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決済領域のスタートアップ20選!国内・海外ともに注目のスタートアップを紹介

2025/4/14

近年、スタートアップの成長において決済領域の課題解決が重要性を増しています。多くのスタートアップは「決済」がプロダクトのコアでない馴染みの少ない領域であるため、導入や実装に時間を要したり、機能不足によるシステム切り替えが必要になったりする課題を抱えています。

さらに、2025年に向けてキャッシュレス決済の多様化が加速する中、適切な決済手段に対応できないと大きな機会損失につながるリスクも高まっています。

本記事では、こうした決済領域の課題に取り組む注目のスタートアップ20社を国内・海外から厳選して紹介します。

各社の革新的なアプローチや特徴的なサービス内容を詳しく解説することで、あなたのビジネスに最適な決済ソリューションの選定や、自社サービスへの決済機能の組み込みを検討する際の参考になるでしょう。決済領域の最新トレンドを把握し、ビジネスの成長を加速させるためのヒントが満載です。

この記事は独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」より作られています

この記事は4,000社・20,000件以上の新規事業支援実績を持つ国内No.1の新規事業支援会社であるRelicが、同社の独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」を用いて作成しています。

100万件以上のスタートアップDBを用いたアイデア創出サービス「IDEATION Cloud」

IDEATION Cloud」はVC、CVCが事業性を評価し投資を実行した100万件以上の独自スタートアップデータベース「IDEATION Cloud DB」から、各社の方針・戦略に沿ったプロダクトを抽出、日本市場や各社に向けカスタマイズすることで成功確率の高い事業案を手早くご提案します。

国内外の決済業界スタートアップ20選

本章では決済業界のスタートアップを20社ご紹介いたします。
以下、ご紹介させていただくスタートアップ群の一覧表となります。

企業名Crowd CastWEDSelfbookBoldFeroot SecurityKaminoSimplyPayMeYokoyZirooPayMeter FeederMontonioMercantileForageFinix PaymentsHandpointRelay PaymentsSwipeSumSpendeskWallester ASTera
URLhttps://crowdcast.jphttps://wed.company/https://selfbook.comhttps://www.bold.cohttps://www.feroot.comhttp://www.kamino.com.brhttps://simplypayme.com/https://www.yokoy.aihttps://www.ziroopay.com/https://www.meterfeeder.com/https://www.montonio.comhttps://www.getmercantile.com/https://www.joinforage.comhttp://www.finix.comwww.handpoint.com/www.relaypayments.comwww.swipesum.com/www.spendesk.comhttps://wallester.com/https://tera.cloud/
本社所在地日本日本アメリカコロンビアカナダブラジルイギリススイスフィンランドアメリカエストニアアメリカアメリカインドアイスランドアメリカアメリカフランスエストニアアメリカ
ラウンドMiddleMiddleMiddleMiddleEarlyEarlyMiddleMiddleMiddleEarlyMiddleMiddleMiddleMiddleEarlyMiddleEarlyEarly
調達金額(総額)$8,232,046$891,154$27,950,000$70,000,000$11,410,000$6,195,907$3,946,652$107,776,168$12,137,186$4,106,000$15,647,525$21,711,319$22,000,000$126,000,000$8,000,000$42,989,354$4,845,452$311,847,453$7,000,000$500,000
主要投資家Infcurion Group, Credit Saison, Spiral Ventures, MTI, YayoiGoodpatch, Incubate Fund, Chiba Dojo, D4V – Design for Ventures, Canal VenturesTiger Global Management, Lachy Groom, Valia Ventures, 9Yards Capital, Fin Venture CapitalGeneral Atlantic, Tiger Global Management, Global Founders Capital, Kingsway Capital, Piton CapitalY Combinator, Haystack, True Ventures, Next AI, Creative Destruction Lab (CDL)QED Investors, Flourish Ventures, Global Founders Capital, Clocktower Technology Ventures, Picus CapitalTom Brudenell BruceSequoia Capital, Speedinvest, Swisscom Ventures, Visionaries Club, Zinal GrowthExotix Advisory, Abiodun Ajai, Petri Kivinen, Village Capital, InventureY Combinator, Precursor Ventures, Paul Buchheit, Innovation Works, Trucks Venture CapitalStartup Wise Guys, Index Ventures, ff Venture Capital, Superangel, Tera VenturesOperator Partners, SV AngelNyca Partners, PayPal Ventures, Equal Opportunity Ventures, Apoorva MehtaGaingels, Sequoia Capital, Visa, Insight Partners, Lightspeed Venture Partners9Yards Capital, Ribbit Capital, Spark Capital, Overline, AdditionArch Grants, St. Louis Arch Angels, Cequel IIIEdward Lando, FundersClub, Tiger Global Management, AB Tasty, Kima Ventures

1.Crowd Cast

出典:https://crowdcast.jp

クラウドキャスト株式会社は、法人キャッシュレスを推進する革新的なキャッシュレス・ソリューション・カンパニーです。同社が提供する「Staple(ステイプル)」は、法人プリペイドカードとペイメント管理、経費精算を一体化した国内初のクラウドサービスとして注目を集めています。

企業と従業員間のお金のやり取りをシンプルかつスマートに変革し、経費立替や精算作業の負担を限りなくゼロに近づけることを実現しています。Visa加盟店で利用可能なプリペイドカードと経費精算システムが一体となることで、管理者によるリアルタイムチャージや利用履歴の経費レポート化など、便利な機能を備えています。

「Power to the Crowds」をミッションに掲げ、キャッシュレスを通じて新しい発想で世界を変革する「個」を応援。将来的には給与支払いや企業間送金、家族間送金などのキャッシュレス化も視野に入れた研究開発に取り組んでいます。

基本情報

企業名Crowd Cast
URLhttps://crowdcast.jp
本社所在地日本
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$8,232,046
主要投資家Infcurion Group, Credit Saison, Spiral Ventures, MTI, Yayoi

サービス情報

サービス概要企業と従業員間の支払いプロセスを簡素化する支出管理ソリューション
顧客新興企業や中小企業(SME)
顧客の抱える課題新興企業や中小企業が企業用クレジットカードを利用しづらく、経費精算プロセスが非効率的で、キャッシュフローの可視化が困難
提供価値企業用カードの利用を容易にし、経費精算プロセスを簡素化することで、振込手数料の削減とキャッシュフローのリアルタイム可視化を実現する
主要機能<1.デジタル企業カード機能>
新興企業や中小企業向けに審査基準を最適化した企業用カード「Staple Card」を提供することにより、従来は取得が困難だった企業カードの利用が可能になる。これにより、従業員の立替払いを減少させ、企業の経費管理が容易になる

<2.経費精算自動化機能>
従業員がStaple Cardを使用して支払いを行うことで、経費データが自動的に記録され、従来の紙やエクセルベースの経費報告書が不要になる。これにより、経費精算プロセスが大幅に簡素化され、従業員と経理部門の業務効率が向上する

<3.リアルタイムキャッシュフロー可視化機能>
企業の支出データをリアルタイムで収集・分析し、ダッシュボード上で可視化することにより、経営者や財務担当者がリアルタイムで企業のキャッシュフローを把握できる。これにより、より正確な財務管理と意思決定が可能になる

<4.振込手数料削減機能>
経費精算プロセスを自動化し、従業員への払い戻しの必要性を減少させることで、企業の振込手数料を大幅に削減できる。これにより、特に多数の従業員を抱える企業では、コスト削減効果が大きくなる

<5.セキュリティ強化機能>
デジタル企業カードと支出管理システムを統合することで、不正利用の検出や利用制限の設定が容易になり、企業の資金セキュリティが向上する。また、デジタル化により、紙の経費報告書に比べて情報漏洩のリスクも低減される

2.WED

出典:https://wed.company/

WED株式会社は「あたりまえを超える」をPhilosophyに掲げ、革新的な決済ソリューションを提供するスタートアップです。同社の主力サービスであるレシート買取アプリ「ONE」は、日常のお買い物体験に新たな価値を創造しています1

