日本のスタートアップ20選!国内・海外ともに注目のスタートアップを紹介
2025/3/24
近年、日本のスタートアップ環境は大きく変化しています。政府は「スタートアップ育成5か年計画」を策定し、2027年までに投資額を10兆円規模に拡大、ユニコーン企業100社、スタートアップ企業10万社の創出を目指しています。
しかし、多くの起業家が資金調達や経営知識、人材確保などの課題に直面しており、どのようなスタートアップが実際に成功しているのか、その事例を知りたいというニーズが高まっています。
本記事では、国内外で注目を集める日本発のスタートアップ企業20社を厳選してご紹介します。BASE株式会社のように「Forbesが選ぶアジアを代表する30歳未満」に選出された企業や、創業からわずか7ヶ月でバイアウトを成功させた株式会社VSbiasなど、様々な分野で革新的なビジネスモデルを展開する企業の成功事例を詳しく解説します。
この記事は独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」より作られています
この記事は4,000社・20,000件以上の新規事業支援実績を持つ国内No.1の新規事業支援会社であるRelicが、同社の独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」を用いて作成しています。
100万件以上のスタートアップDBを用いたアイデア創出サービス「IDEATION Cloud」
「IDEATION Cloud」はVC、CVCが事業性を評価し投資を実行した100万件以上の独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」から、各社の方針・戦略に沿ったプロダクトを抽出、日本市場や各社に向けカスタマイズすることで成功確率の高い事業案を手早くご提案します。
日本のスタートアップ20選
本章では日本のスタートアップを20社ご紹介いたします。
以下、ご紹介させていただくスタートアップ群の一覧表となります。
企業名 | Edgecortix | EX-Fusion | 3DC | Fermenstation | Josys | COUNTERWORKS | Allganize | 3S | Utill | enpay | GITAI | Nagisa | LiLz | CADDi | FastLabel | MICIN | TieUps | Tokuiten | OpenLogi | MyDearest |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
URL | https://www.edgecortix.com/ | https://ex-fusion.com/ | https://www.3dc.co.jp | http://www.fermenstation.jp | josys.com/ | counterworks.co.jp/ | www.allganize.ai/ | 3s.care | utill.co.jp/ | enpay.co.jp | http://gitai.tech/ | nagisa-inc.jp | https://lilz.jp/ | caddi-inc.com | fastlabel.ai/company/ | micin.jp/ | tieups.com | about.tokuiten.jp/ | https://service.openlogi.com | mydearestvr.com |
本社所在地 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 |
ラウンド | – | Early | Early | – | Middle | Middle | Middle | – | – | Middle | Middle | Middle | Middle | Middle | Middle | Middle | Early | Early | Later | Middle |
調達金額(総額) | $35,521,022 | $13,038,405 | $1,686,597 | $3,390,923 | $123,738,063 | $13,874,988 | $27,763,751 | $2,277,983 | $5,384,324 | $8,628,724 | $6,395,000,000 | $4,764,389 | $6,490,377.00 | $140,855,303 | $11,113,796 | $34,402,305 | $3,244,400 | $2,554,102 | $49,007,960 | $8,024,713 |
主要投資家 | SBI Investment, FuturePlay, Renesas Electronics Corporation, Monozukuri Ventures, Cycle Group | ANRI, SMBC Venture Capital, Mitsubishi UFJ Capital, MITSUI SUMITOMO INSURANCE Venture Capital (MSIVC), Nissay Capital | ANRI, Morimatsu | Decarbonization Support Organization, Google for Startups, Global Brain Corporation, TBS Innovation Partners, Shinsei Corporate Investment | Global Brain Corporation, World Innovation Lab (WiL), ANRI, Globis Capital Partners, Yamauchi-No.10 Family Office | Global Brain Corporation, Smaregi, JAFCO, Z Venture Capital, Daiwa Corporate Investment | Global Brain Corporation, KB Investment, Sumitomo Mitsui Banking Corporation, SK Telecom, FuturePlay | SMBC Venture Capital, ANRI, Nissay Capital, Money Forward Venture Partners, ANOBAKA | Chatwork, Sumitomo Mitsui Banking Corporation, CyberAgent Capital, Japan Finance Corporation, Shoko Chukin Bank | DNX Ventures, Hakuhodo DY Ventures, mixi, Shoko Chukin Bank, GMO Payment Gateway | Global Brain Corporation, ANRI, Coral Capital, Mitsubishi UFJ Capital, Skyland Ventures | Nissay Capital, W ventures, Samurai Incubate, Mint, Money Forward Venture Partners | Sony, Mitsubishi UFJ Capital, JIC Venture Growth Investments, SAP.iO, DIMENSION | DCM Ventures, Global Brain Corporation, SBI Investment, World Innovation Lab (WiL), Tybourne Capital Management | JAFCO, Genesia Ventures, Salesforce Ventures, NTT DOCOMO Ventures, Sony Innovation Fund | SBI Investment, World Innovation Lab (WiL), Mitsubishi Corporation, Nippon Life Insurance Company of Japan, Meiji Yasuda Life Insurance | JFR MIRAI CREATORS Fund, Mitsubishi UFJ Capital, SMBC Venture Capital, MITSUI SUMITOMO INSURANCE Venture Capital (MSIVC), ANOBAKA | Japan Finance Corporation, Deepcore, XTech Ventures, MTG Ventures, STATION AI | SMBC Venture Capital, Global Brain Corporation, Sumitomo, Mizuho Bank, Pegasus Tech Ventures | SBI Investment, CAMPFIRE, Mitsubishi UFJ Capital, NetEase, Samurai Incubate |
1.Edgecortix

出典:https://www.edgecortix.com/
EdgeCortixは、2019年に東京で設立されたエッジAI(人工知能)に特化した日本発のスタートアップ企業です。同社は、低消費電力でありながら高性能なAIプロセッサコアと、エッジコンピューティング向けのソリューションを提供しています。
特に注目すべきは、ソフトウェアファーストのアプローチで開発された「Dynamic Neural Accelerator(DNA)」技術と、最新のAIアクセラレーター「SAKURA-II」です。SAKURA-IIは、わずか8Wの消費電力でCNNモデルだけでなく、生成AIやトランスフォーマーモデルも実行可能な革新的な製品です。
EdgeCortixは、SBIインベストメントやルネサスエレクトロニクスなど著名な投資家から資金調達に成功し、日本、インド、シンガポール、アメリカにグローバルな事業展開をしています。エッジデバイスでの生成AI活用を加速させる技術で、産業界に新たな可能性をもたらしています。
基本情報
企業名 | Edgecortix |
企業URL | https://www.edgecortix.com/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | – |
調達金額(総額) | $35,521,022 |
主要投資家 | SBI Investment, FuturePlay, Renesas Electronics Corporation, Monozukuri Ventures, Cycle Group |
サービス情報
サービス概要 | エッジデバイス向けAI加速器の開発・提供サービス |
顧客 | エッジデバイスでAI処理を行う必要がある企業(自動車メーカー、ロボットメーカー、監視カメラメーカーなど) |
顧客の抱える課題 | エッジデバイスで高性能かつ省電力なAI処理を実現したいが、既存のAIプロセッサでは効率的な処理が困難なため、デバイスの性能や電力消費に制約がある |
提供価値 | Dynamic Neural Accelerator(DNA)と呼ばれる独自のAIプロセッサを提供することで、エッジデバイスでの効率的なAI処理を可能にし、高性能かつ省電力な運用を実現する |
主要機能 | <1.AI加速器ハードウェア機能> Dynamic Neural Accelerator(DNA)と呼ばれる独自のAIプロセッサを提供により、エッジデバイスでの効率的なAI処理が可能になる。DNAは機械学習専用に設計されたドメイン固有のランタイム再構成プロセッサIPシリーズであり、高性能と低消費電力を両立している <2.ソフトウェアプラットフォーム機能> 独自のコンパイラと共同設計ソフトウェアプラットフォームを提供により、ハードウェアとソフトウェアの最適化が可能になる。これにより、顧客は自社のエッジデバイスに合わせたAI処理の効率化を図ることができる <3.マルチモーダル推論機能> エッジサーバー、高度なドライバーアシストシステム、自律ロボット工学、スマートシティアプリケーションなど、様々な分野でのマルチモーダル推論を可能にする。これにより、顧客は多様なエッジデバイスでの高度なAI処理を実現できる <4.省電力設計機能> エネルギー効率の高い設計により、エッジデバイスでの長時間運用や、バッテリー駆動デバイスでの使用が可能になる。これにより、顧客は電力供給に制約のある環境でもAI処理を実行できる <5.スケーラビリティ機能> ハイエンドエッジ市場での大幅な加速を実現する設計により、顧客は将来的な処理要求の増加にも対応できる。これにより、エッジAIの進化に合わせたデバイスの長期運用が可能になる |
2.EX-Fusion

