IDEATION Cloud

アメリカのスタートアップ20選!国内・海外ともに注目のスタートアップを紹介

2025/3/18

アメリカは、世界中から多くの起業家を引きつけるスタートアップの中心地です。特にシリコンバレーを中心に、ITや最新技術を活用した革新的なビジネスモデルが次々と生まれています。アメリカのスタートアップは、充実したエコシステムや多様な資金調達機会、グローバル展開を前提としたビジネス展開が特徴です。

しかし、多くの起業家やビジネスリーダーにとって、アメリカのスタートアップ市場は未知の領域であり、成功するための具体的な手法や注目すべき企業についての情報が不足していることが課題です。

この記事では、国内外で注目されているアメリカのスタートアップ20選を紹介します。モバイルアプリ開発から建築業界、オンデマンドサービスまで、多様な分野で革新を起こしている企業を取り上げます。

各企業の成功要因や特徴を詳しく解説し、読者がアメリカのスタートアップ市場の最新動向を把握できるようにします。さらに、起業家やビジネスリーダーにとって、どのようにしてこれらの成功事例から学び、自身のビジネスに活かすことができるかについても考察します。

この記事は独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」より作られています

この記事は4,000社・20,000件以上の新規事業支援実績を持つ国内No.1の新規事業支援会社であるRelicが、同社の独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」を用いて作成しています。

100万件以上のスタートアップDBを用いたアイデア創出サービス「IDEATION Cloud」

IDEATION Cloud」はVC、CVCが事業性を評価し投資を実行した100万件以上の独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」から、各社の方針・戦略に沿ったプロダクトを抽出、日本市場や各社に向けカスタマイズすることで成功確率の高い事業案を手早くご提案します。

アメリカのスタートアップ20選

本章ではアメリカのスタートアップを20社ご紹介いたします。
以下、ご紹介させていただくスタートアップ群の一覧表となります。

  企業名 Cross River BioAge Labs Odeko GrubMarket Alation InfluxData Zipline Embrace Nabis Komodo Health Overtime Filecoin Cofactor Genomics Slope EquipmentShare Equip Health Quora NimbleRx Apollo.io SpotOn
  URL crossriver.com https://bioagelabs.com odeko.com www.grubmarket.com alation.com influxdata.com flyzipline.com embrace.io/ www.nabis.com komodohealth.com overtime.tv filecoin.io/ cofactorgenomics.com slopepay.com www.equipmentshare.com equip.health http://quora.com www.nimblerx.com/ www.apollo.io www.spoton.com
  本社所在地 アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ アメリカ
  ラウンド Later Later Later Later Later Later Later 非公開 Later 非公開 Later Later Later
  調達金額(総額) $908,000,000 $293,900,000 $227,022,748 $499,100,000 $314,950,000 $218,699,067 $821,000,000 $77,000,000 $50,000,000 $514,000,000 $215,070,000 $258,220,000 $29,031,394 $187,125,000 $1,751,500,000 $94,689,984 $301,000,000 $74,869,877 $267,722,400 $999,371,520
  主要投資家 Andreessen Horowitz, Ribbit Capital, T. Rowe Price, Battery Ventures, LionTree Khosla Ventures, Andreessen Horowitz, RA Capital Management, OrbiMed, Sands Capital Ventures JP Morgan Chase, Gaingels, Y Combinator, Alumni Ventures, Tiger Global Management Trinity Capital, Gaingels, Y Combinator, BlackRock, Alumni Ventures Andreessen Horowitz, General Catalyst, StartX (Stanford-StartX Fund), DCVC, Sapphire Ventures Y Combinator, Silicon Valley Bank, Norwest Venture Partners, Sapphire Ventures, Mayfield Fund Techstars, Andreessen Horowitz, Sequoia Capital, TPG, Goldman Sachs Techstars, Y Combinator, New Enterprise Associates, Soma Capital, BoxGroup Gaingels, Y Combinator, FJ Labs, Soma Capital, Liquid 2 Ventures Andreessen Horowitz, Tiger Global Management, Dragoneer Investment Group, Oak HC/FT, Coatue Techstars, Andreessen Horowitz, Edward Lando, Gaingels, Pareto Holdings Andreessen Horowitz, Sequoia Capital, Digital Currency Group, Alumni Ventures, Y Combinator Silicon Valley Bank, Y Combinator, Stanford University, DCVC, AME Cloud Ventures Silicon Valley Bank, Union Square Ventures, Y Combinator, Sam Altman, Tiger Global Management Gaingels, Y Combinator, Tiger Global Management, Insight Partners, BDT Capital Partners Y Combinator, General Catalyst, Tiger Global Management, F-Prime Capital, .406 Ventures Andreessen Horowitz, Y Combinator, Collaborative Fund, Tiger Global Management, Peter Thiel Sequoia Capital, Y Combinator, Naver, SV Angel, Khosla Ventures Sequoia Capital, Y Combinator, Tribe Capital, Bain Capital Ventures, Nexus Venture Partners Andreessen Horowitz, Mubadala, Wellington Management, Dragoneer Investment Group, Coatue

1.Cross River

出典:crossriver.com

Cross Riverは、金融サービスとテクノロジーを融合させた革新的なプラットフォームを提供するアメリカの金融機関です。2008年に設立されて以来、同社はAPIベースの銀行インフラを活用し、埋め込み型の支払い、カード発行、融資、暗号通貨取引など、多岐にわたる金融ソリューションを提供しています。特にフィンテック企業や技術系企業とのパートナーシップに注力し、規制遵守と消費者保護を重視したサービスで知られています。

Cross Riverの強みは、その柔軟性と技術力です。従来の銀行業務の信頼性を維持しながら、革新的な金融サービスを迅速に展開する能力を持ち、特に「銀行業務としてのサービス(BaaS)」やリアルタイム決済などの分野で業界をリードしています。また、小規模事業者向け融資や市場型融資プラットフォームへの対応力も高く評価されています。

さらに、Cross Riverはデジタルベンチャー部門を通じてフィンテックスタートアップへの投資も行い、次世代の金融サービスの未来を形作る企業と協力しています。この取り組みにより、企業が迅速な成長と革新を実現できる環境を提供しています。Cross Riverは単なる金融機関ではなく、テクノロジーと銀行業務を組み合わせた新しい時代の金融エコシステムを構築している点で注目されています。

基本情報

企業名Cross River
URLcrossriver.com
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$908,000,000
主要投資家Andreessen Horowitz, Ribbit Capital, T. Rowe Price, Battery Ventures, LionTree

サービス情報

サービス概要フィンテック企業向けの銀行サービスと決済インフラを提供するプラットフォーム
顧客顧客1
フィンテック企業 顧客2
消費者や企業の最終ユーザー
顧客の抱える課題顧客1の課題
革新的な金融サービスを迅速かつ規制に準拠した形で提供したいが、銀行ライセンスの取得や規制対応に時間とコストがかかるため、サービス展開が遅れる 顧客2の課題
最新のテクノロジーを活用した便利で安全な金融サービスを利用したいが、従来の銀行サービスでは、利便性や機能性に制限があるため、ニーズを満たせない
提供価値顧客1の提供価値
銀行ライセンスや規制対応済みの決済インフラを提供することで、フィンテック企業が迅速にサービスを展開できる 顧客2の提供価値
フィンテック企業を通じて、最新技術を活用した革新的な金融サービスを利用できる
主要機能<1.銀行APIプラットフォーム機能>
フィンテック企業に対して、銀行APIを提供することにより、決済、融資、口座管理などの機能を簡単に自社サービスに組み込むことができる。これにより、フィンテック企業は迅速にサービスを開発・展開できる。
<2.コンプライアンス管理機能>
規制対応やリスク管理を一元的に行うことにより、フィンテック企業は複雑な金融規制への対応を効率的に行える。Cross Riverが銀行ライセンスを保有し、規制当局との対応を担当することで、顧客企業の負担を軽減する。
<3.決済処理機能>
リアルタイムの決済処理システムを提供することにより、フィンテック企業は迅速かつ安全な取引を実現できる。ACH、ワイヤー送金、カード決済など、多様な決済手段をサポートし、国際送金にも対応している。
<4.融資プラットフォーム機能>
AIを活用したリスク評価モデルと融資プラットフォームを提供することにより、フィンテック企業は効率的な与信判断と融資プロセスを実現できる。これにより、従来の銀行では対応が難しかった顧客層にも金融サービスを提供できる。
<5.デジタルバンキング機能>
モバイルアプリやウェブインターフェースを通じて、口座管理、送金、支払いなどの機能を提供することにより、最終ユーザーは便利でセキュアなデジタルバンキング体験を得られる。顧客企業のブランドでカスタマイズ可能なホワイトラベルソリューションも提供している。

