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2020.9.8

スクラム開発の概要とメリット

スクラム開発の概要とメリット

ソフトウェアを開発する際、そもそも細部まで要件が定まっていなかったり、いきなり必要な機能が変わったりすることは少なくありません。そうした状況に対応できる柔軟な開発手法の1つがスクラム開発です。
今回はスクラム開発の概要、目的、メリットについて解説していきます。

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スクラム開発の概要

「スクラム」という言葉はラグビーで使われる言葉です。軽い反則があったり、プレーが膠着(こうちゃく)した時に、両チームの3人以上の選手が肩を組んで押し合い、足元に入れられたボールを奪い合う、一連のプレーのことを「スクラム」と言います。

「スクラム開発」は、「アジャイル開発」の手法の一つで、柔軟で自由度の高い日本発の開発手法です。「アジャイル開発」とは、従来のウォーターフォール型やプロトタイプを作成する反復型とは異なる、適応型の開発手法の総称です。

「スクラム開発」はソフトウェア開発のために考案された来歴を持ちますが、技術的な側面は含んでおらず、プロジェクトを進めるためのフレームワークという位置づけです。その為、「スクラム開発」は「テスト駆動開発(TDD)」や「継続的インテグレーション(CI)」などの他の開発技法と組み合わせて使います。。

スクラムでの開発は、3人~9人の少人数のチームで行い、「何が必要か?」「いつまでに必要か?」という視点からタスクを割り振り、チームとしてプロダクトの完成を目指します。

また、スクラム開発は、アジャイル開発の中でも特に短い期間で開発工程を区切って進めます。この期間を「スプリント」と呼び、2週間から4週間単位で組まれることが多いです。プロセスを繰り返すことで、動作するプロダクトを定期的にリリースします。スプリントごとに、「開発する範囲の決定→開発→レビュー」を行い、方向性を確認しながらプロジェクトを進めていきます。このように各工程を短く区切り調整を行うことで、工数の見積もりを正確に行える為、問題も早期発見でき、必要な機能から順番に開発を進めるため、失敗も少なくなります。

これを行うためには、開発チームが項目を共有し合いながら一体となって働くことが求められます。つまり、チームの高いコミュニケーション能力をベースに、お互いに助け合い(スクラムを組み)ながら、プロダクトを開発するのです。ここで、コミュニケーション能力が不足するメンバーがいた場合や、お互いを助け合うような体制が構築できないと、開発自体が頓挫してしまいかねません。

スクラム開発の目的

アメリカの調査会社スタンディッシュグループによると、ソフトウェアの機能の内45%は「全く使われていない」という調査結果が出ています。もし、この45%の機能を開発しなければ、かなりのコストダウンができたことになります。

従来のウォーターフォール型の開発では、プロジェクトの終盤になるまで、顧客からのフィードバックを得ることが困難です。その為、「本当に必要な機能」かどうか判断できないのが、ウォーターフォール型の開発の課題でした。その課題を解決するのが、スクラム開発です。

スクラム開発のメリット

続いては、スクラム開発のメリットを4つ紹介していきます。

短期間で成果を出せる 

スクラム開発では、優先順位の高い機能から順に開発を進めていきます。そのため短い期間であっても、あげられる成果が非常に高いのです。

工数見積もりが正確になる

ウォーターフォール開発だと発生しがちな工数見積もりのミスを未然に防ぐことが可能です。ウォーターフォール開発の場合、年単位になる巨大なプロジェクトを最後まで見積もらないといけないことも多く、そのため、プロジェクトの遅延や失敗に繋がりやすいという問題がありました。

一方、スクラム開発はアジャイル開発の一種で、短い工数で開発を区切るという特徴があります。その為、短い工数を何度も繰り返す事で、その都度計画を立てていけるので、見積も正確になっていきます。

チームワークが良くなる

エンジニアは個々で動く場合が多く、孤独を感じやすい傾向にあります。デイリースクラムを通してチームで作業している感覚が身につきます。チームとしてお互いを支えられれば、離脱者を防ぐことにもつながるでしょう。また作業内容を頻繁に共有していれば、万一メンバーの離脱者が出ても他のメンバーが開発を進められます。 

早期に軌道修正できる 

前述した通り、従来のウォーターフォール開発の場合、プロジェクトの最終盤にならなければ、顧客は動いているプロダクトを見ることが出来ません。そのため、納品した後に「思っていたものと違う!」とトラブルになるケースがよく発生していました。スクラム開発では、作っている機能が正しいか定期的に確認の場を設けるため、もし顧客の要望と違うものを作っていても早めに気付けるのです。

まとめ

今回はスクラム開発の概要、目的、メリットについて解説していきました。

スクラム開発はサービス/プロダクト開発スピードを高め、開発体制全体の見直しが行われますので、業務の改善や働き方改革に貢献できると考えられています。

是非この機会に、新規事業成功のためにも、スクラム開発を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

【参考文献】

・ムダを削減できる開発手法スクラムの概要とメリット・デメリット
https://tracpath.com/works/development/scrum_overview/

・スクラム開発とは?品質と業務をカイゼン。メリット・デメリットを解説
https://tech-camp.in/note/technology/44949/

・スクラム開発とは?非常に分かりやすく解説します!
https://freelance-start.com/articles/205

・いまさら聞けない“スクラム開発”ってどんなもの?
https://geechs-magazine.com/tag/tech/20160212

・今こそ知りたい「スクラム開発」とは?実際の流れやメリット/デメリットを解説!
https://goworkship.com/magazine/scrum-development/

・スクラム開発とは?手順や課題を徹底解説!失敗しないためには?
https://it-trend.jp/development_tools/article/32-0029

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