2023.11.21
クラウドファンディングのハードウェア関連プロジェクト事例/成功例まとめ

今回はクラウドファンディングを活用したハードウェアについて考察していきます。
CPUやハードディスクといった個々の物理的な機器部品から、それらの集合体までを総じて「ハードウェア」と呼びますが、ではクラウドファンディングを活用した事例はどのようなものがあるのでしょうか。
Vifine
- 概要:”Vufine”は2016年にアメリカのクラウドファンディングサイト”Kickstarter”を介して発表された、シンプルで簡単使用かつ高性能付きのウェアラブルディスプレイです。
- 内容:”Vifine”はメガネの右側テンプルに装着し、多のデバイスを有線接続することで、スマホに表示される映像を目の前で見ることができます。価格は25,800円で、国内ではAmazon.co.jpにて正規販売が開始されました。
- 結果:上記の通り、Kickstarterを通じて発表された”Vufine”は、5日ほどで目標金額の5万ドルを募り、最終的には24万ドル以上の資金調達に成功を収めたのです。ネオプラグ搭載のメガネフレームや、”Vufine”と専用アタッチメントなど、魅力的なリターンとしても話題を呼び、注目が集まりました。
Telepathy Walker
- 概要:”Telepathy Walker”はテレパシージャパンがラスベガスで開催された「2016 International CES」にて、新製品として発表したウェアラブルディスプレイです。上記のVufineと同様、”Telepathy Walker”もジャンルとしてはスマートアイウェアにあたります。2016年3月に、開発量産のための資金として90万円の出資金を募り、クラウドファンディングサイト”Kibi-dango”を活用し始めました。
- 内容:完全ハンズフリーで音声操作対応が可能な新しい歩き方を提供する”Telepathy Walker”は、高画質でありながら自然な視野をキープできるため、スクリーンに表示されたものと現実世界の両方を同時に見ることが可能です。サイズは小さく重さも55g以下とコンパクトなので、使い勝手は非常に良いもののようです。
- 結果:”Kibi-dango”を介して出資金90万円を募りましたが、結果的にはおよそ150万円と当初予定していた目標額を大きく上回りました。それに伴い、”Kibi-dango”経由で購入すると先着20名は低価格で手に出来たり、月額の使用料が無料で提供されたりと、ユーザーにはありがたい特典が多く含まれていました。
まとめ
今回はクラウドファンディングを活用したハードウェアについての事例の一部を紹介しました。
ハードウェアを作るためには、高機能な技術だけでなく、当然資金も必要となってきます。ますますニューテクノロジーが生まれるこれからの時代において、クラウドファンディングを活用したハードウェアはどんどん増えていくのではないでしょうか。
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