2.BioAge Labs

出典:https://bioagelabs.com/

BioAge Labsは、アメリカを拠点とする革新的なバイオテクノロジー企業で、加齢と健康の関係を深く理解し、健康を変革するための新しいアプローチを提供しています。同社は、特に代謝性加齢をターゲットにし、肥満やその他の代謝性疾患に対する新しい治療法を開発しています。

BioAge Labsの主力プログラムである「azelaprag」は、インクレチン薬と併用することで、注射剤に匹敵するような総体重減少を実現する可能性を持つ、口服の減量薬として注目されています。

BioAge Labsの強みは、その独自の「human-first discovery platform」にあります。このプラットフォームは、数十年間にわたって蓄積された独自の多重オミクスデータを分析し、加齢や疾患の分子メディエーターを特定します。この知見を基に、同社は代謝性加齢を促進する主要な経路をターゲットにしたパイプラインプログラムを展開しています。

BioAge Labsの取り組みは、加齢が健康に与える影響を理解し、それを克服するための革新的なソリューションを提供することにあります。

基本情報

企業名BioAge Labs
URLhttps://bioagelabs.com
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$293,900,000
主要投資家Khosla Ventures, Andreessen Horowitz, RA Capital Management, OrbiMed, Sands Capital Ventures

サービス情報

サービス概要老化関連疾患に対する革新的な治療薬の開発
顧客高齢者の肥満や代謝性疾患に悩む患者
顧客の抱える課題高齢者の肥満や代謝性疾患を効果的に治療したいが、既存の治療法では十分な効果が得られず、新たな治療アプローチが必要とされている
提供価値革新的な医薬品開発により、高齢者の肥満や代謝性疾患に対する効果的な治療を可能にする
主要機能<1.APJアゴニスト開発機能>
経口APJアゴニスト「アゼラプラグ」の開発により、高齢者の肥満に対する画期的な治療法を提供できる。チルゼパチドとの併用で第2相試験を進行中であり、新たな治療アプローチの可能性を追求している
<2.老化関連バイオマーカー分析機能>
機械学習を活用した独自のプラットフォームにより、老化関連のバイオマーカーを分析し、効果的な治療薬の開発につなげられる。この技術により、個々の患者に適した治療法の開発が可能となる
<3.多面的な治療薬開発機能>
肥満以外にも、筋力低下や免疫機能低下など、様々な老化関連疾患に対する治療薬の開発を行っている。これにより、高齢者の総合的な健康改善に貢献できる
<4.臨床試験推進機能>
第1相から第2相までの臨床試験を効率的に進める体制を整えている。これにより、開発中の治療薬を迅速に実用化へと進められる
<5.資金調達機能>
シリーズCで85百万ドルの資金調達に成功し、研究開発の加速と臨床試験の拡大が可能となっている。これにより、より多くの治療薬候補の開発と検証が可能となる

3.Odeko

出典:odeko.com

Odekoは、アメリカを拠点とするスタートアップで、特に独立系のコーヒーショップやカフェ向けに、モバイルオーダリングとサプライチェーン管理ソリューションを提供しています。同社のプラットフォームは、カフェが必要な用品をモバイルで簡単に発注し、夜間配達によって店舗に補充することができる点が特徴です。

このサービスにより、カフェは営業開始前に必要な物資が整った状態でスタートできるため、効率的な店舗運営が可能になります。また、Odekoは一括購入を通じて調達コストを低減し、複数のサプライヤーを管理する手間を大幅に削減することで、顧客の時間とコストを節約することを支援しています。

さらに、OdekoはAIを活用した販売量予測機能も提供しており、カフェが将来的な需要に応じた在庫管理を行うことができます。一般消費者向けのモバイルオーダリングアプリも展開しており、独立系カフェが自前の注文サイトを構築する必要なく、簡単にオンライン注文を受け付けることができます。

Odekoのサービスは、特に新型コロナウイルスの影響を受けた小規模事業者にとって、テクノロジーを活用した革新的な解決策として注目されています。

基本情報

企業名Odeko
URLodeko.com
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$227,022,748
主要投資家JP Morgan Chase, Gaingels, Y Combinator, Alumni Ventures, Tiger Global Management

サービス情報

サービス概要中小規模のコーヒーショップやベーカリー向けの在庫管理・発注自動化プラットフォーム
顧客中小規模のコーヒーショップやベーカリーの経営者
顧客の抱える課題効率的な在庫管理と発注プロセスにより、コスト削減と業務効率化を実現したいが、手作業での管理や複数のサプライヤーとのやり取りに時間を取られ、本来の店舗運営に集中できない
提供価値AIを活用した自動発注システムと統合されたサプライヤーネットワークにより、在庫管理と発注プロセスを効率化し、コスト削減と業務効率化を実現する
主要機能<1.自動発注機能>
AIを活用した需要予測と在庫データ分析により、最適な発注量を自動的に算出する。これにより、在庫の過不足を防ぎ、コスト削減と効率的な運営が可能になる。機械学習アルゴリズムを使用して、過去の販売データや季節変動などを考慮した精度の高い予測を行う
<2.サプライヤーネットワーク統合機能>
複数のサプライヤーとの取引を一元管理できるプラットフォームを提供する。これにより、発注作業の簡素化と時間短縮が実現できる。API連携により、リアルタイムの価格情報や在庫状況を確認可能
<3.データ分析・レポート機能>
販売データや在庫データを分析し、詳細なレポートを提供する。これにより、経営判断に必要な情報を容易に把握できる。ダッシュボード形式で視覚的に分かりやすく情報を表示し、トレンド分析や商品ごとの収益性分析などが可能
<4.モバイルアプリ連携機能>
スマートフォンアプリを通じて、いつでもどこでも在庫状況の確認や発注が可能。これにより、店舗外からでも迅速な対応ができる。リアルタイム通知機能により、重要な情報をすぐに把握できる

4.GrubMarket

出典:www.grubmarket.com

GrubMarketは、アメリカを拠点とするフードテクノロジー企業で、食品サプライチェーンのデジタル化を推進しています。同社は、地元の農家や生産者から直接食品を調達し、消費者や企業に卸価格で提供するプラットフォームを運営しています。

このアプローチにより、従来の仲介業者を排除し、消費者は高品質な新鮮な食品を、通常のスーパーマーケットよりも最大50%安く購入できます。また、GrubMarketはAIを活用したソフトウェアソリューションを提供し、在庫管理や倉庫管理、eコマースなどを効率化することで、食品業界全体のデジタル変革を支援しています。

GrubMarketのビジネスモデルは、B2CとB2Bの両方で展開されています。消費者向けには、専用アプリを通じてオーガニック食品や新鮮な食材を注文できるサービスを提供し、企業向けにはレストランや学校、オフィスなどに鮮魚や肉、野菜などの生鮮食品を供給しています。

生産者にとっては、仲介業者を介さずに直接消費者に商品を提供できるため、より高い単価での販売が可能になります。GrubMarketは、持続可能な農業を推進し、地域社会に貢献することを目指しています。

基本情報

企業名GrubMarket
URLwww.grubmarket.com
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$499,100,000
主要投資家Trinity Capital, Gaingels, Y Combinator, BlackRock, Alumni Ventures

サービス情報

サービス概要食品サプライチェーンのデジタル化を促進するB2Bマーケットプレイス
顧客顧客1
食品生産者(農家、漁業者、食品メーカーなど) 顧客2
食品小売業者(スーパーマーケット、レストラン、オンライン小売業者など)
顧客の抱える課題顧客1の課題
効率的に多くの小売業者に製品を販売し、適正な利益を得たいが、中間業者を介すため利益が少なく、販路拡大も困難な状況にある 顧客2の課題
品質の高い食品を適正価格で安定的に仕入れたいが、仕入れ先の開拓や価格交渉に多くの時間とコストがかかり、効率的な調達ができていない
提供価値顧客1の提供価値
デジタルプラットフォームを通じて直接小売業者とつながることで、中間マージンを削減し、より多くの利益を得られる。また、多様な小売業者にアクセスできることで販路を拡大できる 顧客2の提供価値
多様な生産者から直接仕入れることができ、品質の高い食品を競争力のある価格で調達できる。また、デジタル化されたプロセスにより、仕入れ業務の効率化が図れる
主要機能<1.デジタルマーケットプレイス機能>
食品生産者と小売業者をオンラインで直接つなぐプラットフォームを提供することにより、中間業者を介さない効率的な取引が可能になる。AI技術を活用して、需要と供給のマッチングを最適化している
<2.サプライチェーン管理機能>
注文処理、在庫管理、配送追跡などのサプライチェーン全体を一元管理できるソフトウェアを提供することにより、業務効率化と透明性の向上が実現できる。クラウドベースのソリューションにより、リアルタイムでの情報共有が可能
<3.データ分析・予測機能>
取引データや市場トレンドを分析し、需要予測や価格最適化を行うことにより、生産者は生産計画の最適化が、小売業者は適切な在庫管理が可能になる。機械学習アルゴリズムを用いて、高精度の予測を実現している
<4.品質管理・トレーサビリティ機能>
食品の生産から配送までの各段階で品質管理情報を記録・共有することにより、安全性の確保と信頼性の向上が図れる。ブロックチェーン技術を活用し、改ざん不可能な形で情報を管理している
<5.決済・金融サービス機能>
プラットフォーム内での決済処理や、運転資金の融資サービスを提供することにより、取引の円滑化と事業成長の支援が可能になる。独自の信用評価モデルにより、迅速な与信判断を実現している

