IDEATION Cloud

環境問題領域のスタートアップ20選!国内・海外ともに注目のスタートアップを紹介

2025/3/27

近年、気候変動や環境汚染などの環境問題が深刻化する中、革新的な技術とビジネスモデルでこれらの課題解決に挑むスタートアップ企業が世界中で注目を集めています。

2025年に向けて、気候テクノロジーやサステナブル製品を扱う市場は年平均成長率約25%で拡大すると予測されており、環境問題解決はビジネスチャンスとしても大きな可能性を秘めています。

しかし、どのような企業がどのような取り組みを行っているのか、投資や就職先として注目すべき企業はどこなのかといった情報を体系的に知ることは容易ではありません。

本記事では、「今ある資源を大切に使う」「気候変動の原因物質を出さないようにする」「排出された原因物質を回収する」という3つのアプローチから、国内外の注目すべき環境スタートアップ20社を厳選して紹介します。

これらの企業の革新的な取り組みを知ることで、環境問題に関心のある方々のビジネスアイデアの発想や、投資・就職先の検討、さらには日常生活での環境配慮型サービスの活用につながるでしょう。

この記事は独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」より作られています

この記事は4,000社・20,000件以上の新規事業支援実績を持つ国内No.1の新規事業支援会社であるRelicが、同社の独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」を用いて作成しています。

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IDEATION Cloud」はVC、CVCが事業性を評価し投資を実行した100万件以上の独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」から、各社の方針・戦略に沿ったプロダクトを抽出、日本市場や各社に向けカスタマイズすることで成功確率の高い事業案を手早くご提案します。

国内外の環境問題領域のスタートアップ20選

本章では環境問題領域のスタートアップを20社ご紹介いたします。
以下、ご紹介させていただくスタートアップ群の一覧表となります。

企業名Cetogenix5ireCompocityNoyaCloverlyHaus.meEcoligoKraftblockEarthABCQaptisNoriWasteFuelKolomaPropagatePelt8GreenPlacesClimatiqStepChange
URLhttps://www.cetogenix.co.nzhttp://5ire.org/https://compocity.helphttps://noya.cohttps://www.cloverly.comhaus.me/https://www.ecoligo.comkraftblock.comwww.earthabc.com/https://www.qaptis.comnori.com/www.wastefuel.comhttps://www.koloma.comwww.propagateag.com/https://pelt8.com/http://www.greenplaces.com/https://climatiq.io/https://www.stepchange.earthwww.skyfri.comhttps://www.future.green/
本社所在地ニュージーランドイギリスハンガリーアメリカアメリカアメリカドイツドイツアメリカスイスアメリカアメリカアメリカアメリカスイスアメリカドイツインドノルウェーアメリカ
ラウンドEarlyMiddleEarlyMiddleMiddleMiddleMiddleEarlyEarlyMiddleMiddleMiddleEarlyMiddleEarlyEarlyMiddle
調達金額(総額)$4,500,000$221,000,000$476,019MCJ Collective, Y Combinator, EQT, Collaborative Fund, Union Square Ventures$21,074,999$6,655,000$13,801,185$25,500,000$127,832$1,483,220$13,664,998$28,720,250$336,399,925$17,370,000$530,976$18,000,000$7,832,899$4,000,000$11,500,000$11,800,000
主要投資家Enterprise Angels, Pacific Channel, AngelHQSRAM & MRAM, The Global Emerging Markets Group, MH Ventures, Kangaroo Capital, X21 DigitalBlue planet climate protection risk capital fund, Strategic investor and a VCTech Square Ventures, Grotech Ventures, SaaS Ventures, Panoramic Ventures, Impact EngineEuropean Bank for Reconstruction and Development, Horizon 2020, Max GerbutFRV-XMoore Strategic Ventures, Redstone, A&G Energy Transition Tech Fund, Freigeist Capital, FinindusTechstarsPlug and Play, Cargill, Foundation for Technological Innovation (FIT), BlackWood VenturesTechstars, M13, Toyota Ventures, AgLaunch Accelerator, North Island VenturesBP Ventures, Maersk Growth, Time Ventures, Guy Oseary, NetJetsKhosla Ventures, US Department of Energy, K5 Global, Climate Pledge Fund, United Airlines VenturesTechstars, TELUS, Grantham Foundation, AgFunder, Neglected Climate OpportunitiesTenity, InnoSuisseRedpoint, Bull City Venture Partners, Tishman Speyer, Felicis, Triangle Tweener FundCherry Ventures, SingularAntler, BEENEXT, Global Founders Capital, Saison Capital, SeedstarsSpeedinvest, Innovation Norway, All Iron Ventures, Chris Murphy, VoyagersTechstars Ventures, Climate Capital, Active Impact Investments, Accomplice, Urban Impact Ventures

1.Cetogenix

出典:https://www.cetogenix.co.nz

Cetogenixは、ニュージーランドを拠点とする気候テック企業で、有機廃棄物の隠れた可能性を引き出し、再生可能な炭素資源を提供しています。同社の革新的なCeto-Boost™技術は、水熱酸化の力を活用して複雑な有機廃棄物を正確に分解し、最終的に再生可能な天然ガス、化学物質、バイオ材料などの有用な製品に変換します。

この技術は有機廃棄物の体積を95%削減し、マイクロプラスチックや病原体などの汚染物質を除去する驚異的な効率性を誇ります。既存の嫌気性消化プラントに導入すると、ガス生産量を最大40%増加させ、二次廃棄物の発生をゼロにすることが可能です。

Cetogenixは現在、世界の都市下水処理場や農業バイオガス市場に焦点を当て、ニュージーランドとイギリスのエンドユーザーとのパイロット試験を確認しています。この技術は、化石燃料への依存からの脱却を目指す世界に向けた強力なソリューションを提供しています。

基本情報

企業名Cetogenix
URLhttps://www.cetogenix.co.nz
本社所在地ニュージーランド
ラウンドEarly
調達金額(総額)$4,500,000
主要投資家Enterprise Angels, Pacific Channel, AngelHQ

サービス情報

サービス概要地球規模の気候変動に対する長期的な解決策を提供するクリーンテクノロジーサービス
顧客気候変動対策に取り組む企業や組織
顧客の抱える課題気候変動の影響を軽減し、持続可能な環境を実現したいが、効果的な長期的解決策が不足しているため、十分な対策を講じることができない
提供価値クリーンテクノロジーを活用した革新的な解決策を提供することで、気候変動の影響を軽減し、持続可能な環境の実現に貢献する
主要機能<1.革新的技術開発機能>
最先端のクリーンテクノロジーを研究・開発することにより、気候変動対策に効果的な新しい技術やソリューションを生み出すことができる。これにより、従来の方法では解決が困難だった環境問題に対して、革新的なアプローチが可能となる

<2.長期的ソリューション提供機能>
気候変動に対する長期的な視点からソリューションを設計・提供することにより、一時的な対策ではなく、持続的な環境改善効果を得ることができる。これにより、顧客は将来を見据えた効果的な気候変動対策を実施することが可能となる

<3.カスタマイズ対応機能>
顧客のニーズや特定の環境問題に合わせてソリューションをカスタマイズすることにより、より効果的かつ効率的な気候変動対策を実施することができる。これにより、顧客の具体的な課題に対して最適化されたアプローチが可能となる

2.5ire

出典:http://5ire.org/

5ireは、持続可能性とブロックチェーン技術を融合させた革新的なスタートアップです。同社はゼロカーボンフットプリントを実現する持続可能なブロックチェーンを提供し、第5次産業革命への移行をリードしています。

5ireの特徴は、既存のブロックチェーンよりも高速で低コストであること、そしてノーコードスマートコントラクトを実装していることです。また、あらゆるチェーン、携帯電話番号、Web3アドレスへの資産や収集品、ファイルの送信が可能な相互運用性も備えています。

