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2018.6.26

クラウドファンディングで文化遺産の修復を行うプロジェクト

クラウドファンディングで文化遺産の修復を行うプロジェクト

2018年1月現在、世界遺産の条約締約国は193ヶ国、世界遺産の登録数は1,073件(167か国)です。そのうち、文化遺産は832件であり、顕著な普遍的価値をもつ建築物や遺跡などが登録されています。そんな文化遺産ですが、近年、クラウドファンディングで資金を集め、修復を行うプロジェクトがいくつかあるようです。一体どのようなプロジェクトがあるのでしょうか。早速見てみましょう。

築260年!石見銀山のふもとの鄙舎の茅葺き屋根を13年ぶりに修繕

https://readyfor.jp/projects/hinaya

ファッション&雑貨ブランド「群言堂」を展開する石見銀山生活文化研究所は、2016年にクラウドファンディングサイト「Readyfor」にて、老朽化が進んだ石見銀山ふもとの鄙舎(ひなや)の茅葺き屋根を改修するプロジェクトを実行。石見銀山は島根県大田市にあり、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山で、世界の銀の約1/3を産出したとも言われています。

2007年に世界文化遺産に登録された石見銀山は、多くの観光客が訪れる島根県有数の観光スポットとして知られています。また、今回のこのプロジェクトでは350人の支援者から12,150,000円を募り、リターンには「石見銀山田舎暮らし体験ペア(1泊2日)」や「【群言堂オリジナル】梅花酵母のスキンケアとお酒のセット」などが用意されました。

モン・サン・ミッシェル修復プロジェクト

https://www.mymajorcompany.com/

2012年9月、フランスのクラウドファンディングプラットフォーム「My Major Company」を通じて、モン・サン・ミッシェルの修復費用を募るキャンペーンが実施されました。カトリックの巡礼地のひとつで「西洋の驚異」と称され、1979年に「モン・サン・ミッシェルとその湾」として世界文化遺産に登録され、1994年にラムサール条約登録地となりました。

本プロジェクトは380人の支援者から23,755€を集めることに成功。なお、モン・サン・ミッシェルは現在も修復のための工事が行われており、世紀に及ぶ大工事とも言われています。

 

 

フランスの廃墟の古城、共同購入プロジェクト

https://dartagnans.fr/fr/projects/

こちらはフランス西部のレ・トロワ・ムーティエ村にある廃墟の城・ラモットシャンドゥニエ城を買い取って修復しようというプロジェクトです。フランスのクラウドファンディングサイト「ダルタニャン(Dartagnans.fr)」と地元団体「アドプト・アン・シャトー(Adopte un Chateau)」が協力して資金集めを行っています。

荒れ果てた19世紀の城を買い取り修復すると出資を募ったところ、115ヶ国から2万5000人が支援に協力し、全部でおよそ160万ユーロが集まりました。なお、修復作業は2018年以降に取り掛かる計画だそうです。

上智大学石澤良昭 アンコール・ワット西参道完全修復への挑戦!

https://readyfor.jp/projects/sophia-angkor

上智大学アジア人材養成研究センターは、2018年1月22日より、カンボジアの世界遺産であるアンコール・ワット西参道の修復プロジェクトを実施するため、Readyforにて1,000万円の資金調達に取り組んでいます。

同学では、「カンボジア人による、カンボジアのための遺跡修復」を国際協力の哲学に掲げ、1996年カンボジア王国シェムリアップ市に「アジア人材養成研究センター」を開設。以来20年以上にわたり、遺跡の現場において保存・修復に携るカンボジア人の石工や遺跡保存官の人材育成に取り組んでおり、アプサラ機構と共同で西参道の修復工事を行っています。

このプロジェクトは、最終的に360人から17,179,000円の資金を集め、目標金額の1,000万円を上回ることに成功しました。

まとめ

さて、今回は「クラウドファンディングで文化遺産の修復を行うプロジェクト」について紹介しました。

真正性や完全性を満たし文化的景観を誇っていても、老朽化が原因で危険遺産に認定されたり世界遺産に登録されなかったりする文化遺産はいくつかあるようです。そんな中、近年では、国の文化財補助金や寄附金などに加え、クラウドファンディングで集めた資金を修繕費に充てる事例も増えています。将来的に、クラウドファンディングが世界遺産を救うといった時代が突入するのではないでしょうか。

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