EX-Fusionは、日本を拠点とするレーザー核融合エネルギーに特化したスタートアップ企業です。化石燃料に依存しない究極のクリーンエネルギーとして、レーザー核融合商用炉の実現を目指しています。
従来、核融合研究開発は国家主導で行われてきましたが、予算配分の影響や失敗への許容度の低さが開発スピードを制限していました。EX-Fusionは民間企業として、高いリスクを受け入れながら民間資本を活用し、実用化に必要な技術開発を加速させています。
また、レーザー核融合商用炉の開発過程で得られる最先端の光制御技術や知見を活かし、エネルギー分野だけでなく様々な産業分野の技術開発にも貢献しています。脱炭素社会の実現という世界的な潮流の中で、社会の持続的発展を支える重要な役割を担っています。
基本情報
企業名 | EX-Fusion |
企業URL | https://ex-fusion.com/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Early |
調達金額(総額) | $13,038,405 |
主要投資家 | ANRI, SMBC Venture Capital, Mitsubishi UFJ Capital, MITSUI SUMITOMO INSURANCE Venture Capital (MSIVC), Nissay Capital |
サービス情報
サービス概要 | レーザー核融合技術を用いた商用核融合発電システムの開発 |
顧客 | エネルギー供給事業者、大規模電力消費企業 |
顧客の抱える課題 | 安全で持続可能な大規模エネルギー源を確保したいが、既存の発電方法では環境負荷が高く、長期的な持続可能性に課題があるため、実現できていない |
提供価値 | レーザー核融合技術を用いた革新的な発電システムを提供することで、クリーンで持続可能な大規模エネルギー源を実現する |
主要機能 | <1.レーザー核融合技術> 高出力レーザーを用いて核融合反応を引き起こすことにより、大量のクリーンエネルギーを生成できる。この技術は従来の核分裂と比較して放射性廃棄物が少なく、安全性が高い <2.小型化・低コスト化技術> 独自の技術により、核融合反応器の小型化と低コスト化を実現する。これにより、従来の大規模な核融合実験施設よりも実用化に近い商用システムの開発が可能となる <3.高速点火方式> 高速点火方式を採用することで、核融合反応の効率を向上させる。これにより、より少ない入力エネルギーで大きな出力を得ることができ、エネルギー生成の経済性が向上する <4.シミュレーション技術> 高度なシミュレーション技術を用いて、核融合反応のプロセスを最適化する。これにより、実験コストを削減しつつ、効率的な研究開発を進めることができる <5.産学連携研究開発> 大阪大学レーザー科学研究所との産学連携により、最先端の研究成果を迅速に商用化に結びつける。これにより、技術革新のスピードを加速し、市場投入までの時間を短縮できる |
3.3DC

3DCは、東北大学発のカーボン素材スタートアップ企業で、革新的な次世代カーボン素材「グラフェンメソスポンジ(GMS)」の開発・製造・販売を行っています。GMSは、スポンジのような3D構造を持つ三次元グラフェン素材で、炭素原子1個分の厚さしかない殻を特徴としています。
最も注目すべき特性は、ゴムのように弾性変形する柔軟性で、これは従来のカーボン素材では考えられなかった特性です。この特性により、バッテリーの充放電に伴う激しい構造変化にも容易に対応できます。3DCは世界で唯一、このような「弾性変形可能なカーボン素材」を開発している企業です。
2022年2月に設立され、2026年の本格的な市場参入に向けて準備を進めています。すでに2024年2月からはリチウムイオン電池向け導電助剤としてのGMSサンプル出荷を開始しており、脱炭素社会の実現に貢献する革新的な素材として国内外から注目を集めています。
基本情報
企業名 | 3DC |
URL | https://www.3dc.co.jp |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Early |
調達金額(総額) | $1,686,597 |
主要投資家 | ANRI, Morimatsu |
サービス情報
サービス概要 | 次世代エネルギーデバイス向け革新的炭素材料の開発・販売 |
顧客 | バッテリー、コンデンサ、燃料電池メーカー |
顧客の抱える課題 | 高性能で効率的なエネルギー貯蔵・生成デバイスを実現したいが、既存の炭素材料では性能向上に限界があるため、革新的な材料が必要とされている |
提供価値 | グラフェンメソスポンジ(GMS)という革新的な炭素材料を提供することで、高性能で効率的なエネルギー貯蔵・生成デバイスの実現を可能にする |
主要機能 | <1.高性能炭素材料開発機能> グラフェンメソスポンジ(GMS)という新しい炭素材料を開発・製造することにより、高い導電性と大きな表面積を持つ電極材料が得られる。GMSは多孔質構造を持ち、電気化学デバイスの性能向上に貢献する <2.エネルギーデバイス性能向上機能> GMSを電極材料として使用することにより、バッテリーや燃料電池の性能向上と充電時間の短縮が実現できる。従来の炭素材料と比較して、エネルギー密度や出力密度の向上が期待できる <3.カスタマイズ機能> 顧客のニーズに応じてGMSの特性をカスタマイズすることにより、様々なエネルギーデバイスに最適化された材料を提供できる。粒子サイズや孔径の調整など、用途に合わせた材料設計が可能 |
4.Fermenstation

出典:http://www.fermenstation.jp
ファーメンステーションは、「発酵で楽しい社会を!」をパーパスに掲げる、2009年7月に設立された日本のバイオものづくりスタートアップです。岩手県奥州市の休耕田を活用してオーガニック米を栽培し、独自の発酵・蒸留技術によって高純度エタノールや化粧品原料を開発・製造しています。
特に注目すべきは、未利用資源を再生・循環させる「サーキュラーエコノミー」の構築を目指す事業モデルです。エタノール製造過程で生じる発酵粕は鶏や牛の飼料となり、その糞は田んぼや畑の肥料として活用されるという、廃棄物ゼロのシステムを実現しています。
現在は、オーガニックライスエタノールを使用したアウトドアスプレーやピロースプレー、米もろみ粕を活用した「奥州サボン」などの製品を展開し、人にも環境にもやさしい持続可能なライフスタイルを提案しています。
基本情報
企業名 | Fermenstation |
URL | http://www.fermenstation.jp |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | – |
調達金額(総額) | $3,390,923 |
主要投資家 | Decarbonization Support Organization, Google for Startups, Global Brain Corporation, TBS Innovation Partners, Shinsei Corporate Investment |
サービス情報
サービス概要 | バイオマスと発酵技術を活用した地域資源活用コンサルティングサービス |
顧客 | 地域資源を活用して新たな価値を創造したい企業や自治体 |
顧客の抱える課題 | 地域資源を最大限に活用し、高付加価値な新製品を開発したいが、活用方法や発酵技術の応用に関する知識・ノウハウが不足しているため、効果的な製品開発ができない |
提供価値 | バイオマスと発酵技術を活用したコンサルティングにより、地域資源の新たな活用法を見出し、高付加価値な製品開発を実現できる |
主要機能 | <1.地域資源活用コンサルティング機能> 地元のリソースの利用に関するコンサルティングサービスを提供することにより、顧客は地域資源の新たな活用方法を見出すことができる。Fermenstationの専門知識を活かし、バイオマスや発酵技術を活用した独自の提案が可能 <2.製品開発支援機能> 発酵技術を利用した新製品の開発支援を行うことにより、顧客は高付加価値な製品を生み出すことができる。Fermenstationの持つ発酵技術のノウハウを活かし、従来にない製品開発をサポート <3.教育・情報提供機能> 醸造および発酵技術に関する教育と情報提供を行うことにより、顧客は自社内で発酵技術に関する知識を蓄積できる。最新の発酵技術や活用事例などの情報を継続的に提供し、顧客の製品開発力向上を支援 |
5.Josys