同社は国連のSDGsとESG指標をブロックチェーンに組み込み、企業や政府が持続可能な活動を容易に実践できる環境を整えています。650以上のESG指標からなるアルゴリズムを用いて、バリデーターの持続可能性スコアを算出する独自の仕組みも構築しました。

2025年9月12〜13日にはドバイでイベントを開催予定で、コンゴでの70億ドル規模の太陽エネルギープロジェクトなど、大規模な持続可能性プロジェクトにも取り組んでいます。2030年までに10億人以上にブロックチェーンを普及させることを目指しています。

基本情報

企業名5ire
URLhttp://5ire.org/
本社所在地イギリス
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$221,000,000
主要投資家SRAM & MRAM, The Global Emerging Markets Group, MH Ventures, Kangaroo Capital, X21 Digital

サービス情報

サービス概要サステナビリティ重視のブロックチェーンネットワーク
顧客ブロックチェーン技術を活用して持続可能な開発を推進したい企業や組織
顧客の抱える課題持続可能な開発目標(SDGs)に沿った事業活動を効率的に実現したいが、既存のブロックチェーン技術では、サステナビリティへの貢献度を適切に評価・報酬化できていないため、企業や組織の積極的な参加を促すインセンティブが不足している
提供価値サステナビリティ重視のコンセンサスメカニズムを導入し、SDGsに沿った活動に高いインセンティブを与えることで、持続可能な開発目標の達成を加速させる
主要機能<1.サステナブル・プルーフ・オブ・ステーク機能>
従来のプルーフ・オブ・ステークに加え、ESG(環境・社会・ガバナンス)スコアを考慮したノード選出メカニズムを提供することにより、サステナビリティに貢献する参加者がより多くの報酬を得られる。これにより、ネットワーク全体のサステナビリティ向上が促進される

<2.スマートコントラクト機能>
SDGsに沿った活動を自動化・効率化するスマートコントラクトを提供することにより、企業や組織がより簡単に持続可能な事業活動を実施できる。また、これらの活動の透明性と信頼性が向上する

<3.分散型アプリケーション(dApp)開発プラットフォーム機能>
開発者がサステナビリティ重視のdAppを容易に構築できるプラットフォームを提供することにより、エコシステム全体でのイノベーションが促進される。これにより、より多くのサステナブルなソリューションが生まれる可能性が高まる

3.Compocity

出典:https://compocity.help

Compocityは、オフィス内で発生する食品廃棄物を価値ある堆肥に変換する革新的なスタートアップです。同社の主力製品「CompoBot」は、オフィスコミュニティで発生する生ごみを効率的に処理し、高品質な有機肥料「CompoMIX」に変える室内用コンポスターです。

従来の高温長時間の堆肥化とは異なり、Compocityは低温で特殊な微生物を活用することで、栄養価の高い土壌改良剤を生み出します。50〜100人規模のオフィスコミュニティでは、1〜2週間で交換可能なカプセルが満杯になり、約50リットルの有機廃棄物から20キログラムの栄養豊富なCompoMIXが生成されます。

同社のサービスは、ゲーミフィケーションを取り入れたアプリと連携しており、ユーザーは廃棄物の重量、発酵カプセル内の温度、湿度、pH値などのデータをリアルタイムで確認できます。これにより、持続可能性への取り組みが楽しく、コミュニティ形成にも役立つエクスペリエンスとなっています。

Compocityは、持続可能性に取り組む企業向けに年間サービスを提供し、CompoBot設置から運用、データ追跡、月次インパクトレポートまでをトータルでサポートしています。

基本情報

企業名Compocity
URLhttps://compocity.help
本社所在地ハンガリー
ラウンドEarly
調達金額(総額)$476,019
主要投資家Blue planet climate protection risk capital fund, Strategic investor and a VC

サービス情報

サービス概要食品廃棄物を価値ある資源に変換するゲーミフィケーションを活用したサステナビリティサービス
顧客食べ残しを価値あるものに変えたいと考える企業
顧客の抱える課題食品廃棄物を価値ある資源として活用し、持続可能な事業運営を実現したいが、効果的な手段がないため、環境負荷の低減や社会的責任の遂行が困難である
提供価値食品廃棄物の循環利用システムとゲーミフィケーションを組み合わせることで、持続可能な事業運営を実現し、企業の環境への取り組みを可視化・促進する
主要機能<1.食品廃棄物回収機能>
企業から食品廃棄物を預かり、エコ倫理的に処理することにより、廃棄物の適切な管理と再利用が可能になる。これにより、企業の環境負荷を軽減し、資源の有効活用を促進する

<2.データ収集・分析機能>
食品廃棄物の回収・処理過程で得られたデータを収集・分析し、持続可能性に関するレポートを提供する。これにより、企業は自社の環境への取り組みを定量的に把握し、改善策を検討できる

<3.ゲーミフィケーション機能>
パーソナライズされたコミュニティミッションを通じて、企業や従業員の環境保護活動への参加を促進する。これにより、持続可能性への取り組みを楽しく、継続的なものにする

<4.循環フロー最適化機能>
食品廃棄物の回収から再利用までの全プロセスを管理し、最適化することで、資源の循環を効率的に行う。これにより、企業の廃棄物管理コストを削減しつつ、環境への貢献を最大化する

<5.健康な土壌創出機能>
回収した食品廃棄物を適切に処理し、健康な土壌の創出に活用する。これにより、農業生産性の向上や生態系の保全に寄与し、企業の環境貢献をより広範囲に拡大する

4.Noya

出典:https://noya.co

Noyaは、大気中のCO2を直接捕捉する革新的な技術を開発したスタートアップです。同社の直接空気回収(DAC)システムは、低コストで豊富な材料を使用し、モジュール式の拡張可能なデザインを採用しています。

Noyaの特徴は、従来のDACシステムと比べてエネルギー効率が高く、システム全体のコストを大幅に削減できることです。活性炭を基にした材料にCO2捕捉用の化学物質を含浸させ、電気伝導性を持たせることで、熱損失やエネルギー効率の低下を抑えています。

同社は、クリーンエネルギー企業やCO2貯蔵企業と提携し、大気中からCO2を永久的に除去しています。また、ネットゼロ目標を掲げる企業向けに高品質なカーボンクレジットを提供しています。

Noyaは2025年現在、最初の商業規模施設の建設を目指しており、年間数百万トンのCO2を大気中から除去する能力を持つ施設の実現を計画しています。

基本情報

企業名Noya
URLhttps://noya.co
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)MCJ Collective, Y Combinator, EQT, Collaborative Fund, Union Square Ventures
主要投資家

サービス情報

サービス概要既存の冷却塔を改造してCO2を直接空気から回収する炭素捕捉サービス
顧客炭素排出削減に取り組む企業や施設所有者
顧客の抱える課題効率的かつ大規模に大気中のCO2を回収し、カーボンネガティブを実現したいが、既存の炭素回収技術は高コストで、大規模展開が困難であるため、実現できていない
提供価値既存の冷却塔を活用した革新的な炭素回収技術により、低コストで大規模なCO2回収を可能にし、カーボンネガティブの実現を加速する
主要機能<1.冷却塔改造機能>
既存の冷却塔に特殊な化学溶液を導入することにより、大気中のCO2を効率的に捕捉できる。これにより、新たな設備投資を最小限に抑えつつ、炭素回収能力を付加できる

<2.CO2回収・精製機能>
捕捉したCO2を回収し、高純度に精製する。これにより、回収したCO2を再利用可能な状態にし、炭素のクローズドループを実現できる。独自の技術により、従来の方法よりも効率的にCO2を処理できる

<3.炭素クレジット生成機能>
回収・精製したCO2量に基づいて炭素クレジットを生成する。これにより、顧客は炭素回収活動を経済的価値に変換でき、持続可能なビジネスモデルを構築できる。第三者機関による認証を受けることで、クレジットの信頼性を確保している

<4.モニタリング・分析機能>
リアルタイムでCO2回収量や効率を監視し、データを分析する。これにより、システムの最適化や問題の早期発見が可能となり、常に高効率な運用を維持できる。AIを活用した予測分析も行い、パフォーマンスの向上を支援する

