話題のガジェットがクラウドファンディングから続々、大ヒット商品まとめ

今回はクラウドファンディングから生まれた大ヒットガジェットについて考察していきます。
ガジェットは、「目新しい道具」「面白い小物」と言った意味を持つ携帯用の電子機器類全般を指します。その中でも音楽プレイヤー、ゲーム機、デジカメなど、様々あります。
過去にはENjiNEでも「VELDT SERENDIPITY(ヴェルト・セレンディピティ)スレート・ストーン・スマートウォッチ」というクラウドファンディングプロジェクトが掲載し、379%の大幅達成となりました。
では、クラウドファンディングを通じて開発され、大ヒットを収めたガジェットはどのようなものがあるのでしょうか。以下6つの事例をご覧ください。
Contents
TISPY_ガジェットクラウドファンディング事例①
2016年に国内のクラウドファンディングサイト・Makuakeを通じて、東芝が新たにTISPYという学習型アルコールガジェットを開発しました。
体内のアルコール濃度を測定し、データを蓄積する機能が搭載されており、使えば使うほど学習し持ち主の体調に見合ったアルコールケアを実践してくれます。そのため、”飲みすぎる”ことなく適度にお酒を楽しむことができたり、二日前予防の対策になったり、多方面で活躍してくれるガジェットです。
元来、目標金額は150万円でしたが、最終的には10倍以上となる1,533万円の資金調達に成功しました。また、販売からすぐに1,700台の受注が行われるなど、実際に活用している人も多いようです。
Coolest Cooler_ガジェットクラウドファンディング事例②
2014年にアメリカの大手クラウドファンディングサイト・Kickstarterより開発された多機能クーラーボックスのCoolest Coolerは、過去類を見ないほどの大ヒットを記録しました。
通常のクーラーボックスの機能を果たすのはもちろんのこと、ジュースやカクテルが作れるミキサーやスマートフォンが充電できるUSBサポート、BluetoothスピーカーやLEDライトなど、様々な機能が搭載されている、これまでにない真新しいクーラーボックスとなっています。
Kickstarterは世界一のクラウドファンディングのプラットフォームと言われる通り、その規模の大きさは他と比べ物にならないほどですが、Coolest Coolerの資金調達額は$13,285,226(約14億8900万円)、Kickstarterで行われたプロジェクトのうち歴代2位の出資金総額を誇っています。
Pebble Time_ガジェットクラウドファンディング事例③
上記のCoolest Cooler同様、世界最大と言われるクラウドファンディングサイト・Kickstarterより、スマートウォッチのPebble Timeが開発されました。
手元ですぐに通知が確認でき、明るいところでも見やすくバッテリー持ちが良いPebble Timeは、従来のスマートウォッチにあった悩みを払拭するかのように、ユーザーの気持ちに応えた技術が搭載されています。
Coolest CoolerはKickstarterより開発された製品のうち歴代2位の出資金総額でしたが、このPebble Timeは$20,338,986(約22億7900万円)の資金調達に成功し、ぶっちぎりで1位の座を手にしています。およそ8万人の支援者によるサポートのおかげで、商品自体の売り上げも繁盛し、ユーザーからは「このように使いやすいスマートウォッチはこの先ないだろう」と高評価の声が目立ちました。
Air Speaker 2_ガジェットクラウドファンディング事例④
https://camp-fire.jp/projects/view/9222
宙に浮くBluetoothスピーカー「Air Speaker(エアスピーカー)」の発売から1年半後、進化版の「Air Speaker2」が、クラウドファンディング『CAMPFIRE』にて資金を募り、開発されました。Air Speaker2は、磁力により空中浮遊しながらサウンドを出力し、スマホやPCと接続して、浮遊している上部のスピーカー本体から音を出します。下部の台座には電磁石が内蔵されており、電源接続することで上部のスピーカー本体と磁力の反発を起こし空中浮遊するという仕組みです。
デザイン性、インテリア性、テクノロジーにおいて優れた技能を持っているAir Speaker2は、発売前からすでに高い支持を得ており、CAMPFIREで限定150台が発売された際には、多くの応募が殺到し、即完売されたようです。
Darma_ガジェットクラウドファンディング事例⑤
https://www.kickstarter.com/projects/junhao/darma-sit-smart-for-a-healthy-body-and-mind
世界最大のクラウドファンディング『Kickstarter』を通じて開発されたDarma(ダルマ)。一見普通のクッションのように見えますが、座っている人の体調を整えてくれるスマートクッションなのです。Darmaは、お尻の下に敷いて使い、設定時間以上座っていると、「そろそろ立ち上がってストレッチをしましょう」と知らせてくれたり、また、座っている人の姿勢が前かがみになりすぎていたり、左右どちらかに傾いていたりすると、それも感知してくれます。パソコン作業で1日中座りっぱなしの人が多いこの時代に、Darmaはデスクワーカーたちから人気が高く、目標額の5倍以上にあたる$225,574(2470万円)を集めました。
Shock Clock_ガジェットクラウドファンディング事例⑥
https://www.indiegogo.com/projects/shock-clock-wakeup-trainer-never-hit-snooze-again-sleep
「朝起きられない」「なかなか目が覚めない」といった起床の悩みをもつ人のために作られたShock Clock(ショッククロック)は、自分に電気ショックを与えて、強制的に目覚めさせるといったクレイジーな目覚まし時計です。2016年に『Indiegogo』にて資金調達が行なわれ、約3700万円の支援額を集めたShock Clock。国内では『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系列)で紹介されたことで知名度が上がり、話題の商品となっています。また、”目覚まし”という役割に特化しているため、時計の機能はなく、10段階で設定できる電気ショックの機能のみ搭載されています。
まとめ
今回はクラウドファンディングから生まれた大ヒットガジェットについて紹介しました。クラウドファンディングを通じて開発されたガジェットは近年増えていますが、実際に商品化され一般販売が行われているものは、未だそれほど多くはありません。
なかには資金調達に成功したものの、開発には至らなかったというケースもあります。今後、クラウドファンディングを通じたガジェットの開発および上々な売り上げに期待が寄せられます。
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