ユーザーは買い物のレシートをアプリで撮影するだけで、ポイントを獲得できるという手軽さが特徴です。このサービスを通じて、消費者の購買データを活用した新しいマーケティング市場の創造に挑戦しています。

2022年には株式会社アカツキから約4.8億円の資金調達に成功し、サービスの拡大と機能強化に取り組んでいます。決済データの利活用という観点から、小売業界とユーザーの双方に価値を提供する独自のエコシステムを構築しています。

毎日の買い物が楽しくなるようなプロダクト体験を追求し、決済領域における新たな可能性を切り拓くWEDは、今後も注目の決済スタートアップとして成長が期待されています。

基本情報

企業名WED
URLhttps://wed.company/
本社所在地日本
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$891,154
主要投資家Goodpatch, Incubate Fund, Chiba Dojo, D4V – Design for Ventures, Canal Ventures

サービス情報

サービス概要スマートフォン1台でカード決済を導入できるモバイル決済サービス
顧客個人事業主や小規模店舗経営者
顧客の抱える課題個人事業主や小規模店舗経営者が、簡単かつ低コストでカード決済を導入し、売上を向上させたいが、従来のカード決済導入には高額な初期費用や専用端末が必要で、手続きも複雑なため、導入が困難
提供価値スマートフォン1台で簡単にカード決済を導入でき、初期費用や固定費用なしで利用可能。これにより、キャッシュレス化に対応し、売上向上の機会を得られる
主要機能<1.簡易導入機能>
スマートフォンアプリをダウンロードし、必要事項を入力するだけで即日利用可能。専用端末不要で、初期費用や固定費用もかからないため、導入のハードルが大幅に下がる

<2.多様な決済方法対応機能>
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、多様な決済方法に対応。これにより、顧客の支払い方法の選択肢が広がり、売上機会の損失を防ぐことができる

<3.売上管理機能>
アプリ内で売上データをリアルタイムで確認でき、CSV形式でのダウンロードも可能。これにより、経理作業の効率化と正確な売上管理が実現できる

<4.セキュリティ機能>
国際セキュリティ基準PCI DSSに準拠した安全な決済システムを採用。顧客の決済情報を安全に扱うことができ、信頼性の高いサービス提供が可能

3.Selfbook

出典:https://selfbook.com

Selfbookは、ホテル業界に革新をもたらす決済スタートアップとして注目を集めています。「フィンテックを活用したホスピタリティ」をコンセプトに、ホテルの予約と決済プロセスを根本から変革し、ゲストファーストの体験を提供しています。

同社の主力製品には、Selfbook Direct、Selfbook Express、Selfbook Stationがあります。Directはデジタルウォレットを含む最新の決済オプションを統合し、ホテルの直接予約を促進。Expressはカスタム予約エンジンに「今買って、後で支払う」機能を追加。Stationは予約と支払いの管理を自動化する包括的なプラットフォームです。

既存のホテルシステムとシームレスに連携し、直接予約、支払い、セキュリティなど、ホテルにとって最も重要な要素を強化します。PCI DSS準拠、支払い検証、二要素認証などの高度なセキュリティ機能を備え、GDPRやADA要件にも対応した包括的なサービスを提供しています。

Selfbookは、フィンテックの力でホスピタリティ業界に新たな風を吹き込み、ホテルと宿泊客双方に革新的な体験を届けています。

基本情報

企業名Selfbook
URLhttps://selfbook.com
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$27,950,000
主要投資家Tiger Global Management, Lachy Groom, Valia Ventures, 9Yards Capital, Fin Venture Capital

サービス情報

サービス概要ホテル予約のための革新的な決済プラットフォーム
顧客顧客1
ホテル経営者

顧客2
ホテル宿泊客
顧客の抱える課題顧客1の課題
予約プロセスを簡素化し、コンバージョン率と収益を向上させたいが、既存のシステムでは柔軟な対応が難しい

顧客2の課題
スムーズで安全なホテル予約と支払いを行いたいが、複雑な予約プロセスと限られた支払い方法により、ストレスを感じている
提供価値顧客1の提供価値
ワンクリック決済機能により予約完了率を向上させ、多様な支払い方法に対応することで収益を増加させる

顧客2の提供価値
シンプルで安全な予約プロセスと、多様な支払い選択肢を提供することで、快適な予約体験を実現する
主要機能<1.ワンクリック決済機能>
ユーザーが一度入力した支払い情報を安全に保存し、次回からワンクリックで決済を完了できる。これにより、予約のコンバージョン率が向上し、ユーザーの利便性も大幅に改善される。

<2.マルチペイメント対応機能>
世界中のクレジットカード、デビットカード、デジタルウォレット、その他の代替支払い方法に対応している。これにより、ホテルは幅広い顧客層にアピールでき、売上の機会を最大化できる。

<3.既存システム統合機能>
ホテルの既存の予約システムとシームレスに統合できる。これにより、ホテル側の運用負荷を最小限に抑えつつ、最新の決済技術を導入できる。

<4.モバイル最適化機能>
モバイルデバイスに最適化された予約インターフェースを提供する。スマートフォンやタブレットからの予約を容易にし、モバイル予約の獲得率を向上させる。

<5.セキュリティ強化機能>
PCI DSS準拠の高度なセキュリティ対策を実装している。顧客の支払い情報を安全に処理し、データ漏洩のリスクを最小化する。これにより、ユーザーとホテル双方に安心感を提供する。

4.Bold

出典:https://www.bold.co

Boldは、コロンビアを拠点とする革新的な決済スタートアップで、中小企業向けに低コストな決済ソリューションを提供しています。同社の主力製品である「データフォン」と呼ばれる決済端末は、小規模事業者がクレジットカードやデビットカード、PSE、Nequiなどを通じて、簡単かつ安全に国内外からの支払いを受け取ることを可能にしています。

2019年に創業以来、Boldは急速に成長し、現在では約15万の月間アクティブ加盟店を抱え、コロンビアの決済市場で3%のシェアを獲得しています。2024年2月には5,000万ドルのシリーズC資金調達に成功し、さらなる事業拡大を目指しています。

最近では金融機関ライセンスを取得し、決済サービスプロバイダーから包括的な金融ソリューション提供者へと進化。加盟店向けの銀行口座、決済リンク、Eコマース向け決済ゲートウェイ、法人デビットカード、融資など、多様なサービスを展開しています。

Boldの強みは、加盟店が決済売上を即時に受け取れる点にあり、現金制約の厳しい小規模事業者の日々の運営を支援しています。

基本情報

企業名Bold
URLhttps://www.bold.co
本社所在地コロンビア
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$70,000,000
主要投資家General Atlantic, Tiger Global Management, Global Founders Capital, Kingsway Capital, Piton Capital

サービス情報

サービス概要ラテンアメリカの小規模事業者向けデジタル決済・金融サービスプラットフォーム
顧客ラテンアメリカの小規模事業者
顧客の抱える課題デジタル決済を簡単に受け入れ、多様な金融サービスにアクセスしたいが、従来の金融システムでは小規模事業者向けのサービスが限られているため、事業成長の機会を逃している
提供価値包括的な金融サービスプラットフォームを提供することで、小規模事業者のデジタル化と成長を支援し、売上向上の機会を創出する
主要機能<1.決済処理機能>
カード決済やその他のデジタル決済方法を簡単に受け入れられるようにすることで、顧客の支払い選択肢を増やし、売上向上につながる。最新の決済技術を活用し、安全かつ迅速な取引処理を実現している

<2.デジタル口座機能>
事業者向けのデジタル口座を提供することで、資金管理や取引の追跡が容易になる。リアルタイムの残高確認や取引履歴の閲覧が可能で、財務管理の効率化に貢献する

<3.融資サービス機能>
クレジットカードやローンなどの融資サービスを提供することで、事業者の資金調達ニーズに応える。取引データに基づいた審査を行うことで、従来の金融機関では難しかった小規模事業者向けの融資を実現している