5.Cloverly

出典:https://www.cloverly.com

Cloverlyは、高い透明性と信頼性を基盤に、カーボン市場のデジタルインフラを提供する革新的なスタートアップです。同社は、炭素プロジェクト開発者とサプライヤー向けに特化した商取引ソフトウェア「Catalyst」を提供し、クレジット管理と販売促進をサポートしています。

バイヤー側に対しては、気候目標達成に向けた即時アクションを可能にする包括的なプラットフォームと直接的な炭素クレジット購入ソリューションを提供しています。Cloverlyの強みは、供給と需要の間の摩擦を取り除き、重要な気候アクションを加速させる点にあります。

同社が運営するCloverly Marketplace℠は、社内の気候専門家によって厳選された炭素除去プロジェクトなどの高品質なプロジェクトをグローバルに集めたコレクションです。強力な技術、データ、専門知識を活用することで、企業の気候変動対策を容易にし、世界の多くの大手企業から信頼を得ています。

透明性、誠実さ、パートナーシップを通じて、意義ある気候変動対策を可能にするCloverlyは、環境問題解決に取り組む企業にとって強力な味方となっています。

基本情報

企業名Cloverly
URLhttps://www.cloverly.com
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$21,074,999
主要投資家Tech Square Ventures, Grotech Ventures, SaaS Ventures, Panoramic Ventures, Impact Engine

サービス情報

サービス概要企業向けカーボンオフセットSaaSプラットフォーム
顧客カーボンニュートラルを目指す企業や団体
顧客の抱える課題カーボンニュートラルを達成したいが、炭素排出量の正確な測定や効果的なオフセットが困難なため、具体的な行動に移せない
提供価値APIを通じて炭素排出量を測定し、高品質な炭素クレジットを用いてオフセットすることで、企業のカーボンニュートラル達成を支援する
主要機能<1.炭素排出量測定機能>
APIを通じて企業の活動による炭素排出量をリアルタイムで測定することにより、正確な排出量データが得られる。独自のアルゴリズムを用いて、様々な業種や活動に対応した測定が可能

<2.カーボンオフセット機能>
測定された排出量に基づき、高品質な炭素クレジットを自動的に購入・適用することにより、効果的なカーボンオフセットが実現できる。世界中の検証済みプロジェクトから最適なクレジットを選択

<3.ダッシュボード機能>
排出量とオフセット状況をリアルタイムで可視化することにより、企業の環境への取り組みを容易に把握・管理できる。詳細なレポート機能により、ステークホルダーへの報告も容易に

<4.API連携機能>
様々な企業システムやアプリケーションとの容易な連携が可能なAPIを提供することにより、既存のビジネスプロセスにシームレスに組み込むことができる。eコマース、旅行予約、物流管理など、幅広い業種に対応

<5.カスタマイズ機能>
企業のニーズに合わせたカスタマイズが可能であり、特定の地域や種類のプロジェクトを選択することにより、企業のブランドや価値観に合致したオフセット戦略を立てられる

6.Haus.me

出典:https://haus.me/

haus.meは、持続可能性と革新的技術を融合させた自律型スマートハウスを提供するスタートアップです。同社の住宅は工場で完全に組み立てられ、家具や設備が整った状態で納品され、わずか1日で設置可能です。

特筆すべきは、haus.meの住宅が従来の住宅と比べて20倍もエネルギー効率が高いことです。太陽光発電システムと大容量バッテリーを搭載し、空気から水を生成する技術や自律型の排水システムを備えているため、電気・水道・下水道のインフラがなくても生活できます。

同社は現在、microHaus(約11平方メートル)、mOne(約37平方メートル)、mTwo(約74平方メートル)の3モデルを提供しています。特に注目すべきは、24の知能サブシステムを搭載したAIスマートホームOSで、居住者の快適性と安全性を確保します。

耐震性、防火性、耐風性に優れた構造と、炭素繊維やポリマーなどの先進素材を使用することで、どんな環境でも耐久性を発揮します。haus.meは、環境に配慮しながら最先端の居住体験を提供する、まさに住宅版テスラと言えるでしょう。

基本情報

企業名Haus.me
URLhttps://haus.me/
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$6,655,000
主要投資家European Bank for Reconstruction and Development, Horizon 2020, Max Gerbut

サービス情報

サービス概要自立型インテリジェント住宅のワンストップソリューション
顧客持続可能で高機能な住宅を求める個人や家族
顧客の抱える課題環境に配慮しつつ、快適で自立した生活を送りたいが、従来の住宅ではエネルギー効率が悪く、環境への負荷が大きいため、実現が困難
提供価値高度な技術を駆使した自立型スマートホームを提供することで、環境に配慮しつつ、快適で自立した生活を実現できる
主要機能<1.自立型住宅設計機能>
ポリマーGFRPコンポジットと3D印刷技術を用いた革新的な住宅設計により、高いエネルギー効率と自立性を実現できる。これにより、あらゆる気候条件下でも快適な生活環境を維持できる。

<2.ゼロ炭素排出機能>
先進的なエネルギー管理システムと再生可能エネルギー技術の統合により、住宅のカーボンフットプリントをゼロに抑えることができる。これにより、環境への負荷を最小限に抑えつつ、持続可能な生活スタイルを実現できる。

<3.スマートホーム管理機能>
分散型電力管理ソフトウェアとクラウドエンジニアリング管理システムの導入により、住宅のすべての機能をスマートに制御できる。これにより、居住者は効率的かつ快適な生活環境を享受できる。

<4.即時納品機能>
工場での一括製造と完全組立により、注文から短期間で住宅を納品できる。これにより、従来の住宅建設に比べて大幅に時間とコストを削減できる。

7.Ecoligo

出典:https://www.ecoligo.com

ecoligoは、新興市場における太陽光エネルギーソリューションを提供するインパクト投資プラットフォームです。同社は、環境意識の高い投資家と発展途上国の企業をつなぎ、クリーンエネルギーへの移行を促進しています。

ecoligoの革新的なビジネスモデルは、クラウド投資を通じて太陽光発電プロジェクトの資金を調達し、現地企業に電力購入契約(PPA)やリース方式で提供します。これにより、企業は初期投資なしで電気代を最大40%削減でき、地域経済の成長を支援しています。

2016年に設立されたecoligoは、現在ベトナム、ケニア、ガーナなど世界各国で事業を展開し、すでに100MWp以上のポートフォリオを構築。投資家には5〜9%の魅力的な利回りを提供しながら、これまでに170万トン以上のCO2排出削減に貢献しています。

2023年11月にはB Corp認証を取得し、環境と経済の両面で持続可能な未来を創造するという使命を果たしています。投資家は最低100ユーロから参加でき、個別のプロジェクトを選択することも可能です。

基本情報

企業名Ecoligo
URLhttps://www.ecoligo.com
本社所在地ドイツ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$13,801,185
主要投資家FRV-X

サービス情報

サービス概要新興市場の企業向け太陽光発電プロジェクトに投資家を繋ぐクラウドファンディングプラットフォーム
顧客顧客1
新興市場の中小企業 顧客2
環境に配慮した投資を行いたい個人投資家
顧客の抱える課題顧客1の課題
持続可能なエネルギー源を導入したいが、高額な初期投資が障壁となっている 顧客2の課題
環境保護に貢献しつつ、経済的リターンも得られる投資機会が限られている
提供価値顧客1の提供価値
初期投資なしで太陽光発電システムを導入でき、エネルギーコストを削減しながら持続可能な事業運営が可能になる 顧客2の提供価値
具体的な太陽光発電プロジェクトに投資することで、環境保護に直接貢献しながら経済的リターンを得られる
主要機能<1.クラウドファンディング機能>
投資家から資金を募り、太陽光発電プロジェクトに充当することにより、プロジェクトの実現を可能にする。これにより、新興市場の企業は初期投資なしで太陽光発電システムを導入できる <2.プロジェクト管理機能>
Ecoligoが太陽光発電システムの設計、設置、運用、保守を一括して管理することにより、企業は本業に集中しながら安定したクリーンエネルギーを利用できる <3.投資管理機能>
投資家に対してプロジェクトの進捗状況や環境への貢献度、経済的リターンを可視化することにより、投資の透明性と魅力を高める。これにより、投資家は自身の投資が環境保護にどのように貢献しているかを具体的に把握できる <4.リスク管理機能>
プロジェクトのリスク評価や分散投資の仕組みを提供することにより、投資家のリスクを軽減する。新興市場特有のリスクに対しても適切な対策を講じることで、投資家の安心感を高める

