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2017.11.30

鉄道ファン向け、クラウドファンディングで成功した鉄道・電車プロジェクト5選

鉄道ファン向け、クラウドファンディングで成功した鉄道・電車プロジェクト5選

2005年に『電車男』がブームを巻き起こし、以来「鉄道オタク(鉄オタ)」がすっかり定着しています。最近では、バラエティ番組で”鉄道ファンを増やすための企画”が放送されたり、女性鉄道ファン(鉄美女)が流行するなど、国内における鉄道愛好家がますます増えているようです。
そんな今回は『クラウドファンディングで成功した鉄道・電車プロジェクト5選』と題し、国内外を合わせた5つの事例を紹介していきます。

27年間愛された寝台列車「北斗星」を守りたい!

https://readyfor.jp/projects/hokutosei

北海道北斗市の「北斗の星に願いをプロジェクト推進委員会」は、昨年、寝台特急北斗星の寝台車の保存へ向け、クラウドファンディングサイト『Readyfor』を通じて輸送費を募りました。1988年に運行を開始した北斗星ですが、走行を終えてから解体されることが決まっていました。27年間愛された北斗星を守りたいという地元民の声とは裏腹、移設と設置に多額の費用がかかるため、クラウドファンディングでそのための費用1,000万円を集めることに。北斗星に慣れ親しんだ思い出をいつまでも残すために、そして北斗市の新たな観光地として、地域活性化に繋がるよう、支援者に呼びかけました。

本プロジェクトは836名の出資者から、目標額を大きく上回る1588万円を集めることができました。国内の鉄道・電車関連プロジェクトの中では歴代最高の支援金を集めており、「2両目の保存」という第二の目標をも叶えています。今後は、この北斗星をカフェや宿泊施設にしていきたいと考えていて、そのための費用を再びクラウドファンディングで募ることも検討されています。

脱線事故で走れなくなった銚子電鉄をもう一度走らせたい!

https://readyfor.jp/projects/CHOSHO-CHODEN

千葉県銚子市を走る銚子電鉄は、数年前から運転資金の不足に陥り、廃線の危機にありましたが、銚子名産の「ぬれせんべい」がヒットしたおかげで、なんとか赤字を解消。しかし、2014年1月に脱線事故を起こしてしまい、修理費は数千万円かかると見積もられ、経営難のローカル線に捻出する余裕はなく、修理は進まないままでした。そんな中、銚子市に住む高校生たちが奮起し、ローカル線(銚子電鉄)の復活を目的に、クラウドファンディングを活用して修理費300万円を募りました。
受験を目前に控えた高校3年生たちが起案者となって立ち上げたこのプロジェクトは、銚子や千葉の人々だけでなく、鉄道ファンや他地域に住む方々から支援を受け、目標額を超える484万円の資金調達に成功を収めました。「若者の地元離れ」が目立っている昨今において、今回のプロジェクトは 鉄道の復活に加え、若者の活力をアピールする良い事例として幕を閉じました。なお、この模様は、テレビ朝日系列の『ナニコレ珍百景』(2015年10月21日放送)でも取り上げられ、オンエア後、視聴者からは「いい話すぎて泣いた」「感動した」などのコメントが相次ぎ、”涙を誘うクラウドファンディング”としても認知されています。

「本州最北端の転車台」を復活させたい!

https://camp-fire.jp/projects/view/18353

 
本州最北の鉄道会社である津軽鉄道(青森県五所川原市)の終着駅、津軽中里駅(青森県北津軽郡中泊町)にある転車台を約30年ぶりに復活させるため、クラウドファンディングを活用して修理費用を募りました。津軽鉄道の転車台は1930年から1988年頃まで使われていたもので、その後は動かされることなく老朽化が進む一方でしたが、「歴史的価値の高い津軽鉄道の転車台をこのままにしておくのはもったいない!」という沿線住民の声が多く寄せられ、昨年9月に転車台の復活が検討されました。

津軽鉄道沿線の有志が発起人となって設立した「津軽鉄道サポーターズクラブ」が、国内最大のクラウドファンディング『CAMPFIRE』を通じて資金集めを行なったところ、目標金額を大きく上回る185万円の資金調達に成功。今年の5月21日に完成を祝う式典が開催され、普段は静かな終着駅、津軽中里駅には終日多くの来訪者で賑わっていました。

ドイツに誕生した長距離鉄道「Locomore」

https://www.startnext.com/locomore

昨年の12月14日、世界で初めてクラウドファンディングを活用して作られた電車「Locomore(ロコモア)」が、ドイツ南西部の都市・シュツットガルトを出発しました。Locomoreは、新しい鉄道の未来を切り拓く可能性を秘めたオレンジ色の長距離鉄道であり、北東部にあるドイツ最大の都市・ベルリンまでの400マイル(約640km)を結んでいます。ドイツ鉄道の定期運賃は€115(1万5000円)なのに対し、Locomoreは今年1月からの定期料金が€22(2800円)と、ドイツ鉄道の5分の1以下の値段です。

本プロジェクトはドイツ最大のクラウドファンディングサイト『Startnext』にて資金調達を行ない、およそ7400万円を集めることに成功。創業者であり幹部のデレク・ラドウィグ(Derek Ladewig)さんは、「今後はドイツ鉄道だけでなく、自動車や飛行機、長距離バスなどにも対抗した新しいサービスを提供していく」と意気込んでいます。

イギリス「テルフォード蒸気鉄道」の修復

http://www.crowdfunder.co.uk/telford-steam-railway-vandalism-repairs/

2017年3月、イギリスの「テルフォード蒸気鉄道」は、開業から45年の歴史の中で初めて、ヴァンダリズム(文化破壊運動)を受けました。同鉄道会社は、3台のコーチ、1台のDMU、およびディーゼルシャントエンジンに大きな被害を与えたと発表し、すべての被害を修復するには£5,000(約70万円)の費用がかかることを公表。
その修復費を、イギリスのクラウドファンディング『Crowdfunder』にて集めることとなり、およそ2ヶ月の募集期間を設け、資金調達を行なった結果、49名の支援者から、目標額をわずかに上回る£5,023を集めることに成功。なお、全体の修復は2018年中に完了する予定です。

さて、今回はクラウドファンディングで成功した鉄道・電車プロジェクトについて5つ紹介しました。

現在、国内にあるいくつかの鉄道会社は経営難に苦しんでおり、廃線の危機に迫られている鉄道も多いようです。そのため、将来的には上記事例のように、会社負担ではなくクラウドファンディングを活かして運営費を集めるといった新しい鉄道事業が浸透していくと思われます。
皆さんも、地元のローカル線がクラウドファンディングを活用した際、支援に協力してみてはいかがでしょうか。

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