<4.統合プラットフォーム機能>
決済、口座管理、融資などのサービスを一つのプラットフォームで提供することで、事業者は複数のサービスを効率的に利用できる。APIを通じた他のビジネスツールとの連携も可能で、事業運営の効率化を支援する

5.Feroot Security

出典:https://www.feroot.com

Feroot Securityは、ウェブサイトのクライアントサイドセキュリティに特化した革新的なスタートアップです。同社が提供するFeroot AIプラットフォームは、決済ページの隠れた脅威を検出し、PCI DSS 4.0.1、HIPAA、GDPR、CCPAなど50以上の法規制への準拠を自動化します。

特に注目すべきは、2025年3月31日に完全施行されるPCI DSS 4.0の要件6.4.3と11.6.1に対応する「PaymentGuard」です。このソリューションは、決済ページのスクリプト整合性の自動検証やブラウザセキュリティ制御の実装を可能にし、わずか数日で導入できます。

Ferootのテクノロジーは、従来のセキュリティツールでは見逃されがちなクライアントサイド攻撃から顧客データを保護し、リアルタイムで不正なスクリプト変更を検知します。2017年の創業以来、グローバル企業から医療機関、小売業者まで幅広い業種に導入され、数億人の顧客データを守っています。

99.999%のプラットフォーム稼働率と500,000以上のウェブページ分析実績を持つFerootは、決済セキュリティの最前線で活躍する信頼性の高いパートナーです。

基本情報

企業名Feroot Security
URLhttps://www.feroot.com
本社所在地カナダ
ラウンドEarly
調達金額(総額)$11,410,000
主要投資家Y Combinator, Haystack, True Ventures, Next AI, Creative Destruction Lab (CDL)

サービス情報

サービス概要Webアプリケーションのクライアントサイドを保護するセキュリティプラットフォーム
顧客Webアプリケーションやウェブサイトを運営する企業
顧客の抱える課題クライアントサイドの脆弱性を効果的に検出・修正し、ユーザーデータを安全に保護したいが、包括的に管理する手段がないため、セキュリティリスクに晒されている
提供価値自動化されたスキャン、継続的なモニタリング、およびリアルタイムの脅威検出機能により、クライアントサイドの脆弱性を効果的に管理し、ユーザーデータを安全に保護できる
主要機能<1.自動スキャン機能>
Webアプリケーションのクライアントサイドコードを自動的にスキャンすることにより、潜在的な脆弱性やセキュリティリスクを効率的に特定できる。機械学習アルゴリズムを活用し、新たな脅威パターンにも対応可能

<2.継続的モニタリング機能>
クライアントサイドの動作を24時間365日監視することにより、リアルタイムで異常を検知し、即座に対応できる。サードパーティスクリプトの変更や悪意のあるコード挿入などの脅威を早期に発見できる

<3.コンプライアンス管理機能>
PCI DSS、HIPAA、GDPRなどの規制要件に準拠したセキュリティ対策を自動化することにより、コンプライアンス違反のリスクを軽減できる。定期的なレポート生成機能により、監査対応も容易になる

<4.脆弱性修正支援機能>
検出された脆弱性に対する具体的な修正方法を提案することにより、開発者が迅速かつ効果的に問題を解決できる。コードレベルでの修正ガイダンスにより、セキュリティ品質の向上が図れる

<5.インテグレーション機能>
CIツールや既存のセキュリティソリューションとの連携により、開発ワークフローにシームレスに統合できる。これにより、セキュリティテストを開発プロセスの早い段階で実施し、効率的な脆弱性管理が可能になる

6.Kamino

出典:http://www.kamino.com.br

Kaminoは、ブラジルの中堅サービス企業向けに特化した包括的な支出管理ソフトウェアを提供するフィンテックスタートアップです。2022年に設立され、現在は1,500社以上の企業の財務管理を自動化しています。

最大の特徴は、銀行口座とクレジットカードが直接統合された唯一の財務管理システムである点です。支払い、請求書発行、銀行取引の照合、分析までをワンプラットフォームで完結させ、企業の財務業務効率を最大72%向上させます。

Kaminoのシステムは主要な銀行やERPシステムと連携し、自動支払い処理、請求書の自動生成、リアルタイムの銀行取引照合、財務レポート作成などの機能を提供。さらに、多要素認証や高度な暗号化などのセキュリティ対策も万全です。

財務担当者の日常業務を大幅に効率化し、企業の意思決定をデータに基づいてサポートする次世代の決済・財務管理ソリューションとして、急速に成長を続けています。

基本情報

企業名Kamino
URLhttp://www.kamino.com.br
本社所在地ブラジル
ラウンドEarly
調達金額(総額)$6,195,907
主要投資家QED Investors, Flourish Ventures, Global Founders Capital, Clocktower Technology Ventures, Picus Capital

サービス情報

サービス概要ラテンアメリカの高成長企業向けエンドツーエンドの金融ハブ
顧客ラテンアメリカの高成長企業(特に初期段階のスタートアップ企業)
顧客の抱える課題効率的な金融業務の管理と迅速な事業成長を実現したいが、従来の金融サービスでは時間がかかり、特に資金移動に3ヶ月程度の遅延が生じるため、事業展開のスピードが遅れている
提供価値金融業務の効率化と迅速化により、市場投入までの時間を短縮し、事業成長を加速させる
主要機能<1.法的構造設立・管理機能>
国内およびオフショアの法的構造の設立と管理をサポートすることにより、企業の立ち上げや海外展開の手続きを効率化できる。これにより、企業は複雑な法的手続きに時間を取られることなく、コア事業に集中できる

<2.銀行口座開設・資金調達支援機能>
資金調達のための銀行口座開設を支援し、柔軟なクレジットラインを提供することにより、企業の資金調達プロセスを迅速化できる。これにより、通常3ヶ月かかる資金移動の遅延を大幅に改善し、事業展開のスピードを向上させる

<3.フルバンキング製品スタック機能>
支払い最適化された現地銀行口座、法人クレジットカード、国際B2B決済用ポータルなど、包括的な金融サービスを提供することにより、日々の業務を大規模に効率的に実行できる。これにより、企業は複数の金融サービスを個別に管理する手間を省き、一元化された金融管理が可能になる

<4.SaaSサブスクリプション支払い機能>
デジタルSaaSサブスクリプションの定期的な支払いに適した法人クレジットカードを提供することにより、企業のソフトウェア利用料の管理と支払いを簡素化できる。これにより、企業は重要なビジネスツールを円滑に利用し続けることができる

7.SimplyPayMe

出典:https://simplypayme.com/

SimplyPayMeは、中小企業や個人事業主向けに包括的な決済・ビジネス管理ソリューションを提供する革新的なスタートアップです。スマートフォン一台で、カード決済、請求書発行、見積作成、顧客管理などのビジネス運営に必要な機能を完全クラウドベースで提供しています。

特筆すべきは、追加のハードウェアが不要な点です。iPhoneのTap to Pay機能を活用したコンタクトレス決済や、PayLinkによるオンライン決済、電話での決済など、多様な支払い方法に対応。取引手数料は最低0.45%からと業界最安値を実現しています。

オフライン環境でも利用可能で、再接続時に自動的にデータが同期されるため、どこでも安心して使用できます。請求書の自動リマインダー機能や、ドラッグ&ドロップでの簡単なジョブスケジューリングなど、日々の業務効率化をサポートします。

2025年2月にはPaysafeとの提携を発表し、米国市場での展開も加速。数々の決済関連アワードを受賞するなど、グローバルな決済テクノロジー企業として急成長しています。

基本情報

企業名SimplyPayMe
URLhttps://simplypayme.com/
本社所在地イギリス
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$3,946,652
主要投資家Tom Brudenell Bruce

サービス情報

サービス概要中小企業向けのモバイル決済ソリューション
顧客中小企業のオーナー
顧客の抱える課題中小企業オーナーは、柔軟な決済手段の提供と効率的なビジネス管理を両立させたいが、適切なツールがないため実現できていない
提供価値モバイル端末を活用した多様な決済手段と、統合されたビジネス管理機能を提供することで、効率的な営業活動と管理業務の簡素化を実現する
主要機能<1.モバイル決済機能>
スマートフォンアプリを通じて、対面、電話、メールによるペイリンクなど、様々な決済方法に対応することにより、場所を問わず柔軟に支払いを受け付けられる。専用のカードリーダーが不要なため、常に決済に対応できる状態を維持できる