ジョーシスは、2022年2月に設立された日本発のITデバイス&SaaS統合管理プラットフォームを提供するスタートアップ企業です。ラクスル創業者の松本恭攝氏が立ち上げ、わずか1年で93百万ドル(約125億円)の資金調達に成功しました。
同社のサービスは、企業のSaaSアプリケーション管理を自動化し、デバイスのライフサイクル全体(購入、キッティング、保管、廃棄)をワンストップで管理できるプラットフォームを提供しています。特にハイブリッドワーク時代に対応した次世代のITオペレーションを実現し、企業のコア業務への集中を可能にします。
また、シャドーIT検出機能も備えており、未承認のソフトウェア使用を発見できるセキュリティ対策も充実しています。すでにソニー、パナソニック、楽天、ソフトバンクなど300社以上の顧客を獲得し、2025年までに100カ国以上でのサービス提供を目指しています。
基本情報
企業名 | Josys |
URL | https://www.josys.com/jp |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $123,738,063 |
主要投資家 | Global Brain Corporation, World Innovation Lab (WiL), ANRI, Globis Capital Partners, Yamauchi-No.10 Family Office |
サービス情報
サービス概要 | 企業のIT運用を自動化・効率化するITデバイスとSaaS統合管理プラットフォーム |
顧客 | IT運用の効率化を目指す企業のIT管理者 |
顧客の抱える課題 | 効率的かつ安全なIT資産管理と運用を実現したいが、以下の理由で困難である:<br>・複数のITデバイスやSaaSの管理が煩雑<br>・セキュリティリスクの増大<br>・運用コストの増加<br>・人的ミスによる非効率性 |
提供価値 | IT運用の自動化と一元管理により、運用コストの削減、セキュリティレベルの向上、業務効率の改善を実現する |
主要機能 | <1.統合管理機能> 複数のITデバイスやSaaSアカウントを一元的に管理することにより、運用の効率化とセキュリティリスクの低減が図れる。クラウドベースのプラットフォームを通じて、様々なIT資産を集中管理できる。 <2.自動化機能> IT運用タスクの自動化により、人的ミスの削減と業務効率の向上が実現できる。AIを活用したワークフロー自動化により、反復的なタスクを効率的に処理する。 <3.セキュリティ強化機能> 統合されたセキュリティ管理により、企業全体のセキュリティレベルを向上させることができる。デバイスやアカウントの監視、アクセス制御、脅威検知などを一元的に管理し、リアルタイムで対応が可能。 <4.コスト最適化機能> IT資産の使用状況を可視化し、最適なリソース配分を支援することで、運用コストの削減が図れる。未使用ライセンスの特定や、リソースの効率的な割り当てを通じて、コスト効率を向上させる。 <5.レポーティング機能> 詳細な分析レポートを提供することで、IT運用の改善点や最適化の機会を特定できる。カスタマイズ可能なダッシュボードとレポートにより、経営層への可視化と意思決定支援が可能。 |
6.COUNTERWORKS

出典:https://counterworks.co.jp/
カウンターワークス(COUNTERWORKS)は、ポップアップストアやイベント向けの商業スペースを提供する日本最大級のオンラインプラットフォームを運営するスタートアップ企業です。
同社のサービスは、商業施設や路面店、駅ナカ、オフィスビル、展示会場など多様な商業スペースの検索から予約、支払いまでをワンストップで完結できる利便性が特徴です。専門知識を持つコンシェルジュがスペース探しをサポートする手厚いサービス体制も整えています。
また、商業施設向けには「リーシングDXシステム」も提供しており、従来の営業活動では出会えなかった新たなテナントとの接点を創出し、効率的なリーシングフローを実現します。これにより、施設オーナーと出店希望者の双方にとって価値あるマッチングを可能にしています。
基本情報
企業名 | COUNTERWORKS |
URL | https://counterworks.co.jp/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $13,874,988 |
主要投資家 | Global Brain Corporation, Smaregi, JAFCO, Z Venture Capital, Daiwa Corporate Investment |
サービス情報
サービス概要 | 短期店舗出店支援プラットフォーム |
顧客 | 顧客1 短期で店舗を出店したい事業者 顧客2 遊休不動産を活用したい不動産所有者 |
顧客の抱える課題 | 顧客1の課題 簡単に短期店舗を出店したいが、プロセスが複雑で時間がかかるため、迅速な出店が困難 顧客2の課題 遊休不動産を効率的に活用したいが、適切な出店者とのマッチングが難しく、収益機会を逃している |
提供価値 | 顧客1の提供価値 プラットフォームを通じて出店プロセスを簡素化し、迅速な短期出店を実現できる 顧客2の提供価値 多様な出店希望者とマッチングすることで、遊休不動産の活用機会を増やし、収益化できる |
主要機能 | <1.マッチング機能> AIを活用したマッチングアルゴリズムにより、出店希望者と適切な物件をマッチングする。これにより、両者のニーズに合った効率的なマッチングが可能になる。 <2.出店プロセス管理機能> 契約、内装、設備など出店に必要な各種手続きをオンラインで一元管理できる。これにより、出店までの時間を大幅に短縮し、スムーズな出店が可能になる。 <3.分析・レポート機能> 出店後の売上データや来店者数などを分析し、詳細なレポートを提供する。これにより、事業者は店舗パフォーマンスを把握し、改善策を検討できる。また、不動産所有者も物件の価値を客観的に評価できる。 |
7.Allganize
Allganizeは、「AIによって全てのビジネスのワークフローを自動化・最適化する」というビジョンを掲げる日本発のAIスタートアップ企業です。2019年に日本法人を設立し、東京、ヒューストン、ソウルに拠点を構えグローバルに事業展開しています。
同社の主力サービス「Alli LLM App Market」は、企業の生成AI・LLM活用に必要な要素をオールインワンで提供するプラットフォームです。100個以上のプロンプト不要のLLMアプリを搭載し、ドキュメントからの回答自動生成や契約書チェック、報告書作成など、様々な業務効率化を実現します。
2025年2月には、AIが自律的に業務を遂行するAIエージェント「Alli Agent」の提供も開始しました。ノーコードでのアプリ作成機能や自社データ連携も可能で、プライベート環境での導入にも対応しています。企業の生産性を革新的に向上させる包括的なAIソリューションを提供しています。
基本情報
企業名 | Allganize |
URL | www.allganize.ai/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $27,763,751 |
主要投資家 | Global Brain Corporation, KB Investment, Sumitomo Mitsui Banking Corporation, SK Telecom, FuturePlay |
サービス情報
サービス概要 | 企業向け自然言語理解APIと会話型AI提供サービス |
顧客 | 業務効率化とカスタマーサポート改善を目指す企業 |
顧客の抱える課題 | 業務効率を向上させ、顧客満足度を高めたいが、大量の非構造化データを効率的に処理し、有意義な洞察を得ることが困難なため、人的リソースに依存せざるを得ない |
提供価値 | 高度な自然言語処理技術を活用することで、業務の自動化と効率化を実現し、顧客対応の質を向上させる |
主要機能 | <1.自然言語理解API機能> 深層学習ベースの高性能NLU技術を提供することにより、企業が独自のAIシステムやサービスを開発できる。これにより、各企業の特定のニーズに合わせたカスタマイズが可能になる <2.会話型AI機能> 自然な対話を可能にする会話型AIを提供することで、顧客サポートの効率化と質の向上が実現できる。24時間365日の対応が可能になり、顧客満足度の向上につながる <3.ワークフロー自動化機能> 自然言語を理解し、業務プロセスを自動化することで、人的エラーの削減と処理速度の向上が図れる。これにより、従業員はより創造的な業務に注力できるようになる <4.チーム洞察機能> チームメンバーの業務内容や進捗状況をリアルタイムで把握し、包括的な作業パターンやトレンドを分析できる。これにより、プロジェクト管理の効率化とチームパフォーマンスの向上が可能になる <5.カスタマーインサイト機能> リアルタイムの顧客関連情報を提供することで、顧客ニーズの深い理解と迅速な対応が可能になる。これにより、カスタマーエクスペリエンスの向上と顧客ロイヤリティの強化が図れる |
8.3S

