2023.11.19

クラウドファンディングを成功に導くポイントを徹底解説

クラウドファンディングを成功に導くポイントを徹底解説

最近、新しい投資の形としてクラウドファンディングが注目されており、世の中に定着しつつあると言えます。
「投資をしたい」と思って色々調べていき、クラウドファンディングにたどり着いた人もいると思います。
それとは逆に資金がないけど夢がある方や良案を持っている方などにぴったりな方法であります。
今回は両者の視点から失敗しないためのクラウドファンディングについての記事となります。

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングは、クラウド(群衆)とファンディング(資金調達)という言葉をミックスした造語であり、「特定の目的のために、インターネット上で不特定多数の人たちから少額ずつ資金を集める」ための手段や行為を意味します。

国内のクラウドファンディングによる資金獲得額は2014年度に221億9100万円だったが、2018年度には2044億9900万円に達したとても伸びのある市場であります。

この結果から従来の投資商品とは異なる魅力に惹かれてお金を出す人と、クラウドファンディングによる資金調達で夢を実現しようとする人が急激に増えているということがうかがえます。

資金を集めたい方は自信を持って出品するわけですから失敗は避けたいです。
クラウドファンディングのノウハウ・ポイント、成功事例などからクラウドファンディングで失敗しないための方法を学んでいきます。

クラウドファンディング成功へのポイント

「斬新であること」

既存製品をより使いやすくすることにも需要はあるのですが、既存ファン層がいなくても、斬新なアイデアや、社会を変革しうるアイデアはSNSを中心にバズを呼び、資金調達をしやすい傾向にあります。
投資する側の視点で考えてみても新規性のあるものの方が応援したくなるし、投資と捉えるならば、もし上手くいった際のバックが大きいというのも資金が集まりやすい理由になることがわかります。

「信頼できること」

クラウドファンディングにおいては「儲かるか儲からないか」という判断軸だけではなく、「このプロジェクトにベットしても良い」と思わせるほどの熱意が多くのファウンダーを動かしえます。
まずは身近な人にプロジェクトを知ってもらい、支援を頂くことが重要です。
クラウドファンディングが成功する”黄金パターン”は、開始してから一週間ほどの期間にスタートダッシュを決め、目標金額に対して20%程度の支援を達成することです。

公開から5日以内に達成率が10%以上になると成功率が約70%になり
公開から5日以内に達成率が20%以上になると成功率が約90%になる

というデータも出ています。

「シンプルであること」

上2つを押さえつつ大事なことが1つあります。
よくある失敗例として「熱意が先行しすぎて、ファンディングページの情報量が多くなり、結果としてファウンダーのファンディング意欲が削がれてしまう」というものがあります。
これを防ぐため出資者に対して熱意は伝えつつシンプルな情報で見やすくわかりやすいファンディングページを心がけると投資側からみてもわかりやすく良いです。

クラウドファンディング成功事例

以上のノウハウ・ポイントを踏まえクラウドファンディングを大成功させた成功事例を見ながら解説していきます。

発売前に1,440万円分のLED電球を販売した車用品メーカー

この車用品メーカーはまだ発売前にもかかわらずLED電球を出品し、目標額の約10倍の金額を集め大成功しました。
これは今までにない消費者・投資家が欲しがるような斬新である製品を製品化し、かなりの金額を集めた事例です。

片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援

『この世界の片隅に』は2016年に公開された第二次世界大戦中を描いた映画です。
北川景子さんを主役にスペシャルドラマも上映されました。
この映画の制作費はクラウドファンディングで集められました。
この事例はすでに有名で信頼ができる片渕須直監督が作る映画が見たいという投資家たちがこぞって寄付(映画のエンディングに投資者のネーム入れあり)をした事例です。

デンマーク発!《世界最小クラス》ポケットサイズの折りたたみ椅子

Sitpackはデンマークの刺激的な都市、コペンハーゲンにあるデザイン会社で生まれました。
これを日本の消費者に知ってもらうというマーケティングかつ実際に販売するという目的で出品されました。
このような便利さの逆輸入や製品の斬新さ、利便性が消費者に刺さり、出品してすぐかなりの金額を集めることに成功しました。製品の説明も非常にシンプルでわかりやすかったです。

シャープが手がけるモバイル型ロボット電話「ロボホン」

ロボホンは様々なことができるアップデート型のロボットなのですが、今回限定のロボホンの服やその他限定品が出品され目標額の約10倍の成果をあげました。
ロボホンはそもそも固定ファンが一定数いて、既存所有者、また新しい消費者に向け出品し
その方達が購入した事例です。

まとめ

今回クラウドファンディングの説明から入り、成功へのポイント・ノウハウを実際の事例を交えて紹介しました。
同じ商品でも見せ方、売り方、説明の仕方を変えることで集金に大きな差が出ることがわかりました。
もしクラウドファンディングで出品を考えている方は参考にしていただけたら幸いです。

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