<2.ビジネス管理機能>
オンラインダッシュボードを通じて顧客情報や取引履歴を一元管理し、請求書、見積書、領収書などの作成・管理をアプリ内で行うことにより、ペーパーレスで効率的なビジネス運営が可能になる

<3.チーム管理機能>
メンバーの招待、タスク割り当て、スケジュール管理などをドラッグ&ドロップで簡単に行えるカレンダー機能を提供することで、チームの業務効率が向上する。また、アクセス権限の設定により、情報セキュリティを確保しながらチーム全体の業務を最適化できる

<4.CRM機能>
顧客情報と取引履歴を統合管理することで、顧客との関係性を深め、効果的なフォローアップや販売戦略の立案が可能になる

<5.国際対応機能>
海外の展示会など、様々な場所での利用に対応しているため、国際的なビジネス展開をサポートする。これにより、中小企業の成長機会を拡大できる

8.Yokoy

出典:https://www.yokoy.ai

Yokoyは、企業の支出管理を革新するAI駆動型プラットフォームを提供するスタートアップです。経費精算、カード決済、請求書処理をシームレスに統合し、財務オペレーションの効率化を実現しています。

同社の特徴は、インテリジェントな自動化技術にあります。自己学習型AIが企業や利用者の働き方に適応し、ゼロタッチの支出管理を可能にします。請求書の自動キャプチャ・処理・承認や、経費報告の簡素化、不正防止機能など、財務チームの手作業を大幅に削減します。

Yokoy Payでは、グローバルなカード支出をリアルタイムで管理し、カード取引とレシートを自動的にマッチングします。企業ポリシーや規制要件に対する検証も自動化され、コンプライアンスリスクを低減します。

財務リーダーたちが自分たちの課題を解決するために開発したYokoyは、現在世界中の数万人に利用されています。ISO認証やPCI DSS 4.0認証を取得し、セキュリティと情報保護にも万全を期しています。

基本情報

企業名Yokoy
URLhttps://www.yokoy.ai
本社所在地スイス
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$107,776,168
主要投資家Sequoia Capital, Speedinvest, Swisscom Ventures, Visionaries Club, Zinal Growth

サービス情報

サービス概要AIを活用した経費、請求書、法人カード管理の自動化プラットフォーム
顧客中堅・大企業の経理部門や財務部門
顧客の抱える課題経費精算や請求書処理、法人カード管理の業務を効率化し、コストを削減したいが、手作業による処理が多く、ミスや不正のリスクがある
提供価値AIを活用した自動化により、経費精算や請求書処理の効率を大幅に向上させ、コスト削減と不正防止を実現する
主要機能<1.AI搭載経費管理機能>
機械学習アルゴリズムを用いて経費データを自動的に分類・処理することにより、手作業による入力や確認作業を削減できる。これにより、経費精算プロセスの大幅な効率化と人為的ミスの低減が可能となる

<2.サプライヤー請求書管理機能>
請求書のデジタル化と自動処理により、手作業による入力や承認プロセスを簡素化できる。これにより、請求書処理にかかる時間とコストを削減し、支払いの正確性と迅速性を向上させることができる

<3.スマート法人カード機能>
法人カードの利用状況をリアルタイムで把握し、支出ポリシーに基づいた自動承認・拒否を行うことができる。これにより、不正利用のリスクを低減し、法人カード管理の効率化と透明性の向上が実現できる

<4.統合プラットフォーム機能>
経費管理、請求書管理、法人カード管理を1つのプラットフォームに統合することで、企業の支出全体を一元管理できる。これにより、部門間の連携が容易になり、総合的な財務分析や意思決定の迅速化が可能となる

<5.継続的最適化機能>
AIが個々のワークフローやプロセスを常に監視し、時間をかけて最適化することで、企業固有のニーズに合わせた効率化が実現できる。これにより、長期的な業務改善とコスト削減が可能となる

9.ZirooPay

出典:https://www.ziroopay.com/

ZirooPayは、モバイル決済に特化した革新的なスタートアップで、「お金を稼ぐのは大変、使うのは簡単であるべき」という理念を掲げています。小規模事業者向けに設計された同サービスは、手のひらサイズの超小型カードリーダーとAndroidアプリを組み合わせた包括的な決済ソリューションを提供しています。

最大の特徴はオフライン決済機能です。インターネット接続が不安定な環境でも、GSMチャネルを通じて安全に取引を処理できるため、いつでもどこでも支払いを受け付けられます。

セキュリティ面では、NIBSS、PCI-DSSなどの最新の決済セキュリティ基準に準拠し、エンドツーエンドの暗号化技術で情報を保護。EMVレベル1および2認証を取得したカードリーダーは、すべてのカードタイプ、決済スキーム、技術に対応しています。

直感的なインターフェースで商品管理や売上分析も簡単に行え、電子レシートの発行やブランドのカスタマイズも可能です。シンプルな従量課金制で、複雑な手続きや初期費用は不要です。

基本情報

企業名ZirooPay
URLhttps://www.ziroopay.com/
本社所在地フィンランド
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$12,137,186
主要投資家Exotix Advisory, Abiodun Ajai, Petri Kivinen, Village Capital, Inventure

サービス情報

サービス概要インターネット接続が不安定な地域でも利用可能なモバイルカードリーダーサービス
顧客インターネット接続が不安定な地域で事業を展開する中小企業
顧客の抱える課題インターネット接続が不安定な地域で事業を展開する中小企業は、カード決済を導入したいが、通信環境の制約により実現できていない
提供価値インターネット接続の質に依存せずにカード決済を可能にすることで、中小企業の売上向上と顧客サービスの改善を実現する
主要機能<1.オフライン決済機能>
インターネット接続が不安定な環境でもカード決済を処理できる仕組みにより、どこでも安定した決済サービスが提供できる。独自の技術を用いてオフライン環境下でも取引を完了させる機能を実装している

<2.広域カバレッジ機能>
可能な限り広いエリアでサービスを提供することにより、より多くの中小企業がカード決済を導入できる。地方や僻地などの通信インフラが整っていない地域でも利用可能な設計となっている

<3.効率的運用支援機能>
加盟店の効果的な運用をサポートする機能により、売上向上と顧客サービスの改善が図れる。データ分析や運用アドバイスなどを通じて、中小企業の経営効率化を支援する

10.Meter Feeder

出典:https://www.meterfeeder.com/

Meter Feederは、駐車場決済を革新する注目のスタートアップです。スマートフォン一つで簡単に駐車料金を支払えるモバイルアプリを提供し、利用者は小銭や紙の駐車券を持ち歩く必要がなくなります。

最大の特徴はGPS技術を活用した位置検出機能で、ユーザーは駐車スペースの番号やコードを入力する必要がなく、ナンバープレートとクレジットカード情報を登録するだけで支払いが完了します。駐車時間が残り少なくなると通知が届き、アプリから遠隔で駐車時間を延長することも可能です。

2015年に設立され、Y Combinatorの支援を受けて急成長。2022年には260万ドルの資金調達に成功しました。現在はピッツバーグを拠点に、アメリカ各地の自治体と提携を拡大しています。

Meter Feederは「低コストの決済・取締りソリューション」を提供することをミッションとし、小規模自治体から大都市まで、あらゆる規模の地方自治体に対応する革新的な駐車場決済システムとして注目を集めています。

基本情報

企業名Meter Feeder
URLhttps://www.meterfeeder.com/
本社所在地アメリカ
ラウンドEarly
調達金額(総額)$4,106,000
主要投資家Y Combinator, Precursor Ventures, Paul Buchheit, Innovation Works, Trucks Venture Capital

