2023.11.20

クラウドファンディングで話題になったカメラプロジェクト事例5選

クラウドファンディングで話題になったカメラプロジェクト事例5選

近頃、「インスタ映え」という言葉が流行しているように、若者を中心にカメラブームが巻き起こっています。とある調査によると、女性の約2割は一眼レフ所有者であり、ここ数年の間でレトロなフィルムカメラの売り上げが再び増加傾向にあるといいます。スマホやデジタルカメラが普及しているこの時代に、あえて懐かしさ漂う親しみやすいカメラを手にする人が多いようです。

そんな中、最近ではクラウドファンディングを通じて開発されたユニークなカメラが話題となっています。一体どのようなものがあるのでしょうか。今回は「クラウドファンディングで話題になったカメラプロジェクト事例5選」について紹介します。

スマホにつけて撮れる360°カメラPi SOLO

https://www.makuake.com/project/pi-solo/

  • 実施サイト: Makuake
  • 支援者: 346名
  • 調達額: 9,905,600円

Pi SOLO(パイソロ)」は、スマートフォンと連携して高画質で撮影できる360度カメラです。画角を気にする事なく周囲の光景も撮影することができ、あとから映像を観たときでもまるでその場にいるような臨場感を体験することができます。Pi SOLOはこれまでのカメラの限界を超え、画角を気にすることなく、カメラに収めたい対象と、その周囲にある光景を同時に撮影することが可能で、撮影した光景を複数の視点からみることもが可能です。

Pi SOLOのデザインアイディアは数学記号の「Pi」で、180度を表す意味です。これは人が目を開けた際の90%の最大視野(約200°)をカバーしており、どの角度から撮影しても目の前の光景をすべて記録でき、数学的定義の「Pi」だけではなく、「自由」(Freedom)をも意味しています。

世界で最もクリエイティブなインスタントカメラ!

https://camp-fire.jp/projects/view/1053

  • 実施サイト: CAMPFIRE
  • 支援者: 699名
  • 調達額: 8,908,200円

撮影した瞬間に出来上がった写真を手に入れたいという人間の願望と、ロモグラフィーのアナログ写真への愛の両方を備えたLomo’Instant(ロモインスタント)」。レッド、イエロー、ブルー、パープル、そしてグリーンと豊富なカラーバリエーションを持っており、持ち運び便利なサイズ感です。ポラロイドは現在、生産中止しているゆえ、とても敷居が高く基本的にはフィルムが手に入りませんが、Lomo’InstantはFujifilm Instax Miniフィルムに対応しているため、手軽にフィルム調達ができます。

デジタルでなんでもできる今だからこそ、アナログ写真に愛着がわく支援者は多く、このプロジェクトはわずか数時間で目標金額に達し、およそ700人のサポーターから約900万円を集めました。なお、さらにスマートでクリエイティブなインスタント写真を目指した「Lomo’Instant Automat 404(ロモインスタントアウトマート)」のプロジェクトが、「MotionGallery」にて実行され、こちらも500万円以上の資金調達に成功しています。

世界最速のウェアラブルカメラ「BLINCAM」

https://www.makuake.com/project/blincaminc/

  • 実施サイト: Makuake
  • 支援者: 1,323名
  • 調達額: 26,438,000円

子どもやペットのふとした表情を撮ろうとスマホやカメラの準備をしている間に、その撮りたかった瞬間は過ぎ去ってしまったり、写真を撮りたいと思った瞬間に自分の両手が塞がっていたりと、誰もがうまい具合に写真が撮れなかった経験はあると思います。そうした悩みを解決してくれる世界最速のウェアラブルカメラBLINCAM」が、2016年にMakuakeを通じて国内での先行販売が開始され、目標額の26倍以上に当たる資金調達に成功し、話題となりました。

BLINCAMは、ウインクで撮影できるカメラであり、意識的に強くまばたきした時にだけ反応する独自センサーを搭載。心が動かされた瞬間を意図的に切り取るためにウインクをすると「パシャ」と音が鳴るので、写真が撮れているかも瞬時に分かります。撮影した写真は本体内部のストレージに保存され、Bluetooth接続をしたスマホ内のアプリで写真の閲覧が可能となります。

本体サイズは約85(奥行き)×約17(高さ)×約10(幅)ミリ、重さは25グラムと、一般的なメガネとさほど変わらないサイズ感であり、スイッチを入れた状態のバッテリー待機時間は約8時間、快適に撮影できる時間は約4時間となっています。

VRDL360 Camera: Redefine Your VR Experience

https://www.indiegogo.com/projects/

  • 実施サイト: Indiegogo
  • 支援者: 987名
  • 調達額: $119,725(1350万円)

現在のバーチャルリアリティと360度の動画コンテンツに関する大きな問題のひとつに、高品質なコンテンツを作り出すことが難しいという点があり、鮮明な映像で撮影できるほとんどのカメラは高価なものばかりです。そんな中、「VRDL360」は360度ビュー、7K写真、3K動画、ライブストリーミングなど多くの機能を備えながら手頃な価格で購入できます。

VRDL360は、カメラ本体とレンズクリーナー、USBケーブル、ソフトケースが1つのセットになっています。スポーツやアウトドア、旅、セルフィーなど、様々なシチュエーションで簡単にVR写真/動画が撮影できるだけでなく、アプリを使えばSNSサイトやYouTubeなどでコンテンツをシェアすることも可能です。なお、通常の小売価格は219ドルですが、キャンペーン期間中当時は55%オフの99ドルで提供されており、VRDL360を求める多くの支援者が殺到したといいます。

Jollylook – The First Cardboard Vintage Instant Camera!

https://www.kickstarter.com/projects/

  • 実施サイト: Kickstarter
  • 支援者: 6,110名
  • 調達額: $377,429(約4265万円)

今年2月、古風なデザインのインスタントカメラ「Jollylook(ジョリールック)」が、Kickstarterに登場しました。チェキ用フィルムを使い手軽に撮影することができ、サイズはスマートフォンの外箱程度です。Jollylookの特徴は、普通のカメラと違い本体がダンボール素材であることで、軽くて温かみのあるJollylookで写真を撮るのは、デジカメで撮るのと全く違う感触となっています。

また、レンズの位置を調整すれば、風景やグループ、ポートレート撮影などができ、ピンホールまで選ぶことができます。写真の撮影に慣れてきた方は、ちょっとレトロでアーティスティックな撮影にも挑めるのではないでしょうか。

まとめ

さて、今回は「クラウドファンディングで話題になったカメラプロジェクト事例5選」について紹介しました。

iPhone7や、iPhone8のカメラは、望遠撮影ができたり、一眼レフのようなポートレート機能がついていたりと、最新型のカメラと同様のスペックを備えています。そんなスマホでなんでもできる時代だからこそ、カメラにこだわりを持ち、新鮮さと斬新さを兼ねた「新しいカメラ」を求める人が多いのではないでしょうか。今後もカメラブームに乗じたユニークなカメラが、ますますクラウドファンディングを通じて開発されることが予想されています。

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