スリーエス株式会社は、「どんな人でも、自分の人生を決められる世界」をビジョンに掲げ、24時間型訪問介護事業とSaaS事業を展開する日本のスタートアップです。
同社の主力サービス「PORTALL(ポータル)」は、24時間型訪問介護事業に特化したオールインワンのSaaSプラットフォームで、訪問予定管理、月間プラン作成、帳票管理、スケジュール管理、家族やケアマネジャーとの情報共有、緊急コール受付などの機能を提供しています。
厚生労働省の調査によると約7割の高齢者が「自宅で最期を迎えたい」と希望していますが、24時間対応の在宅介護サービスは普及が進んでいません。スリーエスは、テクノロジーを活用して介護事業者の煩雑なオペレーションを簡略化し、高齢者が住み慣れた自宅で最期まで自分らしく暮らせる社会の実現を目指しています。
基本情報
企業名 | 3S |
URL | https://3s.care/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | – |
調達金額(総額) | $2,277,983 |
主要投資家 | SMBC Venture Capital, ANRI, Nissay Capital, Money Forward Venture Partners, ANOBAKA |
サービス情報
サービス概要 | テクノロジーを活用した24時間在宅看護サービスの提供・運営プラットフォーム |
顧客 | 顧客1 在宅看護サービス提供事業者 顧客2 在宅看護を必要とする患者とその家族 |
顧客の抱える課題 | 顧客1の課題 人材確保、業務管理、サービス品質の維持が困難 顧客2の課題 信頼できる24時間の在宅看護サービスへのアクセスが限られている |
提供価値 | 顧客1の提供価値 AI技術を活用した業務効率化と品質向上、人材マッチングの最適化 顧客2の提供価値 安心・安全な24時間在宅看護サービスへのアクセス、医療従事者とのシームレスな連携 |
主要機能 | <1.AI看護管理機能> AIを活用して患者の状態を分析し、最適なケアプランを提案することにより、看護の質を向上させる。機械学習アルゴリズムにより、患者データから個別化されたケア推奨を生成する。 <2.リアルタイムモニタリング機能> IoTデバイスを通じて患者のバイタルサインをリアルタイムで監視することにより、緊急時の迅速な対応が可能になる。センサー技術と5G通信を組み合わせ、高精度なデータ収集と即時の情報共有を実現する。 <3.スマートスケジューリング機能> AIアルゴリズムを用いて看護師のシフトを最適化することにより、人材リソースの効率的な配置が可能になる。需要予測と看護師のスキルマッチングを自動化し、サービス提供の効率を高める。 <4.遠隔医療連携機能> 医師と看護師がリモートで連携できるプラットフォームを提供することにより、迅速な医療判断と介入が可能になる。高度なビデオ会議システムと電子カルテ連携により、シームレスな情報共有を実現する。 <5.家族向けケア情報共有機能> 患者の家族にケアの進捗や状況をリアルタイムで共有することにより、安心感を提供し、必要に応じて家族の支援を得られる。セキュアなモバイルアプリを通じて、プライバシーに配慮しながら必要な情報を適切に共有する。 |
9.Utill
株式会社ユーティルは、「日本中の中小企業のポテンシャルを開放する」というビジョンを掲げる日本のスタートアップ企業です。中小企業の事業成長を支援するプラットフォームの構築に取り組んでいます。
同社は、BPaaS(Business Process as a Service)をはじめとした総合DXソリューションを提供しており、特に「できるくんシリーズ」という中小企業向けBPaaSと「幹事シリーズ」というデジタル化の相談窓口を主力サービスとして展開しています。
これらのサービスを通じて、デジタル技術の力を活用し、中小企業の業務効率化や生産性向上を支援しています。ユーティルは自らの事業進捗を「やりたいことに対してまだ1合目」と位置づけており、中小企業のデジタル化という大きな課題に対してチームで取り組み、日本の中小企業の成長を後押ししています。
基本情報
企業名 | Utill |
URL | https://utill.co.jp/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | – |
調達金額(総額) | $5,384,324 |
主要投資家 | Chatwork, Sumitomo Mitsui Banking Corporation, CyberAgent Capital, Japan Finance Corporation, Shoko Chukin Bank |
サービス情報
サービス概要 | DX推進を支援するオンラインコンサルティングサービス |
顧客 | DX推進に課題を抱える中小企業の経営者や担当者 |
顧客の抱える課題 | DXの推進に必要な専門知識や経験が不足しており、効果的な戦略立案や実行が困難 |
提供価値 | 専門家によるオンラインコンサルティングを通じて、顧客の状況に応じたDX戦略の立案と実行をサポートし、効果的なデジタル化を実現する |
主要機能 | <1.Web秘書機能> Webプロダクションに関するオンラインコンサルティングを提供することにより、顧客は自社のウェブサイトやデジタルマーケティングの最適化が可能になる。専門家が顧客のニーズに合わせた具体的なアドバイスを提供する。 <2.ビデオ秘書機能> ビデオ制作に関するオンラインコンサルティングを提供することにより、顧客は効果的な動画コンテンツの企画・制作が可能になる。専門家が顧客の目的に合わせた動画戦略の立案をサポートする。 <3.System Secretary機能> システム開発に関するオンラインコンサルティングを提供することにより、顧客は自社に最適なシステムの選定や開発が可能になる。専門家が顧客の業務プロセスを分析し、効率化につながるシステム導入をアドバイスする。 |
10.enpay