サービス情報

サービス概要中小規模の政府機関向け低コスト駐車料金管理システム
顧客顧客1
中小規模の政府機関

顧客2
駐車場利用者
顧客の抱える課題顧客1の課題
低コストで効率的な駐車料金徴収と取り締まりを実現したいが、高価な設備投資が必要なため導入が難しい

顧客2の課題
簡単かつ迅速に駐車料金を支払いたいが、従来のシステムでは手間がかかる
提供価値顧客1の提供価値
既存のインフラを活用した低コストの駐車料金管理システムを提供し、効率的な料金徴収と取り締まりを可能にする

顧客2の提供価値
スマートフォンアプリを通じて、簡単かつ迅速な駐車料金の支払いを実現する
主要機能<1.ジオロケーション機能>
ユーザーの位置情報を利用して駐車場を特定することにより、正確な料金計算と支払いが可能になる。これにより、利用者は自分の位置に応じた適切な料金を支払うことができる

<2.電子決済機能>
スマートフォンアプリを通じて電子決済を行うことにより、利用者は現金やコインを用意する必要がなく、迅速かつ便利に支払いを完了できる。これにより、支払いプロセスが簡素化され、利用者の満足度が向上する

<3.既存インフラ連携機能>
既存の駐車インフラストラクチャと連動することにより、新たなメーターやキオスクの購入が不要になる。これにより、導入コストを大幅に削減し、中小規模の政府機関でも容易に導入できる

<4.迅速セットアップ機能>
簡易なセットアッププロセスにより、新規ユーザーが迅速にシステムを導入し、支払いを受けられるようになる。これにより、導入から運用までの時間を短縮し、効率的なシステム展開が可能になる

<5.取締り支援機能>
駐車料金の支払い状況をリアルタイムで管理することにより、効率的な取り締まりが可能になる。これにより、違法駐車の減少や駐車料金徴収率の向上が期待できる

11.Montonio

出典:https://www.montonio.com

Montonioは、Eコマース事業者向けに包括的な決済・配送ソリューションを提供する革新的なスタートアップです。現在6,000社以上の加盟店に利用され、低コストで高い決済成功率を実現しています。

同社の最大の特徴は、銀行決済、カード決済、Apple Pay、Google Pay、BLIK、Revolutなど、各地域で人気の決済手段をすべて網羅している点です。特にバルト三国や東欧市場に強みを持ち、現地の消費者に親しまれている決済方法を提供しています。

また、「今買って後で支払う」無利子分割払いオプションや、ワンクリックで処理できる返金機能、複数の配送業者に対応した配送管理システムも統合。これにより決済から配送、返品までの一連のプロセスを一元管理できます。

導入は簡単で、主要なEコマースプラットフォーム向けのプラグインを用意しており、わずか2分で設定可能です。97%という業界トップクラスの決済成功率と透明性の高い手数料体系で、オンラインストアの売上向上と運営効率化を同時に実現します。

基本情報

企業名Montonio
URLhttps://www.montonio.com
本社所在地エストニア
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$15,647,525
主要投資家Startup Wise Guys, Index Ventures, ff Venture Capital, Superangel, Tera Ventures

サービス情報

サービス概要ヨーロッパのeコマースストア向け統合チェックアウトソリューション
顧客ヨーロッパのeコマースストア運営者
顧客の抱える課題多様な決済手段を簡単に導入し、顧客の購買体験を向上させたいが、複数の決済手段を個別に導入・管理する必要があるため、効率的な運用が難しい
提供価値決済オーケストレーションと決済イニシエーションを統合したシングル・タッチポイント・フルチェックアウト・ソリューションを提供することで、多様な決済手段を簡単に導入・管理でき、顧客の購買体験を向上させることができる
主要機能<1.統合チェックアウト機能>
決済オーケストレーションと決済イニシエーションを統合したシングル・タッチポイント・フルチェックアウト・ソリューションを提供することにより、eコマースストア運営者は多様な決済手段を簡単に導入・管理できる。これにより、顧客の購買体験が向上し、コンバージョン率の改善が期待できる。

<2.多様な決済手段提供機能>
銀行リンク決済、チェックアウトファイナンス、分割払いプランなどの自社サービスを提供することにより、顧客に多様な支払い選択肢を提供できる。これにより、顧客の好みや経済状況に合わせた決済手段を選択できるようになり、購買の障壁を下げることができる。

<3.サードパーティ決済連携機能>
Stripeなどのカード決済を受け入れるサードパーティソリューションと連携することにより、より幅広い決済手段をカバーできる。これにより、eコマースストア運営者は顧客のニーズに合わせた柔軟な決済オプションを提供することができ、売上の拡大につながる。

12.Mercantile

出典:https://www.getmercantile.com/

Mercantileは、小規模事業者の購買力を高める革新的な決済スタートアップです。特に医療関連の専門家向けに特化したカスタムブランドのビジネスクレジットカードを提供しています。

同社の最大の特徴は、業界団体や協会と提携し、会員企業向けに特別な特典を備えたカードを発行している点です。主要ベンダーでの5〜20%のグループ割引、年会費の支払い、最低1.5%からのキャッシュバックなど、事業者に実質的な経済的メリットをもたらします。

Mercantileカードは事業主の個人信用情報に影響を与えず、年会費も不要という点で、従来の小規模事業者向けカードとは一線を画しています。使いやすいプラットフォームを通じて、取引管理や従業員カードの作成・管理、支出権限の設定、報酬の引き換えなどをすべて一元的に行うことができます。

アメリカ検眼医協会や歯科成功ネットワークなど多数の専門団体がMercantileと提携し、会員向けの特典カードを提供しています。団体にとってもプログラム配当金を通じた新たな高収益源となっています。

基本情報

企業名Mercantile
URLhttps://www.getmercantile.com/
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$21,711,319
主要投資家Operator Partners, SV Angel

サービス情報

サービス概要中小企業向け業界特化型プレミアムクレジットカードサービス
顧客中小企業経営者
顧客の抱える課題中小企業経営者は、大企業と同等の待遇を受けながら事業の強靭化を実現したいが、従来の金融サービスでは十分な支援を得られず、競争力の向上が困難である
提供価値業界特化型のプレミアムクレジットカードと付加価値サービスを提供することで、中小企業の経営効率化と競争力強化を支援する
主要機能<1.業界特化型クレジットカード機能>
各業界に特化したクレジットカードを提供することにより、中小企業経営者は自社の事業特性に合わせた最適な金融サービスを利用できる。業界ごとのニーズを深く理解し、それに応じたカード設計を行っている

<2.高額与信枠設定機能>
中小企業の成長段階や事業規模に応じて、最大数億円の与信枠を設定することにより、大規模な事業展開や投資が可能になる。独自の審査基準により、従来の金融機関では難しかった高額与信を実現している

<3.キャッシュフロー最適化機能>
最大60日間の支払いサイクルを提供することにより、中小企業のキャッシュフローを最適化できる。これにより、運転資金の効率的な管理が可能となり、事業の安定性が向上する

<4.経営支援サービス機能>
プレミアムな付加価値サービス(コンシェルジュサービス、各種割引、保険サービスなど)を提供することにより、中小企業経営者の事業運営をトータルでサポートできる。大企業並みの待遇を受けられることで、経営者のモチベーション向上にも貢献する

<5.デジタル管理機能>
スマートフォンアプリを通じて、リアルタイムで取引履歴や請求書の確認、経費管理ができることにより、経理業務の効率化が図れる。AIを活用した分析機能により、経営判断に役立つインサイトも提供している

13.Forage

出典:https://www.joinforage.com

Forageは、政府の福祉給付金の決済インフラを構築する革新的なスタートアップです。特に、SNAP EBT(フードスタンプ)のオンライン決済処理に特化し、小売業者が4200万人以上のアメリカ人受給者にサービスを提供できるよう支援しています。

同社の最大の特徴は、USDA(米国農務省)認可の第三者決済処理業者として、高度なソフトウェアと専門家チームによるサポートを提供している点です。小売業者はForageの柔軟なSDKと事前構築されたコンポーネントを活用することで、USDA認証プロセスを迅速に完了し、オンラインでのSNAP EBT受け入れを実現できます。