5.Alation

出典:alation.com

Alationは、アメリカのシリコンバレーを拠点とするエンタープライズソフトウェア企業で、データインテリジェンスを提供するプラットフォームを開発しています。同社の主力製品である「Alation Data Catalog」は、組織内でデータ資産を発見、理解、管理するための包括的なツールです。

このプラットフォームは、データベースやデータレイクなどの複数のストレージシステムに分散しているデータを一元的に管理し、ユーザーが必要なデータを迅速に検索し、利用できるようにします。

Alationは、データの品質と信頼性を確保するために、データの流れや所有権を可視化する「データラインナンス」機能を提供しています。また、TableauやPower BIなどのビジネスインテリジェンスツールとの統合も可能で、ユーザーが複数のプラットフォーム間を移動せずにデータを分析できるようにしています。さらに、AIを活用したメタデータ管理機能により、データの信頼性を高め、組織全体でのデータ利用を促進しています。

Alationは、多くのグローバル企業が信頼するデータ管理ソリューションとして、データ駆動型のイノベーションを支援しています。

基本情報

企業名Alation
URLalation.com
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$314,950,000
主要投資家Andreessen Horowitz, General Catalyst, StartX (Stanford-StartX Fund), DCVC, Sapphire Ventures

サービス情報

サービス概要機械学習を活用したデータカタログソリューション
顧客データドリブンな意思決定を目指す企業のデータ管理者、アナリスト、データサイエンティスト
顧客の抱える課題組織全体で効率的にデータを活用し、データドリブンな意思決定を行いたいが、大量のデータが散在し、適切なデータの発見や活用が困難なため、データの価値を最大限に引き出せていない
提供価値機械学習とヒューマンインテリジェンスを組み合わせたデータカタログ機能により、データの発見、理解、信頼性の向上を実現し、効果的なデータ活用を可能にする
主要機能<1.データ検索・発見機能>
強力な検索エンジンにより、組織内の膨大なデータを効率的に検索・発見できる。これにより、ユーザーは必要なデータに迅速にアクセスし、意思決定のスピードを向上させることができる。機械学習アルゴリズムを用いて、ユーザーの行動パターンを分析し、関連性の高いデータを推奨する
<2.データガバナンス機能>
データの品質、セキュリティ、コンプライアンスを一元管理できる。これにより、組織全体でデータの信頼性を高め、規制遵守を確実にすることができる。ポリシーエンジンを搭載し、データアクセスやデータ使用に関するルールを柔軟に設定・管理できる
<3.コラボレーション機能>
データに関する知見や注釈を共有し、組織全体でデータの理解を深めることができる。これにより、データの文脈や使用方法に関する情報を効率的に共有し、データの価値を最大化できる。Slack風のインターフェースを採用し、ユーザー間のコミュニケーションを促進する
<4.クラウドデプロイメント機能>
Alation Cloudとして、クラウドネイティブなデプロイメントオプションを提供する。これにより、顧客は迅速かつ柔軟にサービスを導入し、運用コストを削減できる。AWS上でホストされ、セキュリティとスケーラビリティを確保している <5.データ分析統合機能>
Dataikuなどの主要なデータ分析プラットフォームと統合され、シームレスなデータ分析ワークフローを実現する。これにより、データサイエンティストやアナリストは、データの発見から分析、モデル構築までを効率的に行うことができる。APIを通じて様々なツールとの連携が可能

6.InfluxData

出典:influxdata.com

InfluxDataは、アメリカを拠点とする革新的なテクノロジー企業で、特に時間系列データの管理と分析に特化しています。同社の主力製品であるInfluxDBは、オープンソースの時間系列データベースで、世界中の100万人以上の開発者が利用しています。このプラットフォームは、IoTデバイスやサーバー監視、ビジネスメトリクス分析など、多様な用途で大量のタイムスタンプデータを効率的に収集、保存、分析することができます。

InfluxDataの強みは、InfluxDBの高性能とスケーラビリティにあります。特に、リアルタイムでのデータ分析と視覚化が可能で、企業が迅速な意思決定を支援します。また、InfluxDataはクラウドベースのソリューションも提供しており、企業がインフラ管理を心配せずにアプリケーション開発に集中できるようにしています。さらに、TelegrafやChronograf、Kapacitorなどのツールを通じて、データ収集から視覚化、リアルタイム処理までの一連のワークフローをサポートしています。

InfluxDataは、オープンソースコミュニティとの協力と革新的な技術を通じて、時間系列データ管理のリーダーシップを維持しています。

基本情報

企業名InfluxData
URLinfluxdata.com
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$218,699,067
主要投資家Y Combinator, Silicon Valley Bank, Norwest Venture Partners, Sapphire Ventures, Mayfield Fund

サービス情報

サービス概要大量の時系列データを高速に処理・分析できるデータベースプラットフォーム
顧客IoTデバイス、アプリケーション、ネットワーク、システムから大量の時系列データを収集・分析する必要がある企業や開発者
顧客の抱える課題大量の時系列データをリアルタイムで処理・分析したいが、従来のデータベースでは処理能力や拡張性に限界があり、迅速な意思決定や問題解決ができない
提供価値高速で拡張性の高い時系列データベースと分析ツールを提供することで、リアルタイムデータの効率的な保存・分析を実現し、迅速な意思決定や問題解決を可能にする
主要機能<1.高速データ処理機能>
時系列に最適化されたデータ構造により、大量のデータを高速に書き込み・クエリできる。これにより、リアルタイムデータの処理と分析が可能になる。InfluxDBは1秒間に数百万のデータポイントを処理できる性能を持つ
<2.スケーラビリティ機能>
クラウドネイティブなアーキテクチャにより、データ量の増加に応じて柔軟にスケールアップ・ダウンできる。これにより、ビジネスの成長に合わせてシステムを拡張できる。水平方向と垂直方向の両方でのスケーリングをサポートしている
<3.データ可視化・分析機能>
内蔵のデータ可視化ツールとダッシュボード機能により、時系列データを簡単にグラフ化し分析できる。これにより、データからインサイトを素早く得ることができる。Chronografという専用のデータ可視化ツールを提供している
<4.アラート機能>
異常値や特定の条件を検知した際に、自動的にアラートを発信できる。これにより、問題の早期発見と迅速な対応が可能になる。Kapacitorというリアルタイムストリーミング処理エンジンを使用してアラート機能を実現している
<5.マルチプラットフォーム対応機能>
オンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境など、様々なインフラ環境で利用できる。これにより、既存のシステムとの統合が容易になる。AWS、Google Cloud、Azureなど主要なクラウドプラットフォームとの連携もサポートしている

7.Zipline

出典:flyzipline.com

Ziplineは、アメリカを拠点とする革新的なドローン配送企業で、世界中で医療品や日用品の即時配送を提供しています。同社は2014年に設立され、2016年にはルワンダでドローン配送を開始しました。

Ziplineのドローンは、全血、血小板、凍結血漿、クライオプレシピテートなど医療品を迅速に配送し、特にアフリカ諸国では医療システムの重要なインフラとして機能しています。また、ガーナではCOVID-19ワクチンの配送も行っています。

Ziplineは、電気自動車と同様にゼロ排出の電気ドローンを使用し、環境に優しい配送方法を提供しています。同社の技術は、複雑な空域管理ツールや在庫管理システムを含む総合的なロジスティクスネットワークを構築し、顧客に正確で迅速な配送を実現しています。さらに、WalmartやSweetgreenとのパートナーシップを通じて、非医療品の配送も拡大しており、家庭での即時配送を可能にしました。

Ziplineは、世界中で数百万人にサービスを提供し、持続可能な物流システムを構築するためのリーダーとして注目されています。

基本情報

企業名Zipline
URLflyzipline.com
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$821,000,000
主要投資家Techstars, Andreessen Horowitz, Sequoia Capital, TPG, Goldman Sachs