8.Kraftblock

出典:http://kraftblock.com/

Kraftblockは、革新的な高温蓄熱技術を開発したドイツのスタートアップです。同社の蓄熱システムは、最大1,300℃の温度に耐え、2週間もの長期間エネルギーを貯蔵できる画期的な技術を提供しています。

Kraftblockの特徴は、産業プロセスの廃熱を再利用し、再生可能エネルギーの変動を吸収することで、エネルギー集約型産業の脱炭素化を促進する点にあります。1立方メートルあたり最大1.2MWhの高い蓄熱容量を持ち、運用コストが低いため、数年で投資回収が可能です。

さらに、同社の蓄熱システムは主にリサイクルされた製鋼スラグを使用しており、環境への影響を最小限に抑えています。40年以上の耐用年数を誇り、持続可能性と効率性を兼ね備えています。

Kraftblockは、鉄鋼、ガラス、食品、化学など様々な産業向けにソリューションを提供し、再生可能エネルギーの利用拡大と産業プロセスの脱炭素化に貢献しています。

基本情報

企業名Kraftblock
URLhttp://kraftblock.com/
本社所在地ドイツ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$25,500,000
主要投資家Moore Strategic Ventures, Redstone, A&G Energy Transition Tech Fund, Freigeist Capital, Finindus

サービス情報

サービス概要高温エネルギー貯蔵システムを提供し、産業向けの熱プロセス脱炭素化ソリューション
顧客高温プロセスを使用する産業企業(製鉄所、ガラス工場、セメント工場など)
顧客の抱える課題産業プロセスにおける熱エネルギーの効率的な貯蔵と再利用を実現し、CO2排出量を大幅に削減したいが、従来の熱貯蔵技術では高温に対応できず、また貯蔵効率も低いため、実現が困難である
提供価値最大1300°Cまでの高温熱を貯蔵・提供できる革新的な材料技術により、産業プロセスの熱エネルギー効率を大幅に向上させ、CO2排出量の削減と再生可能エネルギーへの移行を可能にする
主要機能<1.高温熱貯蔵機能>
特殊な材料技術により、最大1300°Cまでの熱を効率的に貯蔵できる。これにより、従来の熱貯蔵技術では不可能だった高温産業プロセスへの適用が可能となる。Kraftblockの独自開発材料は、高い熱容量と耐熱性を持ち、長期間の熱貯蔵を実現する。

<2.モジュラー設計機能>
システムがモジュラー設計されているため、顧客の需要に応じて柔軟にスケーリングできる。これにより、小規模から大規模な産業プロセスまで幅広く対応可能で、導入コストの最適化も図れる。各モジュールは標準化されており、迅速な設置と運用開始が可能。

<3.熱回収・再利用機能>
産業プロセスで発生する廃熱を効率的に回収し、再利用できるシステムを提供する。これにより、エネルギー効率が大幅に向上し、燃料消費量とCO2排出量の削減につながる。熱交換器と組み合わせることで、電力生産や他のプロセスへの熱供給など、多様な用途に活用できる。

<4.再生可能エネルギー統合機能>
太陽光や風力などの変動する再生可能エネルギーを熱として貯蔵し、需要に応じて安定供給できる。これにより、産業プロセスの脱炭素化と再生可能エネルギーの利用拡大を同時に実現できる。エネルギー貯蔵システムとしての役割も果たし、電力グリッドの安定化にも貢献する。

9.EarthABC

出典:https://earthabc.com/

EarthABCは、企業の持続可能性への取り組みをワンストップで支援する革新的なマーケットプレイスです。同社のプラットフォームは、気候変動対策や持続可能性に関する取り組みを「日単位」で実現できるよう設計されています。

EarthABCの最大の特徴は、企業目標に合った持続可能性インセンティブの発見から、専門的な助成金申請書作成者とのマッチング、そして実行までの全プロセスを効率化している点です。11の主要気候カテゴリーにわたる業界最大のサプライヤーデータベースにアクセスでき、数日から数ヶ月もの時間を節約できます。

独自のマッチメイキング技術により、サステナビリティを求める企業と供給者を効果的に結びつけ、より環境に配慮した未来に向けたパートナーシップを促進しています。

EarthABCを利用することで、企業はインセンティブやサプライヤーへの関心を一元管理でき、持続可能性への道のりを最も手頃な価格で、便利に進めることができます。毎週更新されるマーケットプレイスとデータベースにより、常に最新の持続可能性ソリューションにアクセスできます。

基本情報

企業名EarthABC
URLwww.earthabc.com/
本社所在地アメリカ
ラウンドEarly
調達金額(総額)$127,832
主要投資家Techstars

サービス情報

サービス概要気候関連サービスと製品を提供する国家テクノロジー企業
顧客気候変動対策や持続可能性に取り組む企業や組織
顧客の抱える課題効果的な気候変動対策と持続可能な事業運営を実現したいが、必要な情報や技術が不足しているため、適切な対策を講じることができない
提供価値気候と持続可能性に関する包括的なテクノロジーソリューションを提供することで、効果的な気候変動対策と持続可能な事業運営の実現を支援する
主要機能<1.気候・持続可能性検索エンジン機能>
専門的な検索エンジンテクノロジーにより、気候変動や持続可能性に関する情報を効率的に収集・分析できる。これにより、ユーザーは最新かつ関連性の高い情報に基づいて意思決定を行うことが可能になる。

<2.金融インセンティブ・サプライヤー管理機能>
金融インセンティブの特定やサプライヤーの識別、保護、追跡を行う機能により、持続可能なサプライチェーン管理が可能になる。これにより、企業は環境に配慮したサプライヤーを選択し、効率的な運用を実現できる。

<3.AI・データインテリジェンス機能>
人工知能とデータインテリジェンス技術を活用し、気候変動対策や持続可能性に関する高度な分析と予測が可能になる。これにより、ユーザーは将来のリスクや機会を事前に把握し、適切な対策を講じることができる。

<4.運用生産性向上機能>
自動化技術を活用した運用生産性向上機能により、気候変動対策や持続可能性への取り組みを効率的に実施できる。これにより、企業はコスト削減と環境負荷の低減を同時に達成することが可能になる。

<5.サードパーティデータ統合機能>
外部データソースとの統合機能により、多様な情報を一元管理し、包括的な分析が可能になる。これにより、ユーザーは幅広い視点から気候変動対策や持続可能性の取り組みを評価し、改善することができる。

10.Qaptis

出典:https://www.qaptis.com

Qaptisは、重量車両からのCO2排出を最大90%削減する革新的な技術を開発したスイスのスタートアップです。EPFLからのスピンオフ企業として誕生し、既存のトラックに後付け可能なCO2回収キットを提供しています。

同社の技術は、トラックの排気管から排出されるCO2を捕捉し、冷却・分離した後、エンジンの熱を利用して液体状態に圧縮するという画期的なプロセスを採用しています。この液化CO2はキャブの後ろのタンクに貯蔵され、トラックが貨物ターミナルに戻った際に排出できます。

Qaptisのソリューションは、電気自動車や水素自動車などの代替手段と比べて3〜4倍も安価で、既存の車両やインフラを変更する必要がないため、運送業者は迅速かつリスクの少ない方法で脱炭素化を始めることができます。

