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2018.2.5

クラウドファンディングで社会問題の解決に挑むプロジェクト事例5選

クラウドファンディングで社会問題の解決に挑むプロジェクト事例5選

環境、教育、文化など、こんにち様々なジャンルにおいて多くの社会問題を抱えています。そんな中、クラウドファンディングではそうした社会問題を解決するためのプロジェクトが立ち上げられており、それらを通じて実際に解決した事例も少なくはないようです。そこで今回は「クラウドファンディングで社会問題の解決に挑むプロジェクト事例5選」について紹介していきます。

映画「おクジラさま」

https://a-port.asahi.com/projects/whalemovie/

  • 実施サイト: A-port
  • 支援者: 1824名
  • 支援額: 23,250,000円

世界的な捕鯨論争に巻き込まれた小さな漁師町を描いたドキュメンタリー映画が、今年9月、東京・渋谷のユーロスペースにて公開されました。タイトルは「おクジラさま ふたつの正義の物語」。アート作品のコレクター夫妻を描いた映画でロングランを記録した佐々木芽生監督が、朝日新聞が運営するクラウドファンディング・A-portで資金を調達し、トータル6年の歳月をかけて完成させた映画です。

賛否が分かれた本作は各種メディアで大きな話題となり、目標額の1500万円を大きく上回った2325万円を集めることに成功。本映画は2016年秋に完成し、海外では「A WHALE OF A TALE」というタイトルで上映。釜山国際映画祭コンペティション部門にも正式招待されました。ビートたけしは本作を「捕鯨でも、反捕鯨でもない、どっちつかずのいい映画だ!」とコメントしており、実際に映画を鑑賞した人たちからも絶賛の声が多く寄せられています。

命をつなぐ「こども宅食」

https://www.furusato-tax.jp/gcf/155

  • 実施サイト: ふるさとチョイス
  • 支援者: 1424名
  • 支援額: 35,748,752円

「こども宅食」は、東京都文京区と5つの非営利団体が共同で運営しており、生活の厳しいひとり親家庭など、1,000世帯のご自宅に1〜2ヶ月に一度食品を届け、それを切り口に子どもたちの貧困問題を解決する新しいセーフティネットを創っています。ひとつひとつの小さな成功事例を創り、同じ仕組みを全国に拡げるのがこのプロジェクトの目標です。

こども宅食では、初年度は150世帯からスタートし、将来的には希望する全ての世帯に食品を届ける計画でプロジェクトを進めてきています。現状すでに400世帯という、予想を遥かに上回るお申込みをいただいており、期待に応えて食品を届けていきたい気持ちの一心で行なっています。3500万円以上の資金を集めるほど高い注目を集めている本プロジェクト。不安を抱える人々の心の支えになれるよう、これからも取り組みが行なわれます。

ワールドピースゲーム

https://readyfor.jp/projects/wpgproject2015

  • 実施サイト: Readyfor
  • 支援者: 124名
  • 支援額: 1,465,000円

TED視聴をきっかけに「ワールドピースゲームを日本の子どもたちにも体験してほしい!」と感じた谷口真里佳さんは、昨夏、アメリカのオレゴン州で開催された「World Peace Game Foundation」主催のマスターコースに参加後、このWPGプロジェクトを立ち上げました。

アメリカで考案された「ワールドピースゲーム」。子どもたちが主体的に活動し、創造力を活かし、困難なことに向き合う”課題解決型シミュレーションゲーム”です。子どもたちが、このゲームを通じて自らの限りない可能性に気づき、その能力を現実の世界で存分に発揮するための力をつける。それこそが、今、数々の複雑な難題を抱える世界の未来を救うことになると、谷口さんは考えています。

すでに全米各地、オーストリア、ニュージーランド、マリでも実践されているこのゲームを、2016年春、日本で初展開し、全く新しいタイプの学びの機会を作るため、支援を呼びかけました。124名の支援者から、146万円の資金調達に成功。現在、日本でも浸透しており、2017年12月には小・中学生を対象に5日間ほど、ワールドピースゲームがIID世田谷ものづくり学校にて開催される予定です。

新しい育児支援

https://www.makuake.com/project/kidsline/

  • 実施サイト: Makuake
  • 支援者: 113名
  • 支援額: 6,420,000円

一向に解消されず待機児童・病児保育問題。昨年、待機児童数は全国で2万3千人を超え、さらに潜在的に働くことを希望しながら、現状仕事に就いていない親が女性を中心に40万人いると推定されています。政府は保育園の開設スピードを上げようと潜在保育士70万人の活用など、解消に向けて様々な施策を行なっていますが、一向に改善の兆しが見えず、女性の社会進出を阻む最大の要因となっています。

もはや保育園の増設を待つだけでは、待機児童問題は解消されません。1日でも早くこれらの問題を解消するため、Makuakeを通じて、新しい育児支援サービス「キッズライン」を日本中に広めるプロジェクトが立ち上げられました。1時間1,000円~と従来価格の約1/3で、即日手配も可能なベビーシッターサービスであり、登録シッターは全員、面接・研修・テストをクリアした方のみ。サービス開始から約1年、シッティング実績4000件を超え、リピート率は8割以上です。今後キッズラインがより一層普及し、深刻な待機児童問題に貢献できるよう、現在も取り組みが行なわれています。

KASSKIT

https://www.kickstarter.com/projects/

  • 実施サイト: Kickstarter
  • 支援者: 3名
  • 支援額: $2,110(11月6日現在)

世界最大のクラウドファンディング・Kickstarterにて誕生した「KASSKIT(カスキット)」。社会問題を解決するための革命的なアイデアが込められていると発表しています。アメリカの調査によると、ドライバーの3人に1人が運転中にスマホをいじっており、SNSやチャットを楽しみながら走行していて、事故を起こしやすいというのが現状です。しかし、KASSKITは車のダッシュボードにスマホを置いたまま、”ハンズフリー”の状態で操作が可能となり、ドライバーの安全を確保しながら、スマホを楽しめるといったデバイスです。

なお、このプロジェクトは12月17日まで募集が行なわれており、未だ目標額の$160,000には到底及んでいませんが、残り40日ほどでどれだけの資金調達に成功できるか、みなさんもぜひ注目してみてください。

まとめ

さて、今回は「クラウドファンディングで社会問題の解決に挑むプロジェクト5選」について紹介しました。新しい発明や挑戦が導入される一方、新しい社会問題が生まれるのは常であり、致し方ないことだとは思います。しかし、いつの時代にも存在するそうした社会問題を、クラウドファンディングを活用して解決していく試みもまた、新しい挑戦ではないでしょうか。

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