2023.11.21

クラウドファンディングで話題になった自動車プロジェクト事例5選

クラウドファンディングで話題になった自動車プロジェクト事例5選

今回は「クラウドファンディングで話題になった自動車プロジェクト事例5選」について紹介していきます。最近クラウドファンディングを通じて最先端技術を搭載した”超未来型”自動車がいくつか開発されており、海外だけでなく日本でも続々と登場しています。一体どのような車があるのでしょうか。早速見てみましょう。

日本生まれの空飛ぶ車”SkyDrive”

https://zenmono.jp/projects/76

  • 実施サイト: zenmono
  • 支援者: 194名
  • 調達額: 2,572,000円

日本発の空飛ぶクルマを開発する有志によるプロジェクト「CARTIVATOR」は、空飛ぶ車「SkyDrive」の製作に向け、「zenmono」を通じてクラウドファンディングを開始しました。海外ではすでに空飛ぶ車の開発が行なわれていますが、SkyDriveは4つのプロペラを搭載したクアッドコプターと、3輪自動車を組み合わせた世界最小サイズを実現。2014年に5分の1サイズの試作機が完成し、「TOKYO STARTUP GATEWAY」では優秀賞を受賞するなど、大きな期待が寄せられていたSkyDriveは、257万円もの資金調達に成功し、制作から2年が経った2018年の10/1(日)に正式にデザイン発表が行なわれました。将来的には販売、観光スポットやレンタカー会社でのレンタルサービスも視野に入れているようです。

「人にやさしい街」を実現するカワイイ電気自動車

https://www.booster-parco.com/project/214

  • 実施サイト: BOOSTER
  • 支援者: 101名
  • 調達額: 2,030,000円

2016年に試作車の第一号として発表された電気自動車の「rimOnO(リモノ)」は、柔らかく親しみやすい布製ボディでできた「超小型モビリティ」(1〜2人乗りの車種)です。そんなrimOnOの公道走行を実現するためのプロジェクトを、PARCOが運営しているクラウドファンディング「BOOSTER」を通じて実行しました。高齢化が進むこれからの日本において、高齢ドライバーと歩行者の双方が安心して共存できる「超小型でスピードの出ない乗り物」が必要とと考え、幅広い世代に受け入れられる“カワイイ”をコンセプトにした電気自動車の開発として、今年の7月まで資金調達を行ないました。

高い注目を集めていましたが、4,000万円という目標金額には達せず、プロジェクトは失敗。しかし、rimOnOの挑戦は続き、今後も公道走行に向けた別の方法を検討していく予定だといいます。

日本唯一の不思議な「虎斑竹」

https://kibidango.com/158

  • 実施サイト: Kibidango
  • 支援者: 135名
  • 調達額: 3,511,455円

高知県は須崎市安和にある虎斑竹専門店「竹虎(たけとら)」は、明治27年の創業以来、日本を代表する竹材メーカーとして商いをしてきましたが、2015年に日本初そして唯一の虎竹を使って製作した電気自動車を開発しました。竹虎では、人々が触れる機会の少なくなった竹の可能性を多くの方に感じてもらい、走行中の風をきるスピード感の中で実際に竹の強さ、しなやかさ、清々しさなどを肌に感じてもらいたいという想いが込められています。

このプロジェクトは2015年8月26日から年10月6日まで募集が行なわれ、135名のサポーターから350万円以上を集め、また、プロジェクト立ち上げから1年が過ぎた2016年8月11日に、日本唯一の虎竹自動車として実際に誕生しました。

Uniti Sweden

https://www.fundedbyme.com/en/campaign/

  • 実施サイト: FundbyMe
  • 支援者: 569名
  • 調達額: €1,230,060(約1億6,333万円)

スウェーデンを拠点とする電気自動車(EV)メーカー「Uniti」は、同国のクラウドファンディング「FundedByMe」で 1億円を超える資金調達に成功。45カ国から570人以上の出資者が集まり、1人当たり平均でおよそ26万円を出資しました。Unitiは、同社が開発したEVについて「現代の自動車で最も考え抜かれた再発明」と 発表しています。

Sion. A Solarcar for everyone.

https://www.indiegogo.com/projects/

  • 実施サイト: Indiegogo
  • 支援者: 1,686名
  • 調達額: $549,995(約6,220万円)

「Sion(サイオン)」はガソリンを使うハイブリッド車ではなく、太陽光発電で走る電気自動車です。車のボディ部分に太陽光パネルが貼られており、日光が当たることでSion自体が自力で充電できる仕組みとなっています。もちろん天候にもよりますが、1日太陽光による充電をすると30km走ることができ、また、バッテリーを満充電すると250kmまで走ることが可能です。SionはIndiegogoにて6,000万円以上もの資金調達に成功しています。

まとめ

さて、今回は「クラウドファンディングで話題になった自動車プロジェクト事例5選」について紹介しました。

近頃、若者の車離れが目立っており、自動車はおろか免許すら持っていない20代が増えてきているそうです。しかし、上記の事例のように、クラウドファンディングを通じて開発されたユニークかつハイテクな車がどんどん登場すれば、車に興味を示す若者が増えていき、自動車市場は再び拡大していくのではないでしょうか。クラウドファンディングをきっかけに、車の未来が変わる日は近いかもしれません。

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