GMOエンペイは、「やさしいフィンテックを。」というミッションを掲げる、保育・教育業界に特化したFinTech×SaaSカンパニーです。2018年11月に創業し、2025年2月にGMOペイメントゲートウェイグループに加わりました。
同社の主力サービス「enpay byGMO(エンペイ バイジーエムオー)」は、保育園・こども園・幼稚園・学校・学童・塾などの集金業務をキャッシュレス・ペーパーレス化するプラットフォームです。請求から決済、入金消込管理までをワンストップで解決し、従来の集金業務に比べて98%の業務削減効果を実現しています。
すでに全国2,400施設以上に導入され、施設側の煩雑な事務作業を大幅に軽減するとともに、保護者側もスマートフォンで簡単に支払いができる利便性を提供しています。集金業務のDXを通じて、保育・教育現場の本来業務への集中を支援しています。
基本情報
企業名 | enpay |
URL | https://www.enpay.co.jp/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $8,628,724 |
主要投資家 | DNX Ventures, Hakuhodo DY Ventures, mixi, Shoko Chukin Bank, GMO Payment Gateway |
サービス情報
サービス概要 | キャッシュレス・ペーパーレスな集金業務を実現するSaaSプラットフォーム |
顧客 | 集金業務を行う金融機関や事業会社 |
顧客の抱える課題 | 効率的で透明性の高い集金業務を実現したいが、従来の方法では非効率的で管理が煩雑なため、業務改善や顧客満足度向上が困難 |
提供価値 | キャッシュレス・ペーパーレスな集金システムを提供することで、効率的で透明性の高い集金業務を実現し、業務改善と顧客満足度向上を可能にする |
主要機能 | <1.キャッシュレス集金機能> 現金を扱わずに集金業務を行うことにより、現金管理のリスクと手間を削減できる。セキュリティが向上し、正確な資金管理が可能になる <2.ペーパーレス管理機能> 集金に関する書類をデジタル化することで、ペーパーレスな業務環境を実現する。これにより、文書管理の効率化とコスト削減が図れる <3.集金業務計画・開発支援機能> 集金業務の計画から開発までをサポートすることで、顧客企業の集金システム導入をスムーズに進められる。業務に最適化されたソリューションを提供できる <4.運用・販売サポート機能> 集金システムの運用や販売面でのサポートを提供することで、顧客企業の継続的な業務改善と収益向上を支援する <5.請求管理機能> 集金に関連する請求業務をシステム化することで、正確かつ迅速な請求処理が可能になる。未収金の管理や回収率の向上にも貢献する |
11.GITAI

GITAIは、「宇宙における安全で手頃な労働手段の提供」をビジョンに掲げる世界をリードする宇宙ロボティクススタートアップです。宇宙ステーションや人工衛星向けの「インチワームロボット」や月面探査用の「ルナローバー」など、革新的な宇宙ロボット技術を開発しています。
同社は国際宇宙ステーション(ISS)や低軌道の商業宇宙ステーション向けのIVR・EVRサービス、衛星の寿命延長などを行うISAM(軌道上サービス・組立・製造)サービス、そして月面探査サービスを提供しています。2021年にはISSでロボットアームによる宇宙パネルの組立に成功し、2024年10月には月の南極環境を模した熱真空チャンバーテストでインチワーム型ロボットアームがTRL6を達成しました。
GITAIは宇宙運用コストを100分の1に削減することを目指し、東京大学の研究者やGoogleやアメックスへの成功したエグジットを持つ創業者・経営陣とともに、衛星、月面基地、火星都市の建設・保守を革新するロボットソリューションの開発に取り組んでいます。
基本情報
企業名 | GITAI |
URL | http://gitai.tech/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $6,395,000,000 |
主要投資家 | Global Brain Corporation, ANRI, Coral Capital, Mitsubishi UFJ Capital, Skyland Ventures |
サービス情報
サービス概要 | 宇宙飛行士の作業を代替する遠隔操作ロボットの開発・提供サービス |
顧客 | 宇宙開発機関、民間宇宙企業 |
顧客の抱える課題 | 宇宙飛行士の負担を軽減し、宇宙での作業を効率化・低コスト化したいが、現状では宇宙飛行士の作業が高コストで、作業時間や滞在期間に制限があるため、宇宙開発の進展が妨げられている |
提供価値 | 遠隔操作ロボットによる宇宙飛行士の作業代替、長時間作業の実現、コスト削減を提供することで、宇宙飛行士の負担を軽減し、宇宙での作業を効率化・低コスト化できる |
主要機能 | <1.遠隔操作ロボット機能> 地上から遠隔操作可能なロボットを提供により、宇宙飛行士の作業を代替できる。ロボットは人間の動きを模倣し、精密な作業が可能な設計となっている <2.長時間作業機能> ロボットによる長時間の連続作業を実現により、宇宙飛行士の作業時間制限を超えた効率的な作業が可能になる。これにより、宇宙ステーションでの作業効率が大幅に向上する <3.コスト削減機能> 宇宙飛行士の派遣や滞在にかかるコストを削減により、宇宙開発全体のコストを大幅に抑制できる。ロボットの使用により、人間の生命維持に必要な設備や物資の削減も可能となる <4.多様な作業対応機能> 様々な工具や機器を操作可能な設計により、修理、メンテナンス、実験など多岐にわたる作業に対応できる。これにより、宇宙ステーションでの作業の幅が広がる <5.安全性向上機能> 危険な環境下でもロボットが作業を行うことにより、宇宙飛行士の安全性が向上する。放射線や微小重力環境など、人体に悪影響を及ぼす環境下での作業をロボットが代替することで、宇宙飛行士の健康リスクを軽減できる |
12.Nagisa