同社は2026年までに重量車両向けCO2回収システムの商業化を目指しており、環境負荷を減らしたい地域の貨物輸送業者を当初のターゲットとしています。

基本情報

企業名Qaptis
URLhttps://www.qaptis.com
本社所在地スイス
ラウンドEarly
調達金額(総額)$1,483,220
主要投資家Plug and Play, Cargill, Foundation for Technological Innovation (FIT), BlackWood Ventures

サービス情報

サービス概要ディーゼルエンジン車向けCO2回収装置の提供
顧客輸送業界の企業(トラックやバス運送会社など)
顧客の抱える課題輸送業界のCO2排出量を大幅に削減したいが、既存の車両を全て環境配慮型に置き換えるのは困難かつコストがかかる
提供価値既存のディーゼルエンジン車にCO2回収装置を後付けすることで、大幅なCO2排出削減を実現し、気候変動対策に貢献できる
主要機能<1.CO2回収機能>
ディーゼルエンジンの排気ガスからCO2を直接回収することにより、大気中へのCO2排出を大幅に削減できる。独自の技術により、走行中の車両でもCO2を効率的に回収することが可能

<2.液化貯蔵機能>
回収したCO2を液化して貯蔵することにより、コンパクトに保管できる。これにより、長距離走行中でも継続的なCO2回収が可能となる

<3.再利用・地中貯留対応機能>
回収・液化されたCO2を再利用や地中貯留に活用できるようにすることで、循環型の環境ソリューションを提供する。これにより、輸送業界全体の環境負荷を低減することができる

<4.後付け設置機能>
既存のトラックやバスなどの大型車両に後付けで設置できるよう設計されているため、車両の買い替えなしでCO2削減が可能となる。これにより、導入コストを抑えつつ、即時的な環境対策を実現できる

11.Nori

出典:https://nori.co/

Noriは、革新的なスチームアイロン「Nori Press」を開発したスタートアップです。従来のアイロンとスチーマーの機能を1台に統合し、アイロン台不要で使用できる画期的な製品を提供しています。

Nori Pressの特徴は、2枚の加熱プレートで衣類の表裏を同時にアイロンがけできる点です。これにより、従来の半分の時間で作業が完了します。また、6種類の布地別温度設定とスチーム機能を備え、様々な衣類に対応可能です。

重量はわずか680グラム未満で、コンパクトな設計により旅行にも最適です。10分間の連続スチームが可能で、衣類の除菌も行えます。

デジタルインターフェースを採用し、使いやすさも向上しています。Nori Pressは、忙しい現代人のニーズに応える、効率的で使いやすいアイロンソリューションとして注目を集めています。

基本情報

企業名Nori
URLnori.com/
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$13,664,998
主要投資家Techstars, M13, Toyota Ventures, AgLaunch Accelerator, North Island Ventures

サービス情報

サービス概要二酸化炭素除去市場プラットフォーム
顧客顧客1
炭素除去サプライヤー(農家や土地所有者など)

顧客2
炭素クレジットの購入者(企業や個人)
顧客の抱える課題顧客1の課題
炭素除去活動を適切に評価され、収益化したいが、既存の市場では透明性が低く、直接取引が難しい

顧客2の課題
信頼性の高い炭素クレジットを効率的に購入したいが、既存の市場では取引の複雑さや中間コストが障壁となっている
提供価値顧客1の提供価値
透明性の高いプラットフォームで炭素除去活動を直接評価・取引できる

顧客2の提供価値
検証された炭素クレジットを直接購入でき、取引の効率性と透明性が向上する
主要機能<1.炭素除去認証機能>
農業や土地管理practices方法を通じて大気中から除去された炭素量を検証・認証する。これにより、サプライヤーの炭素除去活動が適切に評価される。Noriの認証プロセスは厳格で、第三者機関による検証を含む。

<2.マーケットプレイス機能>
認証された炭素クレジットの取引プラットフォームを提供する。これにより、サプライヤーとバイヤーが直接取引でき、中間コストを削減できる。ブロックチェーン技術を活用し、取引の透明性と追跡可能性を確保している。

<3.NRTトークン機能>
Nori Removal Tonne (NRT)という独自のトークンを発行する。1 NRTは1トンのCO2除去を表し、これにより炭素クレジットの標準化と流動性が向上する。NRTはブロックチェーン上で管理され、二重計上のリスクを排除している。

<4.データ管理・分析機能>
サプライヤーの炭素除去活動に関するデータを収集・管理し、継続的なモニタリングと分析を行う。機械学習技術を活用し、より正確な炭素除去量の推定と長期的な影響評価を可能にしている。

12.WasteFuel

出典:https://www.wastefuel.com/

WasteFuelは、廃棄物を再生可能燃料に変換する革新的なスタートアップです。同社は「廃棄物は存在しない、そこには潜在的な燃料があるだけだ」という理念のもと、都市廃棄物や農業廃棄物を低炭素燃料へと変換しています。

特に注目すべきは、同社のグリーンメタノール製造技術です。WasteFuelが開発したメタノールモジュールは、有機廃棄物から高効率でグリーンメタノールを生産し、従来の化石燃料と比較して最大90%のCO2排出削減を実現します。

2018年に設立されたWasteFuelは、現在、フィリピンでの持続可能な航空燃料プラント、中東での商業規模のバイオメタノールプラント、そしてトルコのアンカラでの大規模グリーンメタノール施設など、世界各地でプロジェクトを展開しています。

Maerskなどの大手海運会社との提携も進み、2025年までに5つのバイオリファイナリーを開発し、年間約1億6000万ガロンの再生可能燃料生産を目指しています。WasteFuelは、廃棄物危機と気候危機の両方に対処し、循環型経済の創出に貢献しています。

基本情報

企業名WasteFuel
URLwww.wastefuel.com
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$28,720,250
主要投資家BP Ventures, Maersk Growth, Time Ventures, Guy Oseary, NetJets

サービス情報

サービス概要都市廃棄物や農業廃棄物を持続可能な航空燃料に変換するサービス
顧客航空会社、空港運営会社
顧客の抱える課題航空産業のCO2排出量を大幅に削減したいが、持続可能な航空燃料の供給が不足しているため、環境負荷の高い従来の化石燃料に依存せざるを得ない
提供価値都市廃棄物や農業廃棄物を原料とした持続可能な航空燃料を安定供給することで、航空産業のCO2排出量を大幅に削減し、環境に配慮した航空輸送を実現できる
主要機能<1.廃棄物変換機能>
都市廃棄物や農業廃棄物を持続可能な航空燃料に変換することにより、従来は廃棄されていた資源を有効活用できる。独自の技術経路を用いて、燃料の収量を大幅に改善し、さらなる排出量削減を実現している

<2.グリーンメタノール生産機能>
廃棄物からグリーンメタノールを含む低炭素燃料を生産することにより、航空機用の持続可能な代替燃料を提供できる。従来の化石燃料と比較して、CO2排出量を大幅に削減することが可能

<3.スケーラブルな生産機能>
スケーラブルな技術を利用することで、需要に応じて生産量を柔軟に調整できる。これにより、航空業界の持続可能な燃料需要の増加に対応し、安定的な供給を実現できる

13.Koloma

出典:https://www.koloma.com

Kolomaは、地下に自然に存在する地質学的水素を探査・採掘する革新的なスタートアップです。デンバーに本拠を置く同社は、独自の技術とデータを活用して、世界規模で地質学的水素資源を特定し商業化することに取り組んでいます。

Kolomaの地質学的水素は、従来の水素製造方法と比較して環境への影響が少なく、外部からのエネルギーや水の投入を必要としない真に持続可能なエネルギー源です。また、生産過程における地表への影響を最小限に抑え、環境保全と生態系への影響軽減に貢献しています。

Bill Gates氏が設立したBreakthrough Energy Venturesをはじめ、AmazonのClimate Pledge Fund、United Airlines、三菱重工業など著名な投資家から3億ドル以上の資金を調達しており、急速に成長する地質学的水素産業の最前線に立っています。