サービス情報

サービス概要自律型ドローンを用いた医療品および生活必需品の配送サービス
顧客顧客1
医療機関や医療品供給業者 顧客2
緊急医療品や生活必需品を必要とする一般消費者
顧客の抱える課題顧客1の課題
迅速かつ効率的に医療品を必要な場所に届けたいが、従来の物流システムでは遠隔地や緊急時の対応が困難 顧客2の課題
緊急時や遠隔地でも必要な医療品や生活必需品をすぐに入手したいが、従来の配送方法では時間がかかりすぎる
提供価値顧客1の提供価値
自律型ドローンによる迅速で効率的な医療品配送システムを提供し、遠隔地や緊急時の医療品供給を可能にする 顧客2の提供価値
緊急時や遠隔地でも、自律型ドローンによる迅速な配送で必要な医療品や生活必需品を入手できる
主要機能<1.自律型ドローン配送機能>
独自開発の自律型ドローンにより、医療品や生活必需品を迅速に配送することができる。最大80kmの範囲をカバーし、時速100km以上で飛行可能。天候に左右されにくい設計で、雨や強風の中でも安定した配送が可能。
<2.配送ネットワーク構築機能>
複数の配送拠点(配送ハブ)を設置し、効率的な配送ネットワークを構築できる。これにより、広範囲にわたる地域をカバーし、多くの顧客に迅速なサービスを提供することが可能。
<3.精密着陸システム機能>
新開発の精密着陸システム「P2」により、2メートル四方のスペースに正確に着陸できる。これにより、病院の屋上や住宅の裏庭など、狭いスペースへの配送が可能になり、配送の柔軟性が大幅に向上する。
<4.リアルタイム追跡機能>
ドローンの位置をリアルタイムで追跡し、配送状況を管理できる。これにより、顧客は配送の進捗を正確に把握でき、医療機関は効率的な在庫管理と緊急対応が可能になる。
<5.自動帰還・充電機能>
配送完了後、ドローンは自動的に配送拠点に帰還し、充電を行う。これにより、人間の介入を最小限に抑え、24時間365日の継続的な配送サービスを提供することが可能。

8.Embrace

出典:embrace.io/

Embraceは、アメリカを拠点とするモバイル観測可能性プラットフォームを提供する企業で、特にモバイルアプリのパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを向上させるためのソリューションを開発しています。同社は、OpenTelemetryを活用したユーザー中心のモバイル観測可能性プラットフォームを提供し、SREとDevOpsチームがモバイルアプリのパフォーマンスデータをバックエンドの観測可能性インサイトと結び付け、リアルなユーザー影響を理解できるようにします。

Embraceのプラットフォームは、モバイルアプリのクラッシュや接続問題、クライアントサイドのネットワーク呼び出し、ビュー/アクティビティなどをリアルタイムで収集し、問題が発生した際に迅速に通知します。また、カスタムダッシュボードを通じて、ユーザーセッションの再生やカスタムブレッドクランブのキャプチャが可能で、問題の根本原因を迅速に特定し解決することができます。

さらに、SlackやJiraなどのツールとの統合により、ワークフローを効率化し、問題の優先順位付けやステータストラッキングも簡単に行えます。Embraceは、The New York TimesやMarriott、Warby Parkerなどの大手企業が利用するなど、モバイル観測可能性のリーダーとして注目されています。

基本情報

企業名Embrace
URLembrace.io/
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$77,000,000
主要投資家Techstars, Y Combinator, New Enterprise Associates, Soma Capital, BoxGroup

サービス情報

サービス概要モバイルアプリのパフォーマンス監視および最適化プラットフォーム
顧客モバイルアプリ開発企業のエンジニアとプロダクトマネージャー
顧客の抱える課題モバイルアプリのパフォーマンスを最適化し、ユーザー体験を向上させたいが、複雑さが増しているため問題の原因特定や解決が難しい
提供価値詳細な行動および技術的コンテキストを提供し、問題の影響を特定・優先順位付けして即座に解決できるようにすることで、最高のモバイルエクスペリエンスを構築する機会を提供する
主要機能<1.リアルタイムモニタリング機能>
モバイルアプリのパフォーマンスをリアルタイムで監視することにより、問題が発生した瞬間に検知できる。機械学習アルゴリズムを使用して、異常を自動的に特定する
<2.詳細な問題分析機能>
ユーザーの行動と技術的コンテキストを詳細に分析することで、問題の根本原因を特定できる。セッションリプレイやスタックトレースなどの高度な診断ツールを提供する
<3.優先順位付け機能>
問題の影響度を自動的に評価し、優先順位を付けることができる。これにより、開発チームは最も重要な問題に集中できる。カスタマイズ可能なアラートシステムを備えている
<4.クロスプラットフォーム対応機能>
iOS、Android、React Native、Flutterなど、複数のプラットフォームやフレームワークに対応することで、統一された分析が可能になる。各プラットフォーム固有の問題も適切に処理できる
<5.データ可視化機能>
収集したデータを分かりやすいダッシュボードやレポートで表示することで、エンジニアやプロダクトマネージャーが迅速に意思決定を行える。カスタマイズ可能なチャートやグラフを提供する

9.Nabis

出典:www.nabis.com

Nabisは、アメリカを拠点とする大手のライセンス付き大麻卸売プラットフォームで、400以上のブランドと協力しています。同社は、カリフォルニアで2017年に設立され、シリコンバレー出身のテクノロジー起業家であるVince C. NingとJun S. Leeによって創業されました。

Nabisは、多チャネルなフルフィルメントネットワークを通じて、ブランドや小売業者が世界中で大麻コマースを簡素化することを目指しています。

Nabisの主なサービスは、大麻生産者と小売業者を結ぶ中間役としての物流管理です。同社は、コンプライアンスロジスティクス、倉庫管理、支払い処理、ファイナンス、販売およびマーケティング支援など、幅広いサービスを提供しています。特に、カリフォルニアでは99%のライセンス付き小売業者にサービスを提供しており、48時間以内に注文を出荷する迅速な配送ネットワークを誇ります。また、ニューヨーク市場にも進出しており、2日間で州内ほぼ全域に商品を届けることが可能です。

Nabisの技術は、卸売注文、在庫管理、支払い処理、販売メトリクスや分析を一元的に管理することで、ブランドや小売業者が効率的に拡大することを支援しています。

基本情報

企業名Nabis
URLwww.nabis.com
本社所在地アメリカ
ラウンド非公開
調達金額(総額)$50,000,000
主要投資家Gaingels, Y Combinator, FJ Labs, Soma Capital, Liquid 2 Ventures

サービス情報

サービス概要大麻製品の流通を効率化するB2Bプラットフォーム
顧客顧客1
大麻製品ブランド 顧客2
大麻小売業者
顧客の抱える課題顧客1の課題
効率的に大麻製品を小売業者に配送し、販売を拡大したいが、複雑な規制や物流の課題により、効率的な流通が困難なため、市場拡大の機会を逃している 顧客2の課題
多様な大麻製品を迅速かつ確実に仕入れ、在庫管理を最適化したいが、信頼できる供給元の確保や在庫管理に苦心しているため、顧客ニーズに応えきれていない
提供価値顧客1の提供価値
ライセンス取得済みの流通ネットワークを通じて、効率的かつ合法的に製品を小売業者に届けられる。販売データ分析により、市場戦略の最適化が可能 顧客2の提供価値
多様な大麻製品ブランドにアクセスでき、需要予測に基づいた最適な在庫管理が可能。信頼性の高い供給元から迅速に商品を調達できる
主要機能<1.流通最適化機能>
AIを活用した需要予測と在庫最適化により、効率的な流通が実現できる。これにより、ブランドは在庫切れや過剰在庫のリスクを低減し、小売業者は適切な商品を適切なタイミングで仕入れられる
<2.コンプライアンス管理機能>
複雑な大麻関連法規制に準拠した取引を自動的に管理することにより、法的リスクを最小限に抑えられる。これにより、ブランドと小売業者は安心して取引に集中できる
<3.販売データ分析機能>
リアルタイムの販売データと市場トレンド分析を提供することにより、ブランドは製品戦略の最適化が可能になる。小売業者は消費者ニーズに合わせた品揃えの調整ができる
<4.決済・金融サービス機能>
専門的な決済システムと金融サービスを提供することにより、取引の円滑化と資金調達の支援が可能になる。これにより、業界特有の金融課題を解決し、ビジネスの成長を促進できる
<5.マーケティング支援機能>
プラットフォーム上でのブランド露出やプロモーション機会を提供することにより、効果的なマーケティング活動が可能になる。小売業者は新商品や人気商品の情報を迅速に入手できる

10.Komodo Health

出典:komodohealth.com

Komodo Healthは、アメリカのサンフランシスコを拠点とするヘルスケアアナリティクス企業で、2014年に設立されました。同社は、ヘルスケアデータを統合し、ライフサイエンス企業やヘルスケアプロバイダー、ペイアー、患者団体にデータ駆動型の洞察を提供するプラットフォームを提供しています。