株式会社Nagisaは、「構想はいつも、実現を待っている」というミッションを掲げる日本のスタートアップ企業です。文化や社会エコシステムを創る仕組みと人材を創出し、世界をよりよく、おもしろくすることを目指しています。
同社の主力サービスは、ファンクラブやサブスクリプションサービスを誰でも簡単に作成できるプラットフォームです。このサービスを通じて、クリエイターやアーティストが自分のコミュニティを構築し、ファンとの関係を深める機会を提供しています。
また、2.5次元俳優や人気ゲームの声優による生配信をスマートフォンで楽しめるアプリも展開しており、エンターテイメント分野における新たな体験価値の創造に取り組んでいます。これらのサービスは株式会社piecesを通じて提供されています。
基本情報
企業名 | Nagisa |
URL | https://nagisa-inc.jp/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $4,764,389 |
主要投資家 | Nissay Capital, W ventures, Samurai Incubate, Mint, Money Forward Venture Partners |
サービス情報
サービス概要 | スマートフォン向けグループコミュニケーションアプリ |
顧客 | スマートフォンユーザー |
顧客の抱える課題 | 友人や家族と簡単に連絡を取り合い、写真や動画を共有したいが、既存のツールでは操作が複雑で、グループでのコミュニケーションや多様なメディア共有が煩雑なため、スムーズなコミュニケーションが取りづらい |
提供価値 | 無料で使えるグループチャット、通話、写真・動画共有機能を提供することで、スムーズなコミュニケーションと思い出の共有が可能になる |
主要機能 | <1.グループチャット機能> 複数の友人や家族とのグループチャットを無料で利用できる。これにより、リアルタイムでのコミュニケーションが容易になる。スマートフォンに最適化されたインターフェースで、使いやすさを重視している <2.通話機能> アプリ内で無料の音声通話が可能。インターネット経由で通話するため、通信費を抑えつつ、遠距離でもクリアな音質での会話ができる <3.メディア共有機能> 写真や動画を簡単に共有できる。スライドムービー作成機能により、思い出の写真をアニメーション化して共有することが可能。これにより、単なる写真共有以上の感動を伝えられる <4.Livre機能> 詳細は不明だが、おそらく電子書籍や写真アルバムのような機能を提供していると推測される。ユーザーが自分の思い出や体験を本のような形式で作成・共有できる可能性がある |
13.LiLz
LiLz株式会社は、「テクノロジーで、世界の現場を一歩前に」というビジョンを掲げる沖縄発のスタートアップ企業です。2017年7月に設立され、機械学習とIoTの技術融合により、現場の仕事を効率化するサービスを提供しています。
同社は、設備保全、建設、農業、漁業、環境保全など、一般的なIT技術では解決が困難な複雑な課題に取り組んでいます。機械学習とIoTの2領域を同時に設計し、高水準のサービス化に挑戦することで、現場の仕事を本当に楽にすることを目指しています。
LiLzは、CEATEC AWARD 2019トータルソリューション部門グランプリやASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021 IoT部門ベンチャーグランプリなど、数々の賞を受賞しています。また、Microsoft for StartupsやSony Startup Acceleration Programなど、著名なアクセラレータープログラムにも採択されており、革新的なソリューションの開発に取り組んでいます。
基本情報
企業名 | LiLz |
URL | https://lilz.jp/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $6,490,377.00 |
主要投資家 | Sony, Mitsubishi UFJ Capital, JIC Venture Growth Investments, SAP.iO, DIMENSION |
サービス情報
サービス概要 | AIとIoTを活用したアナログメーター自動読み取りサービス |
顧客 | 工場や施設などでアナログメーターを使用している企業 |
顧客の抱える課題 | アナログメーターの値を効率的に収集・分析し、設備の稼働状況をリアルタイムで把握したいが、人手による読み取りと記録が必要なため、コストと時間がかかり、リアルタイム性に欠ける |
提供価値 | IoTカメラとAI技術を用いてアナログメーターの値を自動で読み取り、クラウドで管理することで、人手を介さずにリアルタイムで設備の稼働状況を把握できる |
主要機能 | <1.自動読み取り機能> 低電力IoTカメラを使用してアナログメーターの画像を撮影し、AIによる画像認識技術で数値を読み取ることにより、人手を介さずに正確なデータ収集が可能となる。この技術により、従来のスマートメーターと同等の機能を、既存のアナログメーターを活用しながら実現できる <2.クラウド管理機能> 読み取ったデータをクラウドにアップロードし、集中管理することにより、リアルタイムでの監視や分析が可能となる。これにより、複数の拠点や設備の状況を一元的に把握し、効率的な運用管理を実現できる <3.異常検知機能> AIを用いた画像解析に加え、サウンド検索サービス(Lilz Sound Search)を活用することで、機器の異常の兆候を早期に検出できる。これにより、予防保全が可能となり、設備の稼働率向上やメンテナンスコストの削減が実現できる <4.カスタマイズ機能> 様々な種類のアナログメーターに対応できるよう、AIモデルをカスタマイズすることが可能。これにより、顧客の持つ多様なメーターに柔軟に対応し、幅広い産業分野での活用が可能となる <5.データ活用支援機能> 収集したデータを基に、エネルギー使用量の可視化や生産性分析などを行うサポートを提供。これにより、顧客は収集したデータを経営判断や業務改善に活用でき、データドリブンな経営を実現できる |
14.CADDi
CADDiは、製造業のAIデータプラットフォームを提供する日本のスタートアップ企業です。小さな町工場から歴史ある大規模メーカー、創立間もないベンチャー企業まで、あらゆるモノづくり企業の課題解決に取り組んでいます。
同社のプラットフォームは、蓄積されたデータを基に判断や解析業務を高度化し、無駄な作業を効率化することで製造業の「標準」を引き上げることを目指しています。これにより、人がより創造的な活動に集中できる環境を創出しています。
CADDiは「CSA賞~20代に薦めたい「次世代型人材」創出企業~」を受賞するなど、社員の成長環境やミッションの社会性が高く評価されています。また、デンソーなどの大手企業への導入実績もあり、グローバルの製造業に変革を起こす「新たな仕組み」の構築に挑戦し続けています。
基本情報
企業名 | CADDi |
URL | https://caddi.com/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $140,855,303 |
主要投資家 | DCM Ventures, Global Brain Corporation, SBI Investment, World Innovation Lab (WiL), Tybourne Capital Management |
サービス情報
サービス概要 | 製造業向けのサプライチェーン最適化プラットフォーム |
顧客 | 顧客1 工業製品を発注する製造業の企業 顧客2 工業製品を製造する中小製造業者 |
顧客の抱える課題 | 顧客1の課題 最適な調達先を見つけ、コストと納期を改善しながら高品質な部品を調達したいが、適切な調達先の選定や価格交渉に時間がかかるため、効率的な調達ができない 顧客2の課題 安定した受注を確保し、生産能力を最大限に活用したいが、受注の波が激しいため、生産設備の稼働率が安定せず、経営が不安定になりやすい |
提供価値 | 顧客1の提供価値 AIを活用した最適な調達先のマッチングと価格算出により、調達コストの削減と納期短縮を実現する 顧客2の提供価値 多数の発注企業とのマッチングにより、安定した受注を確保し、生産設備の稼働率を向上させる |
主要機能 | <1.調達最適化機能> AIを活用して最適な調達先を提案し、適正価格を算出することにより、調達コストの削減と納期短縮が実現できる。独自の部品データベースと機械学習アルゴリズムを用いて、高精度な見積もりと調達先のマッチングを行う。 <2.サプライチェーン可視化機能> 発注から納品までの全工程をリアルタイムで追跡できるため、進捗状況の把握と問題の早期発見が可能になる。クラウドベースのプラットフォームを通じて、関係者全員が情報を共有できる。 <3.品質管理機能> 製造過程での品質チェックポイントを設定し、データを記録することで、品質管理の効率化と製品トレーサビリティの向上が図れる。不良品発生時の原因特定と改善策の立案が容易になる。 <4.生産能力最適化機能> 製造業者の生産能力と受注状況をリアルタイムで把握し、最適な生産計画を立案することができる。これにより、設備稼働率の向上と納期遵守率の改善が実現できる。 <5.デジタルツイン機能> 製造プロセスのデジタルツインを作成し、シミュレーションを行うことで、生産効率の向上と問題の事前予測が可能になる。実際の製造プロセスとデジタル上のモデルを連携させ、リアルタイムで最適化を行う。 |
15.FastLabel
出典:https://fastlabel.ai/company/
FastLabelは、「AIインフラを創造し、日本を再び『世界レベル』へ」をパーパスに掲げる2020年1月設立のAIデータプラットフォーム企業です。AI開発における最大の課題である教師データ作成を効率化するため、データ生成からアノテーション、モデル開発、MLOps構築までを包括的に支援する「AI Process as a Service(AIPaaS)」を提供しています。
同社のプラットフォームは画像、動画、音声、テキスト、3Dなど多様なデータに対応し、機械学習モデルを活用した自動アノテーション機能により、データ作成コストの7割削減、AI精度の3割向上を実現しています。
建設業や製造業、通信インフラ、医療業界など専門知識が必要な分野を中心に導入されており、2023年には「EY Innovative Startup 2023」のAI分野で受賞するなど、日本のAI革命を支えるインフラ企業として注目を集めています。
基本情報
企業名 | FastLabel |
URL | fastlabel.ai/company/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $11,113,796 |
主要投資家 | JAFCO, Genesia Ventures, Salesforce Ventures, NTT DOCOMO Ventures, Sony Innovation Fund |
サービス情報
サービス概要 | AIの実用的なアプリケーションに不可欠な注釈サービスを提供するプラットフォーム |
顧客 | AIアプリケーション開発者や機械学習エンジニア |
顧客の抱える課題 | 効率的かつ高品質なデータ注釈を行い、AIモデルの学習データを迅速に準備したいが、従来の方法では時間と労力がかかるため、開発速度が遅くなっている |
提供価値 | 視覚化、データ分析、コラボレーション、および抽出サービスを提供することで、効率的かつ高品質なデータ注釈が可能となり、AIモデルの開発速度を向上させる |
主要機能 | <1.データ注釈機能> 画像、ビデオ、長方形、セグメンテーション、キーポイントなど、多様なデータ形式に対応した注釈ツールを提供することにより、様々なAIプロジェクトのニーズに応えることができる。複数のクラスとメタ情報をサポートし、柔軟な注釈が可能となる <2.プロジェクト管理機能> ユーザー特権によるプロジェクト管理とデータレベルのアクセス制御を提供することにより、チーム内でのセキュアな協業が可能となる。複数の言語をサポートしているため、グローバルなチームでの利用にも適している <3.データ分析・可視化機能> データ分析と視覚化ツールを提供することにより、注釈されたデータの品質や傾向を容易に把握することができる。これにより、AIモデルの学習データの質を向上させ、モデルのパフォーマンス改善につながる |
16.MICIN
株式会社MICINは、「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を」というビジョンを掲げる医療×テクノロジーのスタートアップ企業です。2015年に東京大学医学部出身の医師である原聖吾氏が創業しました。
同社は主に4つの事業を展開しています。「クロン」ブランドのオンライン診療・服薬指導サービス、治験のデジタル化を推進する「MiROHA」、医学的エビデンスに基づくデジタルセラピューティクス事業、そして医療テクノロジーを活用した保険事業です。
特にオンライン診療サービス「クロン」は2016年から提供を開始し、予約から問診、診察、決済、医薬品配送までをオンラインで完結できるプラットフォームとして、医療をより身近で簡単なものにすることを目指しています。医療データの活用により、一人ひとりの生き方に新しい選択肢を提供する革新的な企業として注目されています。
基本情報
企業名 | MICIN |
URL | https://micin.jp/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $34,402,305 |
主要投資家 | SBI Investment, World Innovation Lab (WiL), Mitsubishi Corporation, Nippon Life Insurance Company of Japan, Meiji Yasuda Life Insurance |
サービス情報
サービス概要 | オンライン診療プラットフォームと医療AIソリューションを提供する医療テクノロジー企業 |
顧客 | 医療機関(医師・医療スタッフ)、患者 |
顧客の抱える課題 | 医療機関は業務の非効率性や人手不足に悩み、患者は通院の負担や診療時間の制約に直面している |
提供価値 | オンライン診療システムとAI技術により、医療機関の業務効率化と患者の利便性向上を実現する |
主要機能 | <1.オンライン診療機能> スマートフォンやPCを通じて、医師と患者がビデオ通話で診療を行うことができる。これにより、患者の通院負担が軽減され、医療機関の診療効率が向上する。システムは安全性と使いやすさに配慮して設計されている。 <2.電子カルテ連携機能> オンライン診療システムと電子カルテを連携させることで、医療機関の業務効率が大幅に向上する。診療情報の一元管理が可能となり、医療スタッフの作業負担が軽減される。 <3.AI問診機能> 患者の症状や基本情報をAIが事前に収集・分析し、医師に提供する。これにより、診療の質が向上し、医師の診断支援となる。AI技術を活用することで、より正確で効率的な問診が可能となる。 <4.オンライン決済機能> 診療後の支払いをオンラインで完結できる。これにより、患者の利便性が向上し、医療機関の会計業務が効率化される。セキュアな決済システムを採用し、安全性を確保している。 <5.データ分析・レポート機能> 診療データを分析し、医療機関向けに様々なレポートを提供する。これにより、医療機関は診療傾向や患者動向を把握し、サービス改善や経営戦略立案に活用できる。高度な分析アルゴリズムを用いて、有用なインサイトを抽出する。 |
17.TieUps