Kolomaは、データ駆動型のアプローチで世界中の地質学的水素資源を解明し、クリーンエネルギーへの移行を加速させることで、グローバルな脱炭素化に大きく貢献することを目指しています。

基本情報

企業名Koloma
URLhttps://www.koloma.com
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$336,399,925
主要投資家Khosla Ventures, US Department of Energy, K5 Global, Climate Pledge Fund, United Airlines Ventures

サービス情報

サービス概要技術とデータを活用して地質水素資源を特定し、商品化するサービス
顧客二酸化炭素排出量削減を目指す企業
顧客の抱える課題企業が効果的に二酸化炭素排出量を削減し、気候変動対策に貢献したいが、従来の方法では十分な成果が得られない
提供価値データ主導型アプローチによる地質水素資源の特定と商品化を通じて、企業の二酸化炭素排出量削減と気候変動対策を支援する
主要機能<1.地質水素資源特定機能>
独自の技術とデータを活用して地質水素資源を特定することにより、新たな低炭素エネルギー源を見出すことができる。この機能は、Kolomaの専門知識と独自のデータベースを組み合わせた高度な分析技術に基づいている。

<2.資源商品化機能>
特定された地質水素資源を実用可能な商品として開発することにより、企業が実際に利用できる低炭素エネルギー源を提供できる。この機能は、Kolomaの技術開発力と市場ニーズの理解に基づいている。

<3.データ主導型ソリューション提供機能>
エネルギー移行資源開発に関するデータ主導型アプローチを提供することにより、企業が効率的かつ効果的に二酸化炭素排出量を削減できる。この機能は、Kolomaの独自データと分析技術を活用した、カスタマイズ可能なソリューション開発能力に基づいている。

14.Propagate

出典:https://www.propagateag.com/

Propagateは、農地所有者が収益性の高い樹木作物を導入できるよう支援する再生農業スタートアップです。2017年に設立され、アグロフォレストリー(森林農業)システムの設計、植栽、管理を容易にするプラットフォームを提供しています。

同社の特徴は、農場計画ソフトウェア「Overyield」、樹木の植栽・管理サービス、そしてプロジェクトファイナンスを組み合わせた包括的なソリューションを提供している点です。これにより、農家はリスクを軽減しながら果樹、ナッツ、木材などの永続的作物を既存の農業システムに統合できます。

現在、Propagateは55,000エーカー以上のアグロフォレストリーをサポートし、300万本以上の樹木・低木の計画に関わっています。また、ニューヨークとケンタッキーの地域ハブを通じて2,400エーカー以上の商業農地を積極的に管理し、過去5年間で20万本以上の樹木を植栽してきました。

2024年12月には、ミシシッピ川流域の5州における農地でのアグロフォレストリーと再森林化を推進するために、USDAから2460万ドルの助成金を獲得しました。

基本情報

企業名Propagate
URLwww.propagateag.com/
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$17,370,000
主要投資家Techstars, TELUS, Grantham Foundation, AgFunder, Neglected Climate Opportunities

サービス情報

サービス概要アグロフォレストリー分析および事業開発プラットフォーム
顧客農場経営者
顧客の抱える課題収益性を高めながら持続可能な農業を実践したいが、アグロフォレストリーへの移行にリスクや障壁を感じているため、導入に踏み切れない
提供価値アグロフォレストリーの導入を支援し、リスクを軽減しながら収益性と持続可能性を両立させる
主要機能<1.アグロフォレストリー分析機能>
農業、ナッツ、木材の木を動物や作物の農業システムと統合する方法を分析することにより、最適なアグロフォレストリーシステムの設計が可能になる。これにより、農場経営者はリスクを軽減しながら持続可能な農業システムを構築できる。

<2.技術支援機能>
アグロフォレストリーの実践に必要な技術的なアドバイスや支援を提供することにより、農場経営者は専門知識を得られる。これにより、アグロフォレストリーの導入と管理が容易になる。

<3.資金調達支援機能>
アグロフォレストリーへの移行に必要な資金調達へのアクセスを提供することにより、農場経営者は財政的な障壁を克服できる。これにより、持続可能な農業への転換が促進される。

<4.プロジェクト開発支援機能>
地域のアグロフォレストリーハブを通じて実際のプロジェクト管理を支援することにより、農場経営者は実践的な経験を得られる。これにより、アグロフォレストリーの導入と拡大が促進される。

<5.エコシステム連携機能>
農業、技術、資金調達の各分野のパートナーとのエコシステムを構築することにより、総合的なサポートが提供される。これにより、農場経営者はアグロフォレストリーの導入から運営まで一貫したサポートを受けられる。

15.Pelt8

出典:https://pelt8.com/

Pelt8は、中小企業向けにESGデータ収集と持続可能性レポート作成を簡素化するスイス発のスタートアップです。同社のプラットフォームは、複雑な環境報告プロセスをシンプルにし、企業が顧客や規制当局に対して必要なレポートを効率的に作成できるよう支援します。

業界を問わず、精密製造業や法律事務所など様々な企業に対応し、ESGデータの収集とカーボンフットプリント計算を合理化します。無数のスプレッドシートに代わり、すべてのデータを一箇所に保存することで、必要なレポート作成が容易になります。

Pelt8の特徴は高いカスタマイズ性にあり、企業規模や業界を問わず、特定のニーズに基づいたモジュール選択が可能です。また、直感的なインターフェースと自動レポート更新機能により、同僚の効果的な貢献を促進します。

データの責任所在を明確にし、中央管理された証拠と管理体制により、監査に対応できる高い信頼性も備えています。Pelt8を活用することで、企業は持続可能性への取り組みを加速させながら、競争優位性を獲得できます。

基本情報

企業名Pelt8
URLhttps://pelt8.com/
本社所在地スイス
ラウンドEarly
調達金額(総額)$530,976
主要投資家Tenity, InnoSuisse

サービス情報

サービス概要効率的なサステナビリティレポート作成を支援するSaaSプラットフォーム
顧客サステナビリティレポートを作成する企業
顧客の抱える課題正確で効率的なサステナビリティパフォーマンスの測定と報告をしたいが、現状の場当たり的な報告プロセスでは、エラーが起こりやすく、リソースを大量に消費するため、効果的かつ正確な測定が困難である
提供価値拡張可能なプロセスと制御を備えたプラットフォームを提供し、簡単かつ監査可能な方法でサステナビリティ関連のデータを収集・管理することで、効率的で正確なサステナビリティレポートの作成を実現する
主要機能<1.データ収集機能>
サステナビリティ関連のデータを簡単かつ監査可能な方法で収集することにより、データ収集プロセスの効率化と正確性の向上が得られる。拡張可能なプロセスと制御を備えたプラットフォームを提供している

<2.レポート自動化機能>
国際的な報告基準に準拠したレポート、特注の管理レポート、および全体の報告を自動化することにより、レポート作成の効率化と標準化が得られる。SaaSプラットフォームとして提供されている

<3.迅速導入機能>
1日以内に低コストで導入できるシステムを提供することにより、企業が迅速にサステナビリティ管理を開始できる。これにより、気候変動対策への参入障壁を下げている

<4.データ分析・可視化機能>
収集されたデータを分析し、わかりやすく可視化することにより、企業がサステナビリティパフォーマンスを効果的に測定し、改善点を特定できる。これにより、より良い測定と移行管理を支援している

16.GreenPlaces

出典:http://www.greenplaces.com/

Green Placesは、中小企業向けに持続可能性ソリューションを提供する革新的なスタートアップです。2021年に設立された同社は、カーボンフットプリント計算から排出量削減、ESGレポート作成まで、オールインワンのプラットフォームを提供しています。

同社の特徴は、これまで大企業向けだった持続可能性への取り組みを、あらゆる規模の企業が手頃に実施できるようにした点です。無料のオンライン調査で企業の環境影響を数分で評価し、具体的な持続可能性実践方法を提案します。

Green Placesのプラットフォームは、EcoVadis、CDP、SASBなどの報告基準に対応し、カリフォルニア州SB 253やSB 261などの規制要件にも準拠しています。また、ユーティリティコストの最大30%削減など、持続可能性がビジネスにもたらす明確なROIを示しています。