Komodo Healthの主力製品である「Healthcare Map」は、患者、医療提供者、保険者、ケアの各段階を網羅した包括的なデータセットを提供し、疾患の発生、治療パターン、健康成果などに関する詳細な分析を可能にします。

同社は、AIを活用した分析ツール「MapAI」を提供し、ユーザーが会話形式で質問を投げかけるだけで、複雑なデータを迅速に分析することができます。この機能により、データ準備の手間を大幅に削減し、ヘルスケア企業が効果的にコラボレーションし、リスクを軽減し、データ駆動型の意思決定を行うことができます。

Komodo Healthは、ライフサイエンス企業が製品ライフサイクルを加速し、革新を市場に迅速に導入するための支援を提供し、疾患の負担を軽減することを目指しています。

基本情報

企業名Komodo Health
URLkomodohealth.com
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$514,000,000
主要投資家Andreessen Horowitz, Tiger Global Management, Dragoneer Investment Group, Oak HC/FT, Coatue

サービス情報

サービス概要ヘルスケアデータ分析プラットフォーム
顧客顧客1
ライフサイエンス企業 顧客2
医療提供者・支払者
顧客の抱える課題顧客1の課題
効果的な治療法の開発と市場投入を実現したいが、患者データの包括的な把握が困難で、臨床試験の効率が低いため、開発プロセスに時間とコストがかかる 顧客2の課題
患者ケアの質を向上させ、医療コストを最適化したいが、患者の全体的な健康状態や治療経過の追跡が難しいため、適切な介入のタイミングを逃す可能性がある
提供価値顧客1の提供価値
包括的な患者データを活用することで、臨床試験の効率を向上させ、治療法の開発と市場投入を加速化できる 顧客2の提供価値
患者の健康状態や治療経過を総合的に把握し、適切なタイミングで介入することで、ケアの質を向上させつつコストを最適化できる
主要機能<1.ヘルスケアマップ機能>
3億人以上の患者データを統合し、包括的なヘルスケアマップを構築することにより、患者の全体的な健康状態や治療経過を可視化できる。AIと高度なデータサイエンス技術を活用し、複雑なヘルスケアデータを解析している。
<2.リアルワールドエビデンス生成機能>
実際の医療現場のデータを分析し、リアルワールドエビデンスを生成することにより、治療効果や安全性の評価、市場動向の把握が可能になる。これにより、ライフサイエンス企業は製品開発や市場戦略の最適化ができる。
<3.患者フロー追跡機能>
患者の診断から治療、フォローアップまでの全過程を追跡することにより、医療提供者は患者ケアの改善点を特定し、介入のタイミングを最適化できる。これにより、ケアの質の向上とコスト削減を同時に実現できる。
<4.予測分析機能>
機械学習アルゴリズムを用いて将来の健康トレンドや疾病リスクを予測することにより、予防医療の推進や医療リソースの最適配分が可能になる。これにより、医療システム全体の効率化とコスト削減につながる。

11.Overtime

出典:https://overtime.tv/

Overtimeは、アメリカのブルックリンを拠点とするスポーツメディア企業で、特にZ世代のスポーツファンをターゲットにした革新的なスポーツリーグやコンテンツを提供しています。同社は、OTE(Overtime Elite)やOT Select(バスケットボール)、OT7(アメリカンフットボール)、OTX(ボクシング)などの独自のスポーツリーグを運営し、デジタルファーストのコンテンツを通じて、Facebook、Snapchat、YouTubeなどのソーシャルメディアで100万人以上のファンとつながっています。

Overtimeのビジネスモデルは、スポンサー契約、ブランドパートナーシップ、eコマース、ライセンス、メディア権利を活用しています。同社は、Liberty Media CorporationやAndreessen Horowitz、Blackstoneなどの著名なVCファームや、NBAとNFLのスター選手からの支援を受けています。特に、OTEは16歳から19歳の若者向けのプロバスケットボールリーグとして注目されており、OT7は低接触の7人制アメリカンフットボールリーグとして新しいスポーツ体験を提供しています。

最近では、Victory+と提携し、プレミアムの広告付きストリーミングサービスを提供することで、スポーツコンテンツの消費方法を変革しています。このパートナーシップにより、Overtimeのリーグプレイがより多くの視聴者に届けられるようになり、スポーツファンにとって新たな視聴体験を提供しています。

基本情報

企業名Overtime
URLovertime.tv
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$215,070,000
主要投資家Techstars, Andreessen Horowitz, Edward Lando, Gaingels, Pareto Holdings

サービス情報

サービス概要次世代のスポーツファン向けデジタルスポーツネットワーク
顧客若年層のスポーツファン
顧客の抱える課題若年層のスポーツファンが、好きな選手や試合の情報を簡単に入手し楽しみたいが、従来のスポーツメディアは彼らのニーズに合わず、魅力的なコンテンツが不足しているため、満足のいく体験が得られない
提供価値若年層のスポーツファンに特化した、短尺で魅力的なスポーツコンテンツを提供することで、彼らが好きな選手や試合の情報を簡単に入手し、楽しむことができる環境を実現する
主要機能<1.マルチプラットフォーム展開機能>
YouTube、Snapchat、IGTV、Instagram、TikTokなど、若年層が頻繁に利用するプラットフォームでコンテンツを展開することにより、ユーザーが日常的に利用するアプリ内でスポーツコンテンツに接する機会を提供する。これにより、ユーザーは自然な形でスポーツ情報を入手できる
<2.ショートフォームコンテンツ制作機能>
短尺で魅力的なスポーツコンテンツを制作することにより、若年層の短い注意スパンに合わせた情報提供を行う。これにより、ユーザーは短時間で効率的にスポーツ情報を楽しむことができる
<3.オリジナルシリーズ制作機能>
スポーツに焦点を当てたオリジナルシリーズを制作することにより、従来のメディアでは取り上げられないような、若年層の興味を引く新しい切り口でスポーツを紹介する。これにより、ユーザーは新鮮な視点でスポーツを楽しむことができる
<4.若手アスリート発掘・支援機能>
高校生アスリートのリーグ運営や、若手選手のハイライト動画の制作・配信を行うことにより、次世代のスター選手を早期に発掘し、ファンとの接点を作る。これにより、ユーザーは将来有望な選手の成長を身近に感じることができる
<5.コミュニティ形成機能>
SNSを活用したファン同士の交流の場を提供することにより、スポーツを通じたコミュニティを形成する。これにより、ユーザーは同じ興味を持つ仲間と交流しながら、スポーツをより深く楽しむことができる

12.Filecoin

出典:filecoin.io/

Filecoinは、アメリカを拠点とするProtocol Labsによって開発された分散型ストレージネットワークで、ブロックチェーン技術を活用してデジタル情報を安全かつ効率的に保存・提供するプラットフォームを提供しています。同社は、世界中のコンピュータオペレーターが余剰のストレージスペースを提供することで、ユーザーが必要なデータを安価かつ迅速に保存・取得できる市場を構築しています。

Filecoinのネットワークは、Proof of ReplicationやProof of Spacetimeなどの暗号技術を用いて、データの完全性と可用性を保証し、ストレージプロバイダーが正確にデータを保存していることを確認します。

FilecoinのネイティブトークンであるFILは、ストレージやデータ取得サービスに対する支払いに使用され、プロバイダーがストレージスペースを提供することでFILを稼ぐことができます。このシステムにより、中央集権型のクラウドストレージに比べて、より安価で効率的なデータ保存が可能になります。また、FilecoinはIPFS(InterPlanetary File System)と連携しており、Web3やメタバース、NFTなどの分野での利用が広がっています。

Filecoinは、データのプライバシーと耐障害性を高め、中央集権的な管理から解放されたオープンなデータストレージエコシステムを提供することを目指しています。

基本情報

企業名Filecoin
URLfilecoin.io/
本社所在地アメリカ
ラウンド非公開
調達金額(総額)$258,220,000
主要投資家Andreessen Horowitz, Sequoia Capital, Digital Currency Group, Alumni Ventures, Y Combinator

サービス情報

サービス概要分散型データストレージネットワークと暗号通貨を組み合わせたプラットフォーム
顧客データストレージを必要とするユーザーと、余剰ストレージを提供できるプロバイダー
顧客の抱える課題安全で効率的な分散型データストレージシステムを利用したいが、既存の中央集権型クラウドストレージでは、データのセキュリティリスクや高コストの問題が存在する
提供価値ブロックチェーン技術を活用した分散型ストレージネットワークにより、安全性が高く、コスト効率の良いデータストレージソリューションを提供する
主要機能<1.分散型ストレージネットワーク機能>
ユーザーのデータを世界中の複数のノードに分散して保存することにより、データの冗長性と可用性が向上する。これにより、単一障害点のリスクを軽減し、データの安全性を高めることができる
<2.インセンティブ付与機能>
ストレージを提供するプロバイダーに対して、Filecoinトークンという形でインセンティブを付与することにより、ネットワークの持続可能性と拡張性を確保する。これにより、ユーザーは安定したストレージサービスを利用できる
<3.スマートコントラクト機能>
ブロックチェーン技術を活用したスマートコントラクトにより、ストレージの契約やデータの検証を自動化する。これにより、取引の透明性が向上し、信頼性の高いサービスを提供できる

