2023.11.21

海外の寄付型クラウドファンディングの成功事例/まとめ

海外の寄付型クラウドファンディングの成功事例/まとめ

今回は海外寄付型クラウドファンディングの成功事例/まとめについてご紹介していきます。
クラウドファンディングの中には、金銭的リターンを伴わない寄付型があり、前回の記事では「国内寄付型クラウドファンディング」の事例を見てきました。では、海外(とりわけアメリカ)の寄付型クラウドファンディングではどのようなプロジェクトが施行されているのでしょうか。以下、2つほど事例を見てみましょう。

GoFundMe「オーランド銃乱射事件」

https://www.gofundme.com/

概要

GoFundMeは2008年にアメリカ・サンディエゴで創設された寄付型のクラウドファンディングサイトであり、家族や病気などの問題を抱えた人々を支援し寄付を募るプロジェクトが多く存在しています。国内ではあまり見られませんが、個人的なニーズへの支援を呼びかけるタイプであり、たとえば交通事故に遭い病院で治療を受けなければならなくなった際、その治療費を募るケースなどがあるのです。また、結婚費用や学費の徴収などもカテゴリーの一種として存在しています。

事例

2016年6月、フロリダ州オーランドのナイトクラブにて銃乱射事件が発生し、犠牲者とその家族を支援する目的のもと、GoFundMeを介した支援プロジェクトが行われました。
死者50人のアメリカ史上最悪の銃乱射事件を受け、サイト上ではすぐさま7万人以上の支援者が集い、資金調達開始からわずか2日間で310万ドル(約3億5,400万円)が募りました。これはGoFundMe史上最高額の寄付金で、キャンペーンとしても同サイトでは過去最大規模のものとなったのです。

Crowdrise「ルイジアナ洪水チャリティー」

https://www.crowdrise.com/

概要

Crowdriseは2010年にアメリカ・デトロイトで創業された寄付型クラウドファンディングのプラットフォームです。主に社会問題に力を注いでおり、病気や貧困、教育問題から、宗教や芸術、動物愛護まで、幅広い内容を扱っています。さらに誕生日会や同窓会、パーティといった個人的に楽しむものをプロジェクト化させることも可能なのです。

事例

2016年の夏、ルイジアナ州で史上最悪レベルの洪水が発生し、1000年に1度級の大雨と言われるほどの被害を受けました。避難所には7000人を越える人々が集まり、復興作業が続いています。
そんな中、ルイジアナ州出身の女性歌手・ブリトニースピアーズが、洪水被害に遭った人々のために、赤十字社とCrowdrise協力のもと、寄付金集めのためのチャリティーを開催すると公言しました。一口10ドルからの寄付を募り、また抽選でブリトニーが着る衣装や、ニューヨークの式典で会える権などが与えられることもTwitter上で発表しました。

まとめ

今回は海外寄付型クラウドファンディングの成功事例/まとめについて、GoFundMe、Crowdriseの2つの事例を紹介しました。一般的にクラウドファンディングと言えば、クリエイティブなアイデアから新しいビジネスを立ち上げるパターンが多いですが、そればかりではなく、個人的なニーズの主張をもとに支援してもらうタイプのクラウドファンディングも海外では多く存在します。そうした個性的である意味「自由」な要素も、海外のクラウドファンディングならではの魅力のひとつと言えるでしょう。

<参考にしたもの>
http://ew.com/article/2016/08/22/britney-spears-louisiana-flood-relief/

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