さらに、Forageは99.9%の信頼性を誇るクラウドベースのEBT決済プロバイダーとして、オムニチャネルでのEBT処理ソリューションを提供。オンラインと店舗の両方でシームレスな決済体験を実現し、小売業者の業務効率化と顧客満足度向上に貢献しています。

Forageは、政府給付金受給者の利便性向上と、小売業者の新たな市場開拓を同時に実現する、次世代の決済インフラ企業として急成長を続けています。

基本情報

企業名Forage
URLhttps://www.joinforage.com
本社所在地アメリカ
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$22,000,000
主要投資家Nyca Partners, PayPal Ventures, Equal Opportunity Ventures, Apoorva Mehta

サービス情報

サービス概要EBT(電子給付移転)取引の認証と処理を行う決済代行サービス
顧客顧客1
オンラインでSNAP EBT支払いを受け入れたい食料品店

顧客2
SNAP EBT受給者
顧客の抱える課題顧客1の課題
オンラインでSNAP EBT支払いを簡単に受け入れたいが、USDAの申請プロセスや技術統合が複雑で負担が大きい

顧客2の課題
SNAP EBT給付をオンラインで簡単に利用したいが、対応する店舗やプラットフォームが限られている
提供価値顧客1の提供価値
USDAの申請プロセスと技術統合をサポートし、オンラインでのSNAP EBT支払い受け入れを容易にする

顧客2の提供価値
より多くの食料品店やオンラインプラットフォームでSNAP EBT給付を利用できるようにする
主要機能<1.USDA申請サポート機能>
食料品店に代わってUSDAへの申請プロセスを代行することにより、SNAP EBT支払いの受け入れに必要な認可取得の負担を軽減できる。これにより、食料品店は複雑な申請手続きに時間を取られることなく、本業に集中できる。

<2.技術統合機能>
食料品店のeコマースシステムとForageのEBT決済処理システムを統合することにより、スムーズなオンライン決済体験を提供できる。ShopifyやFlashfoodなどの主要なeコマースプラットフォームとの連携により、導入の障壁を下げている。

<3.EBT取引認証・処理機能>
SNAP EBT取引の認証と処理を行うことで、食料品店は安全かつ効率的にEBT支払いを受け入れられる。Forageの独自のセキュリティシステムにより、不正利用のリスクを最小限に抑えつつ、迅速な取引処理を実現している。

<4.マルチプラットフォーム対応機能>
複数の食料品店やeコマースプラットフォームと連携することで、SNAP EBT受給者がより多くの選択肢からオンラインで食料品を購入できる環境を提供する。これにより、受給者の利便性が向上し、食料品へのアクセスが改善される。

14.Finix Payments

出典:http://www.finix.com

Finixは、ビジネスの成長に合わせて拡張可能な包括的な決済プラットフォームを提供するスタートアップです。オンラインとリアル店舗の両方で支払いを受け付け、送金できる完全統合型の決済プロセッサーとして、スタートアップから多国籍企業まで幅広い顧客にサービスを提供しています。

同社の最大の特徴は、単一の開発者フレンドリーなAPIを通じて、数百もの設定オプションから最適な決済体験をカスタマイズできる点です。クレジットカード、デビットカード、デジタルウォレット、ACH/EFT決済など、多様な決済方法に対応しています。

また、加盟店審査、紛争管理、自動レポート生成などの運用ツールが組み込まれており、ビジネスの効率化を実現。99.999%の稼働率を誇る信頼性の高いシステムで、日々4億3200万件の取引を処理しています。

2025年には新機能として、アカウントアップデーター、ネットワークトークン、即時払い出しなどを導入し、さらに柔軟で効率的な決済処理を可能にしています。

基本情報

企業名Finix Payments
URLhttp://www.finix.com
本社所在地インド
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$126,000,000
主要投資家Gaingels, Sequoia Capital, Visa, Insight Partners, Lightspeed Venture Partners

サービス情報

サービス概要企業が独自の決済システムを構築・管理できる決済インフラストラクチャプラットフォーム
顧客独自の決済システムを構築したい企業(SaaS企業、マーケットプレイス運営企業など)
顧客の抱える課題独自の決済システムを構築したいが、開発にかかる時間やコスト、技術的な複雑さが障壁となっている
提供価値独自の決済インフラを簡単に構築・管理でき、決済プロセス全体を所有・収益化できる
主要機能<1.決済インフラ構築機能>
APIとSDKを提供することにより、企業は独自の決済システムを簡単に構築できる。これにより、開発時間とコストを大幅に削減しつつ、カスタマイズ性の高い決済システムを実現できる

<2.決済管理機能>
ダッシュボードを通じて、取引の監視、資金の移動、決済の承認などを一元管理できる。これにより、企業は決済プロセス全体を完全にコントロールし、迅速な意思決定や問題解決が可能になる

<3.収益化機能>
取引手数料の一部を企業が受け取れるレベニューシェアモデルを提供する。これにより、企業は決済処理を単なるコストセンターからプロフィットセンターに転換できる

<4.コンプライアンス対応機能>
PCI DSS準拠やKYC(Know Your Customer)プロセスなど、決済に関する法規制対応を支援する。これにより、企業は複雑な規制要件を満たしつつ、安全な決済システムを運用できる

<5.リアルタイム決済機能>
Visaとの提携により、リアルタイムのプッシュ・ツー・カード決済を実現する。これにより、即時の資金移動が可能となり、顧客満足度の向上や運転資金の効率化につながる

15.Handpoint

出典:www.handpoint.com/

Handpointは、SaaS企業や金融機関向けに革新的な組込型決済ソリューションを提供するフィンテックスタートアップです。対面決済、オンライン決済、アプリ内決済を統合した包括的なプラットフォームを通じて、シームレスで安全な決済体験を実現しています。

同社の特徴は、シンプルなAPIを通じて高度にカスタマイズ可能な決済システムを提供している点です。クレジットカード、デビットカード、Apple PayやGoogle Payなどのデジタルウォレット対応の決済端末から、オンライン決済ゲートウェイまで、あらゆる決済ニーズに対応します。

特にP2PE(ポイントツーポイント暗号化)セキュリティ標準を採用し、PCI準拠の強固なセキュリティ対策で顧客データを保護。また、豊富な分析・レポート機能により、取引傾向や顧客行動に関する貴重な洞察を提供します。

2020年にはMastercardとのパートナーシップを締結し、ヨーロッパの中小企業向けにカード決済の普及を促進。柔軟性と拡張性に優れた決済プラットフォームとして、グローバルに事業を展開しています。

基本情報

企業名Handpoint
URLwww.handpoint.com/
本社所在地アイスランド
ラウンドEarly
調達金額(総額)$8,000,000
主要投資家

サービス情報

サービス概要SaaS企業向けグローバル決済ソリューション
顧客グローバル展開を目指すSaaS企業
顧客の抱える課題グローバル市場で円滑に決済を処理し、事業を拡大したいが、国際決済の複雑さや地域ごとの規制の違いにより、効率的な決済処理とコンプライアンス対応が困難
提供価値組み込み決済テクノロジーを提供することで、SaaS企業がグローバルに成長を促進し、効率的な決済処理とコンプライアンス対応を実現できる
主要機能<1.グローバル決済処理機能>
複数の国や地域に対応した決済処理を行うことにより、SaaS企業が世界中の顧客から支払いを受け取ることができる。地域ごとの決済方法や通貨に対応し、スムーズな国際取引を実現する

<2.コンプライアンス対応機能>
各国・地域の決済関連法規制に準拠した処理を行うことにより、SaaS企業が法的リスクを最小限に抑えながらグローバル展開できる。常に最新の規制情報を反映し、企業のコンプライアンス負担を軽減する

<3.SaaS最適化機能>
サブスクリプションモデルや従量課金など、SaaSビジネスに特化した決済機能を提供することにより、企業の収益モデルに合わせた柔軟な決済処理が可能になる。顧客のライフタイムバリューを最大化するための機能を提供する