13.Cofactor Genomics

出典:https://cofactorgenomics.com/

Cofactor Genomicsは、アメリカを拠点とするバイオテクノロジー企業で、特にRNAを活用した予測診断技術を提供しています。同社は、免疫療法に対する患者反応を予測するための革新的な診断ツールを開発し、がん治療における精密医療を推進しています。

Cofactorの主力製品であるOncoPrismは、RNA発現モデルを用いてがん患者の免疫療法への反応を予測し、臨床医がより正確な治療計画を立てることを支援します。

Cofactor Genomicsは、RNAデータを活用した多次元バイオマーカーを構築し、従来の単一分析法に比べて高い予測精度を実現しています。特に、頭頸部扁平上皮がんや非小細胞肺がんなどの11種類の固形がんに対する臨床試験が進行中です。同社は、米国全体の20%に相当する38の医療システムと提携しており、OncoPrismはMedicareに承認され、CAP/CLIAの検証も受けています。

Cofactorの技術は、Nature Scientific ReportsやJournal of ImmunoTherapy of Cancerなどの著名な学術誌で紹介されており、がん治療における新たなアプローチとして注目されています。

基本情報

企業名Cofactor Genomics
URLcofactorgenomics.com
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$29,031,394
主要投資家Silicon Valley Bank, Y Combinator, Stanford University, DCVC, AME Cloud Ventures

サービス情報

サービス概要予測免疫モデリングを用いた精密医療サービス
顧客医療機関や製薬会社<br>2. がん患者
顧客の抱える課題顧客1の課題
単一のバイオマーカーでは患者の治療反応を正確に予測できないため、適切な治療法の選択が難しい 顧客2の課題
個々の免疫状態に合わせた治療を受けられていないため、治療効果が最適化されていない
提供価値顧客1の提供価値
多次元バイオマーカーを用いた予測免疫モデリングにより、より正確な患者の治療反応予測が可能になる 顧客2の提供価値
個々の免疫プロファイルに基づいた最適な治療法の選択が可能になり、治療効果が向上する
主要機能<1.予測免疫モデリング機能>
RNAシーケンシング技術と機械学習アルゴリズムを組み合わせることにより、患者の免疫プロファイルを多次元的に分析する。これにより、より正確な治療反応予測と個別化された治療計画の立案が可能になる。
<2.臨床診断テスト機能>
CAP認定臨床RNAシーケンス研究所を活用し、高品質な臨床診断テストを提供する。これにより、医療機関や製薬会社は、より効率的かつ費用対効果の高い臨床試験を実施できる。
<3.データ分析・管理機能>
分子生物学、情報学、およびデータベース管理の専門知識を活用し、大量の遺伝子データを効率的に分析・管理する。これにより、医療研究の発展と患者の転帰改善に貢献する。
<4.バイオマーカー開発機能>
単一分析のバイオマーカーから、健康発現モデルを使用したより包括的な多次元バイオマーカーへの移行を促進する。これにより、より精密な診断と治療効果の予測が可能になる。

14.Slope

出典:https://slopepay.com/

Slopeは、アメリカのサンフランシスコを拠点とするB2B決済プラットフォームで、企業間の取引をデジタル化し、効率化することを目指しています。同社は、2021年にLawrence Lin MurataとAlice Dengによって設立され、AIを活用したオーダーからキャッシュまでの一連のワークフローを自動化するソリューションを提供しています。

Slopeのプラットフォームは、企業がオンラインで支払いを受け付けるだけでなく、柔軟な支払い条件を提供し、顧客に即時融資を可能にします。

特に、Slopeは「Buy Now, Pay Later(BNPL)」機能を提供し、企業が購入時に即座に支払いを完了せずに、後払い条件で商品を購入できるようにしています。この機能により、企業はキャッシュフロー管理を改善し、ビジネス拡大を支援します。また、AIを活用したリスク評価や顧客管理ツールも提供しており、企業が信頼性の高い取引を行うことができます。

Slopeは、Union Square VenturesやOpenAIのSam Altmanなどから資金提供を受けており、B2B決済のデジタル化を推進するリーダーとして注目されています。

基本情報

企業名Slope
URLslopepay.com
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$187,125,000
主要投資家Silicon Valley Bank, Union Square Ventures, Y Combinator, Sam Altman, Tiger Global Management

サービス情報

サービス概要B2B向け金融プラットフォーム。企業が顧客に後払いオプションを提供できるようにする。
顧客B2B取引を行う企業(特にeコマース事業者)
顧客の抱える課題顧客に柔軟な支払いオプションを提供しながら、自社の資金繰りを改善したいが、後払いオプションの提供は自社の資金繰りを悪化させるため、両立が難しい
提供価値迅速な資金調達と柔軟な支払いオプションの提供を両立させることで、顧客満足度と自社の財務健全性を同時に向上させる
主要機能<1.後払いオプション提供機能>
eコマース事業者が顧客に対して後払いオプションを提供できるようにすることにより、購買意欲を高め、売上増加につながる。Slopeのプラットフォームを通じて、簡単に導入可能。
<2.迅速な支払い機能>
商品やサービスが出荷された時点で、Slopeが売り手に代金を支払うことにより、売り手の資金繰りが改善される。これにより、運転資金の課題を解決し、事業成長を支援する。
<3.リスク管理機能>
Slopeが買い手の信用リスクを引き受け、債務回収を管理することにより、売り手は信用リスクや回収業務から解放される。AIを活用した独自の審査システムにより、迅速かつ適切なリスク評価を実現。
<4.決済管理機能>
支払いの管理や分割払いの設定をSlopeのプラットフォーム上で一元管理できることにより、事務負担が軽減される。ダッシュボードを通じて、取引状況をリアルタイムで把握可能。
<5.API連携機能>
既存のeコマースプラットフォームとのAPI連携により、スムーズな導入と運用が可能となる。これにより、導入コストと時間を最小限に抑えることができる。

15.EquipmentShare

出典:https://www.equipmentshare.com/

EquipmentShareは、アメリカのミズーリ州コロンビアを拠点とする建設機械レンタル、販売、技術サービスを提供する企業です。同社は2015年に設立され、全米で215以上の拠点を展開し、建設業界向けの包括的なソリューションを提供しています。

EquipmentShareの主なサービスは、建設機械のレンタルで、トラックやクレーンなどの大型機械から、脚立やチェーンソーなどの小型工具まで幅広くカバーしています。

同社の独自のT3テクノロジープラットフォームは、建設機械の位置や利用状況をリアルタイムで追跡し、作業効率を向上させるためのデータ分析や予測メンテナンスを提供します。このプラットフォームを通じて、顧客は機械の健康状態や利用率を監視し、作業員の生産性を管理することができます。

また、EquipmentShareは建設機械のシェアリング事業も展開しており、個人や企業が所有する機械を活用することで、資産の有効活用を支援しています。同社は、建設業界のデジタル化を推進し、現場の安全性と効率を向上させるためのリーダーとして注目されています。

基本情報

企業名EquipmentShare
URLwww.equipmentshare.com
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$1,751,500,000
主要投資家Gaingels, Y Combinator, Tiger Global Management, Insight Partners, BDT Capital Partners

サービス情報

サービス概要建設業界向けの機器レンタルとデジタルソリューションを提供するプラットフォーム
顧客建設業界の請負業者
顧客の抱える課題建設現場の生産性を向上させ、機器の管理を効率化したいが、以下の理由で困難を感じている:<br>・機器の稼働状況をリアルタイムで把握できない<br>・機器の盗難や誤用のリスクがある<br>・従業員の時間管理が煩雑<br>・機器のメンテナンス管理が非効率
提供価値T3プラットフォームとアプリケーションスイートを通じて、建設機器の管理を効率化し、現場の生産性を向上させる。これにより、リアルタイムの機器監視、盗難防止、従業員管理、メンテナンス最適化が可能になる
主要機能<1.機器管理機能>
テレマティクスとマシンハードウェアを搭載したT3プラットフォームにより、建設企業や産業企業は現場と運営のリアルタイムビューを得られる。これにより、機器の稼働状況を即時に把握し、効率的な運用が可能になる
<2.セキュリティ機能>
アプリケーションスイートを通じて、機器の盗難と誤用を防止できる。これにより、高価な建設機器の紛失リスクを最小限に抑え、適切な使用を促進できる
<3.従業員管理機能>
従業員の時間とシフトを追跡する機能を提供する。これにより、人員配置の最適化と労務管理の効率化が図れる
<4.メンテナンス最適化機能>
機器のメンテナンスを合理化し、計画外のダウンタイムを防止する機能を提供する。これにより、機器の稼働率を向上させ、unexpected な故障による工期の遅延を防ぐことができる
<5.クロスブランド対応機能>
OEMに依存せず、ブランドに関係なくあらゆる機器を追跡・管理できる。これにより、異なるメーカーの機器を使用する現場でも、一元的な管理が可能になる

