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2017.2.23

クラウドファンディングの仕組みやビジネスモデルの概要を理解しよう

クラウドファンディングの仕組みやビジネスモデルの概要を理解しよう

現在世界で注目を集め続けているクラウドファンディング。

最近では、映画の予告編の製作費をクラウドファンディングで集めたことでも話題になりましたが、
一体なぜクラウドファンディングが今このように注目されているのか。
一体どのような仕組みによってビジネスとして成り立っているのか。

今回はクラウドファンディング自体の仕組みやビジネスモデルの概要について触れていきます。
今までご紹介してきた通り、クラウドファンディングとは一般的には次のように定義されています。

「不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である」

この定義からも分かるように、クラウドファンディングはインターネット上で不特定多数の人から資金を集められる仕組みです。

クラウドファンディングにおける3つの立場

①プロジェクトの起案者・事業者
②プラットフォーム運営業者
③出資者/支援者

クラウドファンディングにおける資金調達の流れ

まず、①(プロジェクトの起案者・事業者)が、②(プラットフォーム運営業者)に申請し、審査を受けます。審査を通過すると、クラウドファンディングサイトにプロジェクトを掲載してもらうことができます。その後、②(プラットフォーム運営業者)はそのプロジェクトにお金を払って支援してくれる③(出資者/支援者)をサイト上で募り、それによって集まった資金を①(プロジェクトの起案者・事業者)に渡します。その際、②(プラットフォーム運営業者)は集まった資金の何割かを手数料として受け取ります。この手数料の%は事業者によって異なります。

ここからは、それぞれの立場から見てクラウドファンディングとは一体どのような仕組みなのかを見ていきます。

①プロジェクトの起案者・事業者

起案者・事業者にとって、クラウドファンディングは資金調達をすること以外にも、様々な意味を持っています。まず、クラウドファンディングでプロジェクトを公開することは大きなPRになります。SNSなどを通じて情報が拡散されることで、プロジェクト実行前から不特定多数の人の共感を得ることができます。また、プロジェクトを実行する前に、顧客のニーズを把握することができます。これは事業者にとって在庫リスクや売れ行きの低迷といったリスクの軽減にも繋がります。

クラウドファンディングプラットフォームの中には、「All or Nothing (オールオアナッシング)」という方式を採用しているところがあります。これは集まった資金が目標金額に到達した場合にのみ、資金調達やプロジェクトの着手が決定する形式のため、事業者は、出資者となり得る人にプロジェクトの魅力をしっかり伝えなければなりません。

②プラットフォーム運営業者

手数料が主な利益となるクラウドファンディング運営業者は、クラウドファンディングサイトを多くの人に利用してもらうために、サイトの信用性を高めなければなりません。そのため、プロジェクトの内容を綿密に審査した上で、そのプロジェクトの魅力を不特定多数の人に最大限伝えることが重要です。

また、クラウドファンディングそのものの市場拡大も非常に重要になってきます。これまでの購入型クラウドファンディングとは異なる形態として注目されたENjiNEは、プロジェクトを支援するために資金を提供するのではなく、チケットを購入するという新しいシステムを導入しています。このシステムで、支援した相手からのリターンを受け取る権利が「チケット化」したことで、友達にそのチケットを譲ったり、ネット上で売買することもできるようになり、支援者がよりショッピングサイトと同じ感覚でサイトを利用できるようになりました。このチケットの流通の拡大によって、EC市場への進出を果たしたと考えています。

③出資者

クラウドファンディングの問題点として、事業者が集めた資金を、出資者の意に反して持ち逃げしてしまうケースや、倒産などによって貸し倒れが起きてしまうケースがあります。出資者はこれらのリスクもきちんと把握した上で、出資を判断しなければなりません。このように、出資者にとって、クラウドファンディングでの出資は、通常の株式に投資するのに比べてリスクも高いです。そのため、基本的に見返りの無い寄付型はもちろん、リターンを受け取ることができる購入型や投資型においても、「応援したい、支援したい」という共感や善意に依るところが大きいと言えます。しかし一方でこの特徴は、出資者が同じ考えを持つ仲間を得られるというメリットでもあります。これは出資を受ける側も同様です。出資者と出資を受けた側との繋がりは単なる取引以上のものとなり、これもクラウドファンディングの仕組みが持つひとつの魅力となっています。

このように、クラウドファンディングには3つの異なる立場が存在し、それぞれがこの仕組みにメリットを見出すことで、ビジネスとして成り立っています。どの立場にもメリットがあり、特有の魅力もあるクラウドファンディングは、今後も世界で市場を拡大させていくことを期待されています。

<参考にしたURL>
http://jp.techcrunch.com/2016/02/09/enjine/
https://readyfor.jp/about_more

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