佳市 株式会社Relic 執行役員 ディープテックイノベーションセンター長

柏の葉スマートシティは、日本を代表する研究機関や先端企業が集積し、公民学連携によって新産業を創出してきた国内有数のイノベーション拠点です。その舞台で、三井不動産様と共創する『ZERO1000 Ventures for Kashiwanoha』を始動できることを、大変意義深く感じています。

ここ柏の葉では、日々ユニークで先端的な研究シーズが数多く創出されています。本プログラムでは、それらを社会課題解決や新産業の創造につなげるべく、事業化を加速する仕組みと実証の場を提供します。

ZEROから千の大義ある事業を生み出すことを掲げる本プログラムを通じて、研究シーズや事業アイデアを柏の葉から世界へと羽ばたかせるとともに、ディープテックシーズの発掘・育成を加速させてまいります。

また新拠点『Relic Innovation Hub Kashiwanoha』を設立することで、大学発ベンチャーや地域企業、大企業・行政とのオープンイノベーションをさらに促進し、柏の葉から日本発の新産業を生み出す礎を築いていきたいと考えています。

光村 圭一郎 三井不動産株式会社 柏の葉街づくり推進部 オープンイノベーション推進/スタートアップ活性化担当

Relic様という心強いパートナーをお迎えし、「ZERO1000 Ventures for Kashiwanoha」を始動できることを光栄に思います。柏の葉スマートシティは、公民学連携のもと、未来社会の課題解決に繋がる新産業の創出を重要な使命として掲げています。今回の取り組みは、その実現に向けた大きな一歩となるものです。Relic様がこれまで培われてきたインキュベーションに関する豊富な実績と、柏の葉が持つ国際的な学術研究機関の集積という強みが掛け合わさることで、世界に通用する革新的なビジネスが生まれる土壌が、より強固なものになると信じています。

挑戦者の皆様には、この柏の葉という街全体を実証フィールドとして存分に活用いただき、Relic様の強力なサポートのもとで、そのアイデアを大きく飛躍させてほしいと願っています。私たちは、本プログラムを通じて多くのスタートアップがこの地から世界へと羽ばたき、柏の葉のイノベーション・エコシステムがさらに発展していく未来を楽しみにしております。

■ディープテックイノベーションセンターについて

本センターでは、ディープテック領域の事業化に向け、技術評価から戦略策定、プロトタイピング、検証、事業化後の成長まで包括的に支援しています。設立から1年で、大学・研究機関・企業のR&D部門・金融機関を中心に30社、100件以上のディープテック支援を実施しています。今後も専門組織として技術の可能性を広げ、事業を生み出していくことを目指します。

HP:https://dtic.relic.co.jp/


<発表プレスリリース>

ディープテックを活用した新規事業開発支援を専門的に実行する組織「ディープテックイノベーションセンター」を新設

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000352.000016318.html


<インタビュー記事>

技術の6割が消える現実。Relicと挑む「ディープテック事業化」の実態

https://prtimes.jp/story/detail/7bZ38jIK3eB