16.Relay Payments

出典:www.relaypayments.com

Relay Paymentsは、運送・物流業界向けにデジタル決済ネットワークを構築する革新的なフィンテックスタートアップです。2019年に設立され、従来は現金、小切手、カードに依存していた業界の決済プロセスを近代化しています。

同社の主力サービスは、トラック運転手向けの包括的な決済ソリューションです。燃料購入、荷降ろし料金(ランパー)、トラックスケール、駐車場予約など、道路上のあらゆる支払いをモバイルアプリから簡単に行えます。特に燃料詐欺防止のための厳格な管理機能や革新的なジオフェンシング技術を備えています。

現在、40万人以上のトラック運転手、9万社以上の運送会社、1,500以上のトラックストップに利用され、業界最大手のデジタル決済プラットフォームとして急成長しました。Pilot Company、Coyote Logistics、J.B. Huntなど業界大手との提携も進んでいます。

アトランタに本社を置き、150名以上のチームメンバーを擁するRelay Paymentsは、製品革新、顧客サービス、組織文化において数々の賞を受賞しています。

基本情報

企業名Relay Payments
URLwww.relaypayments.com
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$42,989,354
主要投資家9Yards Capital, Ribbit Capital, Spark Capital, Overline, Addition

サービス情報

サービス概要輸送・物流業界向けのデジタル決済プラットフォーム
顧客輸送会社、トラック運転手、倉庫、貨物ブローカー、3PL事業者
顧客の抱える課題輸送・物流業界の決済プロセスを効率化し、安全かつスピーディな取引を実現したいが、現金や小切手による非効率な決済方法が主流であるため、取引の遅延やセキュリティリスクが生じている
提供価値エンドツーエンドの電子決済ネットワークを提供することで、安全で効率的な即時支払いを実現し、業界全体の決済プロセスを近代化する
主要機能<1.デジタル決済機能>
現金や小切手に代わる電子決済手段を提供することにより、安全で迅速な取引が可能になる。これにより、取引のスピードアップと運転資金の効率的な管理が実現できる

<2.エンドツーエンドネットワーク機能>
輸送会社、トラック運転手、倉庫、貨物ブローカー、3PL事業者などの業界関係者を包括的にカバーするネットワークを構築することで、シームレスな決済環境を提供する。これにより、業界全体の取引効率が向上する

<3.大規模処理機能>
月間30万件以上のトランザクションを処理する能力を持ち、アメリカ最大の航空会社や物流企業との連携により、大規模な決済需要に対応できる。これにより、業界全体の決済インフラとしての信頼性と安定性を確保している

<4.コンプライアンス対応機能>
Covid-19以降の新しい業界基準や規制に適合した決済システムを提供することで、顧客企業のコンプライアンス対応を支援する。これにより、法的リスクの軽減と業務の円滑化が図れる

17.SwipeSum

出典:www.swipesum.com/

SwipeSumは、クレジットカード決済処理の初のオンラインマーケットプレイスとして、企業の決済コスト最適化を支援する革新的なスタートアップです。2016年に設立され、「決済のKayak」として知られています。

同社の最大の特徴は、70社以上の決済プロバイダーと金融機関のネットワークを活用し、企業ごとに最適な決済ソリューションを無料で見つけ出す点です。独自開発のAI駆動型ソフトウェア「Staitment」が、決済明細書を瞬時に分析し、隠れた手数料や過剰請求を特定します。

SwipeSumのサービスには、加盟店明細書監査、契約交渉支援、インターチェンジ最適化、チャージバック対策などが含まれます。特に、決済処理手数料の大幅削減と透明性の向上に重点を置いています。

2025年にはEntrepreneurから「最高のマーチャントサービス企業」に選ばれ、最近ではFacility Allyとのパートナーシップを通じて「AllyPay」という新しい組込型決済ソリューションも発表しています。

基本情報

企業名SwipeSum
URLwww.swipesum.com/
本社所在地アメリカ
ラウンド
調達金額(総額)$4,845,452
主要投資家Arch Grants, St. Louis Arch Angels, Cequel III

サービス情報

サービス概要企業のクレジットカードとデビットカード処理費用を削減するコンサルティングサービス
顧客クレジットカードやデビットカードでの支払いを受け入れる企業や金融チーム
顧客の抱える課題カード決済の処理費用が高額で、企業の2番目に大きな営業費用となっている。また、複雑な支払いシステムのため、自社に最適な決済方法を見つけることが難しい
提供価値独自のソフトウェアと専門知識を活用し、支払い関連の費用を削減または収益源に変換する。これにより、企業の利益率を向上させる
主要機能<1.支払い最適化コンサルティング機能>
専門家による支払いコンサルティングにより、企業の決済システムを分析し最適化する。これにより、企業は支払い処理に関する専門知識を得られ、効率的な決済システムを構築できる

<2.AI駆動の声明分析機能>
Staitmentと呼ばれるAI技術を用いて、処理ステートメントを分析し、コスト比較販売提案を作成する。これにより、数週間かかっていたコスト比較作業が数分で完了し、迅速な意思決定が可能になる

<3.支払い会社紹介機能>
企業に最適な支払い会社を紹介し、有利な条件での契約を支援する。これにより、企業は複雑な交渉プロセスを回避し、最適な支払いソリューションを効率的に導入できる

<4.ソフトウェアベンダーパートナーシップ機能>
多数のクライアントを持つ強みを活かし、ソフトウェアベンダーとの有利なパートナーシップ契約を獲得する。これにより、統合ソフトウェアを必要とする企業に対して、より優れた条件でのサービス提供が可能になる

<5.無料コンサルティング機能>
企業に対して無料でコンサルティングサービスを提供し、支払い会社からのファインダー料金で収益を得るビジネスモデルを採用している。これにより、企業は初期投資なしで支払い最適化の恩恵を受けられる

18.Spendesk

出典:www.spendesk.com

計処理までの全プロセスを一元化し、企業の財務管理を効率化します。

同社の最大の特徴は、バーチャルカードと物理カードを組み合わせた柔軟な決済ソリューションです。支出上限の設定や承認ワークフローの自動化により、企業ポリシーの遵守を徹底しながら、従業員の購買活動をスムーズに進められます。

2024年11月には自社決済機関「Spendesk Financial Services」を正式に立ち上げ、VISAとの戦略的提携により、より革新的で安全な決済サービスを提供しています。現在、ヨーロッパ全域で5,000社以上、20万人以上のユーザーに利用されています。

AIを活用した自動化機能により、手作業によるデータ入力を80%削減し、多通貨対応や予算管理、リアルタイム分析など、財務チームの戦略的業務をサポートします。さらに、主要な会計ソフトウェアやERPとの統合により、シームレスなワークフローを実現しています。

基本情報

企業名Spendesk
URLwww.spendesk.com
本社所在地フランス
ラウンドMiddle
調達金額(総額)$311,847,453
主要投資家Edward Lando, FundersClub, Tiger Global Management, AB Tasty, Kima Ventures

サービス情報

サービス概要企業の支出管理を効率化するスマートな経費管理ソフトウェア
顧客中小企業から大企業までの財務チームと従業員
顧客の抱える課題企業の支出プロセス全体を可視化し、効率的に管理したいが、従来の方法では多くの時間とリソースを費やしているため、戦略的な業務に集中できない
提供価値支出プロセス全体の可視化と自動化により、時間とコストを削減し、財務チームが戦略的な業務に集中できるようになる
主要機能<1.リアルタイム支出管理機能>
企業カードやインボイス処理、経費精算などの支出関連プロセスをリアルタイムで管理できる。これにより、財務チームは常に最新の支出状況を把握し、迅速な意思決定が可能になる。

<2.カスタマイズ可能な承認ワークフロー機能>
企業のニーズに合わせて承認プロセスをカスタマイズできる。これにより、各企業の方針やルールに沿った効率的な支出管理が実現し、不正や無駄な支出を防ぐことができる。

<3.分析とレポート機能>
詳細な支出分析とレポート作成が可能。これにより、財務チームはデータに基づいた戦略的な意思決定を行うことができ、コスト削減や予算管理の最適化につながる。