現在、約100万メートルトンの炭素を管理し、すでに30万メートルトンのCO2排出量をオフセットしています。Green Placesは、環境対策がビジネスと地球の両方にとって良いものであるという信念のもと、持続可能な未来の構築に貢献しています。

基本情報

企業名GreenPlaces
URLhttp://www.greenplaces.com/
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$18,000,000
主要投資家Redpoint, Bull City Venture Partners, Tishman Speyer, Felicis, Triangle Tweener Fund

サービス情報

サービス概要企業のサステナビリティ活動を支援する統合プラットフォーム
顧客サステナビリティ活動に取り組む企業
顧客の抱える課題持続可能なビジネス運営を効率的に実現したいが、炭素排出量の把握や環境への影響の削減、気候目標の達成が複雑で困難
提供価値炭素排出量の可視化、環境影響の削減、気候目標の達成を容易にし、持続可能なビジネス運営を実現できる
主要機能<1.炭素排出量可視化機能>
企業の炭素排出量を可視化することにより、現状の環境影響を正確に把握できる。投資家グレードの正確なレポートを提供し、企業の環境への取り組みを適切に評価できる

<2.環境影響削減支援機能>
企業の二酸化炭素排出量を削減するためのガイダンスを提供することにより、具体的な改善策を実施できる。エンドツーエンドの持続可能性パートナーとして、継続的な改善をサポートする

<3.気候目標達成支援機能>
設定した気候目標の達成を容易にすることにより、企業のサステナビリティ戦略を効果的に実行できる。簡単な実装と使いやすいインターフェースにより、目標管理の負担を軽減する

<4.カーボンオフセット機能>
削減しきれない炭素排出量をオフセットする方法を提供することにより、総合的な環境負荷の低減を実現できる。適切なオフセットプロジェクトの選択や実施をサポートする

<5.統合管理プラットフォーム機能>
サステナビリティ活動に関する様々な機能を一つのプラットフォームに統合することにより、効率的な管理と運用が可能になる。企業のサステナビリティチームとして機能し、業務の効率化と質の向上を実現する

17.Climatiq

出典:https://climatiq.io/

Climatiqは、企業の炭素排出量計算を自動化する革新的な炭素インテリジェンスプラットフォームです。2021年に設立された同社は、世界最大の検証済み排出係数データベースとAI駆動の計算エンジンを提供しています。

Climatiqの強みは、60以上の信頼できる情報源から収集した90,000以上の排出係数を標準化し、スコープ1、2、3の排出量を正確に計算できる点です。RESTful APIを通じて、企業は既存のシステムに炭素排出量計算機能を簡単に統合できます。

特に輸送・物流、調達・支出、クラウドコンピューティング、建物・エネルギー、フライト・貨物、サプライチェーンなど、多岐にわたる分野での排出量計算をサポートしています。

Climatiqのソリューションは、Cisco、PWC、Siemens、Stripeなどの大手企業に採用され、ISO 14067、GHGプロトコル、ISO 14064-3:2020-05の要件を満たすことが第三者機関によって認証されています。これにより、CSRD/ESRSやIFRSなどの規制報告にも対応可能です。

基本情報

企業名Climatiq
URLhttps://climatiq.io/
本社所在地ドイツ
ラウンドEarly
調達金額(総額)$7,832,899
主要投資家Cherry Ventures, Singular

サービス情報

サービス概要企業の炭素排出量を計算・管理するためのAPIとデータベースを提供するプラットフォーム
顧客炭素排出量の計算と管理を行いたい企業
顧客の抱える課題企業が正確かつ効率的に炭素排出量を計算・管理し、持続可能な経営戦略を立案したいが、計算が複雑で時間がかかり、データの正確性や更新が課題となっているため、迅速な意思決定や戦略立案が困難
提供価値最新のグローバル排出データと高度な計算ツールを提供することで、企業が正確かつ効率的に炭素排出量を計算・管理し、持続可能な経営戦略を立案できるようになる
主要機能<1.炭素排出量計算API機能>
リアルタイムで炭素排出量を計算できるAPIを提供することにより、企業は自社システムに簡単に統合し、迅速な排出量の算出が可能になる。このAPIは高速で正確な計算を実現し、企業の意思決定プロセスを加速させる

<2.グローバル排出データベース機能>
常に更新される包括的な排出データセットを提供することにより、企業は最新かつ信頼性の高いデータに基づいて炭素排出量を計算できる。このデータベースは科学コミュニティと連携して維持・更新され、様々な業界や地域をカバーしている

<3.カスタマイズ可能な計算ツール機能>
企業固有のニーズに合わせて調整可能な強力な計算ツールを提供することにより、各企業の特性や要件に応じた精密な炭素排出量の計算が可能になる。これにより、より正確で意味のある排出量データを得ることができる

<4.データ可視化・レポート機能>
計算された炭素排出量データを分かりやすく可視化し、詳細なレポートを生成する機能を提供することにより、企業は自社の排出状況を容易に把握し、ステークホルダーへの報告や戦略立案に活用できる

<5.持続可能性指標統合機能>
炭素排出量データを他の持続可能性指標と統合する機能を提供することにより、企業は総合的な視点から自社の環境影響を評価し、より包括的な持続可能性戦略を策定できる

18.StepChange

出典:https://www.stepchange.earth

StepChangeは、企業の持続可能性とESG(環境・社会・ガバナンス)管理を支援する革新的なクライメートテックプラットフォームです。2022年に設立され、現在までに6億トン以上のCO2e排出量を追跡・管理しています。

同社のESGアクセラレータープラットフォームは、企業がカーボンフットプリントを測定・分析・ベンチマークし、包括的なESG報告書を生成することを可能にします。特に金融機関向けには、投融資ポートフォリオの炭素排出量を追跡・分析し、気候関連の財務リスクを評価・軽減するためのソリューションを提供しています。

StepChangeの強みは、科学に基づいたアプローチと使いやすいインターフェースにあり、企業は環境影響の正確な把握から、目標設定、排出削減戦略の実施まで一貫したサポートを受けられます。

ITC Limitedなどの大手企業にも採用されており、持続可能性を収益性のある取り組みに変える支援をしています。インド市場を中心に、グローバルな持続可能性基準に準拠したソリューションを提供しています。

基本情報

企業名StepChange
URLhttps://www.stepchange.earth
本社所在地インド
ラウンドEarly
調達金額(総額)$4,000,000
主要投資家Antler, BEENEXT, Global Founders Capital, Saison Capital, Seedstars

サービス情報

サービス概要ESG指標改善と排出量削減を実現する統合ソリューション
顧客大企業や金融機関
顧客の抱える課題ESG指標を改善し、気候リスクを管理しながら、サプライチェーン、社内業務、金融ポートフォリオ全体での排出量を削減したいが、正確な計測・管理が困難なため、効果的な対策を講じられない
提供価値統合ソリューションにより、ESG指標の改善、気候リスク管理、排出量の正確な計測・削減を実現し、企業のサステナビリティ目標達成を支援する
主要機能<1.炭素会計データベース機能>
インド最大級の炭素会計データベースを提供することにより、75,000以上の製品やサービスの排出係数を正確に把握できる。これにより、企業は自社の排出量を詳細かつ正確に計算することが可能となる

<2.排出量計算機能>
大規模な排出量計算を可能にすることにより、大手企業が合計で2億5000万tCO2e以上(インドの排出量の7.5%以上に相当)の排出量を計上できる。これにより、企業は自社の環境影響を包括的に把握し、効果的な削減策を立案できる

<3.統合管理機能>
ESG指標の改善、気候リスクの管理、サプライチェーンや社内業務、金融ポートフォリオ全体での排出量削減を一元的に管理できることにより、企業は効率的にサステナビリティ戦略を実行できる。これにより、複数のツールを使用する必要がなくなり、データの一貫性と分析の質が向上する

