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2019.12.10

CVCにおける課題と成功に導くためのポイントとは?

CVCにおける課題と成功に導くためのポイントとは?

以前の記事でCVCについてご紹介しましたが、その導入を妨げる課題を解決するにはどうしたらよいのでしょうか?具体例を元に紐解いていきます。

CVCとは

CVCについては、 「CVCとは?」という以前の記事でご紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。

CVCの課題(デメリット)

前述の記事でご紹介したCVCの課題(デメリット)は以下の通りです。

①ベンチャーへ精通した人材の不足
②シナジーのあるベンチャー企業を発掘する難しさ
③投資の成功確率の低さ

これらを克服し、よりよいCVCにするにはどうしたらよいのでしょうか。
具体的な企業の考え方をもとにご紹介します。

CVCの成功事例

事例1:株式会社NTTドコモ

NTTドコモでは、従業員数23名の株式会社NTTドコモ・ベンチャーズでCVCを行なっています。
当初は提供するサービスを全て社内で作ってきましたが、自前主義では人材も技術も市場のスピードについていけないと考えが生じてきたといいます。
時間を買うという考え方から、CVCに取り組むこととなりました。

事業へ活かすことを目的にしているため、投資先はシナジーを生むベンチャーである必要があります。
NTTドコモ・ベンチャーズの社長である稲川氏は、積極的な情報収集に取り組むべきだとしています。
シリコンバレー等海外に赴いた際には、現地のコミュニティに入って現地の人と交流する努力が必要です。

ベンチャーに理解のある人材の確保には、長年のベンチャー投資が一役買っています。
ベンチャー投資に関わった人が異動することで経験者が各部門に分散します。
そして、事業部門単位でベンチャーへの協力体制が強化されていきます。
また、経営陣に経験者が増えることで、ベンチャー投資に先進的な考えを持つ人が増えているといいます。

事例2:ソニー株式会社


ソニー株式会社は、国内11名、海外19名のグループでCVCに取り組んでいます。
特筆すべきは、基本的に外部の専門家の支援を受けず、全て社内の人材となっていることです。

グループは社内にネットワークのある人材と、昔からM&Aやベンチャー投資に関わってきた人材で構成されています。
また、海外案件にも対応するチームを組んで、世界中に目を向けています。

シナジーを生む案件であるかどうかは、社内でヒアリングすることで確かめています。
関連しそうな事業に声をかけ、部署ごとに意見が違えばすり合わせを行います。
そのやり取りの中で方向性が見えてくることもあるといいます。

事例3:インテル株式会社


インテル株式会社では、従業員数115名のインテルキャピタルがCVCを行なっています。
インテルキャピタルは、戦略的シナジーと金銭的なリターンを両方重視しています。
同時に、インテルではスタートアップへ積極的にリソースを提供しています。
スタートアップに対してインテルが力を貸すことで、スタートアップが成功し、インテルにもリターンがあるという考え方が中心となっているからです。

インテルキャピタルでは、分野ごとにテーマを決めて投資を行なっています。
本業と直接的なシナジーを持つ企業を見つけることは難しいですが、最先端の技術を学ぶために投資している側面があるといいます。
また、長期的な視野に立って投資を行うことが重要であるといいます。

景気が後退している場面でも、低コストで投資できる良い機会だと捉えて投資を継続することが必要です。
さらに、投資にはスタートアップの育成を楽しむことが必要であるといいます。何かを得ることが最優先ではなく、次のインテルたりえる企業を発掘することを目的としているのでしょう。

まとめ

CVCの導入には課題もありますが、各企業にはそれに対処するような組織設計や考え方があります。このような事例から得られた学びを生かしていくことが重要となるのではないでしょうか。

【参考文献】
・急増するも困難も多いCVC運営 成功に導くためのカギは? | プロシェアリング
https://circu.co.jp/pro-sharing/leaders-campus/article/2086/

・平成30年度グローバル・ベンチャー・エコシステム連携強化事業報告書
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H30FY/000148.pdf

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