<4.統合機能>
主要な会計ソフトウェアや銀行システムとの統合が可能。これにより、データの二重入力を避け、財務プロセス全体の効率化と正確性の向上が図れる。

<5.モバイルアプリ機能>
スマートフォンアプリを通じて、外出先でも支出管理や承認プロセスの実行が可能。これにより、従業員の利便性が向上し、迅速な経費処理が実現する。

19.Wallester AS

出典:https://wallester.com/

供しています。同社の主力サービス「Wallester Business」は、企業の経費管理を一元化し、リアルタイムでの支出追跡を可能にします。

特筆すべきは、わずか24時間でセットアップ可能な点です。企業は数分で仮想カードを発行でき、従業員、部門、プロジェクトごとに個別の支出制限を設定できます。また、共有アクセス機能により、複数の従業員が同一の仮想カードを同時に利用することも可能です。

セキュリティ面では、3Dセキュア2.0システムによる多層保護と、即時支出通知によるリスク軽減を実現。さらに、10種類以上の通貨に対応し、APIを通じた柔軟な統合も提供しています。

Wallester ASはVisa主要メンバーとして、エストニア金融監督当局の認可を受けており、高いセキュリティ基準と規制遵守を保証しています。企業の財務運営効率化と支出の透明性向上を目指す決済スタートアップとして、急速に成長を続けています。

基本情報

企業名Wallester AS
URLhttps://wallester.com/
本社所在地エストニア
ラウンドEarly
調達金額(総額)$7,000,000
主要投資家

サービス情報

サービス概要ホワイトラベルのオールインワンビザ支払いカード発行サービス
顧客カード発行サービスを求める企業
顧客の抱える課題自社ブランドのカードサービスを提供したいが、必要なインフラ構築やコンプライアンス対応に時間とコストがかかり、迅速な展開が困難
提供価値SaaSエコシステムを通じて、迅速かつ柔軟なカード発行サービスを提供し、インフラとコンプライアンスの負担を軽減する
主要機能<1.カード発行機能>
デビットカード、クレジットカード、プリペイドカードなど、あらイるタイプの物理的および仮想カードを発行できる。これにより、顧客は多様なニーズに対応したカードサービスを提供できる。Visaの公式パートナーとして、高い信頼性と国際的な利用性を確保している。

<2.処理機能>
カード取引の処理を行うことで、顧客は取引管理の手間を省くことができる。SaaSエコシステムを活用し、高速で柔軟な処理を実現している。

<3.コンプライアンス支援機能>
必要なコンプライアンスメンテナンスを提供することで、顧客の法令遵守の負担を軽減できる。金融機関としてのライセンスを活かし、確実なコンプライアンス対応を実現している。

<4.インフラストラクチャサポート機能>
カードサービスに必要なインフラストラクチャのサポートを提供することで、顧客は初期投資を抑えつつ、迅速にサービスを展開できる。SaaSモデルを採用し、柔軟なスケーリングを可能にしている。

<5.ホワイトラベル機能>
顧客企業のブランドでカードを発行できるため、自社ブランド力の強化につながる。Wallesterのサービスをベースに、顧客企業独自のカスタマイズが可能となっている。

20.Tera

出典:https://tera.cloud/

Teraは、企業の財務管理を革新するAI駆動型の包括的なフィンテックプラットフォームです。2018年に設立され、ビジネスオーナーに時間と費用の節約をもたらす統合型の金融ソリューションを提供しています。

同社の特徴は、銀行取引、法人カード、支出管理、支払い処理をシームレスに一元化している点です。AIとML技術を核に据えた「AI-first」アプローチにより、ビジネスワークフローに密接に対応したフリクションレスな体験を実現しています。

Teraのサービスには、物理・仮想両方に対応したスマート法人カード、支出管理システム、支払いポータル、UPI、QRコード決済、支払いリンク、支払いAPIなどが含まれます。また、IMPSやRTGS、NEFT、UPIなど多様な決済方法をサポートし、取引コスト削減と安全な決済処理を実現しています。

無料プランとプレミアムサブスクリプションを提供し、ウェブアプリとモバイルアプリを通じて簡単に登録・利用できます。フィンテック企業やエンタープライズ向けに、迅速なアプリ開発と包括的な財務管理を可能にする次世代の金融インフラを提供しています。

基本情報

企業名Tera
URLhttps://tera.cloud/
本社所在地アメリカ
ラウンドEarly
調達金額(総額)$500,000
主要投資家

サービス情報

サービス概要中小企業向けのAI駆動型スマートファイナンスプラットフォーム
顧客中小企業(SMB)
顧客の抱える課題中小企業の銀行サービス利用体験が断片化しており、非給与支出の管理が煩雑で時間がかかる。複数のツールを使用する必要があり、業務効率が低下している
提供価値AIを活用した統合金融プラットフォームにより、現金、支出、カード、経費、支払いを一元管理でき、業務効率を大幅に向上させることができる
主要機能<1.統合金融管理機能>
現金、支出、カード、経費、支払いなどの金融業務をシームレスに管理できるワークフローを提供することにより、ユーザーは複数の金融業務を一元的に管理できる。これは実際のビジネスワークフローに密接にマッピングされており、直感的な操作が可能

<2.AI駆動型分析機能>
フルスタックのAIベースの銀行プラットフォームを通じて、データ分析と予測を行うことにより、ユーザーは財務状況を深く理解し、より適切な経営判断を下すことができる。AIによる自動化により、手動での分析作業を大幅に削減

<3.マルチツール代替機能>
従来ビジネスで使用されていた複数のカテゴリーのツールを置き換えることにより、ユーザーはツール間の切り替えや데いた連携の手間を省き、業務効率を向上させることができる。これにより、ITコストの削減にもつながる

グローバルビジネスモデルレポートについて

グローバルビジネスモデルレポートでは弊社が保有する100万件以上のグローバル資金調達事例データベースから新規事業のプロとして私どもが目利きをし、有望な事業案をご希望テーマごとに300件抽出。

データベースに登録されているスタートアップ群は、ビジネスの目利きのプロであるVCからその成功可能性を精査された上で出資を受けており、彼らが取り組むビジネスをベンチマークすることで成功確度の高い事業アイデアを生み出すことができます。

また、リストに含まれる各企業の情報には、社名・本社所在国等の基本情報はもちろん、顧客・課題・提供価値・主要機能などの事業アイデアを整理する際に必要な一歩踏み込んだ情報が付与されており、有望スタートアップのアイデアをそのまま貴社の新規事業アイデアの叩き台としてご活用いただけます。

このような課題をお持ちの方におすすめ

  • 短期間で質の良いアイデアを量産したい
  • これまでの発想方法と切り口をかえて新規事業案を考えたい
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ご購入までの流れ

株式会社Relicについて

会社名株式会社Relic
代表者代表取締役CEO 北嶋 貴朗
本社所在地東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー19F
設立2015年8月
事業内容インキュベーションテック事業、事業プロデュース/新規事業開発支援事業、オープンイノベーション事業、イノベーション・ワークプレイス事業
コーポレートサイトhttps://relic.co.jp
事業内容https://relic.co.jp/services/

Relicは、⽇本企業の新規事業開発やイノベーション創出を⽀援する「事業共創カンパニー」です。

世界でも類を⾒ない新規事業開発に特化したSaaS型プラットフォームを提供する「インキュベーションテック事業」、総合的かつ⼀気通貫で新規事業やイノベーション創出を⽀援する「事業プロデュース/新規事業開発⽀援事業」、スタートアップ企業への投資や⼤企業との共同事業/JVなどを通じてイノベーションを共創する「オープンイノベーション事業」という3つの柱となる事業を統合的に展開してまいりました。

創業以来4,000社・20,000件以上の新規事業開発に携わってきた実績も含め、新規事業やイノベーションの共創や⽀援の分野において唯⼀無⼆の価値と意義、そして業界トップクラスの規模や成⻑を実現してきたリーディングカンパニーです。