19.Skyfri

出典:https://www.skyfri.com/

Skyfriは、再生可能エネルギー施設の所有者向けに革新的なデジタルアセット管理ソリューションを提供するノルウェー発のクリーンテック企業です。同社の主力製品「Skyfri Intelligence」は、太陽光発電所の監視、分析、保守管理を一元化したプラットフォームで、発電効率の最適化と稼働停止時間の削減を実現します。

特に注目すべきは、太陽光発電に特化して開発された世界初の完全統合型SCADAシステム「SolarSCADA」です。このハードウェアソリューションは、設置時間とコストを削減し、データ収集の課題を解決します。

Skyfriのプラットフォームは、リアルタイムでの発電所監視、予測分析、請求書発行、レポート作成など、太陽光発電所運用のあらゆる側面をカバーするモジュール式システムを提供しています。

2018年の設立以来、同社は急速に成長し、現在はオスロ本社のほか、ロンドン、デンバー、バンガロールにオフィスを構え、世界中で3GW以上の太陽光資産を管理しています。Skyfriは、技術を活用して太陽光発電所の運用方法を変革し、クリーンエネルギーの普及を加速させています。

基本情報

企業名Skyfri
URLwww.skyfri.com
本社所在地ノルウェー
ラウンド
調達金額(総額)$11,500,000
主要投資家Speedinvest, Innovation Norway, All Iron Ventures, Chris Murphy, Voyagers

サービス情報

サービス概要太陽光発電所の運用・メンテナンス・資産管理を自動化するプラットフォーム
顧客太陽光発電所の所有者
顧客の抱える課題太陽光発電所の運用効率を最大化し、収益を増加させたいが、運用、メンテナンス、資産管理に多くの手間と時間がかかっているため、生産性の向上と収益の最大化が難しい
提供価値洗練されたファームウェアとソフトウェアを提供することで、太陽光発電所の運用、メンテナンス、資産管理を自動化し、収益増加と生産のダウンタイム削減を実現する
主要機能<1.自動化プラットフォーム機能>
Skyfri Intelligenceプラットフォームにより、太陽光発電所の運用、メンテナンス、資産管理を自動化できる。これにより、所有者の作業負担が軽減され、効率的な運用が可能になる

<2.収益最適化機能>
高度なソフトウェアとファームウェアを活用し、太陽光発電所の収益を増加させることができる。発電効率の向上や運用コストの削減を通じて、収益性を最大化する

<3.ダウンタイム削減機能>
生産のダウンタイムを削減する機能により、太陽光発電所の稼働率が向上する。予防的なメンテナンスや迅速な問題解決を可能にし、発電所の安定稼働を実現する

<4.グローバルサポート機能>
世界各地にオフィスを構え、特定地域ではSkyfri Energyによるサービスサポートを提供している。これにより、顧客は地域に応じた適切なサポートを受けることができる

<5.データ分析・可視化機能>
太陽光発電所の運用データを収集・分析し、分かりやすく可視化する。これにより、所有者は発電所のパフォーマンスを容易に把握し、適切な意思決定を行うことができる

20.Future

出典:https://www.future.green/

Future.greenは、環境に配慮した生活を経済的にもサポートする革新的なフィンテックスタートアップです。同社の主力製品「FutureCard」は、公共交通機関、食料品、旅行など、気候に優しい消費行動に対して最大10%のキャッシュバックを提供する画期的なデビットカードです。

特筆すべきは、月額手数料なしで4.10%の年利を提供しながら、従来はクレジットカードだけが提供していた高還元率の特典をデビットカードで実現している点です。Future.greenの独自技術は、環境に配慮した購入を自動的に識別し、適切な還元率を適用します。

また、オプション機能として日々の消費活動による環境影響を追跡できるため、ユーザーは経済的なメリットを享受しながら、自分の環境貢献度も把握できます。

同社は現在、ニューヨーク市を中心に持続可能な店舗ネットワークを構築しており、15万店舗以上でキャッシュバック特典を提供しています。リモートファーストの企業文化を持ち、日常の消費をより報酬の高いものにするというミッションに共感する人材を常に求めています。

基本情報

企業名Future
URLhttps://www.future.green/
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$11,800,000
主要投資家Techstars Ventures, Climate Capital, Active Impact Investments, Accomplice, Urban Impact Ventures

サービス情報

サービス概要環境に配慮した消費行動を促進するクレジットカードサービス
顧客環境への影響を意識しながら消費活動を行いたい個人
顧客の抱える課題日常の消費活動を通じて効果的に二酸化炭素排出量を削減したいが、具体的な方法や動機付けが不足しているため、環境に配慮した消費行動を継続的に実践できない
提供価値環境に配慮した消費行動に対する金銭的インセンティブと、個人の環境影響度の可視化を提供することで、持続可能な消費習慣の形成を支援する
主要機能<1.環境配慮型消費報酬機能>
Futurecard Visaカードを通じて、気候に優しい購入に対して5%のキャッシュバックを提供することにより、ユーザーの環境配慮型消費行動を促進する。この機能は、金銭的インセンティブを活用して持続可能な消費習慣の形成を支援する <2.個人環境影響度測定機能>
独自のFutureスコアを用いて、ユーザーの消費活動が気候に与える個人的な影響を追跡・測定する。これにより、ユーザーは自身の環境への影響を具体的に把握し、改善のモチベーションを得ることができる <3.パーソナライズド推奨機能>
ユーザーの消費パターンに基づいて、より多くのキャッシュバックを獲得し、かつ二酸化炭素排出量を削減するためのパーソナライズされた推奨事項を提供する。この機能により、ユーザーは自身のライフスタイルに合わせた効果的な環境配慮行動を実践できる

グローバルビジネスモデルレポートについて

グローバルビジネスモデルレポートでは弊社が保有する100万件以上のグローバル資金調達事例データベースから新規事業のプロとして私どもが目利きをし、有望な事業案をご希望テーマごとに300件抽出。

データベースに登録されているスタートアップ群は、ビジネスの目利きのプロであるVCからその成功可能性を精査された上で出資を受けており、彼らが取り組むビジネスをベンチマークすることで成功確度の高い事業アイデアを生み出すことができます。

また、リストに含まれる各企業の情報には、社名・本社所在国等の基本情報はもちろん、顧客・課題・提供価値・主要機能などの事業アイデアを整理する際に必要な一歩踏み込んだ情報が付与されており、有望スタートアップのアイデアをそのまま貴社の新規事業アイデアの叩き台としてご活用いただけます。

このような課題をお持ちの方におすすめ

  • 短期間で質の良いアイデアを量産したい
  • これまでの発想方法と切り口をかえて新規事業案を考えたい
  • 特定の領域において世界ではどのようなビジネスが生まれているかを把握したい

ご購入までの流れ

株式会社Relicについて

会社名株式会社Relic
代表者代表取締役CEO 北嶋 貴朗
本社所在地東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー19F
設立2015年8月
事業内容インキュベーションテック事業、事業プロデュース/新規事業開発支援事業、オープンイノベーション事業、イノベーション・ワークプレイス事業
コーポレートサイトhttps://relic.co.jp
事業内容https://relic.co.jp/services/

Relicは、⽇本企業の新規事業開発やイノベーション創出を⽀援する「事業共創カンパニー」です。

世界でも類を⾒ない新規事業開発に特化したSaaS型プラットフォームを提供する「インキュベーションテック事業」、総合的かつ⼀気通貫で新規事業やイノベーション創出を⽀援する「事業プロデュース/新規事業開発⽀援事業」、スタートアップ企業への投資や⼤企業との共同事業/JVなどを通じてイノベーションを共創する「オープンイノベーション事業」という3つの柱となる事業を統合的に展開してまいりました。

創業以来4,000社・20,000件以上の新規事業開発に携わってきた実績も含め、新規事業やイノベーションの共創や⽀援の分野において唯⼀無⼆の価値と意義、そして業界トップクラスの規模や成⻑を実現してきたリーディングカンパニーです。