TieUps株式会社は、「コミュニケーションを進化させ、価値ある結びつきをつくる」をミッションに掲げる日本のスタートアップ企業です。2020年4月に設立され、主に2つの主力サービスを展開しています。
1つ目は、SNSやブログ、商品販売ページなどを写真や動画を使ってビジュアルリッチにまとめられる無料のプロフィールサイト「lit.link」で、現在ユーザー数は200万人を突破しています。
2つ目は、コミュニティ型顧客育成プログラム「TieUps」で、ユーザー同士が交流しながらミッションをクリアすることで能動的にブランドロイヤルティを向上させるマーケティングオートメーションを実現しています。
同社は2023年10月にプレシリーズAで総額3.7億円の資金調達に成功し、グローバル展開や機能拡充を進めています。情報氾濫時代において「伝えたい人に伝わる社会」の実現を目指すコミュニケーションテックカンパニーとして注目されています。
基本情報
企業名 | TieUps |
URL | https://tieups.com/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Early |
調達金額(総額) | $3,244,400 |
主要投資家 | JFR MIRAI CREATORS Fund, Mitsubishi UFJ Capital, SMBC Venture Capital, MITSUI SUMITOMO INSURANCE Venture Capital (MSIVC), ANOBAKA |
サービス情報
サービス概要 | SNS統合マーケティングプラットフォーム |
顧客 | SNSマーケティングを効率的に行いたい企業のマーケティング担当者 |
顧客の抱える課題 | 複数のSNSアカウントを一元管理し、効果的なマーケティング施策を実施したいが、個別のプラットフォームごとに管理や分析を行う必要があるため、時間と労力がかかっている |
提供価値 | 複数のSNSアカウントを一元管理し、投稿の自動化や効果測定、競合分析などの機能を提供することで、効率的かつ効果的なSNSマーケティングを実現する |
主要機能 | <1.SNS一元管理機能> Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeなど複数のSNSアカウントを一つのダッシュボードで管理できる。これにより、各プラットフォームを個別に操作する手間が省け、効率的な運用が可能になる <2.投稿自動化機能> 複数のSNSに同時に投稿したり、投稿を事前に予約設定したりできる。これにより、コンテンツの配信を最適化し、ターゲットオーディエンスへのリーチを最大化できる <3.分析・レポート機能> 各SNSの投稿パフォーマンスや、フォロワーの増減、エンゲージメント率などを自動で分析し、わかりやすいレポートを作成する。これにより、マーケティング施策の効果を迅速に把握し、戦略の改善に活かせる <4.競合分析機能> 競合他社のSNSアカウントの動向を自動で分析し、ベンチマーキングを行える。これにより、業界トレンドや効果的な施策を把握し、自社の戦略立案に活用できる <5.AIによるコンテンツ推奨機能> AIが過去の投稿パフォーマンスを分析し、効果的なコンテンツや投稿タイミングを推奨する。これにより、エンゲージメント率の高い投稿を作成し、マーケティング効果を最大化できる |
18.Tokuiten