16.Equip Health

出典:https://equip.health/

Equip Healthは、アメリカのサンディエゴを拠点とするデジタル健康スタートアップで、特に摂食障害の治療に特化したオンラインプログラムを提供しています。同社は2019年に設立され、全米50州でサービスを展開しています。

Equip Healthの主なアプローチは、家族ベースの治療(FBT)を活用し、特に青少年の摂食障害に対する効果が証明されています。このモデルは、家族を治療に積極的に関与させることで、リラプスのリスクを低減し、回復を支援します。

同社は、医師、栄養士、セラピスト、ピアーメンター、家族メンターからなる5人の専門家チームを提供し、患者のニーズに応じた包括的なサポートを提供しています。Equip Healthは、多くの主要な健康保険プランと提携しており、治療費の多くが保険でカバーされています。また、成人向けのサービスも拡大しており、認知行動療法(CBT-E)などのエビデンスに基づく治療法を活用しています。同社は、摂食障害の治療におけるデジタル化とアクセシビリティの向上を目指し、多くの投資家からの支援を受けています。

基本情報

企業名Equip Health
URLequip.health
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$94,689,984
主要投資家Y Combinator, General Catalyst, Tiger Global Management, F-Prime Capital, .406 Ventures

サービス情報

サービス概要家族中心の仮想摂食障害治療プログラム
顧客摂食障害に悩む患者とその家族
顧客の抱える課題患者が自宅で効果的な摂食障害治療を受け、家族とともに回復したいが、従来の治療方法では家族の関与が限られているため、包括的なケアと長期的な回復が難しい
提供価値専門家チームによる包括的なケアと家族の積極的な参加を促す仮想プログラムにより、自宅での効果的な治療と長期的な回復を実現する
主要機能<1.多職種連携ケアチーム機能>
栄養士、医師、セラピスト、メンターを含む5人のケアチームを提供することにより、包括的なサポートが得られる。各専門家が連携することで、患者の身体的・精神的ニーズに対応した総合的な治療が可能となる
<2.家族参加型治療機能>
家族を治療プロセスに積極的に巻き込むことにより、患者の回復をより効果的に支援できる。家族療法や教育セッションを通じて、家族全体で摂食障害に対する理解を深め、サポート体制を強化する
<3.仮想治療プラットフォーム機能>
オンラインプラットフォームを通じて治療を提供することにより、患者は自宅から便利にアクセスできる。ビデオ通話、チャット、教育コンテンツなどを活用し、柔軟かつ継続的なケアを実現する
<4.回復者メンタリング機能>
摂食障害から回復した経験者をメンターとして起用することにより、患者に希望と実践的なアドバイスを提供できる。共感的なサポートと経験に基づくガイダンスが、回復プロセスを促進する
<5.データ駆動型治療最適化機能>
患者の進捗データを継続的に収集・分析することにより、治療プランを個別に最適化できる。エビデンスに基づいたアプローチにより、治療効果を向上させ、長期的な回復をサポートする

17.Quora

出典:http://quora.com

Quoraは、アメリカのカリフォルニア州マウンテンビューを拠点とする質問と答えのプラットフォームで、2009年に元Facebookの従業員であるAdam D’AngeloとCharlie Cheeverによって設立されました。同社は、400万人以上の月間ユニーク訪問者を誇るグローバルな知識共有コミュニティを提供し、ユーザーが様々なトピックについて質問を投稿し、コミュニティから回答を受け取ることができます。

Quoraの強みは、ユーザーが質問や回答を投稿し、他のユーザーがそれらを評価することで、質の高い情報が浮き彫りになる点にあります。

Quoraは、ユーザーが特定の分野で専門家としての評判を築くことができる環境を提供し、多くの有名人やCEOも参加しています。同社は、広告を通じて収益を得ており、Quora+というサブスクリプションサービスも提供しています。

このサービスでは、ユーザーが専属コンテンツや機能にアクセスできるようになり、より深い学習体験を提供します。Quoraは、知識の共有と成長を目的としており、世界中の人々が情報にアクセスし、学び合うためのプラットフォームとして広く利用されています。

基本情報

企業名Quora
URLhttp://quora.com
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$301,000,000
主要投資家Andreessen Horowitz, Y Combinator, Collaborative Fund, Tiger Global Management, Peter Thiel

サービス情報

サービス概要幅広いトピックに関する質問と回答を共有するプラットフォーム
顧客知識を求める一般ユーザーと専門知識を持つ回答者
顧客の抱える課題信頼性の高い情報源から迅速に質の高い回答を得たいが、従来の検索エンジンや専門家への直接の問い合わせでは時間がかかり、必ずしも適切な回答が得られるとは限らない
提供価値専門家を含む多様なユーザーからの回答を通じて、幅広いトピックに関する信頼性の高い情報を迅速に入手できる
主要機能<1.質問投稿機能>
ユーザーが自由に質問を投稿できることにより、幅広いトピックに関する疑問を解決する機会が得られる。質問はカテゴリー分けされ、関連する専門知識を持つユーザーに届きやすくなっている
<2.回答機能>
知識や経験を持つユーザーが質問に対して回答を提供できることにより、多様な視点からの情報が得られる。回答の質は、ユーザーによる評価システムで管理されている
<3.AI chatbot機能>
Poeと呼ばれるAIチャットボットプラットフォームを通じて、ChatGPTなどの複数のAIモデルと対話できることにより、即時的な回答や情報が得られる。この機能は、人間の回答者を補完し、より迅速な情報提供を可能にしている
<4.コミュニティ機能>
ユーザー間でフォローやコメントができることにより、興味のあるトピックや専門家とつながり、継続的な学習や議論が可能になる。これにより、単なる質疑応答を超えた知識コミュニティが形成されている
<5.コンテンツキュレーション機能>
ユーザーの興味や行動に基づいて、関連性の高い質問や回答をパーソナライズして表示することにより、効率的に興味のある情報にアクセスできる。機械学習アルゴリズムを活用し、ユーザー体験を継続的に向上させている

18.NimbleRx

出典:www.nimblerx.com/

NimbleRxは、アメリカのカリフォルニア州レッドウッドシティを拠点とするオンデマンドの薬剤師向け配送サービスで、特に独立系薬局や地域薬局を支援するために設立されました。同社は、オンラインおよびモバイルアプリを通じて、薬局の顧客が簡単に処方箋を注文し、配達を受け取ることができるプラットフォームを提供しています。NimbleRxは、600以上の薬局と提携し、年間1億5,000万ドルの収益を達成しています。

NimbleRxのサービスは、薬局の業務を効率化し、患者満足度を向上させることに重点を置いています。同社のプラットフォームを利用することで、薬局はオンラインでの注文や支払い、リフィル管理を簡素化し、電話での問い合わせを最大68%削減することができます。また、患者はモバイルアプリやウェブサイトを通じて、処方箋の配達をスケジュールすることができ、同日配達も可能です。

NimbleRxは、Uber Healthとのパートナーシップを通じて、より多くの地域で処方箋配達サービスを拡大しています

基本情報

企業名NimbleRx
URLwww.nimblerx.com/
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$74,869,877
主要投資家Sequoia Capital, Y Combinator, Naver, SV Angel, Khosla Ventures

サービス情報

サービス概要処方薬のオンデマンド配送サービス
顧客処方薬を必要とする患者
顧客の抱える課題処方薬を簡単かつ迅速に入手したいが、従来の薬局では待ち時間が長く、移動の手間もあるため、患者の利便性が低い
提供価値モバイルアプリを通じて処方箋を管理し、薬局と連携した配送システムにより、患者は自宅にいながら処方薬を受け取ることができる
主要機能<1.処方箋管理機能>
モバイルアプリを通じて処方箋や注文を管理・レビューできるにより、患者は自身の医療情報を簡単に把握できる。アプリ上で処方履歴や次回の配送予定などを確認できる
<2.オンデマンド配送機能>
全国の提携薬局ネットワークを活用し、患者の近くにある薬局から処方薬を配送することにより、迅速な配達が可能となる。地域に応じた最適な配送ルートを選択し、効率的な配送を実現している
<3.価格最適化機能>
大規模な薬局ネットワークと効率的な運営により、競争力のある価格で処方薬を提供することができる。患者は従来の薬局よりも低価格で薬を入手できる可能性がある
<4.セキュアな情報管理機能>
患者の医療情報や処方データを暗号化して保護することにより、プライバシーとデータセキュリティを確保している。HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)に準拠したシステムを採用している
<5.薬局連携機能>
薬局向けのダッシュボードを提供することにより、薬局は注文状況や在庫管理を効率的に行える。これにより、薬局の業務効率が向上し、患者へのサービス品質も向上する

