2023.11.19

クラウドファンディングで話題のVRプロジェクト5選について解説

クラウドファンディングで話題のVRプロジェクト5選について解説

最近ニュースなどでよく耳にするVR「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略語で、実物ではないが機能としての本質は現実と同じであるような環境を、ユーザーの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術を呼びます。

そんなVRですが、近頃はクラウドファンディングを通じて誕生したVR製品も多く、国内外で人気を呼んでいるようです。一体どのような製品があるのでしょうか。今回は「話題のVRプロジェクト5選」について紹介していきます。

話題のVRプロジェクトのクラウドファンディング5選

①Vuze VR Camera

https://readyfor.jp/projects/vuze

  • 実施サイト: Readyfor
  • 支援者: 23名
  • 支援額: 2,332,100円

イスラエルに本社を構えるHumaneyes Technologies Ltd.とAniwoが共同で、日本初上陸の3D 360° VR 4K動画が撮影できるビデオカメラ「Vuze VR Camera」を、Readyforにて先行発売するプロジェクトを開始しました。世界最大の家電見本市「CES 2017」で注目を浴びたVuzeは、プロ向けに製造された360° 3Dビデオを、消費者向けに低価格で提供する製品であり、なんと今回のプロジェクトで9万円台から手にすることが可能となっています。

専門的知識がないアマチュアでも簡単に使用できるVuzeは、ワンプッシュのみの操作で撮影ができます。本体は12×12×3cmと持ち運びしやすいコンパクトサイズであり、FHDレンズ、画角180°×120°のレンズを人間の目の感覚で2×4(8つ)のカメラを装備した本製品は、それぞれのカメラが人間の目のような役割を果たし、360°を文字通り全てを余すところなく記録します。また、イエロー、レッド、ブルー、ブラックの4色とカラーバリエーションにも富んでいて、デザイン性も抜群です。

②VRアート個展

https://greenfunding.jp/lab/projects/1751

  • 実施サイト: GREEN FUNDING
  • 支援者: 145名
  • 支援額: 1,744,000円

VRアーティストの傍らユーチューバーとして活動する、せきぐちあいみさん。3Dペンアート動画(3Doodler公認アーティスト)など様々な動画を投稿しています。そんなせきぐちさんは、VRアートの楽しさを体験してもらいたいと思い、今回クラウドファンディングに挑戦して、世界初のVR個展を開くプロジェクトを立ち上げました。

仮想空間のなかに立体的に別世界を作るVRアートの面白さは、2次元の動画や静止画ではなかなか伝えきれません。しかし、VRデバイスを使って見ることで、今までにない世界に行く感覚を生で体感することができます。そうした異世界を生で体験してほしいと思い、このプロジェクトを開始したそうです。すでにユーチューバーとして人気を博していたせきぐちさんを応援するファンは多く、145名の支援者から目標額を大きく上回る約174万円の資金調達に成功。なお、2018年2月11日から13日までの3日間、秋葉原にて、せきぐちあいみVR個展「Daydream Reality」が無事開催され、大いに盛り上がったようです。

③クーロンズゲートVR Suzaku

https://camp-fire.jp/projects/view/9190

  • 実施サイト: CAMPFIRE
  • 支援者: 910名
  • 支援額: 9,077,255円

4年を超える制作期間を費やし1997年に発売されたPlayStation®︎用ゲームソフト「クーロンズゲート -九龍風水傳-」。アジアンゴシック、サイバーパンクなディープな世界観と独特の世界観から、20年経った現在でも、多くのファンを魅了し、新しい若い世代のファンをも虜にしています。そんなクーロンズゲートの膨大な情報を再構築するプロジェクトとして、その世界観を構築するMap空間をPlayStationVRを使い、バーチャルリアリティでの最新体感コンテンツの提供する「クーロンズゲートVR Suzaku」を立ち上げました。

本プロジェクトでは、発売年の97年当時には到底再現できなかったゲーム内クーロンの街並みを、ハイレゾ化リアルタイムで自由な街並み散策を可能にします。「世にも奇妙な物語」のテーマソングを手がけた蓜島邦明氏よるオリジナルサウンド、オリジナルSEにての立体音響による没入感を強化した、従来のゲームとは異なる滞在型の体感コンテンツです。910名の支援者から900万円以上の資金を集め、プロジェクトは見事成功。なお、「クーロンズゲートVR Suzaku」は2017年10月26日より配信が開始されています。

④VRDL360 Camera

https://www.indiegogo.com/projects/

  • 実施サイト: Indiegogo
  • 支援者: 987名
  • 支援額: $119,725

ロサンゼルスベースのカンパニー・VR Dongliが、コンパクトサイズの360° VRカメラ「VRDL360」のキャンペーンをIndiegogoにて実施しました。本製品は7K写真と3K動画の撮影、ライブストリーミング、インスタントシェアリングができる360°VRカメラで、スマホよりも小さいほどのサイズなので、バックに入れての持ち運びはもちろん、ポケットにいれていつでも撮影したい時に取り出すことができます。

スポーツ、アウトドア、トラベル、セルフィーなど様々なシチュエーションで簡単にVR写真と動画が撮影でき、専用アプリを使えばFacebookやYouTubeなどのライブストリーミングをスムーズに行なうことが可能です。また、VRDL360はFacebook、YouTube、Twitter、Instagram、WeChat、QQ、Qzoneなどのプラットフォームでコンテンツをシェアすることもできます。

⑤Pimax 8K

https://www.kickstarter.com/projects/

  • 実施サイト: Kickstarter
  • 支援者: 5,946名
  • 支援額: $4,236,618

中国のVRヘッドセットメーカーのPimax社は、8K/5K映像を表示できるVRヘッドセット「Pimax 8K」を開発し、2018年の9月20日よりアメリカのクラウドファンディング・Kickstarterにて資金募集を開始しました。当初の目標達成額は20万ドルでしたが、開始からわずか数時間で目標額に達成、5日後には100万ドルを超え、最終的に4,236,618ドルを集め話題となりました。

Pimax 8Kは従来のヘッドセットよりも高解像度の映像を表示でき、Oculus RiftやHTC Viveと比べて高い解像度の映像を提供できます。また、200度という広いアングルを有しているのも特徴で、この画角は人間の目の視野角である220度に近いものです。

まとめ

さて、今回は「話題のVRプロジェクト5選」について紹介しました。

科学技術の進歩が著しい近年、ますますVRの発達は進んでいます。家庭や学校など、今や我々にとって身近な場においてもVRが活用されるようになっている時代です。また、将来的にはVRが生活の基盤を支えるとまで予測されており、2025年までにVRを中心とした巨大市場へと飛躍的に成長するという言われています。必要不可欠となる時代が到来する今後、どのようなVRが誕生するのでしょうか。今から楽しみです。

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