株式会社トクイテンは、「持続可能な農業へのシフトを加速する」をミッションに掲げる、愛知県を拠点とするアグリテックスタートアップです。2021年8月に設立され、AIとロボット技術を活用した有機農業の自動化に取り組んでいます。
同社は自社農園で有機ミニトマトを栽培しながら、収穫ロボット・液体噴霧ロボット・防虫ロボットなど様々な農業ロボットの開発を進めています。2023年4月には有機JAS認証を取得し、科学的アプローチによる高品質なミニトマト栽培に成功、オーガニックスーパーや百貨店、ホテルへの出荷実績も持っています。
現在は「トクイテンパッケージ」と呼ばれる全自動農業システムの開発に注力し、広大な面積を少人数で管理できる次世代農業の実現を目指しています。高齢化・人口減少社会に対応したロボット化農業と環境負荷の小さい有機農業の両立により、持続可能な食料システムの構築に挑戦しています。
基本情報
企業名 | Tokuiten |
URL | https://about.tokuiten.jp/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Early |
調達金額(総額) | $2,554,102 |
主要投資家 | Japan Finance Corporation, Deepcore, XTech Ventures, MTG Ventures, STATION AI |
サービス情報
サービス概要 | オーガニック野菜の栽培を自動化するシステムを提供するサービス |
顧客 | オーガニック野菜の生産者 |
顧客の抱える課題 | 効率的かつ高品質なオーガニック野菜の生産を実現したいが、栽培には多くの労力と専門知識が必要で、安定した生産が難しいため、生産性と品質の向上が困難である |
提供価値 | 栽培の自動化システムを提供することで、労力を軽減し、安定した高品質のオーガニック野菜生産を可能にする |
主要機能 | <1.栽培自動化機能> センサーやIoTデバイスを使用して、温度、湿度、土壌の状態などを自動的に監視・制御することにより、最適な栽培環境を維持できる。これにより、人手による管理の必要性が減少し、効率的な生産が可能になる <2.データ分析機能> 収集された栽培データを分析し、最適な栽培条件や収穫時期を予測することにより、収穫量と品質の向上が図れる。機械学習アルゴリズムを活用し、継続的に栽培プロセスを最適化する <3.遠隔監視・制御機能> スマートフォンやタブレットから栽培状況を確認し、必要に応じて遠隔で制御できることにより、時間や場所の制約なく効率的な管理が可能になる。クラウドベースのシステムにより、リアルタイムでのモニタリングと迅速な対応が実現する |
19.OpenLogi
出典:https://service.openlogi.com/
オープンロジは、「日々の物流業務をもっと簡単シンプルに」をコンセプトに掲げるEC事業者向けの物流アウトソーシング・物流代行サービスを提供する日本のスタートアップ企業です。
同社のサービスは、EC事業者が抱える複雑な物流業務の課題を解決し、より効率的なビジネス運営を可能にします。商品の保管から受注処理、梱包、発送までの一連の物流プロセスを一括して代行することで、EC事業者は本来の事業活動に集中できる環境を提供しています。
特に注目すべき点は、シンプルで使いやすいプラットフォームを通じて、物流業務の可視化と効率化を実現している点です。これにより、EC事業の規模に関わらず、高品質な物流サービスを利用することが可能になります。オープンロジは、日本のEC市場の成長を物流面からサポートする重要な役割を担っています。
基本情報
企業名 | OpenLogi |
URL | https://service.openlogi.com/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Later |
調達金額(総額) | $49,007,960 |
主要投資家 | SMBC Venture Capital, Global Brain Corporation, Sumitomo, Mizuho Bank, Pegasus Tech Ventures |
サービス情報
サービス概要 | 中小企業やフリーランス向けの物流業務アウトソーシングプラットフォーム |
顧客 | 中小企業やフリーランスのEC事業者 |
顧客の抱える課題 | 効率的で柔軟な物流オペレーションを実現したいが、自社で物流業務を管理したり倉庫を確保したりするには多くの時間とコストがかかるため、本業に集中できない |
提供価値 | クラウド型の物流プラットフォームを提供することで、物流業務のアウトソーシングを可能にし、効率的で柔軟な物流オペレーションを実現できる |
主要機能 | <1.在庫管理機能> クラウド上で在庫情報をリアルタイムに管理できるため、適切な在庫水準の維持が可能になる。複数の販売チャネルからの受注情報を一元管理し、在庫切れや過剰在庫のリスクを軽減できる <2.配送最適化機能> 配送先に応じて最適な倉庫から出荷を行うことで、配送時間とコストを削減できる。全国に分散された倉庫ネットワークを活用し、効率的な配送ルートを自動で設定する <3.マルチチャネル対応機能> 複数のECモール(楽天、Yahoo!ショッピング、Amazon等)との連携により、各チャネルからの受注情報を一元管理できる。これにより、販売チャネルの拡大と効率的な注文処理が可能になる <4.API連携機能> 様々なECプラットフォームやシステムとのAPI連携により、既存のシステムとシームレスに統合できる。これにより、導入の障壁を下げ、既存のワークフローを維持しながら物流業務を効率化できる |
20.MyDearest

MyDearestは、2016年4月に設立された日本のVRゲーム開発・パブリッシング企業です。「おもしろいをつくる」をコンセプトに、高品質なVRゲームコンテンツを提供しています。
同社は「ゴーストフォトグラファーズ」「スティックキャッチャー」「メカフォース」などの多彩なVRゲームを開発し、2024年には「ブレイゼンブレイズ」や「8番出口VR」などの新作も発表しました。
2024年11月には「VRあそび事業部」を発足し、企業や自治体向けにVRコンテンツ制作とVRChatワールド制作の2つを柱としたサービスを展開しています。VRゲーム開発で培った技術力と創造性を活かし、展示系コンテンツやオフラインイベント、既存IPのVR化など、多様なニーズに対応しています。
基本情報
企業名 | MyDearest |
URL | https://mydearestvr.com/ |
本社所在地 | 日本 |
ラウンド | Middle |
調達金額(総額) | $8,024,713 |
主要投資家 | SBI Investment, CAMPFIRE, Mitsubishi UFJ Capital, NetEase, Samurai Incubate |
サービス情報
サービス概要 | VR技術を活用した没入型ビジュアルノベルゲームの開発・提供サービス |
顧客 | VRゲームを楽しみたいエンターテインメント愛好家 |
顧客の抱える課題 | 従来のゲームやアニメでは得られない没入感のある物語体験を楽しみたいが、十分な没入感や臨場感を得られないため、物語世界に入り込んだ感覚を味わえない |
提供価値 | VR技術を活用した独自の没入型ビジュアルノベルゲームを提供することで、プレイヤーが一人称視点で物語を体験し、まるで物語の中に入り込んだような感覚を味わえる |
主要機能 | <1.没入型ストーリー体験機能> VR技術を活用し、360度の視界でゲーム世界を再現することにより、プレイヤーが物語の中に入り込んだような没入感が得られる。高品質な3Dグラフィックスと音響効果により、リアルな世界観を演出している <2.インタラクティブストーリーテリング機能> プレイヤーの選択によってストーリーが分岐する仕組みを採用することにより、自分の意思で物語を進行させる主体的な体験が得られる。複数のエンディングを用意し、リプレイ性を高めている <3.キャラクターコミュニケーション機能> VR空間内でキャラクターとの対話や交流が可能であることにより、より深い感情移入と没入感が得られる。視線追跡技術を活用し、プレイヤーの動きに合わせてキャラクターが反応する仕組みを実装している <4.マルチプラットフォーム対応機能> Oculus Quest、PlayStation VR、Steam VRなど、複数のVRプラットフォームに対応することにより、幅広いユーザーが利用できる。各プラットフォームの特性に合わせた最適化を行い、快適なプレイ環境を提供している <5.ローカライゼーション機能> 多言語対応(日本語、英語、中国語など)により、世界中のユーザーが自国の言語でゲームを楽しめる。プロの声優によるフルボイス対応と、文化に合わせた細やかな翻訳により、高品質なローカライゼーションを実現している |
グローバルビジネスモデルレポートについて
グローバルビジネスモデルレポートでは弊社が保有する100万件以上のグローバル資金調達事例データベースから新規事業のプロとして私どもが目利きをし、有望な事業案をご希望テーマごとに300件抽出。
データベースに登録されているスタートアップ群は、ビジネスの目利きのプロであるVCからその成功可能性を精査された上で出資を受けており、彼らが取り組むビジネスをベンチマークすることで成功確度の高い事業アイデアを生み出すことができます。
また、リストに含まれる各企業の情報には、社名・本社所在国等の基本情報はもちろん、顧客・課題・提供価値・主要機能などの事業アイデアを整理する際に必要な一歩踏み込んだ情報が付与されており、有望スタートアップのアイデアをそのまま貴社の新規事業アイデアの叩き台としてご活用いただけます。
このような課題をお持ちの方におすすめ
- 短期間で質の良いアイデアを量産したい
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ご購入までの流れ

株式会社Relicについて

会社名 | 株式会社Relic |
代表者 | 代表取締役CEO 北嶋 貴朗 |
本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー19F |
設立 | 2015年8月 |
事業内容 | インキュベーションテック事業、事業プロデュース/新規事業開発支援事業、オープンイノベーション事業、イノベーション・ワークプレイス事業 |
コーポレートサイト | https://relic.co.jp |
事業内容 | https://relic.co.jp/services/ |
Relicは、⽇本企業の新規事業開発やイノベーション創出を⽀援する「事業共創カンパニー」です。
世界でも類を⾒ない新規事業開発に特化したSaaS型プラットフォームを提供する「インキュベーションテック事業」、総合的かつ⼀気通貫で新規事業やイノベーション創出を⽀援する「事業プロデュース/新規事業開発⽀援事業」、スタートアップ企業への投資や⼤企業との共同事業/JVなどを通じてイノベーションを共創する「オープンイノベーション事業」という3つの柱となる事業を統合的に展開してまいりました。
創業以来4,000社・20,000件以上の新規事業開発に携わってきた実績も含め、新規事業やイノベーションの共創や⽀援の分野において唯⼀無⼆の価値と意義、そして業界トップクラスの規模や成⻑を実現してきたリーディングカンパニーです。