19.Apollo.io

出典:www.apollo.io

Apollo.ioは、アメリカのサンフランシスコを拠点とするB2Bセールスインテリジェンスとエンゲージメントプラットフォームで、2015年に設立されました。同社は、セールスチームが適切な顧客に接触し、営業プロセスを最適化するための包括的なツールを提供しています。

Apollo.ioのプラットフォームは、220万以上の企業と2億2000万以上のコンタクト情報を含むデータベースを活用し、ユーザーがターゲットにしたい顧客を効率的に特定し、接触することを支援します。

特に、AIを活用した自動化機能やカスタマイズ可能なシーケンス機能を提供しており、メールや電話、LinkedInなどの多様なチャネルで顧客との接触をスケール化することができます。また、SalesforceやHubSpotなどのCRMツールとの統合も可能で、営業サイクル全体を一元的に管理できます。

Apollo.ioは、セールスプロセスの効率化と効果的な顧客接触を実現するための重要なツールとして、多くの企業に信頼されています。同社は、Y CombinatorやNexus Venture Partnersなどの著名な投資家からの支援を受けており、成長を続けています。

基本情報

企業名Apollo.io
URLwww.apollo.io
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$267,722,400
主要投資家Sequoia Capital, Y Combinator, Tribe Capital, Bain Capital Ventures, Nexus Venture Partners

サービス情報

サービス概要B2B営業を効率化する市場販売プラットフォーム
顧客B2B企業の営業チームおよびマーケティングチーム
顧客の抱える課題効率的に見込み客を発掘し、顧客に転換したいが、正確な連絡先情報の入手や効果的なアウトリーチに時間と労力がかかっているため、営業活動の生産性が低下している
提供価値2億7,000万以上の検証済みB2B連絡先データへのアクセスと、統合されたプラットフォームでのアウトリーチ自動化ツールを提供することで、効率的な見込み客の発掘と顧客転換を実現する
主要機能<1.連絡先データベース機能>
2億7,000万以上の検証済みB2B連絡先データにアクセスできることにより、正確な見込み客情報を迅速に入手できる。AIと機械学習を活用した高度なデータ検証システムにより、常に最新かつ正確な情報を提供している
<2.インテリジェントマッチング機能>
AIを活用した高度なアルゴリズムにより、ユーザーの製品やサービスに最適な見込み客を自動的に特定する。これにより、営業チームは効率的にターゲットを絞り込み、成約率の向上が期待できる
<3.自動化アウトリーチ機能>
カスタマイズ可能な自動メール配信やフォローアップシーケンスを設定できることにより、個別対応の手間を削減しつつ、効果的なコミュニケーションを実現できる。また、AIによる最適な送信時間の提案機能も備えている
<4.CRMインテグレーション機能>
Salesforce、HubSpotなど主要なCRMツールと連携することにより、既存のワークフローを崩すことなく、シームレスにApollo.ioの機能を活用できる。これにより、データの一元管理と業務効率の向上が図れる
<5.分析・レポーティング機能>
詳細な営業活動の分析とレポート生成が可能であり、チームのパフォーマンスや成果を可視化できる。AIを活用した予測分析により、将来の営業トレンドや成功確率の予測も提供している

20.SpotOn

出典:www.spoton.com

SpotOnは、アメリカのサンフランシスコを拠点とする革新的なソフトウェア企業で、小規模から中規模企業(SMB)向けの包括的なビジネス管理プラットフォームを提供しています。同社は、決済処理、顧客エンゲージメントツール、ビジネス管理ソフトウェアを一体化し、SMBが効率的に運営できるように支援します。特に、カスタマイズ可能なロイヤリティプログラムやオンラインレビュー管理、データ分析などの機能を提供し、顧客ロイヤリティを高め、収益を増加させる手助けをしています。

SpotOnの決済システムは、店内、オンライン、モバイルでの支払いを迅速かつ安全に行えるように設計されています。また、ウェブサイト開発やオンラインマーケティングキャンペーンの支援、予約管理なども提供し、ビジネス全体を統合的に管理できる環境を提供しています。同社は、透明な価格設定と柔軟なサポートを重視し、24時間365日対応の専門家チームが顧客をサポートしています。

SpotOnは、特に飲食業や小売業界で注目されており、多様なビジネスニーズに応えるための技術開発を続けています。

基本情報

企業名SpotOn
URLwww.spoton.com
本社所在地アメリカ
ラウンドLater
調達金額(総額)$999,371,520
主要投資家Andreessen Horowitz, Mubadala, Wellington Management, Dragoneer Investment Group, Coatue

サービス情報

サービス概要レストランや中小企業向けの統合型決済・管理システム
顧客レストランや中小企業の経営者
顧客の抱える課題効率的な経営管理と顧客体験の向上を実現したいが、複数のシステムを個別に管理する必要があるため、業務効率が低下し、顧客サービスの質も低下している
提供価値統合されたソリューションにより、経営管理の効率化と顧客サービスの向上を同時に実現できる
主要機能<1.統合型決済システム機能>
モバイル決済技術を提供することにより、顧客の支払い手続きを簡素化できる。これにより、会計処理の迅速化と顧客満足度の向上が図れる <2.総合的な経営管理機能>
レストランや中小企業向けの統合型管理システムを提供することにより、経営者は複数の業務を一元管理できる。これにより、業務効率の大幅な向上が実現できる
<3.マーケティング支援機能>
マーケティング、ウェブサイト開発、予約システム、オンライン注文、eコマース、デジタルロイヤルティプログラム、レビュー管理などの機能を提供することにより、顧客獲得や顧客維持の取り組みを効果的に行える。これらの機能は全て統合されているため、データの一元管理と分析が可能となる
<4.POS(販売時点情報管理)機能>
小売およびレストラン向けのPOSソリューションを提供することにより、販売データのリアルタイム管理と分析が可能となる。これにより、在庫管理の最適化や売上傾向の把握が容易になる
<5.カスタマイズ可能なソリューション機能>
業種や規模に応じてカスタマイズ可能なソリューションを提供することにより、各企業の特定のニーズに合わせたシステムを構築できる。これにより、中小企業でも大企業並みの効率的な経営管理が可能となる

グローバルビジネスモデルレポートについて

グローバルビジネスモデルレポートでは弊社が保有する100万件以上のグローバル資金調達事例データベースから新規事業のプロとして私どもが目利きをし、有望な事業案をご希望テーマごとに300件抽出。

データベースに登録されているスタートアップ群は、ビジネスの目利きのプロであるVCからその成功可能性を精査された上で出資を受けており、彼らが取り組むビジネスをベンチマークすることで成功確度の高い事業アイデアを生み出すことができます。

また、リストに含まれる各企業の情報には、社名・本社所在国等の基本情報はもちろん、顧客・課題・提供価値・主要機能などの事業アイデアを整理する際に必要な一歩踏み込んだ情報が付与されており、有望スタートアップのアイデアをそのまま貴社の新規事業アイデアの叩き台としてご活用いただけます。

このような課題をお持ちの方におすすめ

  • 短期間で質の良いアイデアを量産したい
  • これまでの発想方法と切り口をかえて新規事業案を考えたい
  • 特定の領域において世界ではどのようなビジネスが生まれているかを把握したい

ご購入までの流れ

株式会社Relicについて

会社名株式会社Relic
代表者代表取締役CEO 北嶋 貴朗
本社所在地東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー19F
設立2015年8月
事業内容インキュベーションテック事業、事業プロデュース/新規事業開発支援事業、オープンイノベーション事業、イノベーション・ワークプレイス事業
コーポレートサイトhttps://relic.co.jp
事業内容https://relic.co.jp/services/

Relicは、⽇本企業の新規事業開発やイノベーション創出を⽀援する「事業共創カンパニー」です。

世界でも類を⾒ない新規事業開発に特化したSaaS型プラットフォームを提供する「インキュベーションテック事業」、総合的かつ⼀気通貫で新規事業やイノベーション創出を⽀援する「事業プロデュース/新規事業開発⽀援事業」、スタートアップ企業への投資や⼤企業との共同事業/JVなどを通じてイノベーションを共創する「オープンイノベーション事業」という3つの柱となる事業を統合的に展開してまいりました。

創業以来4,000社・20,000件以上の新規事業開発に携わってきた実績も含め、新規事業やイノベーションの共創や⽀援の分野において唯⼀無⼆の価値と意義、そして業界トップクラスの規模や成⻑を実現してきたリーディングカンパニーです。